らご氏
供養シナリオ風に書いてあったものこれは一応漫画かなんかにしようと思ったんじゃないかな
アラミスのために作った(ガラドミアあたりと交流を持ってて土壌改良とかしたんだよ)花畑があって、寄ってきた蜜蜂の集めた蜜で作ったミード
……新婚のお酒ですね(笑)
そんなスケベ導入部分
一応、がっつりめの続きが存在します
取り敢えず漫画描いてからちゃんと作品にするか考える
蜂蜜酒アラミス
「グロスタ……」
蜂蜜酒に濡れた唇で囁く
アラミス
「……もっと、近くにおいで」
白い肌が酔いで仄かに赤らんでいる
グロスタ
「少し飲み過ぎですよ」
アラミス
「ふふっ、久方振りの再会だ。たまには良いだろう?」
グロスタ
「……そうですね。貴方が心地良く飲まれているのでしたら。ですが、お加減を悪くしないよう、程々に」
アラミス
「ん、心得た」
アラミスは上機嫌な笑顔
グロスタ
「……俺も、お会いしたかった……」
グロスタはアラミスの手を取り、甲にくちづける
グロスタ
「おかえりなさいませ、我が君……」
アラミスはグロスタの髪を撫でて答える
「ただいま、グロスタ」
アラミスは蜂蜜酒を一口飲む
アラミス「甘い酒だ……」
1729「グロスタ……」
蜂蜜酒に濡れた唇で囁く
アラミス
「……もっと、近くにおいで」
白い肌が酔いで仄かに赤らんでいる
グロスタ
「少し飲み過ぎですよ」
アラミス
「ふふっ、久方振りの再会だ。たまには良いだろう?」
グロスタ
「……そうですね。貴方が心地良く飲まれているのでしたら。ですが、お加減を悪くしないよう、程々に」
アラミス
「ん、心得た」
アラミスは上機嫌な笑顔
グロスタ
「……俺も、お会いしたかった……」
グロスタはアラミスの手を取り、甲にくちづける
グロスタ
「おかえりなさいませ、我が君……」
アラミスはグロスタの髪を撫でて答える
「ただいま、グロスタ」
アラミスは蜂蜜酒を一口飲む
アラミス「甘い酒だ……」
らご氏
供養これも走り書き前半と後半で多分違う話を考えていたんだけど同じファイル上にあったのでまとめて
こういうのを書いていた頃は「作品」を仕上げる気はあまりなくて、一人で文字を打って吐き出すだけだったので作劇というより自分の頭の中身の整理に近いです
思いついたままの羅列
これも何かに使えれば使うかも?
夕刻、花の香り「私はお前を大切に思っているよ。だが私は……、私の意思と欲に基づいて人を愛し、恋い慕うという感情が未だにわからない」
「それでも構いませんよ」
「グロスタ。……私はもう、ルートヴィヒではないのだよ?」
「貴方が貴方でなくなったわけではありません。貴方は、お名前やお立場が変わろうとも俺にとっては唯一の人です」
「……お前のそばにもいない」
「それは少し寂しくも思いますが、貴方には自由が必要だ。違いますか?」
「ゆく先々で、お前以外を求めるかもしれないだろう?」
「そんなことをなさるんですか? だとしても、この胸の誓いには何ら支障はございません」
「ならば、お前の、気持ちが重くて逃げてしまったら?」
「それでも遠く、何処かの空のもとにおられるであろう、貴方の幸せを祈り続けるでしょう」
1293「それでも構いませんよ」
「グロスタ。……私はもう、ルートヴィヒではないのだよ?」
「貴方が貴方でなくなったわけではありません。貴方は、お名前やお立場が変わろうとも俺にとっては唯一の人です」
「……お前のそばにもいない」
「それは少し寂しくも思いますが、貴方には自由が必要だ。違いますか?」
「ゆく先々で、お前以外を求めるかもしれないだろう?」
「そんなことをなさるんですか? だとしても、この胸の誓いには何ら支障はございません」
「ならば、お前の、気持ちが重くて逃げてしまったら?」
