竜胆ありす
MOURNINGハードコアモード導入おめでとうございます!漫画の草稿(プロット)死がふたりを分かつまでお話を読む前に(キャラ解釈違うと思うので、簡単に書いています。)
設定:
スティーブ(男 25歳~28歳くらいかな。みんなに優しい。アレックスが好き。)
アレックス(女 スティーブと同い年。みんなに優しい。スティーブが好き。)
サニー(男 スティーブと同い年。スティーブの悪友。エフェと結婚してる。)
カイ(男 30歳~32歳くらい。自分にも他人にも厳しい。みんなのリーダー的存在。)
マケナ(男 カイと同い年。旅好きの自由人。)
ズーリ(女 カイと同い年。建築家。インテリアもエクステリアもやる。)
エフェ(女 サニーの1つ下。サニーと結婚してる。)
アリ(女 考古学者。口を聞くことが困難で手話で会話。ヌールと恋人関係。)
1850設定:
スティーブ(男 25歳~28歳くらいかな。みんなに優しい。アレックスが好き。)
アレックス(女 スティーブと同い年。みんなに優しい。スティーブが好き。)
サニー(男 スティーブと同い年。スティーブの悪友。エフェと結婚してる。)
カイ(男 30歳~32歳くらい。自分にも他人にも厳しい。みんなのリーダー的存在。)
マケナ(男 カイと同い年。旅好きの自由人。)
ズーリ(女 カイと同い年。建築家。インテリアもエクステリアもやる。)
エフェ(女 サニーの1つ下。サニーと結婚してる。)
アリ(女 考古学者。口を聞くことが困難で手話で会話。ヌールと恋人関係。)
竜胆ありす
MOURNINGスティーブ(男)×アレックス(女)の兄妹設定小説です。倫理観を捨てられなかったので、血は繋がってません。
途中まで書いて思ったのは、あんまり設定の意味ないかも!です。
終わらないよ。 2370
竜胆ありす
MOURNINGいくつか考えたネタの一つ。登場人物:スティーブさん(男)、アレックスさん(女)、露店の行商人
設定
スティーブさん(年齢不詳、はっきりものを言うタイプ。アレックスが好き。)
アレックスさん(年齢不詳、冒険とか楽しいこと大好き。スティーブが好き。)
露店の行商人(楽しい人。故郷に錦をかけるため頑張ってる。)
ホレ薬ある日の事、冒険の途中立ち寄った村の商店で、私は綺麗な細工がほどこされた小瓶が売られてるのを見つけた。
「うわぁ可愛い」
思わず手に取って見ると、ちゃぽんと小瓶の中の液が揺れ動いた。
グロウベリーのジュースでも入っているのだろうか?
私が不思議そうに小瓶を眺めているのに気がついた店主が、ニコニコしながら声をかけてくる。
この辺りの人ではないようで、少しイントネーションが違った。
「いやぁ、お嬢さんお目が高いね。この小瓶には「ホレ薬」入ってるヨ。」
「好きな相手に飲ませれば、たちまちあなたに夢中ネ。」
店主はそう言い、続けて
「30エメラルドでどうだい?」
と私をうかがうように見てきた。
夢中って……本当かしら……?
「これ、欲しいの?買おうか?」
1460「うわぁ可愛い」
思わず手に取って見ると、ちゃぽんと小瓶の中の液が揺れ動いた。
グロウベリーのジュースでも入っているのだろうか?
私が不思議そうに小瓶を眺めているのに気がついた店主が、ニコニコしながら声をかけてくる。
この辺りの人ではないようで、少しイントネーションが違った。
「いやぁ、お嬢さんお目が高いね。この小瓶には「ホレ薬」入ってるヨ。」
「好きな相手に飲ませれば、たちまちあなたに夢中ネ。」
店主はそう言い、続けて
「30エメラルドでどうだい?」
と私をうかがうように見てきた。
夢中って……本当かしら……?
