うみ(ゆりorばら)
DONE放サモ トウ主2ちゅーしたい主2と自分にはまだ早いと思ってるトウジの話
……のつもりでしたが予定とは少し違う話になりました。
・崎守トウジは愛が深いと思っている人間の妄想
・リョウタがたくさん喋る
・びっくりするぐらい喋る
・半分ぐらい喋ってる
・捏造あるかもしれない
合言葉「作者の性癖は誰かの地雷」
なんでも美味しく食べられる方のみお進み下さい 4232
うみ(ゆりorばら)
PAST放サモ シロ主2相変わらずうちの子は自我が強いです。
・時系列は7章後のつもり
・いろいろ違うかもしれない
・よそはよそうちはうち
・兵たちを率いる女王様っぽい主2
・シロウ大好き!いなくなっちゃだめだよ!!わたしのなんだからね!!!な主2
・↑に満更でもないシロウ
上記に加え「なんでも美味しく食べれます」という自信のあるかたはyesでどうぞ! 1969
t_n_b_u
MOURNING[トムテツトム]去年勝手に俺の枕元に置いてったサンタ野郎に渡しといてくれ お返しだ
去年→https://www.pixiv.net/artworks/95756943 3
ふるこ
MOURNINGホロケウカムイ転光日おめでとう記念!!のつもりで書いてたお話が仕上がらなかったので、ワンシーンだけ残してひとまずは供養させて頂きます。
いつかきちんと復活させられたら。
ホロケウカムイ×主男。一部腐向けシーン有りなのでワンクッション。キャラクエ、デートクエのネタバレ込です。 2441
けものすけ
MOURNINGオニワカと主3君。これのラフを描いたのがもう2年前なんですって。線画が描きかけの状態で長時間放置されてたため絵柄が変わりすぎてて仕上げる気が起きなかったのでこれで許してください。
むつき
DONE両想い主シロシロウ視点
十七時三十八分 発車時刻三分前、急ぎ足で飛び込んだ車両にはまだいくらか空席があった。車両の中程に進むうち、二人掛けの座席が空いているのを見つける。
「座るかい?」
夕暮れ時にはまだ早い。明るく照らし出された窓際の席を、視線で示してみせる。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
彼はそう言って、窓際にしずかに腰を下ろした。
上体を軽く揺さぶる振動と共に電車がホームを離れていく。そのタイミングで、大きなため息が聞こえた。
「本当に、お疲れさま」
心からの気持ちを込めて言葉をかける。ちらりとこっちを見た彼は、表情をほどくようにして苦笑いをこぼした。
「こっちへ来ると、いつもこうだよね」
六本木のギルドマスター、及びギルド内屈指の有力者たちに用があって、放課後を待ってから駅へ向かった。そうやって二人で赴いた先、彼は熱烈な、それはもう文字通り熱烈な歓待を受けた。惜しみなく繰り出される愛の台詞を受け止め、手を取られては跪(ひざまず)かれ。そうこうしているうちに彼らの従者たちも飛び出してきて、上を下への大騒ぎになっていく。ようやく開放されたのは、用事が済んでから随分経ってからのことだった。
2575「座るかい?」
夕暮れ時にはまだ早い。明るく照らし出された窓際の席を、視線で示してみせる。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
彼はそう言って、窓際にしずかに腰を下ろした。
上体を軽く揺さぶる振動と共に電車がホームを離れていく。そのタイミングで、大きなため息が聞こえた。
「本当に、お疲れさま」
心からの気持ちを込めて言葉をかける。ちらりとこっちを見た彼は、表情をほどくようにして苦笑いをこぼした。
「こっちへ来ると、いつもこうだよね」
六本木のギルドマスター、及びギルド内屈指の有力者たちに用があって、放課後を待ってから駅へ向かった。そうやって二人で赴いた先、彼は熱烈な、それはもう文字通り熱烈な歓待を受けた。惜しみなく繰り出される愛の台詞を受け止め、手を取られては跪(ひざまず)かれ。そうこうしているうちに彼らの従者たちも飛び出してきて、上を下への大騒ぎになっていく。ようやく開放されたのは、用事が済んでから随分経ってからのことだった。
むつき
DONE頭痛でダウンしているクロードを見舞うサモナーくん +見守るスノウさん頭痛持ち 豪奢な装飾が施されたドアへと手を伸ばす。けれどノックするより先に、ドアは内側から開かれた。
「ようこそおいでくださいました」
囁くようにして歓迎の言葉をかけてくれたスノウさんは、自分の顔を見つめて目元を和らげてみせた。
地上一階、建物を入ってすぐのところでガルムに会った。こうして自分が執務室に辿り着くより先に、きっとガルムは忠犬らしくスノウに報告に行ったのだろう。それにこんな立派な施設なのだ。防犯カメラのひとつやふたつ、そしてそのモニターくらい、この執務室のどこかには据え付けてあるに違いない。
「クロードと約束してたわけじゃないんだけど。ちょうど近くに来る用事があったから、挨拶でもと思って」
