オサハタ
DOODLE作業中の息抜きらくがきたち、ちょくちょく更新予定カズサとかヤギヤマさんとかカズヤギとかノースディンとかサギョウくんとか半サギョとか若カズサと若ヒヨシ(※&であって決して×ではないです)とか半田くんとか妄想今ヤギさんとかカズサ&半田くんとか 33
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DOODLEカズヤギ。ふたりは同期同い年で仕事以外ではタメ口で正式には付き合ってないけどやることやってる設定welcome「ねぇヤギヤマ、それやめてよ」
「それってなんだよ」
カズサの不機嫌な声に、振り向きもせず尋ね返したのを僕は何ひとつ悪いとは思っていない。
何故なら──
ほんの数分前に、今日も今日とてと慣れてしまった自分に少しの辟易をしつつ、それでも突然やってきたカズサを文句のひとつも言わず部屋に迎え入れたのは他でもないこの僕だからだ。
だというのに、当のカズサはどこに不満があるというのか。
「その体勢」
「あ?」
体勢、とは、僕のこの、ベッドにうつ伏せてスマホを見ているこの体勢か?
「僕が僕の部屋でどう寛ごうが勝手だろう」
今度も振り向かないまま答えると、次に聞こえたのは聞こえよがしの大仰な溜息。
それから──
ベッドの、軋む、僅かな音、と──
1536「それってなんだよ」
カズサの不機嫌な声に、振り向きもせず尋ね返したのを僕は何ひとつ悪いとは思っていない。
何故なら──
ほんの数分前に、今日も今日とてと慣れてしまった自分に少しの辟易をしつつ、それでも突然やってきたカズサを文句のひとつも言わず部屋に迎え入れたのは他でもないこの僕だからだ。
だというのに、当のカズサはどこに不満があるというのか。
「その体勢」
「あ?」
体勢、とは、僕のこの、ベッドにうつ伏せてスマホを見ているこの体勢か?
「僕が僕の部屋でどう寛ごうが勝手だろう」
今度も振り向かないまま答えると、次に聞こえたのは聞こえよがしの大仰な溜息。
それから──
ベッドの、軋む、僅かな音、と──
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DOODLEバレンタインカズヤギ(若)ふたりは同期同い年で仕事以外ではタメ口で付き合ってないけどやることやってる面倒な関係っていう設定(長い)
苦くて甘い「ねぇねぇ ヤギヤマも俺にバレンタインチョコくれたりする」
──勤務終わりに突然、まあまあの大きさの紙袋をこちらに寄越そうとしながらカズサが聞いてきた。
制服を脱ぎ、本部の敷地も出た、からには、僕も本音で答えていいだろう。
「その考えはなかったし、これから用意するつもりもない」
日付を超えた今は二月の十四日。やりようによっては間に合わせるのも充分可能であろうが、僕にチョコレートを調達する予定はない。
差し出された紙袋を受け取らず歩き出しながら正直に伝えると、カズサは
「だよねー!」
と笑った。
その笑みの中に──
ほんの少しばかりの陰りが、見えて、しまったものだから。
「……珈琲は、用意してある」
1396──勤務終わりに突然、まあまあの大きさの紙袋をこちらに寄越そうとしながらカズサが聞いてきた。
制服を脱ぎ、本部の敷地も出た、からには、僕も本音で答えていいだろう。
「その考えはなかったし、これから用意するつもりもない」
日付を超えた今は二月の十四日。やりようによっては間に合わせるのも充分可能であろうが、僕にチョコレートを調達する予定はない。
差し出された紙袋を受け取らず歩き出しながら正直に伝えると、カズサは
「だよねー!」
と笑った。
その笑みの中に──
ほんの少しばかりの陰りが、見えて、しまったものだから。
「……珈琲は、用意してある」
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DOODLE若カズヤギ描いてる途中の息抜きらくがき・今カズサ
・ヤギヤマさん
・サギョくん&ゴビー
・半田くん
・サギョウくんとゴビー
・カズサ(若)
・ヤギヤマさん(※半裸)
・半サギョ
・カズヤギ(若)
・半田くん
・ヤギヤマさんとサギョウくん
・カズサ 11
