A0_Cher1e
DOODLE死期を悟って姿をくらませたらその先でばったり会っちゃったところから始まるある種の隠居高銀(触りだけ)※病気は捏造
「坂田さん、単刀直入に申し上げます。余命一年です。」
「はい?」
何となく糖尿の検診に来て、気が付けば馴染みの顔である医者でなく妙に真面目そうで仕事できますオーラを放つ医者と対面していて、気が付けばあと一年で死ぬと宣告を受けていて。そんな呆然とした銀時の様子を突然の死の宣告に受け止められないものと解釈したのだろう、その医者は同情の色を浮かべた。
「お気持ちはわかります、しかしこれは嘘でもドッキリでもなく事実なんです。」
「はぁ。」
「カルテを見ましたがこれまで多くの怪我をなさってきたようですね。もしかしてこの病院にいらっしゃる前にももっと怪我をなさっていましたか?もしくは劣悪な環境に身を置いていた、とか。」
7207「はい?」
何となく糖尿の検診に来て、気が付けば馴染みの顔である医者でなく妙に真面目そうで仕事できますオーラを放つ医者と対面していて、気が付けばあと一年で死ぬと宣告を受けていて。そんな呆然とした銀時の様子を突然の死の宣告に受け止められないものと解釈したのだろう、その医者は同情の色を浮かべた。
「お気持ちはわかります、しかしこれは嘘でもドッキリでもなく事実なんです。」
「はぁ。」
「カルテを見ましたがこれまで多くの怪我をなさってきたようですね。もしかしてこの病院にいらっしゃる前にももっと怪我をなさっていましたか?もしくは劣悪な環境に身を置いていた、とか。」
A0_Cher1e
DOODLE高銀にしたかった虚銀3Zだけど不思議世界線
坂田銀時は、いや今は坂田銀八か。生まれた時から漠然と知っていることがある。
高杉晋助はどんな世界でも必ず左目を失う、と。
未だ出会ったことのない男だ。高杉晋助という男がどんな見た目でどんな性格をしているのか、年齢さえ分からない。けれど自分が存在する世界のどこかに高杉晋助も必ず存在し、五体満足で生まれた筈なのにどこかで左目を零す。そしてそのことに自分は酷く恐れているのだ。坂田銀八として自我が芽生えた瞬間からそんな認識が自身の中には根付いている。
ただでさえ銀髪に紅目という突飛な見た目で周りから忌避されやすいのに、こんな現実味のない厨二腐ったことを誰に相談できるはずもなく漠然とした恐怖を抱えながらこれまで坂田銀八として生きてきた。
6383高杉晋助はどんな世界でも必ず左目を失う、と。
未だ出会ったことのない男だ。高杉晋助という男がどんな見た目でどんな性格をしているのか、年齢さえ分からない。けれど自分が存在する世界のどこかに高杉晋助も必ず存在し、五体満足で生まれた筈なのにどこかで左目を零す。そしてそのことに自分は酷く恐れているのだ。坂田銀八として自我が芽生えた瞬間からそんな認識が自身の中には根付いている。
ただでさえ銀髪に紅目という突飛な見た目で周りから忌避されやすいのに、こんな現実味のない厨二腐ったことを誰に相談できるはずもなく漠然とした恐怖を抱えながらこれまで坂田銀八として生きてきた。
おぐ☁️
DOODLE銀さん中心Log②--------------------
今回もcpぬるめです。完結編関係多め。
※1枚だけそうことぎんこがいます
ぎんさん〜〜〜お誕生日おめでとうございます🍓🍼🤍
個人的にぎんさんは、幸せになって欲しいというよりも、もう大事なものを失って
2022.10.10. 支部 26
おぐ☁️
DOODLE片道切符、地獄行き【高銀】--------------------
完結篇軸高銀の、妄想話です
かぶき町から姿を消してちょっとくらいの銀さんと、そこに現れた高杉さん。終始背後が暗め。
,
!【祝】完結篇公開記念日!
