あかつき
TRAINING5/13のお題、「看病」。10分遅れで開始。なんとなく他の人と内容が被りやすそうだと思って捻った結果、お題は添えるだけ…みたいになってしまった。
念の為に書きますが、巣立ったばかりの雛は拾っちゃ駄目ですよ😅 1635
あかつき
TRAINING4/29のお題「手紙」。ラさんのアレは極度に動揺したりすると出ます。過去のワンドロで出した設定で、もちろん独自設定。
↓※お耳ぴこぴこするラさん(過去のワンドロ)
https://poipiku.com/5453813/7305202.html 1733
Jeff
DOODLEアッテムトにて。お題:「レクイエム」
#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2023/04/23
Elegy「人間は、すごいな」
のんきに呟く相棒に、ラーハルトはくたびれた視線を投げる。
「……毒ガスで死に絶えた坑夫たちへの感想が、それか」
自分で言って、思わず息を詰める。
だが、どんなに感覚を研ぎ澄ませても、今漂っているのは馥郁たるカビくささだけだ。
「いえ、仰るとおりです。希少な鉱物は当時の街を活気づけ、坑道は恐るべき速度で拡がり続けたと伝えられます」
ガイドを務める初老の紳士が相づちを打つ。
「人間の強欲は、死に至る病が跋扈し始めてからも変わらなかった。彼らは掘って、掘って、掘りまくったのです」
ヒュンケルはよく整備された岩肌をそっと指でなぞってみた。
倒れ行く同業者に目もくれず先を急いだ、一攫千金を狙う若者たち。名誉欲や射幸心に、あるいはそれに類する怪物に支配され、瘴気の恐ろしさを忘れ去った、愚かな人々。
3155のんきに呟く相棒に、ラーハルトはくたびれた視線を投げる。
「……毒ガスで死に絶えた坑夫たちへの感想が、それか」
自分で言って、思わず息を詰める。
だが、どんなに感覚を研ぎ澄ませても、今漂っているのは馥郁たるカビくささだけだ。
「いえ、仰るとおりです。希少な鉱物は当時の街を活気づけ、坑道は恐るべき速度で拡がり続けたと伝えられます」
ガイドを務める初老の紳士が相づちを打つ。
「人間の強欲は、死に至る病が跋扈し始めてからも変わらなかった。彼らは掘って、掘って、掘りまくったのです」
ヒュンケルはよく整備された岩肌をそっと指でなぞってみた。
倒れ行く同業者に目もくれず先を急いだ、一攫千金を狙う若者たち。名誉欲や射幸心に、あるいはそれに類する怪物に支配され、瘴気の恐ろしさを忘れ去った、愚かな人々。
あかつき
TRAINING4/22のお題「レクイエム」。モブ(子供)が自然災害で死んでます注意。ヒュは割とトラウマ多そう。ただ弱点を見せられなかった昔とは環境が違うので、少しずつ回復していければいいなと思います。 1606
ImmortalWindil
CAN’T MAKE今つまってる2Pを要約するとこう(ラーヒュン前提の、エイとヒュンの会話)この会話をいい感じにしようとすると、なんか…うまくゆかない…
※ブレアドに向けて描いている作品のネタバレを含みます。
追記
こちらが散々悩んだ末に誕生したお話です。
https://www.pixiv.net/artworks/108252638
あかつき
TRAINING4/8のお題「ドキドキ」。真っ当な環境で育てられてなかったヒュが恋と言う概念を知ったのはいつどこでだったんだろう? と考えた末の妄想。
この頃のヒュが幸薄そうな未亡人に見えるのは私だけなんだろうか…🤔 1325
asamag108
DONEラーヒュンワンライ、4/1分のお題「花吹雪」。所要時間55分ほど。
これは「花吹雪」かな? どうかな? という仕上がりですが…。
🔞指定はしないけど事後の話です。
2023.4.2 1684
あかつき
TRAINING4/1のお題「花吹雪」。橙世界に桜があるか分からなかったのでざっくりバラ科の樹木を想定して。
ヒュは儚げとは言い難いガタイ(※シャレではない)だけど、あの世界だと樹も根性あるかもしれない。 1325
