auie000
DOODLE軍会7開催おめでとうございます!2023年6月に発行した「ふわふわデイリーライフ」に載せた
ふぉぜ鯉月まんがの続きを軍会用に描きました。
パスワードはリトリンをご覧ください。
本編はこちらから(軍会期間中展示しています)↓
https://www.pixiv.net/artworks/117576965 3
オーマイ
DONE軍曹会議7開催おめでとうございます🌷全年齢/鯉月/シリアス
⚠自殺を仄めかす表現があります
⚠本作は既刊「人になった日」とは別時空の話です
pass→あなたは月島が?
(ピクスクの作品キャプションをご覧下さい)
あらすじ
金塊争奪戦終結後、遺骨探しを諦めた月島は海に居た。その燃え殻のような背中に鯉登は尋ねる。何をやっている?月島は静かに海の向こうに行きたいのだと言う… 12
jodyheavn
PAST軍曹会議6の記念本に寄稿した「モブが見た月ちま基!」がテーマの現パロ鯉月←(?)←モブなお話です。芸能人な鯉✕一般人の月(双方記憶あり)
書店員は連休に泣く 盆暮れ正月、GWに最近は秋のシルバーウィークとやらも。
世の中には旅行に最適な長期休暇を取れる人間と、休日加算されてなお最低時給とほぼ等しい賃金をちまちまと稼ぐ人間がいる。後者が私だ。
低賃金で重労働、「やりがい搾取」の権化である書店員として十年のキャリアを持つ中年、それが私。
さて、同じ店に十年もいればそれなりに常連さんの顔も覚えるわけだが、老若男女様々なそれを「お気に入りのお客さま」と「そうではない客」に分けてしまうのは許してほしい。店員といえど人の子なので。
その「お気に入り」の中でも特にとびきりの存在がいる。
「月島基」さん。
注文表に書かれた名前を見て「横棒の目立つ名前…」と思ったのが第一印象。
2048世の中には旅行に最適な長期休暇を取れる人間と、休日加算されてなお最低時給とほぼ等しい賃金をちまちまと稼ぐ人間がいる。後者が私だ。
低賃金で重労働、「やりがい搾取」の権化である書店員として十年のキャリアを持つ中年、それが私。
さて、同じ店に十年もいればそれなりに常連さんの顔も覚えるわけだが、老若男女様々なそれを「お気に入りのお客さま」と「そうではない客」に分けてしまうのは許してほしい。店員といえど人の子なので。
その「お気に入り」の中でも特にとびきりの存在がいる。
「月島基」さん。
注文表に書かれた名前を見て「横棒の目立つ名前…」と思ったのが第一印象。
夢路(夢の通い路)
DONE軍会7。鯉月とふぉぜ■ふぉぜ島(おおきい方)がメニューがソルティドッグだけのバーをやっています(いぬしまだから)
■バーのコースターはクズリ之進が1枚ずつ描いています
■鯉登と月島がバーの常連です(現パロ記憶なし)
■とらのあなでさんで通販中です↓
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031138269/
春の夜-Tender is the Night やさしい夜の物語- 一週間ぶりに北の岬へと歩きながら、月島は、季節が変わっていたことに気づきました。
冬のあいだは北から吹きつける切りさくように冷たい風にさらされていましたが、いまは、南の海から吹くあたたかい風がやわらかく背中を押してきます。
夜風にのって植物たちが芽吹いて花がひらく前の、青くてしめったにおいがして、たしかに春が来たのだと、月島はおもいました。
四月にはいってさいしょの金ようびの夜で、霞んだ夜空を見上げればレモンみたいな月がのぼっていて、週末の天気予報は晴れで、南から追い風に押されて、月島の足どりは自然と軽くなりました。
岬から北の海へチカ、チカと白い光をなげかけるふるい灯台の手前の草むらのなかに、ちいさな灯かりがぽつんとともっていました。
6987冬のあいだは北から吹きつける切りさくように冷たい風にさらされていましたが、いまは、南の海から吹くあたたかい風がやわらかく背中を押してきます。
夜風にのって植物たちが芽吹いて花がひらく前の、青くてしめったにおいがして、たしかに春が来たのだと、月島はおもいました。
四月にはいってさいしょの金ようびの夜で、霞んだ夜空を見上げればレモンみたいな月がのぼっていて、週末の天気予報は晴れで、南から追い風に押されて、月島の足どりは自然と軽くなりました。
岬から北の海へチカ、チカと白い光をなげかけるふるい灯台の手前の草むらのなかに、ちいさな灯かりがぽつんとともっていました。
夢路(夢の通い路)
DONE軍会7。鯉月現パロ記憶なし。つきあってはじめての月島の誕生日をキャンプでお祝いする短編。
軍会5で期間限定展示した作品を加筆修正して再公開します。
この鯉月(百貨店のアパレル店員鯉登✕サラリーマン月島)のケンカと仲直りは支部で読めます↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18756031
花と星の季節「いまの俺が欲しいものはこれしか考えられません。鯉登さんを拘束させてください」