言いながら、でも今日はクロードに会えないだろうと思った。いつものスノウさんなら、うやうやしい一礼と共にすぐに部屋の中へと案内してくれるはずだ。けれどいま自分の目の前に立っているスノウさんは場所を譲ってくれそうには見えなかった。険しい雰囲気というわけじゃない。あくまでも和やかに、そしてきっと何かクロードのための訳があって、彼はそこを塞いでいるんだろうと思った。
2007「ようこそおいでくださいました」
囁くようにして歓迎の言葉をかけてくれたスノウさんは、自分の顔を見つめて目元を和らげてみせた。
地上一階、建物を入ってすぐのところでガルムに会った。こうして自分が執務室に辿り着くより先に、きっとガルムは忠犬らしくスノウに報告に行ったのだろう。それにこんな立派な施設なのだ。防犯カメラのひとつやふたつ、そしてそのモニターくらい、この執務室のどこかには据え付けてあるに違いない。
「クロードと約束してたわけじゃないんだけど。ちょうど近くに来る用事があったから、挨拶でもと思って」
言いながら、でも今日はクロードに会えないだろうと思った。いつものスノウさんなら、うやうやしい一礼と共にすぐに部屋の中へと案内してくれるはずだ。けれどいま自分の目の前に立っているスノウさんは場所を譲ってくれそうには見えなかった。険しい雰囲気というわけじゃない。あくまでも和やかに、そしてきっと何かクロードのための訳があって、彼はそこを塞いでいるんだろうと思った。
むつき
DONE放課後の甘酸っぱ両想い主シロ図書室にて「起立、礼」
淡々とした声による号令のもと、揃って一礼をする。途端に活気づくクラスメイトたちの間を通り、シロウの席へ向かった。
「シロウ。図書室に行くんだろ?」
その机の上には、ハードカバーの分厚い小説が何冊も積み上げられている。この数日でシロウがそれらをすっかり読み切ってしまったことを知っていた。
「俺もついていってもいい?」
「ああ、もちろんだ」
シロウはめがねを押し上げつつ、にこやかに頷いてくれた。
廊下をわたり、階段をのぼり、シロウについて入った図書室はひどく静かだった。耳に届くのは、これぞという一冊を求めて棚と棚の間をひっそりと歩く音、本のページがしずかにめくられる音ばかりだ。時折誰かが咳払いをしたり、友人同士で来ているらしい誰かがひそひそと言葉を交わしたりするのが聞こえてくる。
2025淡々とした声による号令のもと、揃って一礼をする。途端に活気づくクラスメイトたちの間を通り、シロウの席へ向かった。
「シロウ。図書室に行くんだろ?」
その机の上には、ハードカバーの分厚い小説が何冊も積み上げられている。この数日でシロウがそれらをすっかり読み切ってしまったことを知っていた。
「俺もついていってもいい?」
「ああ、もちろんだ」
シロウはめがねを押し上げつつ、にこやかに頷いてくれた。
廊下をわたり、階段をのぼり、シロウについて入った図書室はひどく静かだった。耳に届くのは、これぞという一冊を求めて棚と棚の間をひっそりと歩く音、本のページがしずかにめくられる音ばかりだ。時折誰かが咳払いをしたり、友人同士で来ているらしい誰かがひそひそと言葉を交わしたりするのが聞こえてくる。
むつき
DONE丑年新年イベントストーリーのシンノウ先生と問題児くん。サモナー→→(←)シンノウ先生くらいのイメージ。お酌 朱塗りの椀や漆塗りの小皿はどれも下ろしたばかりとみえて、見事な艶を帯びている。何しろ改装したての旅館なのだ。建物に合わせ、新しく買い求められたのであろうことは察しがついた。器のそれぞれには贅と粋を凝らした料理がこまごまと盛られ、いかにも華やかな正月の風情を醸し出している。
本来なら貴重な休日を堪能できる年末年始になるはずだったが、こんな贅沢な食事で饗されるのなら休日出勤も悪くはない。そんな膳を見下ろしているシンノウの目の前に、ふと影がさした。顔を上げる。そこには酒気漂う宴会場には似つかわしくない、学生服姿の少年が立っていた。
「おや、問題児くんじゃないか」
ギュウマオウに集められたアルバイトのメンバーたちの中には、彼を含め高校生が数人交じっていることはシンノウも知っていた。未成年たちは未成年たちだけで夕飯を済ませ、もう部屋に引き取って休んでいるか、広い大浴場を堪能しているはずだ。この大広間での宴会には酒も出すから、大人たちしか入れないようにしたと、ギュウマオウは言っていたというのに。
2093本来なら貴重な休日を堪能できる年末年始になるはずだったが、こんな贅沢な食事で饗されるのなら休日出勤も悪くはない。そんな膳を見下ろしているシンノウの目の前に、ふと影がさした。顔を上げる。そこには酒気漂う宴会場には似つかわしくない、学生服姿の少年が立っていた。
「おや、問題児くんじゃないか」
ギュウマオウに集められたアルバイトのメンバーたちの中には、彼を含め高校生が数人交じっていることはシンノウも知っていた。未成年たちは未成年たちだけで夕飯を済ませ、もう部屋に引き取って休んでいるか、広い大浴場を堪能しているはずだ。この大広間での宴会には酒も出すから、大人たちしか入れないようにしたと、ギュウマオウは言っていたというのに。