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DOODLE[同期で同い年なので仕事中以外はタメ口で、やることやってるけど決して付き合ってはいない、ともすれば少しほろ苦いカズヤギはこんな感じで始まりましたよ、のメモ]https://poipiku.com/275708/8146184.html
のおまけ。
(異性経験があり現在進行形で異性を選べる素養を持ちながらもその上で同性に落ち着くカプが本当に好きなんだなぁと改めて自覚しましたね。それなりに擦れていてくれたらなお嬉しくてにっこりしてしまいますね) 14
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DOODLEカズヤギ(若)同期で同い年設定なので普段はタメ口
タイトル[同期で同い年なので仕事中以外はタメ口で、やることやってるけど決して付き合ってはいない、ともすれば少しほろ苦いカズヤギはこんな感じで始まりましたよ、のメモ] 73
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DOODLEカズヤギ(同期で同い年設定、若い頃、まだ単なる友人のとき、ヤギヤマさんに元カノいる)照準器を覗く瞳「でっ……っか!」
僕の部屋に入るなり、カズサはそう驚いたあと、
「え? これなら俺も寝れない?」
と聞いてきたが、
「駄目だ、お前は床だ」
僕はぴしゃりと言い放った。
同期大勢との酒も交えた会食の後、『帰るのだる〜い、お前の部屋近いだろ? 泊めて?』と、無遠慮に肩を組み擦り寄ってきたカズサに
「床でいいなら」
とつっけんどんに返したものの、それにも『おっけ〜い!』と陽気に笑う、自分より背丈が勝る相手を半ば引き摺って帰宅した自室で──
僕が快適に日々眠るため、かなり無理をして購入した、クイーンサイズの寝台を見たカズサの反応が、先の言葉だ。
「床でいいと言うから泊めてやるんだ」
「え〜? でも俺寝相はいいよ?」
「関係ない、これは、僕がひとりでゆっくり眠るためのものだ」
1550僕の部屋に入るなり、カズサはそう驚いたあと、
「え? これなら俺も寝れない?」
と聞いてきたが、
「駄目だ、お前は床だ」
僕はぴしゃりと言い放った。
同期大勢との酒も交えた会食の後、『帰るのだる〜い、お前の部屋近いだろ? 泊めて?』と、無遠慮に肩を組み擦り寄ってきたカズサに
「床でいいなら」
とつっけんどんに返したものの、それにも『おっけ〜い!』と陽気に笑う、自分より背丈が勝る相手を半ば引き摺って帰宅した自室で──
僕が快適に日々眠るため、かなり無理をして購入した、クイーンサイズの寝台を見たカズサの反応が、先の言葉だ。
「床でいいと言うから泊めてやるんだ」
「え〜? でも俺寝相はいいよ?」
「関係ない、これは、僕がひとりでゆっくり眠るためのものだ」
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DOODLEカズヤギ飴と鞭「なんで?」
と聞いた。
ヤギヤマは、
「なに、が?」
と、聞き返した。その荒いだ吐息は感じ慣れないもの。
下腹がじくりと疼いた。
「いつもと、違う」
そう応えた俺の、声は、掠れていて余裕など微塵もなくて、我ながら愚かしいがそれよりも、気になったんだ。
いつも、と、違う。
そう、今日のヤギヤマは違うんだ、いつも、と。
いつもは、掴めないんだ、何も。何ひとつも。
こうして触れていても、内側を求めても、俺が、何度、好きだと音にしても、ヤギヤマは冷ややかで静やかで、それでいて、そのくせに、俺を拒まない。
ただそこに居て、俺が求めるままに俺を受け入れるだけで、声も出さず、止めもせず、何も、せず、決して手を伸ばしては、来ない、来なかった、の、に──
1159と聞いた。
ヤギヤマは、
「なに、が?」
と、聞き返した。その荒いだ吐息は感じ慣れないもの。
下腹がじくりと疼いた。
「いつもと、違う」
そう応えた俺の、声は、掠れていて余裕など微塵もなくて、我ながら愚かしいがそれよりも、気になったんだ。
いつも、と、違う。
そう、今日のヤギヤマは違うんだ、いつも、と。