2022.7.6. 支部 3
sweets_m0gum0gu
DONE※芸能人パロ軽い設定
高杉:俳優、モデルもやる
銀時:高杉のマネージャー
二人は一緒に住んでいます
バレンタイン高銀事務所に届いた大量のチョコレートを見て溜め息を吐いた。
配信などで甘い物は苦手だからチョコレートは送るなと言ったのに、あまり効果がなかったようだ。
送られたチョコレート、特に手作り物は何が入っているかわからないし、手作りでなくても危険だから食うなと事務所に言われている。だからこの大量のチョコレートは事務所の人間によって廃棄されるのだ。仕方ないとは言え、食べ物を粗末にするのは良い気持ちにはなれなかった。
「送るなって言ったのにな……」
その呟きは空気になって消えていった……と思いきや、
「ったく、相変わらずいっぱい送られてきやがって、モテモテだねえ」
そう言いながら不貞腐れた顔で部屋に入ってきたのはマネージャーである銀時だった。
2064配信などで甘い物は苦手だからチョコレートは送るなと言ったのに、あまり効果がなかったようだ。
送られたチョコレート、特に手作り物は何が入っているかわからないし、手作りでなくても危険だから食うなと事務所に言われている。だからこの大量のチョコレートは事務所の人間によって廃棄されるのだ。仕方ないとは言え、食べ物を粗末にするのは良い気持ちにはなれなかった。
「送るなって言ったのにな……」
その呟きは空気になって消えていった……と思いきや、
「ったく、相変わらずいっぱい送られてきやがって、モテモテだねえ」
そう言いながら不貞腐れた顔で部屋に入ってきたのはマネージャーである銀時だった。
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DOODLE【高銀♀】※がっつり肌色先程の舌吸い高銀♀絵の続き。
旦那は特に、情事中の余裕のなくなった嫁に吸い付くのが好きだったりします。
そして下は嫁が吸い付いて離さないのでこのまま連打していくと。
ほほーう(妄想)
久々のがっつりえろ絵は色々と難しいですね。
嫁の体はマシュマロふわとろ贅沢ボディ、旦那は引き締めガタイの凶器持ち、はい。
皆様メリクリでした〜!
(※パスはクリスマスの日付4桁)
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DONE隠居高銀全て終わった後なんやかんやでくっつき、隠居生活一年目のクリスマスを迎える二人のお話
クリスマスケーキ郊外で銀時と暮らし始めて数ヶ月が経った。今日は初めて二人だけでクリスマスを迎える。
用があって街に出ると、街の雰囲気はクリスマス一色だ。クリスマスなんざ個人的には特に思い入れがあるわけじゃねェが、また子を筆頭に部下達が色々やってたのを思い出して懐かしい気持ちになった。
銀時とクリスマスを迎えるに当たって一つだけ準備をしている事があり、用が済んだ後に予約していた店で物を受け取る。
その袋をぶら下げながら歩いて家に帰った。
帰る頃には夕方になっていて、この時期は夕方でも大分暗くなる。
玄関の電気は着いていなかったから銀時も不在なのか、それとも昼寝をしているだけなのかと思いながら扉に手をかけると簡単に開いた。後者である事を悟りつつ、相変わらずの不用心さにため息を一つ。しかし中に入った瞬間にふわりと甘い匂いが漂ってきて、不在でも昼寝をしているわけでもない事を察する。不思議に思いながら匂いの元となる部屋へ向かうと、台所で銀時がケーキのスポンジにクリームを塗っているところだった。
1314用があって街に出ると、街の雰囲気はクリスマス一色だ。クリスマスなんざ個人的には特に思い入れがあるわけじゃねェが、また子を筆頭に部下達が色々やってたのを思い出して懐かしい気持ちになった。
銀時とクリスマスを迎えるに当たって一つだけ準備をしている事があり、用が済んだ後に予約していた店で物を受け取る。
その袋をぶら下げながら歩いて家に帰った。
帰る頃には夕方になっていて、この時期は夕方でも大分暗くなる。
玄関の電気は着いていなかったから銀時も不在なのか、それとも昼寝をしているだけなのかと思いながら扉に手をかけると簡単に開いた。後者である事を悟りつつ、相変わらずの不用心さにため息を一つ。しかし中に入った瞬間にふわりと甘い匂いが漂ってきて、不在でも昼寝をしているわけでもない事を察する。不思議に思いながら匂いの元となる部屋へ向かうと、台所で銀時がケーキのスポンジにクリームを塗っているところだった。
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PAST『たかすぎくんのきまぐれ』以前ピクブラに載せていた現パロ漫画ですがあっちを使うのをやめたのでこちらへ移動。
2016年作、成人向注意。
紙本として再録しイベントで当時の新刊のおまけで無配として配布(既に終了)
https://poipiku.com/30731/4754054.htmlの絵は紙版の表紙でした。 23
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DONE高銀2023年銀時誕生日話
※『三百円の料理』というお話の続きになります。そちらを読んでからの方が内容が分かり易いと思われます。
十月九日 子の刻数日前、高杉から文が届いた。
内容はたった一行。
十月九日 子の刻
差出人の記載もない。
けど、字を見ればわかる。多分ヅラと辰馬に見せても高杉からの文だってわかる。
まあそんな事は置いといて……今回ないのよ、アレが。
「んだよアイツ、今回文だけ? 依頼料なきゃ茶ァくらいしか出せないんですけど」
初回に言った事もあってか、高杉からの文には大抵依頼料も一緒に届く。なかなかいい金額を貰えるので少しだけ懐に入れては良い肉を買って鍋にしたり、俺にしたら高級魚の煮魚を作ってやったりしている。
それに慣れてきた頃合いの今、ここに来て文だけが送られてきた。
もしかして、ただ俺に会いに来るだけ?