Jeff
DONE5. OrphansKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
5. Orphans 親がいるって、どんな感じなんだろう。
メァリはアーケードをそぞろ歩きながら、ぽつりと、そんなことを考えた。
傍らを、妙な帽子をかぶった子供たちが駆け抜けていく。
街は木の実とガラス玉で彩られ、背の高い街路樹にリボンが巻き付けられている。
古の神の生誕に由来する、冬の祝祭だ。
聞き分けの良かった子供たちが枕元に靴下を置いておくと、眠っている間にプレゼントが届けられるという、特別な夜。
メァリもこっそりと、巨人サイズの靴下を用意してみた。何が欲しいのか自分でもよく分からないけれど、とりあえず小さめの剣や盾が入るくらいのものにしておいた。
この世界に生まれ落ちて、知識と経験がバラバラなままに、戦い方ばかり上達していく。先生がいてくれて、仲間たちがいてくれて。どうにか、道を見失わずに済んでいるけれど。
3009メァリはアーケードをそぞろ歩きながら、ぽつりと、そんなことを考えた。
傍らを、妙な帽子をかぶった子供たちが駆け抜けていく。
街は木の実とガラス玉で彩られ、背の高い街路樹にリボンが巻き付けられている。
古の神の生誕に由来する、冬の祝祭だ。
聞き分けの良かった子供たちが枕元に靴下を置いておくと、眠っている間にプレゼントが届けられるという、特別な夜。
メァリもこっそりと、巨人サイズの靴下を用意してみた。何が欲しいのか自分でもよく分からないけれど、とりあえず小さめの剣や盾が入るくらいのものにしておいた。
この世界に生まれ落ちて、知識と経験がバラバラなままに、戦い方ばかり上達していく。先生がいてくれて、仲間たちがいてくれて。どうにか、道を見失わずに済んでいるけれど。
Jeff
DONE4. DuelKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
4. Duel 「で、さっきの話だけど……痛っ……ヒュンケルに敗けた時の」
ぶぉ、という異音とほぼ同時に、背後の岩壁が砕け散った。
背筋が寒くなる。
訓練だって言っているのに。
当たったら最悪、ほんとに死ぬぞ。
「その、魔槍を渡したのって……いって、ちょ、ちょっと待って……渡した時って、どんな」
猛攻を必死にしのぎながら、話を続ける。
「どんな気持ちだったの?」
次の一撃はひときわ重かった。歯を食いしばって軌跡を読み、心臓すれすれで刃先を弾いた。
じぃん、と痺れる両腕を上げて、降参を示す。
「ストップ! ちょっと休憩させて!」
ラーハルトは追撃態勢を解いて、どすん、と槍の柄を地に突き立てた。
「実戦では、敵は待ってはくれんぞ。これしきで音を上げるとは。しょせんは人間、勇者を名乗れど、ディーノ様には遠く及ばんな」
3863ぶぉ、という異音とほぼ同時に、背後の岩壁が砕け散った。
背筋が寒くなる。
訓練だって言っているのに。
当たったら最悪、ほんとに死ぬぞ。
「その、魔槍を渡したのって……いって、ちょ、ちょっと待って……渡した時って、どんな」
猛攻を必死にしのぎながら、話を続ける。
「どんな気持ちだったの?」
次の一撃はひときわ重かった。歯を食いしばって軌跡を読み、心臓すれすれで刃先を弾いた。
じぃん、と痺れる両腕を上げて、降参を示す。
「ストップ! ちょっと休憩させて!」
ラーハルトは追撃態勢を解いて、どすん、と槍の柄を地に突き立てた。
「実戦では、敵は待ってはくれんぞ。これしきで音を上げるとは。しょせんは人間、勇者を名乗れど、ディーノ様には遠く及ばんな」
Jeff
DONE3. ConfidantKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
3. Confidant ……よし。
「見ろ、ひとりになったぞ。しばらく用事もない筈だ」
満を持して、傍らの青年に声をかける。
巨大な樫の木の幹にへばりつくようにして、元・不死騎団長はこわごわ視線を投げた。
