Lemon
DONE坊メだョ!全員集合坊メですが、坊メになる前日譚のようなものです。全年齢。
軍会イベント記念の小説です。
炊飯器と薬缶と鮭フレーク休日。
何て良い響きだ。
月島は一週間ぶりの休日の朝の訪れを噛みしめていた。時間的には昼に近い時間帯ではあるが、月島にとって休日の日は目覚めた時が朝なのである。
勤め始めて4年ほどが経ち、月島は半年前、今までの働きと腕っぷしを見込まれ、警備班に配属となった。
勤め先は日本有数の名家・鯉登本家である。身辺調査に合格し、研修に合格し、鯉登家の敷地内に入ることが許されるまでにおおよそ1年、その後は外掃除の清掃員(兼雑事係)として表屋敷と称される場所を掃除していた。
鯉登本家の屋敷は、来客をもてなす表屋敷と、鯉登本家の家族が暮らす奥屋敷に分かれており、使用人からも世間からも奥屋敷は億屋敷と呼ばれるほど立派な邸宅である。
11815何て良い響きだ。
月島は一週間ぶりの休日の朝の訪れを噛みしめていた。時間的には昼に近い時間帯ではあるが、月島にとって休日の日は目覚めた時が朝なのである。
勤め始めて4年ほどが経ち、月島は半年前、今までの働きと腕っぷしを見込まれ、警備班に配属となった。
勤め先は日本有数の名家・鯉登本家である。身辺調査に合格し、研修に合格し、鯉登家の敷地内に入ることが許されるまでにおおよそ1年、その後は外掃除の清掃員(兼雑事係)として表屋敷と称される場所を掃除していた。
鯉登本家の屋敷は、来客をもてなす表屋敷と、鯉登本家の家族が暮らす奥屋敷に分かれており、使用人からも世間からも奥屋敷は億屋敷と呼ばれるほど立派な邸宅である。
jodyheavn
DONE軍曹会議6の記念本に寄稿した「書店員は連休に泣く」のサイドストーリーです。設定(現パロ/鯉登が人気上昇中の芸能人)が同じなだけですので、こちら単体でも読んでいただけます。
鯉月たるものどちらも男前でいてほしいという願望のみが詰まっています。
焼いて返して膨らんで「さっき店員と何話しとった?」
1番大きいサイズってなんて言うんでした?と月島が未だに聞いてくるコーヒーショップで、山盛りのホイップをつつきながら鯉登は嫉妬の炎を燃やしている。
「さっき? オーダーしかしてませんけど」
「違う、その前の本屋の店員。レジにいたやつ」
あぁそっち…と本日のコーヒーを一口飲み、「別に話したってほどじゃ」と言いながら月島はボディバッグから丸めた雑誌を出してきた。
来月一緒に行く予定のテーマパークのガイド本とたまに買っているスポーツ専門誌、そして鯉登が初めて表紙を飾ったメンズ雑誌。
「これ買ったんで、連休に行くんですかって聞かれただけです」
「………で?」
「それだけですよ、今あそこに立ってるのがこの表紙の音之進ですとか言ってないですから心配いりません」
53421番大きいサイズってなんて言うんでした?と月島が未だに聞いてくるコーヒーショップで、山盛りのホイップをつつきながら鯉登は嫉妬の炎を燃やしている。
「さっき? オーダーしかしてませんけど」
「違う、その前の本屋の店員。レジにいたやつ」
あぁそっち…と本日のコーヒーを一口飲み、「別に話したってほどじゃ」と言いながら月島はボディバッグから丸めた雑誌を出してきた。
来月一緒に行く予定のテーマパークのガイド本とたまに買っているスポーツ専門誌、そして鯉登が初めて表紙を飾ったメンズ雑誌。
「これ買ったんで、連休に行くんですかって聞かれただけです」
「………で?」
「それだけですよ、今あそこに立ってるのがこの表紙の音之進ですとか言ってないですから心配いりません」
オーマイ
INFO軍会6 ①鯉月新刊「人になった日」サンプル11/23開催 COMIC CITY SPARK 18にて
頒布予定の新刊サンプルです📖🍂🍁
40P/B5/全年齢/鯉月シリアス
あらすじ
金塊争奪戦が終結。遺骨を探し海を浚う日々を送る月島の元に鯉登がやってくる。「軍にもどれ。私の元に来い」誘う鯉登。その首は頑なに縦に振られない。ある時月島はポツポツと胸の内を語り出し―― 17
オーマイ
DONE軍会6 ②展示マンガ公式ハロウィンコラボを元ネタにした鯉月描き下ろしギャグです!👻🎃💫
キャラ崩壊甚だしいマイペースボケとマイペースツッコミのぶつかり合いが楽しめるマグマホットな作品です🔥(そんなことありません)
パス🔑設置
ピクスク内当スペースの②作品説明欄にパス記載
ご確認下さい🍁 7
shinmai88
TRAINING鯉月。現パロリーマン。とても短い話。全年齢。とある一コマ