「これ、欲しいの?買おうか?」
いしえ
PAST2022.11.06発行『色物三撰』から、乙竜(太乙×公主)のみを抜粋して。しぶ掲載の小説を本にしたものからの再録です。
乙竜(太乙×公主)抜粋『色物三撰』より再録もくじ ★印付きは同時発行の本にも収録している作品です
・色物三撰・相談 case3/乙竜(太乙×公主)の場合
宝貝人間造りの命が下った太乙の頭には、とっさに公主が浮かんだ。以前から書きたかったもの。
知的な二人が好きです。太乙にとって公主が相談できる相手だったらいいな。
・嗚呼しあわせ/乙竜(太乙×公主)+天祥と飛刀(飛虎賈氏前提)★
ゲーム『仙界伝弐』から。太乙と公主を見ていて両親を思い出す折々がある天祥視点(+飛刀)。ゲームのセリフやエピソードから、ちょっと調整してお話にしました。甘め。ハッピー。
・ずっと居たい/乙竜(太乙×公主)
本編後。甘酸っぱいようでちょいイチャで。甘いかな? 診断メーカーのお題と自分のツイートを組み合わせて。
7347・色物三撰・相談 case3/乙竜(太乙×公主)の場合
宝貝人間造りの命が下った太乙の頭には、とっさに公主が浮かんだ。以前から書きたかったもの。
知的な二人が好きです。太乙にとって公主が相談できる相手だったらいいな。
・嗚呼しあわせ/乙竜(太乙×公主)+天祥と飛刀(飛虎賈氏前提)★
ゲーム『仙界伝弐』から。太乙と公主を見ていて両親を思い出す折々がある天祥視点(+飛刀)。ゲームのセリフやエピソードから、ちょっと調整してお話にしました。甘め。ハッピー。
・ずっと居たい/乙竜(太乙×公主)
本編後。甘酸っぱいようでちょいイチャで。甘いかな? 診断メーカーのお題と自分のツイートを組み合わせて。
rehoimi
PROGRESSハドアル転生if進捗です。マァムカラーリングと本編続きあげました!セーラーマァムのカラーリングは仮だった既刊の表紙から変えます~。パスはOPVRHA最高。
アルファベットの後ろの○まで入れて下さいね!
セーラーアルビナス3はこちらから↓
https://booth.pm/ja/items/5530452 5
戸森鈴子☆とらんぽりんまる
DOODLEとあるカップル人間JK×悪魔王子「私もピアス開けようかな?」
「ちょっと痛いかもしれないよ」
「じゃあどうしてしてるの?」
「いい事があったら、僕はしてるんだ」
「どういう意味?」
「君との思い出、忘れないようにね」
「えっ……」
「ドン引きするでしょ、あはは」
「しないよ……うれしい」
「そう?」
「ここは……?」
「付き合った時……」
「うれしい」
イチャイチャイチャイチャ
戸森鈴子☆とらんぽりんまる
DOODLEとあるカップル(坊ちゃんとメイドさん「坊ちゃまの髪はサラサラですね」
「俺なんかより、メイドさんの方が綺麗だ」
「まぁ……そんな」
完璧な二人の世界
実際は名前呼び
書き貯めしたら公開予定の和風ファンタジー小説のキャラ二人 3
小さな葉っぱ
REHABILIワルロゼ作品。ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
少しでも癒せたら夜遅く。今日もボロボロになるまでトレーニングをしていた彼。秘密の特訓場で大の字になり、地面の上で意識を手放している。
その頭をそっと両手でもたげて太ももの上に乗せ、地へ座る。
ゆっくりゆっくりと頭部を撫でながら、回復の魔法を掛けて行く。天使の羽根でくすぐるような手付き。
無理は出来るだけして欲しくはない。けれど――。
「貴方のそういうところが好きです」
聞こえて欲しいような、欲しくないような。そんな声量の囁きの後、上半身を折り、口吻による一瞬だけの口付けを交わす。
土まみれの中からでも、彼のバラの香水が標のように鼻を通り抜けて行った。
(おわり)
278その頭をそっと両手でもたげて太ももの上に乗せ、地へ座る。
ゆっくりゆっくりと頭部を撫でながら、回復の魔法を掛けて行く。天使の羽根でくすぐるような手付き。
無理は出来るだけして欲しくはない。けれど――。
「貴方のそういうところが好きです」