目的の男は主君と別れて、おそらく修練のため森に残っている。
魔族の耳でも察知困難なくらい距離を取り、完璧に気配を消した二人に気づく様子はない。
ヒュンケルは彼の姿を直視できず、思わず下を向いた。
メァリがばすんと腰辺りを叩く。
「行け。行くんだ。躊躇している場合か」
「待て。待ってくれ。……いや、やはり今日はやめよう」
「何回目だよ! ヒュンケル、あのさ、僕も詳しいわけじゃないけど、絆に関しては専門家なんだ。絶対に何とかするべきだって!」
6571「見ろ、ひとりになったぞ。しばらく用事もない筈だ」
満を持して、傍らの青年に声をかける。
巨大な樫の木の幹にへばりつくようにして、元・不死騎団長はこわごわ視線を投げた。
目的の男は主君と別れて、おそらく修練のため森に残っている。
魔族の耳でも察知困難なくらい距離を取り、完璧に気配を消した二人に気づく様子はない。
ヒュンケルは彼の姿を直視できず、思わず下を向いた。
メァリがばすんと腰辺りを叩く。
「行け。行くんだ。躊躇している場合か」
「待て。待ってくれ。……いや、やはり今日はやめよう」
「何回目だよ! ヒュンケル、あのさ、僕も詳しいわけじゃないけど、絆に関しては専門家なんだ。絶対に何とかするべきだって!」
Jeff
DONE1. Broken StringsKZN48展示作品・魂の絆二次創作
Hero+Hyunckel, Larhart×Hyunckel
全5話
2022/11/26
1. Broken Strings みつけた。
破壊を免れた、古都の図書館。
単独行動を好むアバンの使徒の長兄が、良くここに潜り込んでいることは知っていた。
メァリはにやっと笑うと、細く息を吐いて棚の後ろに隠れた。
足音を立てずに敵に近づく身のこなし、そこからトップスピードへ移行するための筋肉の使い方を、半魔の戦士に習ったばかりだ。
何事も実践が重要。
息遣い、闘気、魔法力、全てを凪いだ海のように平坦に。
用心深いメタルスライムですら、背後を取られるまで気付かせない、肉食獣のストーキング。
完璧だ。
本に夢中になっている彼の背中に一撃を加えるべく、最後の一歩を踏み出したその時。
「遅いぞ、ラーハルト」
きっぱりとした声とともに、ヒュンケルが振り返った。
9923破壊を免れた、古都の図書館。
単独行動を好むアバンの使徒の長兄が、良くここに潜り込んでいることは知っていた。
メァリはにやっと笑うと、細く息を吐いて棚の後ろに隠れた。
足音を立てずに敵に近づく身のこなし、そこからトップスピードへ移行するための筋肉の使い方を、半魔の戦士に習ったばかりだ。
何事も実践が重要。
息遣い、闘気、魔法力、全てを凪いだ海のように平坦に。
用心深いメタルスライムですら、背後を取られるまで気付かせない、肉食獣のストーキング。
完璧だ。
本に夢中になっている彼の背中に一撃を加えるべく、最後の一歩を踏み出したその時。
「遅いぞ、ラーハルト」
きっぱりとした声とともに、ヒュンケルが振り返った。
kawaO_1008
DONEあなたは1時間以内に4RTされたら 、俳優と一般人の設定で同居して暮らし始めたもものラーヒュンの、漫画または小説を書きます。一般人ラーさんと俳優ヒュン。こっちはちゃんと一緒に住んでる。
出待ちに関する表現は特段私の私見というわけではないです。念のため。 1693
kawaO_1008
DONEあなたは1時間以内に4RTされたら 、俳優と一般人の設定で同居して暮らし始めたもものラーヒュンの、漫画または小説を書きます。ラーさんが俳優、ヒュンが一般人設定。
暮らし始めてないのはご愛嬌。 933
chokomoo
DONEリクエストいただいた、『どこかお店に入り美味しいご飯に舌鼓を打つラーヒュン』です。
豪快に肉にかぶりつく2人とか、テーブルマナーがやたら上手くて互いに惚れ直す2人とかも良いな〜と迷った末、療養後の久々の外食…なイメージに落ち着きました。普通食が美味しいヒュン…😌
メッセージもありがとうございました!