某WEBイベントの再掲です。
鯉月 柔らかな朝日の光が差し込み、月島の瞼が開く。柔らかな布団。広々としたベッド。自分の語彙ではとっさに出てこないが、とにかく高級そうな寝具にくるまれている身体。未だ微熱でぼうっとする頭。
いつの間にか眠り込んでいたのか。ここが何処なのか、どうして此処に居るのか、どうも前後がはっきりしない。額に違和感を覚えて手を当てると、冷却シートのような感触があった。どうやら、この部屋の主にここまで運ばれて介抱されていたらしい。
そのままぼんやりと見渡すと、覚えのないやけに広い白く整った部屋が視界に映る。何だか妙に既知の〝誰か〟を思い起こさせる部屋ではあるが、まだ微熱でぼんやりした頭では今一つ浮かんでこない。
そう言えば、この部屋の主は何処に居るのだろうか。一先ず礼を言わなければ。そう思い至ったところで、ふと、ドアの隙間から食欲をそそるいい匂いが月島の鼻孔を擽った。そのままノブをそっと回そうとした途端、いきなり向こうからドアが勢いよく開いた。
1520いつの間にか眠り込んでいたのか。ここが何処なのか、どうして此処に居るのか、どうも前後がはっきりしない。額に違和感を覚えて手を当てると、冷却シートのような感触があった。どうやら、この部屋の主にここまで運ばれて介抱されていたらしい。
そのままぼんやりと見渡すと、覚えのないやけに広い白く整った部屋が視界に映る。何だか妙に既知の〝誰か〟を思い起こさせる部屋ではあるが、まだ微熱でぼんやりした頭では今一つ浮かんでこない。
そう言えば、この部屋の主は何処に居るのだろうか。一先ず礼を言わなければ。そう思い至ったところで、ふと、ドアの隙間から食欲をそそるいい匂いが月島の鼻孔を擽った。そのままノブをそっと回そうとした途端、いきなり向こうからドアが勢いよく開いた。
ikura_oishiiii
MAIKING軍会6展示様子のおかしい焼肉屋に鯉月がいく話(12P)
⚠️以下の理由につき何でも許せる方向け⚠️
・なんもネタ浮かばね〜!という時期に身内が言っていた「こんな焼肉屋があったらなぁ…」というネタを拝借して描いたものです 現パロです
・めちゃ雑&塗ってない箇所多数
・鯉月以外にも色々出てくる
・投げたら投げっぱなし 深く考えないで下さい
いつか完成したら支部に上げます それまではここに置いときます 12
夢路(夢の通い路)
DONE金塊争奪戦後、陸大に進学した鯉登と聯隊に残っている月島の遠恋中の文通。大正元年の中秋の名月。
この鯉月の初夜R18「さ/みだれ//ろ/雨/月/星/空」は支部で展示中です↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20626085
吠えてこたえろ満ちる月拝啓
仲秋の候、鯉登少尉殿におかれましては益々御隆盛のことと存じます。
また天皇陛下の御崩御と乃木大将のことで帝都は尚深い悲しみの中にあることと察します。御大喪の御様子を教えてくださつて有難うございます。
こちらでは軍旗を賜つた陛下への服喪の気持ちを忘れることなく日々の教練、演習によく勤しんでゐます。
あめつちに
わが悲しみと月光と
あまねき秋の夜となれりけり
新任の■■少尉が書をよく読まれる方で「一握の砂」という歌集を貸してくださいました。
朝晩冷え込むようになり旭岳の紅葉ももう色づき始める頃です。帝都の紅葉は未だこれからでしょうが一雨毎に秋深まる折どうぞ御自愛ください。
鯉登少尉殿の陸大御卒業と隊への復帰をお待ち申し上げてゐます。
2242仲秋の候、鯉登少尉殿におかれましては益々御隆盛のことと存じます。
また天皇陛下の御崩御と乃木大将のことで帝都は尚深い悲しみの中にあることと察します。御大喪の御様子を教えてくださつて有難うございます。
こちらでは軍旗を賜つた陛下への服喪の気持ちを忘れることなく日々の教練、演習によく勤しんでゐます。
あめつちに
わが悲しみと月光と
あまねき秋の夜となれりけり
新任の■■少尉が書をよく読まれる方で「一握の砂」という歌集を貸してくださいました。
朝晩冷え込むようになり旭岳の紅葉ももう色づき始める頃です。帝都の紅葉は未だこれからでしょうが一雨毎に秋深まる折どうぞ御自愛ください。
鯉登少尉殿の陸大御卒業と隊への復帰をお待ち申し上げてゐます。
やすじろう
DONE軍会6あわせの謎パロマンガまとめです!すべて鯉月です。いわゆるボツネタ供養なので本当に何でも許せる方向けです。パスワードは『なんでもゆるすよ』とそのまま入力してください!