いつもは、掴めないんだ、何も。何ひとつも。
こうして触れていても、内側を求めても、俺が、何度、好きだと音にしても、ヤギヤマは冷ややかで静やかで、それでいて、そのくせに、俺を拒まない。
ただそこに居て、俺が求めるままに俺を受け入れるだけで、声も出さず、止めもせず、何も、せず、決して手を伸ばしては、来ない、来なかった、の、に──
オサハタ
DONEハロウィン。Twitterサークルでリクエスト募集して頂いたものと自主的に描いたものたち。①リクエスト。『夢可愛い感じの衣装のヤギヤマさんとサギョウくん』
②リクエスト。『悪魔とか吸血鬼のカズサとカソックを着ている神父様のヤギヤマさん』
③②の差分で若カズサ
④自主的なもの。ナイ〇メア・ビフォア・クリスマスのジャックの半田くん
⑤自主的なもの。ハロウィンカラーな吸対制服の半サギョ
⑥おまけカズサ(地味ハロウィン)
⑦らくがき 8
オサハタ
MEMOカズヤギのメモきみがすき カズサとのキスは、嫌いだ。
「……──っ、は」
一度し始めたらひたすらに長くて、深く、て、呼吸が浅く、なっ、て、それで─……
「……っ、ぃ、い加減に──」
しろ、と、言おうとした、言うつもりだった、それなのに言えなかったのは──
「……ごめん」
そう口にする、カズサ、が──
思春期の青さをとうに捨て、異性との酸いも甘いもそれなりに経てきたはずの、そんな、ひとりの大人が、
「好き、だから」
などと、生来のものよりも更に目尻を下げて、ともすればだらしなく、だがしかし、腹の裏まで曝け出す、ような、そんな、甘く滴ってきそうなほどの、瞳で、僕を見下ろしながら先んじて言ったからだ。
そして、それを目の当たりにして息を呑んでしまったこちらの口を、またしてもその濡れた唇で塞がれ、て、しまっては──
454「……──っ、は」
一度し始めたらひたすらに長くて、深く、て、呼吸が浅く、なっ、て、それで─……
「……っ、ぃ、い加減に──」
しろ、と、言おうとした、言うつもりだった、それなのに言えなかったのは──
「……ごめん」
そう口にする、カズサ、が──
思春期の青さをとうに捨て、異性との酸いも甘いもそれなりに経てきたはずの、そんな、ひとりの大人が、
「好き、だから」
などと、生来のものよりも更に目尻を下げて、ともすればだらしなく、だがしかし、腹の裏まで曝け出す、ような、そんな、甘く滴ってきそうなほどの、瞳で、僕を見下ろしながら先んじて言ったからだ。
そして、それを目の当たりにして息を呑んでしまったこちらの口を、またしてもその濡れた唇で塞がれ、て、しまっては──
オサハタ
MEMO22巻アカジャネタ。カズヤギでありいずれ半サギョになる半田くんとサギョくんでもあり、なメモ。
カズヤギは同期で同い年設定。
ひとくくり それはカズサ本部長の、嵐のような抜き打ち視察が終わってすぐの出来事。
「おみゃあは本部長の前でも凪いどるんじゃなぁ」
と、隊長に言われて、僕が思い返したのは吸対の人間になった当初のことだった。
「本部長って、どんな人ですか?」
と、僕が聞いた相手は、入隊当初の研修を担当してくれていたヤギヤマさんだ。
ヤギヤマさんは、研修が始まってすぐ僕だけに他の同期とは違う課程に進むよう指示をした。
それは皆が行なっている銃の扱いの類とは全く違い、吸血鬼の歴史に関する資料を読んでおいて欲しい、というもの。
その分厚い紙束をめくる僕に、
「休み休みで構わないよ、とても長いものだから」
と飲み物を差し出してくれた機会に、僕はさっきの質問をしたんだ。
2325「おみゃあは本部長の前でも凪いどるんじゃなぁ」
と、隊長に言われて、僕が思い返したのは吸対の人間になった当初のことだった。
「本部長って、どんな人ですか?」
と、僕が聞いた相手は、入隊当初の研修を担当してくれていたヤギヤマさんだ。
ヤギヤマさんは、研修が始まってすぐ僕だけに他の同期とは違う課程に進むよう指示をした。
それは皆が行なっている銃の扱いの類とは全く違い、吸血鬼の歴史に関する資料を読んでおいて欲しい、というもの。
その分厚い紙束をめくる僕に、
「休み休みで構わないよ、とても長いものだから」
と飲み物を差し出してくれた機会に、僕はさっきの質問をしたんだ。