聞こえて欲しいような、欲しくないような。そんな声量の囁きの後、上半身を折り、口吻による一瞬だけの口付けを交わす。
土まみれの中からでも、彼のバラの香水が標のように鼻を通り抜けて行った。
(おわり)
小さな葉っぱ
REHABILISB69よりシュウマカ(シュウピグ)。ツイッターに投稿した画像小説と同じものです。
満たして満たされるドーリィドルチのライブに行列店のスイーツが差し入れられた。しかし、一体誰の、何処からの差し入れなのか分からないという。
「めちゃめちゃ怪しいでちゅ」
「はーい、じゃあミーが毒味してあげまーす!」
「食べたいだけでちゅよね?」
冷たいツッコミを無視してスイーツを頬張るピグマカロンのキラキラした笑顔に、チョキュルイユはやれやれと溜め息を吐いた。
リムジンの中。
「シュウ☆ゾーくん、なんだか今日は嬉しそうですね」
「差し入れがちゃんと届いたかなと思ってね。笑顔で美味しそうに食べる、彼女のそういうところが好きなんだぁ☆」
窓の外。ビルとビルのあいだから顔を覗かせた満月に、彼女の笑顔を浮かべた。
(おわり)
305「めちゃめちゃ怪しいでちゅ」
「はーい、じゃあミーが毒味してあげまーす!」
「食べたいだけでちゅよね?」
冷たいツッコミを無視してスイーツを頬張るピグマカロンのキラキラした笑顔に、チョキュルイユはやれやれと溜め息を吐いた。
リムジンの中。
「シュウ☆ゾーくん、なんだか今日は嬉しそうですね」
「差し入れがちゃんと届いたかなと思ってね。笑顔で美味しそうに食べる、彼女のそういうところが好きなんだぁ☆」
窓の外。ビルとビルのあいだから顔を覗かせた満月に、彼女の笑顔を浮かべた。
(おわり)
小さな葉っぱ
DOODLEワルロゼ作品。クリスマスSSです。
ツイッターに投稿した画像小説と同じものです。
地上の銀河無数の小粒の電球で煌めく夜の街。
この横断歩道を渡ればクリスマスデートの始まり。
彼女の手の甲が自分の手の甲に触れる。
お互い同時に顔を見ると、彼女は地上の銀河の中で美しく微笑んだ。直後に自分も同じ顔をすると、その拍子に口から出た二人のもやりとした白い息が、空中で一つになる。
ゼロ距離にある彼女の手を捕まえて、彼らは聖夜に彩られた光の街へ進んで行った。
(おわり)
185この横断歩道を渡ればクリスマスデートの始まり。
彼女の手の甲が自分の手の甲に触れる。
お互い同時に顔を見ると、彼女は地上の銀河の中で美しく微笑んだ。直後に自分も同じ顔をすると、その拍子に口から出た二人のもやりとした白い息が、空中で一つになる。
ゼロ距離にある彼女の手を捕まえて、彼らは聖夜に彩られた光の街へ進んで行った。
(おわり)
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア。クリスマスSSです。
ツイッターに投稿した画像小説と同じものです。
聖夜に咲く「堕天使なのに、クリスマスをお祝いするにゃ?」
BRRのメンバー総出で商店街のクリスマスイベントの手伝いをしていると、サンタガールの格好をした彼女が不思議そうに尋ねて来た。
「へっ、オレ様は寛大な堕天使だからな! 御子って奴も祝ってやんだよ」
「やったにゃー、一緒にイチゴのケーキ食べれるにゃん!」
彼女にとっての聖夜の宝物はイチゴのケーキのようだが、自分にとっては夜の街に咲いた彼女の笑顔こそが宝物だった。
(おわり)
213BRRのメンバー総出で商店街のクリスマスイベントの手伝いをしていると、サンタガールの格好をした彼女が不思議そうに尋ねて来た。
「へっ、オレ様は寛大な堕天使だからな! 御子って奴も祝ってやんだよ」
「やったにゃー、一緒にイチゴのケーキ食べれるにゃん!」
彼女にとっての聖夜の宝物はイチゴのケーキのようだが、自分にとっては夜の街に咲いた彼女の笑顔こそが宝物だった。
(おわり)
小さな葉っぱ
DOODLEワルロゼ作品。ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
星座占い『今週はさそり座の方と相性が良いでしょう』
巻末の星座占いにそう書かれた無料の情報誌をゴミ箱へ放る。