※結構重要な注意文を記載忘れてるのでここに書いておきます
『鯉月どちらかが既婚者設定あり』です。ご注意下さい。 23
northsnow3891
PROGRESS次に出したい鯉月小説本(全年齢)の書けている部分を公開します。原作軸で鯉登音之進少年誘拐事件から端を発した、罪を裁かれたい大人とそうはしない少年/少尉の話(月島軍曹視点)
この原稿を発掘した際に「おい!続きはどうした!」とリアルになったので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。 2171
numahata_shin
DONE本日のショーイドノ➕α🎏🌙です。🌙🎏でもあるような、どちらとも取れるような気もします。
基本的にショーイドノのモノローグ、現パロもあります。こっそり🌙のモノローグも混ざってます。 13
shinmai88
TRAINING鯉月。現パロリーマン。とても短い話。全年齢。昨年の軍曹誕生日に何か書きたかった足掻き。
某WEBイベントの再掲です。
桜気が付けば年度末を越えてしまっていた。
定年退職を迎えた和田部長に社員一同アーチを作ってお見送りをしたり、異動する前山主任から小粋な洋菓子を貰って色々労いの言葉を掛けたり、締め切りが、締め切りを、締め切りの案件が、決裁が……何やかんやあれこれしているうちに日付が変わってしまったのである。
「月島係長、お疲れー」
「月島サン、お先ですー」
「月島? もう先に帰っちゃうぞぉ?」
次々と帰路に向かう部下や上司達。
本日最後の戸締まりは、係長の月島……つまり俺である。一通り戸締まりを確認して、コピー機等の電源を切ってあるか確認して、ポットのお湯も切ってるのを確認して、保管してある鍵を取り出して、課内のオフィスを出る前に、今一度消灯を確認して施錠した。
1390定年退職を迎えた和田部長に社員一同アーチを作ってお見送りをしたり、異動する前山主任から小粋な洋菓子を貰って色々労いの言葉を掛けたり、締め切りが、締め切りを、締め切りの案件が、決裁が……何やかんやあれこれしているうちに日付が変わってしまったのである。
「月島係長、お疲れー」
「月島サン、お先ですー」
「月島? もう先に帰っちゃうぞぉ?」
次々と帰路に向かう部下や上司達。
本日最後の戸締まりは、係長の月島……つまり俺である。一通り戸締まりを確認して、コピー機等の電源を切ってあるか確認して、ポットのお湯も切ってるのを確認して、保管してある鍵を取り出して、課内のオフィスを出る前に、今一度消灯を確認して施錠した。
suzumi_cuke
DONE20231009。現パロ鯉月。お誘いされたい鯉とお誘いしているという月の話。のんびり書いてたら秋になってたし何を書きたかったのかよくわからなくなった。いつものことですが…。ご馳走様にはまだ早い 不満、というほどのことでもないが、恋人に注文をつけるとするならば。
「私もお誘いされたい」
「ハァ?」
頭でもぶつけたのかとでも言いたげな顔になりながら、月島は鯉登が座るソファの前のローテーブルへ、どんどんと缶ビールを置いた。そして鯉登の隣にどっかりと座る。
「さっぱり意味がわかりませんが、一応、話は聞きましょう」
「うむ……あのな」
「あ、ツマミとってきます」
「月島ァ~!」
さっと立ち上がってしまうと、月島は台所から枝豆を盛った小鉢と殻置き用の小鉢を持って戻ってきた。座りなおすと、まず缶ビールを開ける。鯉登も慌てて缶を開けると軽くぶつけて乾杯した。
「で、なんですか」
ビールを一口飲んで、早速枝豆に手を伸ばしつつ月島が聞き返した。月島に習って鯉登も枝豆をひとつ取る。食欲をそそる香ばしい匂いが鼻腔をくすぐった。ニンニクと一緒に炒めたものらしく、大変ビールに合う。
3769「私もお誘いされたい」
「ハァ?」
頭でもぶつけたのかとでも言いたげな顔になりながら、月島は鯉登が座るソファの前のローテーブルへ、どんどんと缶ビールを置いた。そして鯉登の隣にどっかりと座る。
「さっぱり意味がわかりませんが、一応、話は聞きましょう」
「うむ……あのな」
「あ、ツマミとってきます」
「月島ァ~!」
さっと立ち上がってしまうと、月島は台所から枝豆を盛った小鉢と殻置き用の小鉢を持って戻ってきた。座りなおすと、まず缶ビールを開ける。鯉登も慌てて缶を開けると軽くぶつけて乾杯した。
「で、なんですか」
ビールを一口飲んで、早速枝豆に手を伸ばしつつ月島が聞き返した。月島に習って鯉登も枝豆をひとつ取る。食欲をそそる香ばしい匂いが鼻腔をくすぐった。ニンニクと一緒に炒めたものらしく、大変ビールに合う。
学校の怪談のさまさん
DONEカントボーイ悪いえちおねおじさんメ島が大人になった坊ちゃんに反撃された⚠️注意⚠️
※断面図
※♡濁点喘ぎ
※子宮口攻め
18↑?
