taiso_huku
CAN’T MAKE思い出さないでほしいチュンチュン…とスズメの鳴く声で雷蔵は目が覚めた。そう、朝チュンである。
寝起きのぼうっとした頭でしばらく虚空を見つめた後、だんだんと意識が覚醒して雷蔵は体を起こした。
「うぅん……」
すぐ隣から気の抜けた唸り声が聞こえて視線をやると、同じ布団の中で自分と同じ顔をした男が転がっていた。肩から上しか見えないが、服は着ていない。その姿を見た瞬間、雷蔵は昨夜の記憶がブワッと一気に蘇った。
思い出すのは熱、熱、熱。情熱的な愛情と、人肌の温もり、口付けの熱い吐息、初心な雷蔵にはあまりに刺激的な熱ばかりだ。恋人になって初めて体を重ねた夜。同じ顔なのに、同じ顔とは思えないような意地悪な顔をする男。その小憎らしい顔に胸が高鳴るのだから僕はもう末期だ。
1963寝起きのぼうっとした頭でしばらく虚空を見つめた後、だんだんと意識が覚醒して雷蔵は体を起こした。
「うぅん……」
すぐ隣から気の抜けた唸り声が聞こえて視線をやると、同じ布団の中で自分と同じ顔をした男が転がっていた。肩から上しか見えないが、服は着ていない。その姿を見た瞬間、雷蔵は昨夜の記憶がブワッと一気に蘇った。
思い出すのは熱、熱、熱。情熱的な愛情と、人肌の温もり、口付けの熱い吐息、初心な雷蔵にはあまりに刺激的な熱ばかりだ。恋人になって初めて体を重ねた夜。同じ顔なのに、同じ顔とは思えないような意地悪な顔をする男。その小憎らしい顔に胸が高鳴るのだから僕はもう末期だ。
@ko_u_u1
DOODLE鉢雷⚠️🔞(パスワードは私をフォローしていると見られる誕生日4桁)⚡️の0721は描いたので、今年は数年前に描いたこの🎭の0721を清書するぞ(?)
過去絵で汚い
🎭の0721の話 6
taiso_huku
TRAINING酒とキスの組み合わせが好きすぎてゴメン ぺろ同室の鉢屋三郎と恋仲になったのは少し前のことだ。真剣な顔で僕に想いを告げた三郎にどきりとしつつも、それでもこれまで友達として接してきた男にすぐ応と答えることもできず、優柔不断な性格も相まって大分長いこと答えは待たせてしまったけれど。
僕が三郎と恋人になると言った時、三郎は最初こそ驚いて、本当にいいのか?なんて慌てていたけれど、今では当たり前のように嬉しそうに僕に擦り寄ってくる。頬の緩んだその顔からはあまりに愛情が滲み出ていて、見るだけで恥ずかしくなってくるほどだ。まあ、嬉しいのは嬉しいんだけども。
三郎は普段からスキンシップは多い方だ。それこそ友達の時から(もしかしたら、僕が好きだから自然と多くなっていたのかもしれないけど)結構絡んでくる方だった。恋人になった今、前以上にスキンシップを取りたがるのは自然なことかもしれない。
2247僕が三郎と恋人になると言った時、三郎は最初こそ驚いて、本当にいいのか?なんて慌てていたけれど、今では当たり前のように嬉しそうに僕に擦り寄ってくる。頬の緩んだその顔からはあまりに愛情が滲み出ていて、見るだけで恥ずかしくなってくるほどだ。まあ、嬉しいのは嬉しいんだけども。
三郎は普段からスキンシップは多い方だ。それこそ友達の時から(もしかしたら、僕が好きだから自然と多くなっていたのかもしれないけど)結構絡んでくる方だった。恋人になった今、前以上にスキンシップを取りたがるのは自然なことかもしれない。
taiso_huku
MOURNING大雑把に考えてたのに一回悩みだすと止まらなくなっちゃう雷蔵くんの鉢雷。人数合わせのために合コンに来て欲しい、と友に誘われた三郎は、俺には雷蔵がいるからときっぱりと断った。
しかしこの恋人一筋の男を見て、その恋人はあっけらかんとこう言い放つ。
「困ってるんだろ?行ってあげなよ」
優しい雷蔵らしいといえばらしいのだが、少しは心配になったりしないのだろうかと三郎は落ち込む。俺のことどうでもいいのか、いや、むしろ信頼してるからこそ?