しかし、ゴミ箱から生えたそのフリーペーパーを複雑そうに見つめた後、拾い上げて開いた。
あの人の星座は――。
確かめようとして結局やめた。第三者が決めた星の運命なんて信じたりしない。
信じたり、しない……。
(おわり)
161巻末の星座占いにそう書かれた無料の情報誌をゴミ箱へ放る。
しかし、ゴミ箱から生えたそのフリーペーパーを複雑そうに見つめた後、拾い上げて開いた。
あの人の星座は――。
確かめようとして結局やめた。第三者が決めた星の運命なんて信じたりしない。
信じたり、しない……。
(おわり)
小さな葉っぱ
DOODLEワルロゼ作品。ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
地上の綺羅星クリスマスがまもなくの街中。星の光が間近にあるようなイルミネーションが、彼女越しに映る。
この時季にしか見られない一般的な厚着の彼女。レザーの手袋ごと手を引いて長い腕の中に閉じ込める。
その僅かな衝撃で吐き出されたお互いの白い息が、夜にくっきり映えて宙を渡って行く。
この光の中、攫っても良い? 心の中でそんなキザったらしい事を問い掛けていた。
(おわり)
180この時季にしか見られない一般的な厚着の彼女。レザーの手袋ごと手を引いて長い腕の中に閉じ込める。
その僅かな衝撃で吐き出されたお互いの白い息が、夜にくっきり映えて宙を渡って行く。
この光の中、攫っても良い? 心の中でそんなキザったらしい事を問い掛けていた。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGワルロゼ作品。診断メーカーでお題を頂きました。
【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
【140文字SSのお題】
貴方はワルロゼで『グラスにうつった真実』をお題にして140文字SSを書いてください。
#shindanmaker
https://shindanmaker.com/587150
勝手に十日間チャレンジ:六日目(ワルロゼ)もう何杯目かも分からないワインをあおる。
昼間っから飲んでいないと、気づいてしまったこの気持ちを振り払えない。いや、飲んでいても退けられてはいないが。
愛してしまったのは高嶺の花ならぬ高嶺の星。
自分のものになる訳がない。その事実が痛過ぎてワインを流す喉に染みる。
どんなにこの想いを遠ざけようとしても、グラスには彼女を欲しがる瞳がはっきりと写し出されていた。
(おわり)
188昼間っから飲んでいないと、気づいてしまったこの気持ちを振り払えない。いや、飲んでいても退けられてはいないが。
愛してしまったのは高嶺の花ならぬ高嶺の星。
自分のものになる訳がない。その事実が痛過ぎてワインを流す喉に染みる。
どんなにこの想いを遠ざけようとしても、グラスには彼女を欲しがる瞳がはっきりと写し出されていた。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGSB69よりヤイレト。診断メーカーでお題を頂きました。
【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターに投稿した画像小説と同じものです。
【○○を使わない140字小説お題】
小さな葉っぱさんは「保存」をテーマに(しかしその語を使わずに)140字SSを書いてみましょう
#shindanmaker
https://shindanmaker.com/430183
勝手に十日間チャレンジ:六日目(しょばろ)目立つ事を嫌う彼女は写真を撮られるのもあまり好きではない。
でもある晩秋にマフラーを共に買った時『巻くから、撮ってよ』と素っ気なくスマホを渡して来た。後で写真を送って欲しいと言うと意外にも素直に頷いてくれた。
やや恥ずかしそうに口元までマフラーに顔を埋めた上目遣いなカメラ目線は、可愛らしい。
『お洒落なんて分からない君が、一生懸命選んでくれたから』
写真を撮ってくれなんて珍しいと言及すると、彼女はもじもじと顔を背けながらそう口にしていた。