これの続き
https://poipiku.com/5975489/9269851.html 4
kamman_gkm
MOURNING9/24に出した『めざましがなるまえに』の没原稿です。本当はこんな鬱々とした感じで始まる話でした。
月島がかなり元カノちよちゃんに未練タラタラで、孤独を拗らせているのでご注意ください。
時間もないし全部まるっと没にしたけど、いつか再利用できたらするかも。 4301
_kamatamasai_
DOODLE愛されている自覚と自信があるタイプの🌙歳下彼氏の手名付け方を心得ている🌙
主導権は右な鯉月/現パロ
熱中しすぎて(チュウだけに)この後たばこで指熱ゥッ!となり俺達もたばこもアツアツやな!ワハハ!の流れとなります 3
uconGk
DOODLEこの男、全てを諦めたような顔をしているが数年後一回り年下の上司に出会い憑き物が落ちたような表情で右腕になるのであったーーーー。和な筆で描いてみたムショ島さんですがモチモチの木みを感じました…!
色のせいだな!?
🎏は🌙がムショ上がりと知ってもフーンってなりそうです
何故なら🌙は🌙で変わりがなく、今と未来にしか興味なさそうなので…
棚ca
DOODLEギャル上等兵現パロ鯉月SS「えぇ〜駄菓子食べたことないんですかぁ?」
「ボン……高貴な御方のお口には合わないでモスかねえ?」
憎き宇佐美と尾形の嘲笑が鯉登の脳裏に焼き付いている。しかめっ面の鯉登に伝えられた話に月島は呆れた。無礼千万の二人にも、簡単に煽られる鯉登にも。
「はぁ、駄菓子、ですか……」
そう言ってから斜め下を眺め、無感情に月島は「そういえば私も食べたことないです」と言った。
「あ、そうなの」
別に皆が皆食べるわけではないのだな、と鯉登は少し気が晴れた。月島はふと思い出したように続ける。
「鶴見さんがごくまれに召し上がってますね。無性に食べたくなる時があるのだと」
「今すぐ買いに行くぞ」
タカシマヤへ向かおうとする鯉登を月島はイオンに軌道修正させた。
1368「ボン……高貴な御方のお口には合わないでモスかねえ?」
憎き宇佐美と尾形の嘲笑が鯉登の脳裏に焼き付いている。しかめっ面の鯉登に伝えられた話に月島は呆れた。無礼千万の二人にも、簡単に煽られる鯉登にも。
「はぁ、駄菓子、ですか……」
そう言ってから斜め下を眺め、無感情に月島は「そういえば私も食べたことないです」と言った。
「あ、そうなの」
別に皆が皆食べるわけではないのだな、と鯉登は少し気が晴れた。月島はふと思い出したように続ける。
「鶴見さんがごくまれに召し上がってますね。無性に食べたくなる時があるのだと」
「今すぐ買いに行くぞ」
タカシマヤへ向かおうとする鯉登を月島はイオンに軌道修正させた。
dame0v0
DOODLE鯉月真ん中バースデーおめでとうッ✨(ギリギリだー!)なんか、シャドウバン問い合わせしても相手にしてもらえなくて。途方に暮れています。世の中には素敵で可愛い鯉月が溢れてて広めたいのに、反応するとバンされるかもと思うとモヤモヤして何も出来ない…。しばらくポイピクにぽいぽいして、溜まったらpixivにあげて様子見ます…悲しい。
suzumi_cuke
REHABILI20230805現パロ鯉月。「打上花火」を聞いていて書きたくなったので…299話のアオリが「権利書、アシㇼパ、月から見るか?鯉から見るか?」だったこともあるし…(?)。また同じような話書いてる!って書いてる本人が一番思ってるので許してね!火花が見たいとは言ってない 花火大会を見た帰り、穏やかな横顔で月島は言った。
「あと何回こんな風に花火を見られるんでしょうね」