「……んなワケあるかよ馬鹿馬鹿しい。ジャンプ買いに行こ」
2367内容はたった一行。
十月九日 子の刻
差出人の記載もない。
けど、字を見ればわかる。多分ヅラと辰馬に見せても高杉からの文だってわかる。
まあそんな事は置いといて……今回ないのよ、アレが。
「んだよアイツ、今回文だけ? 依頼料なきゃ茶ァくらいしか出せないんですけど」
初回に言った事もあってか、高杉からの文には大抵依頼料も一緒に届く。なかなかいい金額を貰えるので少しだけ懐に入れては良い肉を買って鍋にしたり、俺にしたら高級魚の煮魚を作ってやったりしている。
それに慣れてきた頃合いの今、ここに来て文だけが送られてきた。
もしかして、ただ俺に会いに来るだけ?
「……んなワケあるかよ馬鹿馬鹿しい。ジャンプ買いに行こ」
@mr_tkgy
MAIKING銀ちゃん誕生日おめでとう〜!まだ全然序盤で書きかけですがせっかくなので上げます!続きはゆっくり、10月中には上げたいな...
高銀ですが、うっすら土→銀要素ありです
『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』異常気象と騒がれているがこのところ急激に気温が下がり、むしろ例年よりも早く衣替えを始めた木々に囲まれてその小さな家は静かに佇んでいた。
「あ痛てっ!」
と思えばそんな悲鳴が聞こえてくる。
Amazonesで購入した箒を伸ばし瓦葺き屋根から雨樋に積もった赤や黄の葉をはたき落としていた際、小石が銀時の頭を直撃したのだ。次いでぶつぶつと悪態が続く。普段であればこんなところまで丁寧に掃除などしないが今日はそうでもしていなければ落ち着かなかった。
十月十日。十五夜に共に月を見る約束をした男はいまだ帰っては来ない。
「別にいいけどね〜一々献立に気ぃ遣わなくて済むし。用意しといた圓七の月見饅頭、俺が全部食っちまうもんね」
3805「あ痛てっ!」
と思えばそんな悲鳴が聞こえてくる。
Amazonesで購入した箒を伸ばし瓦葺き屋根から雨樋に積もった赤や黄の葉をはたき落としていた際、小石が銀時の頭を直撃したのだ。次いでぶつぶつと悪態が続く。普段であればこんなところまで丁寧に掃除などしないが今日はそうでもしていなければ落ち着かなかった。
十月十日。十五夜に共に月を見る約束をした男はいまだ帰っては来ない。
「別にいいけどね〜一々献立に気ぃ遣わなくて済むし。用意しといた圓七の月見饅頭、俺が全部食っちまうもんね」
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MAIKING【高銀♀】やや肌色ラフ〜線入れまでの落書き。
起きたらまた色塗りしたいなぁと思ったり思わなかったり。
こういう夫婦のおたのしみタイムを描くのか大変好きです。
いとよろし。 3
レイさん
MOURNINGむかし書いてほっぽり出てたのが発掘されたので供養。吉原の中で勉強や楽器、勝負事を教えている訳あり高杉と、そこに売られてきた仔銀ちゃんの話し。モブが出しゃばるしとっても冒頭だけです。ちなみに銀ちゃんの育ての親は松陽先生で、亡くなって身寄りがないから売られてきた的な感じです
吉原に住む訳あり杉×売られてきた仔銀ちゃ「旦那ァ、この子、買っちゃァくれやせんか?」
「…………あ?」
思わず眉を寄せて男を見た。汚い、痩せた顔が媚びるように上目で使いで笑っていた。見知った女衒を思わずまじまじと見つめてしまう。
「お前、とうとう頭までやられたか。俺ァ楼主じゃねえって事まで忘れちまったたァな」
「いえいえ、違ぇんですって旦那。旦那が女郎屋じゃねぇのは百も承知。その上でコイツを買って欲しいんです」
何を言ってるのだろう、この男は。本当に頭がやられてしまったのか、と本気で心配になっていると、女衒は、実はね、と目を伏せて語り始めた。