このデータはずっとメモリに焼き付け続ける。
(おわり)
251でもある晩秋にマフラーを共に買った時『巻くから、撮ってよ』と素っ気なくスマホを渡して来た。後で写真を送って欲しいと言うと意外にも素直に頷いてくれた。
やや恥ずかしそうに口元までマフラーに顔を埋めた上目遣いなカメラ目線は、可愛らしい。
『お洒落なんて分からない君が、一生懸命選んでくれたから』
写真を撮ってくれなんて珍しいと言及すると、彼女はもじもじと顔を背けながらそう口にしていた。
このデータはずっとメモリに焼き付け続ける。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGワルロゼ作品。【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
↓頂いたお題
【140文字でお題ったー】
ワルロゼへのお題は『全力疾走』です。140文字SSを書いてみましょう。
#140文字でお題ったー #shindanmaker
https://shindanmaker.com/1017946
勝手に十日間チャレンジ:五日目(ワルロゼ)普段は魔法で浮いて移動している。しかし彼に会いに行く時は自分の足で走って行きたい。
ドレスを少したくし上げて疾走し、彼の元まで辿り着く。
「あぶな!」
胸に飛び込むすんでのところでヒールを吐いた足がバランスを崩す。細くも自分をしっかりと受け止めてくれる腕。
心配そうに眉を吊り下げた顔が自分を覗き込む。
それが可愛らしいと思え、走って来た勢いのまま愛しい唇に食らい付いた。
(おわり)
194ドレスを少したくし上げて疾走し、彼の元まで辿り着く。
「あぶな!」
胸に飛び込むすんでのところでヒールを吐いた足がバランスを崩す。細くも自分をしっかりと受け止めてくれる腕。
心配そうに眉を吊り下げた顔が自分を覗き込む。
それが可愛らしいと思え、走って来た勢いのまま愛しい唇に食らい付いた。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGワルロゼ作品。【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
勝手に十日間チャレンジ:二日目(ワルロゼ)この時季の母親の手は荒れやすいから。そんな理由で購入した赤切れや手荒れにも効くハンドクリーム。
彼女と出会った事で趣味となった星見の途中で、そのケースを握り締める。
明日はカートのツアーで顔を合わせる事になっていた。
こんなちっぽけなプレゼント、喜ばれるかは分からないが。
誰かの役に立ちたいなんて、これまで抱いた事のない感情だった。彼女は経験した事のないさまざまな思いを呼び起こしてくれる。
寒い夜。彼の小さく温かい欲望を乗せて、今日も星は巡る。
(おわり)
232彼女と出会った事で趣味となった星見の途中で、そのケースを握り締める。
明日はカートのツアーで顔を合わせる事になっていた。
こんなちっぽけなプレゼント、喜ばれるかは分からないが。
誰かの役に立ちたいなんて、これまで抱いた事のない感情だった。彼女は経験した事のないさまざまな思いを呼び起こしてくれる。
寒い夜。彼の小さく温かい欲望を乗せて、今日も星は巡る。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGSB69よりアイチュチュ。【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
勝手に十日間チャレンジ:二日目(しょばろ)「チュチュが練習時間に遅れて来るなんて珍しいにゃ」
「ごめんなさい。アラームの時間を間違えていた上に、人に道案内をしていまして」
その人は子猫のように怯えていた。どうしても放ってはおけず、声を掛けたのである。
人と接する事が極端に苦手そうだった。しかし別れ際に一生懸命お礼の言葉を絞り出していた彼は、きっと悪い人ではないのだろう。
(おわり)
174「ごめんなさい。アラームの時間を間違えていた上に、人に道案内をしていまして」