独り言のような言い方だったが、喧騒の中でもはっきりと鯉登は聞き取った。流し目に見た浴衣姿の月島はいかにも花火を堪能した客の顔をしていた。しかしその瞳は興奮冷めやらぬどころか、妙に凪いでいる。健康的でないことを考えているときの月島はこうだ。
「どうしてそう思う。何度でも見られるだろ」
自分より小さい身体をしていながら、自分よりよっぽど月島が己の内に溜め込む性格なのはよく知っていた。何か不満が――不安があるなら言ってくれればいい。
月島は軽く首を横に振って、隣を歩く鯉登より二三歩ほど先に進んだ。まるで顔を見られたくないようだ。
1000「あと何回こんな風に花火を見られるんでしょうね」
独り言のような言い方だったが、喧騒の中でもはっきりと鯉登は聞き取った。流し目に見た浴衣姿の月島はいかにも花火を堪能した客の顔をしていた。しかしその瞳は興奮冷めやらぬどころか、妙に凪いでいる。健康的でないことを考えているときの月島はこうだ。
「どうしてそう思う。何度でも見られるだろ」
自分より小さい身体をしていながら、自分よりよっぽど月島が己の内に溜め込む性格なのはよく知っていた。何か不満が――不安があるなら言ってくれればいい。
月島は軽く首を横に振って、隣を歩く鯉登より二三歩ほど先に進んだ。まるで顔を見られたくないようだ。
taz_netaba
SPUR ME鯉月 ※尻※褌途中ですが上げてなかった気がするやつです
ほんとおんなじようなのしか描いてないんですけどたぶんこれからもおんなじようなやつですね…
毛を描きそびれてしまって無念
棚ca
DOODLEスペシャルゴメン: イギリス人と京都人鯉月SS 明治軸「おお、ちょうど良いところに。鯉登の副官か」
月島は見知らぬ将校に対し適切な角度と秒数をかけて敬礼をし、鯉登の合図を認めて生真面目な表情で前に出た。執務室の主である鯉登は足を組んで寛いでいる。どうやら気のしれた友人のようだ。
「随分な堅物だ、ハハ。そう警戒しないでくれ」
「ふざけた奴だが士官学校時代の同僚だ……英国から戻ってきて、顔を見せに来た」鯉登は静かに言い添える。月島は黙って一つ頷いた。
「叩き上げの軍人だろう、振る舞いで分かるさ。いま我々が話していたのが……お前、ウインクはできるか? こうやって……」将校は片目をパチンと閉じてみせた。「西洋にある茶目っ気を見せる仕草だ」
月島はそれをじっと観察してから、機械的に片目を閉じてみせた。二人の将校は笑う。
1468月島は見知らぬ将校に対し適切な角度と秒数をかけて敬礼をし、鯉登の合図を認めて生真面目な表情で前に出た。執務室の主である鯉登は足を組んで寛いでいる。どうやら気のしれた友人のようだ。
「随分な堅物だ、ハハ。そう警戒しないでくれ」
「ふざけた奴だが士官学校時代の同僚だ……英国から戻ってきて、顔を見せに来た」鯉登は静かに言い添える。月島は黙って一つ頷いた。
「叩き上げの軍人だろう、振る舞いで分かるさ。いま我々が話していたのが……お前、ウインクはできるか? こうやって……」将校は片目をパチンと閉じてみせた。「西洋にある茶目っ気を見せる仕草だ」
月島はそれをじっと観察してから、機械的に片目を閉じてみせた。二人の将校は笑う。
taz_netaba
DONE鯉月 ※最終話後数年くらい※色々ふんわり【いとおしき日々のはじめに】
開催ありがとうございます!
そして鯉登くんお誕生日おめでとう!ございます!
めずらしく付き合ってる系の2人です
あまりお祝い感なく申し訳ない…
自社製造のいちゃいちゃ限界値はここらへんな気がします
時代やらなんやら的に色々至らないのですが雰囲気でどぞ 4