「それでも遠く、何処かの空のもとにおられるであろう、貴方の幸せを祈り続けるでしょう」
らご氏
供養メモ帳に残っていたお話未満の走り書きこれ書いたあとにほんへ見直したらギルが「父上にも母上にも愛されていた」とルートヴィヒについて語ってるの確認して、割と亡くなったのは最近なのかな?じゃあこれ駄目じゃん!となったんだけど、遺品や誰かの話から愛の名残を感じたのでもいいのかな?と思ったり
いつか再利用するかもしれない
子守唄の話「グロスタ。少し眠ろうか。お前も休め」
「はい」
アラミスはグロスタの頭を撫でる
「アラミス、殿?」
「……母上のことはほとんど覚えていない。ギルベルトをお産みになって、すぐに逝ってしまわれた。当時は少しばかりギルベルトを恨んだ。弟が、母上を奪ってしまったのだと。だが、私は母上の子守唄を憶えている。ギルベルトにはそんな思い出もない。可哀想な弟だ……」
「……」
「子守唄を歌ってやろう。お前は働き過ぎだからな」
「……私は、親不孝だと思うかね? 王太子として責務も果たさず、王位は投げ出し、きっと子を成すこともない」
「いいえ、ルートヴィヒ様」
「グロスタ?」
「……ヒューゴ様もお后様も、貴方が生きて、お幸せであることが何よりだと存じます。俺は人の親ではありませんが、妹が貴族の身分を捨て砂漠の若者に嫁いだときも、ただ彼女の幸せを祈っておりました」
863「はい」
アラミスはグロスタの頭を撫でる
「アラミス、殿?」
「……母上のことはほとんど覚えていない。ギルベルトをお産みになって、すぐに逝ってしまわれた。当時は少しばかりギルベルトを恨んだ。弟が、母上を奪ってしまったのだと。だが、私は母上の子守唄を憶えている。ギルベルトにはそんな思い出もない。可哀想な弟だ……」
「……」
「子守唄を歌ってやろう。お前は働き過ぎだからな」
「……私は、親不孝だと思うかね? 王太子として責務も果たさず、王位は投げ出し、きっと子を成すこともない」
「いいえ、ルートヴィヒ様」
「グロスタ?」
「……ヒューゴ様もお后様も、貴方が生きて、お幸せであることが何よりだと存じます。俺は人の親ではありませんが、妹が貴族の身分を捨て砂漠の若者に嫁いだときも、ただ彼女の幸せを祈っておりました」
らご氏
できたグロアラ甘えてくる主殿としょうがないなってなる黒騎士くんの話
すこしだけわるいこと 銀の河の横たわる晩夏の夜空の下。蒸れた草の青い匂いの中、立ち並ぶ複数の天幕。見張りの兵が欠伸をしながら見守る、寝静まる野営地。
幕越しに聴こえる夏虫の聲が静寂をより掻き立て、余計に些細な気配にすら過敏になってしまう。たとえば傍らの主人がこちらに視線を注いでいる、そんな気配にも。
「眠れませんか?」
閉じていた目蓋を開け、徐々に闇に慣れた目が輪郭を捉える。大きくはっきりとした碧眼が瞬きもせず、こちらを見ている。
「グロスタ。そちらの寝床に移ってもいいだろうか」
「狭いですよ。寝心地が良くないのでしたら交換いたしましょうか?」
「そういうわけではない」
承知しております、とグロスタは内心に呟く。それでも建前が必要だからはぐらかす。
1429幕越しに聴こえる夏虫の聲が静寂をより掻き立て、余計に些細な気配にすら過敏になってしまう。たとえば傍らの主人がこちらに視線を注いでいる、そんな気配にも。
「眠れませんか?」
閉じていた目蓋を開け、徐々に闇に慣れた目が輪郭を捉える。大きくはっきりとした碧眼が瞬きもせず、こちらを見ている。
「グロスタ。そちらの寝床に移ってもいいだろうか」
「狭いですよ。寝心地が良くないのでしたら交換いたしましょうか?」
「そういうわけではない」
承知しております、とグロスタは内心に呟く。それでも建前が必要だからはぐらかす。
らご氏
リハビリグロアラある旅人の話
寝付けなかったので書いた文庫メーカー用