「いえ、このガキはね、旦那。ここから遠く、西国の方で買ったんです。しっかしコイツぁ、そっからずっともっとちいせぇ子供の面倒を見てくれてたんですよ、ええ。他の子がもう歩けねぇって泣き出した時にゃぁおんぶなんかもしちまって」
3939「…………あ?」
思わず眉を寄せて男を見た。汚い、痩せた顔が媚びるように上目で使いで笑っていた。見知った女衒を思わずまじまじと見つめてしまう。
「お前、とうとう頭までやられたか。俺ァ楼主じゃねえって事まで忘れちまったたァな」
「いえいえ、違ぇんですって旦那。旦那が女郎屋じゃねぇのは百も承知。その上でコイツを買って欲しいんです」
何を言ってるのだろう、この男は。本当に頭がやられてしまったのか、と本気で心配になっていると、女衒は、実はね、と目を伏せて語り始めた。
「いえ、このガキはね、旦那。ここから遠く、西国の方で買ったんです。しっかしコイツぁ、そっからずっともっとちいせぇ子供の面倒を見てくれてたんですよ、ええ。他の子がもう歩けねぇって泣き出した時にゃぁおんぶなんかもしちまって」
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DONE高銀紅桜後の二人です。
真ん中誕生日の味これっぽっちもないけれど、この日に高銀を上げられた事に意味がある、と言い聞かせて上げました。
内容は結構気に入っています。
三百円の料理「あー……いてェ」
今日の依頼はちょっと危ない臭いがしたから新八と神楽を言いくるめて一人でこなしてきたんだけど、無傷では済まなかったと言うか脚に銃弾受けて絶賛流血中。
とりあえず帰ってから処置しようと思いながら歩き、なんとか家に着いた。
「銀ちゃん!」
「銀さん!」
心配そうにかけつける二人を見て気が緩んだのか、急に視界が霞む。
「悪ィ、布団まで連れてって」
「それより血の臭いがするネ! どうしたアルか?!」
「脚怪我してるじゃないですか! とりあえず病院に……」
病院に連れて行こうとする新八を止める。
「どうしてですか?!」
「あんま、大事にしたくねェ」
「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!」
「頼む、新八。経験上これくらいなら寝てれば治るから……」
3598今日の依頼はちょっと危ない臭いがしたから新八と神楽を言いくるめて一人でこなしてきたんだけど、無傷では済まなかったと言うか脚に銃弾受けて絶賛流血中。
とりあえず帰ってから処置しようと思いながら歩き、なんとか家に着いた。
「銀ちゃん!」
「銀さん!」
心配そうにかけつける二人を見て気が緩んだのか、急に視界が霞む。
「悪ィ、布団まで連れてって」
「それより血の臭いがするネ! どうしたアルか?!」
「脚怪我してるじゃないですか! とりあえず病院に……」
病院に連れて行こうとする新八を止める。
「どうしてですか?!」
「あんま、大事にしたくねェ」
「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!」
「頼む、新八。経験上これくらいなら寝てれば治るから……」
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DONE高銀全て終わった後なんやかんやあってくっついてるけど別々の家で暮らしている設定。
銀時が高杉の為に色々動いて誕生日を祝うお話。
2023年高杉誕生日話師を救う為に動いていたら、幼馴染達と合流し、共に戦ったり、また別れたり……
結局俺は師を救えたのかはわからないけど、最後に立派になったな、と笑って去って行ったから、救えたって事にしておく。
そしてあの時、もう一人失った者がいる。
失ったはずのそいつは今、町外れの一軒家で静かに暮らしている。