その人は子猫のように怯えていた。どうしても放ってはおけず、声を掛けたのである。
人と接する事が極端に苦手そうだった。しかし別れ際に一生懸命お礼の言葉を絞り出していた彼は、きっと悪い人ではないのだろう。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGワルロゼ作品。【勝手に十日間チャレンジ:勝手に十日間作品を投稿する試み】
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
勝手に十日間チャレンジ:一日目(ワルロゼ)ある日のカートツアーで顔を合わせた彼女はいつもと違う容姿だった。サンタガールを彷彿とさせる真紅のドレスを身にまとい、髪はポニーテール。
レース前に『良い走りをしましょう』と、にこやかに声を掛けられる。
髪をアップにしている事で、デコルテがいつもよりくっきり目に映えていた。肩出しのドレスはその美しさを容赦なく見せつけて来る。視線が吸い寄せられてしまう。
「ま、まあよろしくな」
クールな態度を装いながら、早急に彼女の横を通って立ち去った。あのまま見惚れていたらうっかり触れてしまいそうだ。絶対通報される。
彼女のこの姿はご褒美でありながら心臓に悪い。
(おわり)
283レース前に『良い走りをしましょう』と、にこやかに声を掛けられる。
髪をアップにしている事で、デコルテがいつもよりくっきり目に映えていた。肩出しのドレスはその美しさを容赦なく見せつけて来る。視線が吸い寄せられてしまう。
「ま、まあよろしくな」
クールな態度を装いながら、早急に彼女の横を通って立ち去った。あのまま見惚れていたらうっかり触れてしまいそうだ。絶対通報される。
彼女のこの姿はご褒美でありながら心臓に悪い。
(おわり)
小さな葉っぱ
TRAININGSB69よりキンコリ。【勝手に十日間チャレンジ(勝手に十日間作品を投稿する試み)】
ツイッターに画像小説として投稿したものと同じです。
勝手に十日間チャレンジ:一日目(しょばろ)メンバーへの差し入れにと美味しすぎる水の直売店へ入る。
今日はいつかのライブで出会ったあの子がレジを担当していた。
「今日も来てくれたんですねー! メンバーさんへの差し入れですか?」
「ああ。ところで――」
物珍しそうに彼女を眺める彼。
「いつもの格好じゃないんだな」
彼女の服装は暖かそうな水色のセーターにパンツスタイル。
「さすがに晩秋から冬はスク水はお休みですよ」
「冬服も似合ってるよ」
「あ、ありがとうございます」
なんだか微妙に焦っているような。自分は思った事をただ口にしただけなのだが。
「またのお越しをお待ちしております!」
エコバッグに入れて貰った水を受け取る。
彼女のその挨拶が、何故だか太陽に煌めく水飛沫のように光っていたのは気のせいだろうか。
341今日はいつかのライブで出会ったあの子がレジを担当していた。
「今日も来てくれたんですねー! メンバーさんへの差し入れですか?」
「ああ。ところで――」
物珍しそうに彼女を眺める彼。
「いつもの格好じゃないんだな」
彼女の服装は暖かそうな水色のセーターにパンツスタイル。
「さすがに晩秋から冬はスク水はお休みですよ」
「冬服も似合ってるよ」
「あ、ありがとうございます」
なんだか微妙に焦っているような。自分は思った事をただ口にしただけなのだが。
「またのお越しをお待ちしております!」
エコバッグに入れて貰った水を受け取る。
彼女のその挨拶が、何故だか太陽に煌めく水飛沫のように光っていたのは気のせいだろうか。
小さな葉っぱ
DOODLEワルロゼ作品。お題を頂きました。
ツイッターで投稿した画像小説と同じものになります。
頂いたお題:素敵ね、と君は笑った
お題配布元:夢見月*
バラ柄のハンカチ「こちら、落としていらっしゃいましたよ」
カート大会の自分の選手控え室を彼女が訪れた。
綺麗に指が揃えられた手で、ラベンダーカラーの生地にバラ柄のハンカチが差し出される。
「ピーチさんに落とし主に心当たりがおありかと尋ねたら、こちらだとおうかがいしたので」