全年齢向け
カプ要素は薄いような濃いような
旅行記 この前、風変わりな旅人が来たのさ。
俺んちの店に「ここは小料理店ではないのですか?」ってさ。
馬鹿言っちゃいけないよ。ここは十年も前にやっと貯めた金で買った夢の結晶なんだ。いや、パン屋なんだけどさ。
そしたら、そいつは少し寂しそうに笑ってマフィンを二つ買っていったんだ。
道にでも迷ったのかな。
そいつ? ああ、街の名所を訊いて出ていったよ。小さな街だから大したものはないがね。この街には移動劇団がよく来るんだ。広場を使って、屋台も出て、ちょっとした祭りになる。今は時期じゃないけどね。今度来るといいよ。次は夏かな。
昔ね、この街に悪者たちがいた頃、ひとりで悪者をやっつけちゃった人がいたんだって。でも、そんなの昔話でしょって言ったらお婆ちゃん言ったのよ。あたしが生き証人だよって。髪の毛が長くて、とてもきれいな人だったって。お婆ちゃん一目惚れしたそうよ。ふふふっ。
1596俺んちの店に「ここは小料理店ではないのですか?」ってさ。
馬鹿言っちゃいけないよ。ここは十年も前にやっと貯めた金で買った夢の結晶なんだ。いや、パン屋なんだけどさ。
そしたら、そいつは少し寂しそうに笑ってマフィンを二つ買っていったんだ。
道にでも迷ったのかな。
そいつ? ああ、街の名所を訊いて出ていったよ。小さな街だから大したものはないがね。この街には移動劇団がよく来るんだ。広場を使って、屋台も出て、ちょっとした祭りになる。今は時期じゃないけどね。今度来るといいよ。次は夏かな。
昔ね、この街に悪者たちがいた頃、ひとりで悪者をやっつけちゃった人がいたんだって。でも、そんなの昔話でしょって言ったらお婆ちゃん言ったのよ。あたしが生き証人だよって。髪の毛が長くて、とてもきれいな人だったって。お婆ちゃん一目惚れしたそうよ。ふふふっ。
らご氏
供養バニー騒ぎの折にノリで書き始めたものの機を逸した感のあるグロアラ匂わせ程度の微微微えろ未満
兎要素をカットするか……元々兎であってバニーの話ではないのでこのままなんとかするか
とりあえず供養
赤目兎は蜜月の夢を見るか(未完)「俺を『雄』と仰ったのは貴方です」
目前に迫る黒曜の眸に、微かに赤い火が灯っていた。褐色の肌と黒い髪同様に、本来の彼の眸は月のない夜のような深く暗い色をしている。だが、虹彩の妙がそう見せるのか。ほんの時折、その双眸は鈍い赤光を返す。記憶にある限り、それは戦いのさなか魔炎に身を焦がしながら敵を焼き払うときの色。
そして──。
「本当に……兎、みたいだな」
赤い眸を揶揄したのは期待と強がり。
尤も、向き合う彼は自身の眸の色など見えていないだろうから別の意味に捉えただろう。
『孤独のあまり死んでしまう程、寂しがり屋で』
『番えねば気が狂ってしまうほど欲深で』
つい先刻、彼に話した兎の生態を思い出す。それはどちらかといえば自分の方だな、と青年は状況にそぐわぬ冷静な自嘲をする。両腕を押さえ込まれていなければいつもの癖のように、きっと顎に指をやっていた。
881目前に迫る黒曜の眸に、微かに赤い火が灯っていた。褐色の肌と黒い髪同様に、本来の彼の眸は月のない夜のような深く暗い色をしている。だが、虹彩の妙がそう見せるのか。ほんの時折、その双眸は鈍い赤光を返す。記憶にある限り、それは戦いのさなか魔炎に身を焦がしながら敵を焼き払うときの色。
そして──。
「本当に……兎、みたいだな」
赤い眸を揶揄したのは期待と強がり。
尤も、向き合う彼は自身の眸の色など見えていないだろうから別の意味に捉えただろう。
『孤独のあまり死んでしまう程、寂しがり屋で』
『番えねば気が狂ってしまうほど欲深で』