それを知った時はチートだなんだって困惑したけど、この町では俺も今まで色んな目に遭ってきた。だから細かい事を気にする事はやめにした。
師がそいつに拳骨でも与えて黄泉から現世に戻したんだと思えば合点がいく。
季節は夏になった。
もうすぐそいつこと高杉の誕生日だ。今日は高杉がうちに来る。
神楽達には事情を話して出払ってもらい、高杉に渡そうとしている紙切れを懐に入れて来訪を待つ。
3803結局俺は師を救えたのかはわからないけど、最後に立派になったな、と笑って去って行ったから、救えたって事にしておく。
そしてあの時、もう一人失った者がいる。
失ったはずのそいつは今、町外れの一軒家で静かに暮らしている。
それを知った時はチートだなんだって困惑したけど、この町では俺も今まで色んな目に遭ってきた。だから細かい事を気にする事はやめにした。
師がそいつに拳骨でも与えて黄泉から現世に戻したんだと思えば合点がいく。
季節は夏になった。
もうすぐそいつこと高杉の誕生日だ。今日は高杉がうちに来る。
神楽達には事情を話して出払ってもらい、高杉に渡そうとしている紙切れを懐に入れて来訪を待つ。
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DONE隠居高銀全て終わった後なんやかんやでくっついた二人。
二人の隠居宅でJOY4が同窓会をする、会話がメインのお話です。
よく書いてる隠居話の続きと言えばそうですが、読んでなくても問題ないです。
第二回攘夷志士同窓会「高杉君と銀時君の幸せを願って、乾杯!」
「乾杯!」
押しかけてきた馬鹿二人のやり取りを呆れながら眺める俺と銀時。
「テメェら馬鹿共に願われなくたって普通に暮らしてるよ」
淡々とそう言いながら銀時は料理を自分の皿に盛っている。
「普通に?! お前らが?!」
辰馬がでかい声で銀時に問う。
「あーもーうっせーよ、唾飛ばすな馬鹿」
手で辰馬の顔を押さえつける銀時。するとヅラが辰馬の隣に寄る。
「坂本が驚くのも無理はない。お前達が普通に暮らすなど、十年前は想像もできんからな」
「そうそう、顔を合わせりゃ喧嘩ばかりしちゅう。わしの頬は何度お前らの拳に殴られた事か……」
そりゃテメェが間に入るからだろ。
「そんなんお前が間に入らなきゃ良かったんじゃねーの」
2461「乾杯!」
押しかけてきた馬鹿二人のやり取りを呆れながら眺める俺と銀時。
「テメェら馬鹿共に願われなくたって普通に暮らしてるよ」
淡々とそう言いながら銀時は料理を自分の皿に盛っている。
「普通に?! お前らが?!」
辰馬がでかい声で銀時に問う。
「あーもーうっせーよ、唾飛ばすな馬鹿」
手で辰馬の顔を押さえつける銀時。するとヅラが辰馬の隣に寄る。
「坂本が驚くのも無理はない。お前達が普通に暮らすなど、十年前は想像もできんからな」
「そうそう、顔を合わせりゃ喧嘩ばかりしちゅう。わしの頬は何度お前らの拳に殴られた事か……」
そりゃテメェが間に入るからだろ。
「そんなんお前が間に入らなきゃ良かったんじゃねーの」
sweets_m0gum0gu
DONE高銀全て終わった後二人はくっついたけど別々に暮らしている設定
祭りの話今日は万事屋と鬼兵隊のメンバーでかぶき町の祭りに来ていた。神楽が皆で行きたいっつーから高杉に話して実現したってわけ。
折角行くんだからと皆浴衣を着ている。
「また子! あっちで射的やるネ!」
「射的なら負けないッスよ!」
「それは私の台詞ヨ!」
勝負する気満々な二人を見て苦笑する。だって、こいつらが射的なんかしたら景品なくなるか破壊して終わりだろ。
「新八ィ」
「はいはい、わかってますよ銀さん」
「おー、あの二人頼むわ」
そんなやり取りをしていると、高杉が女子達の方に近付く。
「また子、神楽、これ使え」
何を渡すのかと思いきや、財布から札を数枚差し出した。
「やった! 晋ちゃんありがとう!」
「ちょ、晋助様、こんなにいただけません」