人生は何が起こるかわからない。一回りも年若くてものすごくかっこよくて美しくてかわいい恋人とつきあうようになって、しかも一緒に暮らすようになるなんて一年前の自分に言っても信じないだろうと月島は確信することができる。
けれど自分自身のことも、自分に起きることも想像がつくなんて思い上がりもいいことであると、いまの月島は知っている。
恋人と迎える最初の自分の誕生日をどう過ごすべきか、何を望むべきか、あるいは恋人はサプライズを考えているのではないか、月島が散々頭を悩ませた末にたどり着いたこれをおいて他にないという結論を切り出すと
9761人生は何が起こるかわからない。一回りも年若くてものすごくかっこよくて美しくてかわいい恋人とつきあうようになって、しかも一緒に暮らすようになるなんて一年前の自分に言っても信じないだろうと月島は確信することができる。
けれど自分自身のことも、自分に起きることも想像がつくなんて思い上がりもいいことであると、いまの月島は知っている。
恋人と迎える最初の自分の誕生日をどう過ごすべきか、何を望むべきか、あるいは恋人はサプライズを考えているのではないか、月島が散々頭を悩ませた末にたどり着いたこれをおいて他にないという結論を切り出すと
маdо
DONE【ぬくもり、きえもの】約8,500字※鯉月
・全年齢向け
・明治軸、生誕ネタ
・時代考証や方言への理解度等諸々甘め
・後日 加筆修正してpixiv等で公開し直す予定にしております(未定)
※ポイピクでの掲載期間は2024年4月10日中を予定
形の残る贈り物をしたがる鯉登と、
形に残らないものばかりを返す月島。
同じではない二人の望みの話。
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suzumi_cuke
DONE20240401祝月島誕。現パロ鯉月です。自分の誕生日も忘れてるくらい自分に無頓着な月島さんと本人より誕生日を楽しみにしてる鯉登くんです。今年もお誕生日おめでとう。お祝い出来て嬉しい(内容ふわっふわだけど)。愛も酒もそそいだ結果 日々の暮らしを月島が鯉登と共にするようになって、幾度目かの春を迎えた。それは4月1日生まれの月島にとって、幾度目かの誕生日を祝ってもらうことと同義だった。
誕生日だからと張り切る鯉登に、入店を躊躇するような高級レストランへ連れていかれることもあれば、どこで勉強したのか綿密に準備した手作りの料理を振る舞われることもあった。休みの日だったときは、一日外には出ないで済むようデリバリーで乗り切ったこともある。
己に対して無頓着な月島にとっては、誕生日もまた殊更意識するものではなかった。書類に記入する時の年齢も一瞬確認するくらいだ。そんな月島にもっと自分を大事にしろと鯉登が繰り返し言って聞かせ、実際に行動するものだから、そのお蔭でここ数年の誕生日は人並みに年中行事となっていた。
2627誕生日だからと張り切る鯉登に、入店を躊躇するような高級レストランへ連れていかれることもあれば、どこで勉強したのか綿密に準備した手作りの料理を振る舞われることもあった。休みの日だったときは、一日外には出ないで済むようデリバリーで乗り切ったこともある。
己に対して無頓着な月島にとっては、誕生日もまた殊更意識するものではなかった。書類に記入する時の年齢も一瞬確認するくらいだ。そんな月島にもっと自分を大事にしろと鯉登が繰り返し言って聞かせ、実際に行動するものだから、そのお蔭でここ数年の誕生日は人並みに年中行事となっていた。
suzumi_cuke
DONE20240319現パロ鯉月。SとかMとかの話をしている。この鯉月はつきあってる、どっちも社会人、記憶はあるといえばある、そんな感じ。ゆるゆる日常会話なのでオチはありません。品もありません。すいません…。バターは幸せの香り。サービスとマグロとバター フランスパンの切り身――というのは月島の言い方で、鯉登はその度にバゲットと訂正している――を一切れ手にとって、鯉登はこう言った。
「近頃、自分はMではないかという気がしてきた」
「へえ」
銘々に置かれた白い皿には握り拳大のバゲットが二切れずつ載っていた。それと角砂糖くらいの大きさで、黄みがかった乳白色のブロックが一つずつ。そのブロックがバターかマーガリンか、月島には判別が出来ない。特にどちらがいいというわけでもないが、どちらだろうかと、月島がじっとブロックを見ていると、気のない反応が面白くなかったのか、鯉登が手にしたバゲットを八つ当たりのようにむしった。
「聞いてるか?」
「聞いてます」
「何故かというと……」
6836「近頃、自分はMではないかという気がしてきた」
「へえ」
銘々に置かれた白い皿には握り拳大のバゲットが二切れずつ載っていた。それと角砂糖くらいの大きさで、黄みがかった乳白色のブロックが一つずつ。そのブロックがバターかマーガリンか、月島には判別が出来ない。特にどちらがいいというわけでもないが、どちらだろうかと、月島がじっとブロックを見ていると、気のない反応が面白くなかったのか、鯉登が手にしたバゲットを八つ当たりのようにむしった。
「聞いてるか?」
「聞いてます」
「何故かというと……」