それに雷蔵に心配をかけたくないという思いとともに、自分だって興味のない女と飲むより雷蔵と一緒にいたかった。
でも雷蔵にこう言われてはと、少し拗ねて三郎は合コンへ向かったのだった。
ーーーのはずだったのに。
家に帰ってくると、やけに酒臭い。雷蔵、1人で飲んだのか?それか、一升瓶でも倒してこぼしたか。
1333しかしこの恋人一筋の男を見て、その恋人はあっけらかんとこう言い放つ。
「困ってるんだろ?行ってあげなよ」
優しい雷蔵らしいといえばらしいのだが、少しは心配になったりしないのだろうかと三郎は落ち込む。俺のことどうでもいいのか、いや、むしろ信頼してるからこそ?
それに雷蔵に心配をかけたくないという思いとともに、自分だって興味のない女と飲むより雷蔵と一緒にいたかった。
でも雷蔵にこう言われてはと、少し拗ねて三郎は合コンへ向かったのだった。
ーーーのはずだったのに。
家に帰ってくると、やけに酒臭い。雷蔵、1人で飲んだのか?それか、一升瓶でも倒してこぼしたか。
taiso_huku
MAIKING続かない月の大きい夜だった。忍者にとっては、明るすぎる夜は天敵。しかし忍者の学校で過ごしている生徒たちには、特に関係がなかった。もちろん忍務の時には別だが、特に今日のように、明日がお休みで、夜更かししたって大丈夫な夜は。
上級生になると夜な夜などこかへ出かけていく…なんて噂もあるが、夜な夜な出かけていく上級生は殆どが夜間演習である。たまに、先生の目を盗んで夜の街に繰り出す色男もいるにはいるが、五年ろ組、不破雷蔵と鉢屋三郎は夜な夜な出かけるタイプではなかった。2人は、自室で各々寛いでいた。
「雷蔵、その本いつまで読んでるんだ?俺はもう終わったけど」
三郎は変装道具の手入れをしていた。ひと段落ついたらしい彼は、雷蔵を急かした。
1992上級生になると夜な夜などこかへ出かけていく…なんて噂もあるが、夜な夜な出かけていく上級生は殆どが夜間演習である。たまに、先生の目を盗んで夜の街に繰り出す色男もいるにはいるが、五年ろ組、不破雷蔵と鉢屋三郎は夜な夜な出かけるタイプではなかった。2人は、自室で各々寛いでいた。
「雷蔵、その本いつまで読んでるんだ?俺はもう終わったけど」
三郎は変装道具の手入れをしていた。ひと段落ついたらしい彼は、雷蔵を急かした。
taiso_huku
MOURNING前に書いた腋毛食べる鉢雷、一部加筆して残しておく どさっ、と地面に押し倒される。布団はまだ敷いていないし、風呂だってまだだ。鍛錬から帰ってきたばかりでつかれているはずなのに、三郎は興奮している。その顔には余裕がないが、しかし笑っている。獲物を見つけた狩人のような、ぎらぎらとした目つきで。
今日の三郎はずいぶんと性急だった。いつもなら散々焦らしてから、「そろそろ触ってあげようか?」とでも言わんばかりに笑って、ようやく触ってくれるくせに。いきなり褌の中に手を突っ込んで、やわやわと撫でられる。
「う、ぐっ……!」
思わず出た声を抑えようと、咄嗟に手で塞ぐ。なんとも色気のない声だという自覚はあったが、それでも聞かれるのは恥ずかしい。そんなことを知ってか知らずか三郎は笑った。「はは、色っぽい声」。どこが。
1590今日の三郎はずいぶんと性急だった。いつもなら散々焦らしてから、「そろそろ触ってあげようか?」とでも言わんばかりに笑って、ようやく触ってくれるくせに。いきなり褌の中に手を突っ込んで、やわやわと撫でられる。
「う、ぐっ……!」
思わず出た声を抑えようと、咄嗟に手で塞ぐ。なんとも色気のない声だという自覚はあったが、それでも聞かれるのは恥ずかしい。そんなことを知ってか知らずか三郎は笑った。「はは、色っぽい声」。どこが。
urano_nara
DONEマシュマロより【悪魔三郎×シスター雷蔵♀】です。こんなのしか描けなくてすみません…
⚠️女体化注意
⚠️露骨な表現はないですが、そういう行為を匂わせているので背後注意
素敵なリクをありがとうございました! 3