2774折角行くんだからと皆浴衣を着ている。
「また子! あっちで射的やるネ!」
「射的なら負けないッスよ!」
「それは私の台詞ヨ!」
勝負する気満々な二人を見て苦笑する。だって、こいつらが射的なんかしたら景品なくなるか破壊して終わりだろ。
「新八ィ」
「はいはい、わかってますよ銀さん」
「おー、あの二人頼むわ」
そんなやり取りをしていると、高杉が女子達の方に近付く。
「また子、神楽、これ使え」
何を渡すのかと思いきや、財布から札を数枚差し出した。
「やった! 晋ちゃんありがとう!」
「ちょ、晋助様、こんなにいただけません」
D373motion
DONE【高銀♀】※やや肌色 ※8/10追加暑いからと旦那の着物を拝借しつつ本当は旦那を帰らせたくない夏バテ嫁。
連日の酷暑のなか、高銀♀ならどう過ごすかなぁと。まぁただの確信犯夫婦でしたね。
嫁のムチムチボディを描くのはとても楽しい…ムフムフ
そして仲直りちゅうの嫁のtkbが見えそうで見えない…それもスケベ…ムフフフ 2
煩のう_gntm
INFO<通販お知らせ>JBFES 両眼2023にて発売しました、漫画「ラーメンと休日」を
フロマージュさんで通販開始しました!
よろしくお願いいたします。
A5/本文22p(全30p)
▶︎通販ページ(フロマージュ)
https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2002533 6
sweets_m0gum0gu
DONE隠居高銀の七夕話星形の贈り物今日は七夕だ。
と、さっき眺めてたテレビがそう言っていた。
食事も風呂も済ませて寝るまでの自由で穏やかな時間の中、縁側で紫煙を燻らせながら夜空を見る。
なかなか見事な星空だ。
今夜は天の川ってのも見れるかもしれねェ。
などと思っていると、背後から足音が近づいてきた。
「おー、今日はいい夜空だな」
声の主はそう言いながら隣に腰掛ける。
「銀時」
「ほい酒」
側に置かれた小さめの盆には徳利と猪口が二つ乗っているのを見て、煙管を片付けた。
猪口を取ると自然な動作で酒を注がれる。俺も銀時に注いでやりたいと思ったが、自分のは自分で注ぎやがる銀時に心の中で舌打ちをする。
「今日は特別なつまみがあるぜ」
そう言った後、後ろに隠してあったらしい小鉢を見せる銀時。小鉢にはオクラと長芋の和え物が盛られている。
1443と、さっき眺めてたテレビがそう言っていた。
食事も風呂も済ませて寝るまでの自由で穏やかな時間の中、縁側で紫煙を燻らせながら夜空を見る。
なかなか見事な星空だ。
今夜は天の川ってのも見れるかもしれねェ。
などと思っていると、背後から足音が近づいてきた。
「おー、今日はいい夜空だな」
声の主はそう言いながら隣に腰掛ける。
「銀時」
「ほい酒」
側に置かれた小さめの盆には徳利と猪口が二つ乗っているのを見て、煙管を片付けた。
猪口を取ると自然な動作で酒を注がれる。俺も銀時に注いでやりたいと思ったが、自分のは自分で注ぎやがる銀時に心の中で舌打ちをする。
「今日は特別なつまみがあるぜ」
そう言った後、後ろに隠してあったらしい小鉢を見せる銀時。小鉢にはオクラと長芋の和え物が盛られている。
@mr_tkgy
DONE6月25日JUNE BRIDE FES 2023高銀オンリーで出せなかった無配です。新刊の内容の続きで当たり前のように高銀の子がオリキャラとして出ているのでご注意ください。時期は五月中旬?頃のイメージです。六月の花婿季節は梅雨に差し掛かろうとする頃だった。中庭の小さな池の周りでちらほら紫陽花が咲き始めていることに気がつきながら、銀時は薄花桜の着物を襷掛けにして洗濯物を干していた。それを眺めながら高杉は縁側に腰掛けて腕に抱いた娘に苦戦しながら哺乳瓶でミルクを与えている。初めこそ、その腕に抱いた時はそれはもう見たことがないほどおっかなびっくりだったのに、随分マシになってきたものだと銀時はちらっと振り返り笑みを溢した。まあ最初から神楽が抱くよりはだいぶマシだったが、危なっかしくて見てられないと言う月詠やお妙、噂を聞きつけやって来たさっちゃんにどうにか娘の父親として認めてもらおうと奮闘していたしな。