つい先刻、彼に話した兎の生態を思い出す。それはどちらかといえば自分の方だな、と青年は状況にそぐわぬ冷静な自嘲をする。両腕を押さえ込まれていなければいつもの癖のように、きっと顎に指をやっていた。
らご氏
リハビリグロアラ全年齢向けカプ要素はあり
文庫メーカー使ってみたくて画像4枚に収まる程度のものを書いてみました
帰り道、遠回り「今夜の店もなかなか良かったな」
もう幾度目の『逢瀬』だろうか。
駐屯地を二人抜け出し、近隣の街で心惹かれるまま選んだ店に入り食事を摂る習慣は解放軍として各地を転戦するにあたっての、ささやかな楽しみとなっていた。
この夜の主菜はほろほろチキンの香草焼き。大蒜と香草を漬け込み香りを移したオイルでマリネした鶏肉に更に香草を乗せ、野菜とともに鉄鍋で焼く。ハーブに精通するエルフの料理らしい一品。香草の種類は香りで判別がついただけで五種類は使っていただろう。もしかしたらもっと多いのかもしれない。
「ええ。香草には薬効のあるものもありますから、味覚にも滋養にも優しい豊かなお食事でした」
傍らの男の表情も以前より柔らかくなった。
1433もう幾度目の『逢瀬』だろうか。
駐屯地を二人抜け出し、近隣の街で心惹かれるまま選んだ店に入り食事を摂る習慣は解放軍として各地を転戦するにあたっての、ささやかな楽しみとなっていた。
この夜の主菜はほろほろチキンの香草焼き。大蒜と香草を漬け込み香りを移したオイルでマリネした鶏肉に更に香草を乗せ、野菜とともに鉄鍋で焼く。ハーブに精通するエルフの料理らしい一品。香草の種類は香りで判別がついただけで五種類は使っていただろう。もしかしたらもっと多いのかもしれない。
「ええ。香草には薬効のあるものもありますから、味覚にも滋養にも優しい豊かなお食事でした」
傍らの男の表情も以前より柔らかくなった。
らご氏
できたフェブリス大陸で強引にXmasグロアラしたかったお話。また冬の夜の話。全年齢向け。ギル×ヴァ要素あり、アレインに奥方がいる設定なのでヴァを娶りし殿下、同性とイチャイチャしてしまった殿下はご注意ください
きよしこの夜空に 氷の破片を鏤めたかのような冷たく澄んだ星空の下、白亜の王城グランコリヌを中心に扇形に広がる城下町は屋根屋根に雪を冠し、一層白く輝いていた。
だがそれ以上に今宵の街並みはきらきらと目映い。冬祭りの華やかな燈火と蝋燭、装飾を施した窓から漏れる暖かな光を照り返して煌めいているのだ。街の至るところに屋台が立ち並び、この日のために組み上げられた舞台の上で楽団や劇団の演目が繰り広げられている。冬の、祝祭の夜だった。
そんな中、連れ歩く二人の姿があった。
一人は先導するかのように一歩ほど前を歩く線の細い男、アラミス。二振りの剣を腰に佩いていることからも剣士であることが察せられる彼は、持ち得た高貴な名と地位を捨てて各地を流れる傭兵である。降り積む雪にも劣らぬほど白い肌と豊かな長い金髪に透き通る碧の瞳。上背があることを除けば美女とも見紛い兼ねない中性的な容姿を持つ彼は祝祭の様子にその涼やかな目許を細めていた。
5411だがそれ以上に今宵の街並みはきらきらと目映い。冬祭りの華やかな燈火と蝋燭、装飾を施した窓から漏れる暖かな光を照り返して煌めいているのだ。街の至るところに屋台が立ち並び、この日のために組み上げられた舞台の上で楽団や劇団の演目が繰り広げられている。冬の、祝祭の夜だった。
そんな中、連れ歩く二人の姿があった。
一人は先導するかのように一歩ほど前を歩く線の細い男、アラミス。二振りの剣を腰に佩いていることからも剣士であることが察せられる彼は、持ち得た高貴な名と地位を捨てて各地を流れる傭兵である。降り積む雪にも劣らぬほど白い肌と豊かな長い金髪に透き通る碧の瞳。上背があることを除けば美女とも見紛い兼ねない中性的な容姿を持つ彼は祝祭の様子にその涼やかな目許を細めていた。