こんな粗野な男がクラシック感のあるバラ柄のハンカチを持っているなんて、裏で嗤われるかもな。そんな捻くれた思考に至る。
「素敵ですね」
受け取ったままなにも言えないでいると、彼女が和やかに笑った。
きっと褒めた対象はこのハンカチの柄だ。何処かでそう言い訳を零す。
しかし別の何処かではおかしな期待をしながら、穏やかに弧を描く唇と三日月のように細くなる目に見惚れていた。
320カート大会の自分の選手控え室を彼女が訪れた。
綺麗に指が揃えられた手で、ラベンダーカラーの生地にバラ柄のハンカチが差し出される。
「ピーチさんに落とし主に心当たりがおありかと尋ねたら、こちらだとおうかがいしたので」
こんな粗野な男がクラシック感のあるバラ柄のハンカチを持っているなんて、裏で嗤われるかもな。そんな捻くれた思考に至る。
「素敵ですね」
受け取ったままなにも言えないでいると、彼女が和やかに笑った。
きっと褒めた対象はこのハンカチの柄だ。何処かでそう言い訳を零す。
しかし別の何処かではおかしな期待をしながら、穏やかに弧を描く唇と三日月のように細くなる目に見惚れていた。
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりヤスほわ。お題を頂きました。
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
頂いたお題:言葉にも不自由する関係
お題配布元:夢見月*
不足したコトバ元々おしゃべりというものは得意ではない。特に彼女の前ではコトバというものを出す事が苦手になってしまう。
心臓がバクバクとうるさくなって、妙に体が熱くなって、変に焦る。
「あ、こんにちはヤスくん」
弁当配達の帰りに彼女とばったり出会う。
「……うっす」
桃色がかった白い髪が真昼の陽光で眩しく見え、やはりどぎまぎと胸を鳴らしてしまった。淡白な挨拶しか出来ない自分が恨めしい。
彼女と打ち解けられる“魔法のアイコトバ”はないかと、今日も好きという感情の中を溺れながら探している。
(おわり)
245心臓がバクバクとうるさくなって、妙に体が熱くなって、変に焦る。
「あ、こんにちはヤスくん」
弁当配達の帰りに彼女とばったり出会う。
「……うっす」
桃色がかった白い髪が真昼の陽光で眩しく見え、やはりどぎまぎと胸を鳴らしてしまった。淡白な挨拶しか出来ない自分が恨めしい。
彼女と打ち解けられる“魔法のアイコトバ”はないかと、今日も好きという感情の中を溺れながら探している。
(おわり)
小さな葉っぱ
1111ワルロゼ作品。ポッキー&プリッツの日作品。
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
ポッキー&プリッツの日連日続いているカート大会。
今日の第一レースが行われるサーキットの控え室は、何室かの大部屋へ分かれる形だった。
相棒のワリオと運悪く離れてしまった彼は、パイプ椅子に長い足を組んで行儀悪く座りながら、持参した棒状のチョコ菓子を食べている。
タメ口をきける仲といえど、王族も居る控え室でタバコを吸う訳にも行かない。口寂しさを紛らわせるにはちょうど良かった。
その時、ふと気配を感じて横を見る。少し離れた場所から、こちらの手元を物欲しそうに眺める星型の幼子が一人。確かチコとかいったか。
その保護者である碧色の星姫は、現在席を外しているようだ。
――このまま凝視されるのも癪だ。
そう思った彼は、菓子を一本抜き出し、星の子に手を伸ばす。
783今日の第一レースが行われるサーキットの控え室は、何室かの大部屋へ分かれる形だった。
相棒のワリオと運悪く離れてしまった彼は、パイプ椅子に長い足を組んで行儀悪く座りながら、持参した棒状のチョコ菓子を食べている。
タメ口をきける仲といえど、王族も居る控え室でタバコを吸う訳にも行かない。口寂しさを紛らわせるにはちょうど良かった。
その時、ふと気配を感じて横を見る。少し離れた場所から、こちらの手元を物欲しそうに眺める星型の幼子が一人。確かチコとかいったか。