『あの眼鏡の女には伊賀での借りがあるが、他の奴らには何故あんな目で見られるのか分からねぇ。』
2759『あの眼鏡の女には伊賀での借りがあるが、他の奴らには何故あんな目で見られるのか分からねぇ。』
sweets_m0gum0gu
DONE高銀全て終わった後だけど二人は別住まい。
※『良い米で炊く飯は甘い』の続きの話ですが読まなくても大丈夫
金目鯛の煮付け銀時の風邪が完治してから数週間が経った。今日は万事屋へ行く約束をしている。
贔屓にしている魚屋で目についた金目鯛の切り身を二枚包んで貰い、それを手土産に万事屋に向かう。
呼び鈴を押して反応を待った。
「よう、待ってたぜ」
銀時が出迎えてくれる。家の中に入ってから魚屋の袋を渡した。
「何これ、魚屋の包み?」
「あァ。贔屓にしてる店の金目鯛だ」
「えっ、高級魚じゃん」
「高級って程でもねェがな。俺ァ煮付けが食いたくなっちまった」
そう言って口角を上げると、銀時は納得したような表情をした後少し考え込む。
「なるほどね……あー、でも生姜がねェな。高杉君が買ってきてくれたら銀さん美味しいの作っちゃうけど」
ねだるようにそう言われて火を着けようとした煙管をしまう。
1869贔屓にしている魚屋で目についた金目鯛の切り身を二枚包んで貰い、それを手土産に万事屋に向かう。
呼び鈴を押して反応を待った。
「よう、待ってたぜ」
銀時が出迎えてくれる。家の中に入ってから魚屋の袋を渡した。
「何これ、魚屋の包み?」
「あァ。贔屓にしてる店の金目鯛だ」
「えっ、高級魚じゃん」
「高級って程でもねェがな。俺ァ煮付けが食いたくなっちまった」
そう言って口角を上げると、銀時は納得したような表情をした後少し考え込む。
「なるほどね……あー、でも生姜がねェな。高杉君が買ってきてくれたら銀さん美味しいの作っちゃうけど」
ねだるようにそう言われて火を着けようとした煙管をしまう。
CarpeDiemAS
DONEファイナルの最後に、たった一つの願い事を抱いてしまった高杉と銀時の高銀。共輪廻生まれ変わっている。
そう気づいたコレは、たぶん二回目の人生ではなかった。自覚が芽生えるよりもずっとずっと昔から、何度も同じようなことを繰り返しているのだと、誰も教えてはいないのに勝手にそれを理解した。一度折り目をつけた紙はどうやっても真っさらには戻らないのと同じように、この魂には痕が残っている。折り目が重なっている。
「…なんだ、それは」
そのことを伝えた高杉の表情は驚愕に満ちていて、とりあえずその反応でああ今回はこのパターンかと、この先の流れを絞り込む。場合によっては俺は魔女裁判だか異端審問だかに掛けられてそのまま殺されることもあるのだけど、幸いにも今回はそこまで過激な世界線ではないらしいので即ゲームオーバーということもないだろう。まあ宗教色が弱いだけで命の価値は軽そうなので、長生き出来るかは怪しいが。
2451そう気づいたコレは、たぶん二回目の人生ではなかった。自覚が芽生えるよりもずっとずっと昔から、何度も同じようなことを繰り返しているのだと、誰も教えてはいないのに勝手にそれを理解した。一度折り目をつけた紙はどうやっても真っさらには戻らないのと同じように、この魂には痕が残っている。折り目が重なっている。
「…なんだ、それは」
そのことを伝えた高杉の表情は驚愕に満ちていて、とりあえずその反応でああ今回はこのパターンかと、この先の流れを絞り込む。場合によっては俺は魔女裁判だか異端審問だかに掛けられてそのまま殺されることもあるのだけど、幸いにも今回はそこまで過激な世界線ではないらしいので即ゲームオーバーということもないだろう。まあ宗教色が弱いだけで命の価値は軽そうなので、長生き出来るかは怪しいが。