モノトーンも載せておきます〜 2
あかつき
MAIKINGみんなのボタンメーカーさんの「文字書きさんが押すボタン」、「10RTされたら書きかけの話の一部を晒す。されなくても晒す。」より。新年に書く予定でずっと書けてない🐰の冒頭部分です。
バニーの日https://poipiku.com/5453813/7236155.html
とワンドロhttps://poipiku.com/5453813/8002716.html
の続きにあたります。 913
あかつき
TRAINING2/4のお題「魂の絆」。ゲームは未プレイなので「魂」で。↓これに関係する話です。
https://poipiku.com/5453813/7746573.html
ゲストはくっつきかけの鍛冶屋師弟(※左右は決めてません)、今回ヒュは話題に上るだけ。名工の言葉遣いが少しあやふやだけどワンドロだと確認する時間がない…。 2194
asamag108
CAN’T MAKEラーヒュンワンライ、お題「炎」です。所要時間は75分ほど。書いてる途中で「これは『炎』じゃない…『火』だ…」と気付いたけど方向転換できなかったワンライのリアルをお届けいたします…。
2023.1.21 1624
あかつき
TRAINING1/14のお題「添い寝」。ラーさんが手を出せずにもだもだするのはきっと他の方が書いて下さるに違いないと信じて、敢えて違うパターンで。拙宅のラーさん、ポくんとは割と仲がいい。 1843
ワンタン
DONEラーヒュンワンドロワンライお題「荷物」20分オーバーしてます。
「おれの存在がお前の負担になってはいないだろうか?」
ラーハルトがふとした瞬間に見せた表情か。ヒュンケル自身が抱いていた後ろめたさか。それとも、旅の途中に訪ねた街や出会った人々か。今となっては、もはや何がきっかけだったかわからない。ふいに、ヒュンケルの胸中で燻っていた不安が口をついて出てしまった。
「何故そんなことをきく?」
訝しげにラーハルトが聞き返す。ラーハルトの表情は焦燥の気配が漂っていた。ヒュンケルの胸の中で、血溜まりのように後悔が広がっていった。今思い出しても、本当に愚かな質問だったと思う。
「おれは、もう戦えない。そのせいで「そうならば初めからおまえと旅に出たりはしない」」
ヒュンケルの言葉に被せるように発せられたラーハルトの言葉は、これ以上の感傷などお互いに不要であると語っていた。
870ラーハルトがふとした瞬間に見せた表情か。ヒュンケル自身が抱いていた後ろめたさか。それとも、旅の途中に訪ねた街や出会った人々か。今となっては、もはや何がきっかけだったかわからない。ふいに、ヒュンケルの胸中で燻っていた不安が口をついて出てしまった。
「何故そんなことをきく?」
訝しげにラーハルトが聞き返す。ラーハルトの表情は焦燥の気配が漂っていた。ヒュンケルの胸の中で、血溜まりのように後悔が広がっていった。今思い出しても、本当に愚かな質問だったと思う。
「おれは、もう戦えない。そのせいで「そうならば初めからおまえと旅に出たりはしない」」
ヒュンケルの言葉に被せるように発せられたラーハルトの言葉は、これ以上の感傷などお互いに不要であると語っていた。