その保護者である碧色の星姫は、現在席を外しているようだ。
――このまま凝視されるのも癪だ。
そう思った彼は、菓子を一本抜き出し、星の子に手を伸ばす。
小さな葉っぱ
DONEワルロゼ作品より、小説ハイライト。元作品はpixivとソナーズにあります。
背景画像はpexelsよりお借りしました。
https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4922083/
小さな葉っぱ
DOODLEワルロゼ作品。お題を頂きました。
ツイッターに画像小説として投稿したものと同じです。
頂いたお題:身分とか血筋とか、そんなのがどうでもよくなっちゃうくらい、私は貴方に夢中なの
お題配布元:夢見月*
最後の距離彼女たちの関係は、告白をしていないだけで恋人のように近しい。
しかし結局“恋人のよう”は“恋人のよう”な間柄でしかない。
手も繋がない、抱き締め合わない、キスだってしない。
彼は、自分たちの隙間に存在する身分や立場を、とても大きなものとして捉えている。
彼女とて、多くの子供たちを蔑ろには出来ない身なのは確かだ。しかし彼と恋仲となる上で、それを気にした事はない。
彼の庭に作られたベンチへ二人で座り、星月夜を見上げる。
『私の事、好きですか?』
あえて軽い調子で訊いてみる。今日もはぐらかせてしまった。
だが今日は諦めない。痩せこけた顔を玉肌の両手で挟み、ぐっとこちらを向かせる。
「身分と私、どちらが大切なのです?」
もう逃れられないこの質問で、最後の距離を埋めて欲しかった。
348しかし結局“恋人のよう”は“恋人のよう”な間柄でしかない。
手も繋がない、抱き締め合わない、キスだってしない。
彼は、自分たちの隙間に存在する身分や立場を、とても大きなものとして捉えている。
彼女とて、多くの子供たちを蔑ろには出来ない身なのは確かだ。しかし彼と恋仲となる上で、それを気にした事はない。
彼の庭に作られたベンチへ二人で座り、星月夜を見上げる。
『私の事、好きですか?』
あえて軽い調子で訊いてみる。今日もはぐらかせてしまった。
だが今日は諦めない。痩せこけた顔を玉肌の両手で挟み、ぐっとこちらを向かせる。
「身分と私、どちらが大切なのです?」
もう逃れられないこの質問で、最後の距離を埋めて欲しかった。
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア&ヤスほわ。ハロウィン小ネタです。
ツイッターに画像小説として投稿したものと同じです。
恋色ハロウィン・クロシア
「にゃにゃーん! 化け猫参上にゃ! あれ、クロウちゃん、なんでこっち見てくれないにゃん?」
背かれた顔の方へタタッと移動すると、またそっぽを向かれた。
「ちょっとクロウちゃん!」
何度かそうする内に、痺れを切らしたシアンは怒気を滲ませて名前を呼ぶ。
「だー、もう! 可愛過ぎて直視出来ねえんだよ! バカヤロ!」
「にゃ!?」
お互い気まずく俯く。照れ臭そうにうねうねと落ち着かないクロウとシアンの尻尾。
「あ、ありがとにゃん……」
「お、おう……」
――百秒後にケータイでめっちゃ撮影会するカップル――
・ヤスほわ
「ヤスくん! トリックオアトリートだよー、がおー!」
「のわ!?」
肉球付き手袋で覆われた両手を構えるほわんに、飛び退くほど驚くヤス。
456「にゃにゃーん! 化け猫参上にゃ! あれ、クロウちゃん、なんでこっち見てくれないにゃん?」
背かれた顔の方へタタッと移動すると、またそっぽを向かれた。
「ちょっとクロウちゃん!」
何度かそうする内に、痺れを切らしたシアンは怒気を滲ませて名前を呼ぶ。
「だー、もう! 可愛過ぎて直視出来ねえんだよ! バカヤロ!」
「にゃ!?」
お互い気まずく俯く。照れ臭そうにうねうねと落ち着かないクロウとシアンの尻尾。
「あ、ありがとにゃん……」
「お、おう……」
――百秒後にケータイでめっちゃ撮影会するカップル――
・ヤスほわ
「ヤスくん! トリックオアトリートだよー、がおー!」
「のわ!?」
肉球付き手袋で覆われた両手を構えるほわんに、飛び退くほど驚くヤス。