sweets_m0gum0gu
DONE高銀(督白)攘夷戦争時代の些細な出来事のお話
ちょっとこっちに来い「鬼兵隊が帰還したぞー!」
そんな声が聞こえて半分寝ていた瞼が上がる。
あー、て事は高杉帰ってきたのか。挨拶がてらちょっかい出しに行ってもいいかって思ったけど、ヅラに報告とかあるだろうし、総督様はしばらく忙しいだろ。そう思って再び寝る事にして瞼を下げたものの、なんか大きめの足音がどんどん近づいてくる。俺の部屋の前で止まったと思った瞬間、スパン!と音を立てて戸が開いた。
「うおっ! えっ、何?」
「ちょっとこっちに来い」
「はあ?」
「いいから来い」
「やだね。俺は寝るつもりだったんですぅ」
そう言ってやると、無言でズンズン部屋に入ってくる高杉。
「おいおい、マジで入ってくるヤツあるか?」
なんだかよくわからないけど高杉の圧に負けて後ずさる。俺の背に壁がついた後、高杉は俺を軽く抱きしめて胸の辺りに顔を近づけてくる。
926そんな声が聞こえて半分寝ていた瞼が上がる。
あー、て事は高杉帰ってきたのか。挨拶がてらちょっかい出しに行ってもいいかって思ったけど、ヅラに報告とかあるだろうし、総督様はしばらく忙しいだろ。そう思って再び寝る事にして瞼を下げたものの、なんか大きめの足音がどんどん近づいてくる。俺の部屋の前で止まったと思った瞬間、スパン!と音を立てて戸が開いた。
「うおっ! えっ、何?」
「ちょっとこっちに来い」
「はあ?」
「いいから来い」
「やだね。俺は寝るつもりだったんですぅ」
そう言ってやると、無言でズンズン部屋に入ってくる高杉。
「おいおい、マジで入ってくるヤツあるか?」
なんだかよくわからないけど高杉の圧に負けて後ずさる。俺の背に壁がついた後、高杉は俺を軽く抱きしめて胸の辺りに顔を近づけてくる。
sweets_m0gum0gu
DONE高銀全部終わった後なんやかんやで万事屋で一緒に住んでいる設定です。
多勢に無勢万事屋の長椅子に座って一枚の文を眺めていた。
「依頼か?」
隣に座る高杉が顔を寄せてそう尋ねる。
「あー……うん。なんか、港で秘密裏の取引を止めに来て欲しいって」
「そいつァ頼む場所間違ってねェか。万事屋じゃなくて警察だろ」
「警察に言いづらいヤツなんだろ。ま、たまにあるよ、こういうのも」
そう言いながら文を封筒にしまい、社長机の引き出しに入れる。
「行くのか?」
「貴重な依頼だしね。でも俺一人で行ってくる。神楽達には飲みに行ってるとでも伝えといて」
木刀を腰に差して玄関に向かった。
高杉からの鋭い視線に気づかないフリをしながら。
+++
港の倉庫に着いた。依頼主からの指定の場所だ。
広い倉庫の真ん中辺りまで進むと、依頼主が現れる。見た目は正にチンピラを表したようなチンピラだった。
2769「依頼か?」
隣に座る高杉が顔を寄せてそう尋ねる。
「あー……うん。なんか、港で秘密裏の取引を止めに来て欲しいって」
「そいつァ頼む場所間違ってねェか。万事屋じゃなくて警察だろ」
「警察に言いづらいヤツなんだろ。ま、たまにあるよ、こういうのも」
そう言いながら文を封筒にしまい、社長机の引き出しに入れる。
「行くのか?」
「貴重な依頼だしね。でも俺一人で行ってくる。神楽達には飲みに行ってるとでも伝えといて」
木刀を腰に差して玄関に向かった。
高杉からの鋭い視線に気づかないフリをしながら。
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港の倉庫に着いた。依頼主からの指定の場所だ。
広い倉庫の真ん中辺りまで進むと、依頼主が現れる。見た目は正にチンピラを表したようなチンピラだった。