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DONE(2024/5/18)伏五Webオンリーお題企画作品です。
→お題:ふたりでいっしょに
「はすのうてなのはんざをわかつ」
伏五が空港で再会してからどこかへ行く話。
空港の話ですのでご注意。
でもお題通りの話です…!
パスワード:イベント名略称4文字 9
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DONE(2024/5/18)伏五Webオンリーお題企画作品です。
→お題:ふたりでいっしょに
「そして物語は続く」
平和な未来if。
同棲ばかっぷる伏五が寝室の数で揉める話。
パスワード:イベント名略称4文字 14
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MOURNING(2024/03/10)転生伏五♀の冒頭のみ。
・二人とも前世の記憶はうっすらある。
・前世の五は男だけど、今世では女の子。
・前世で二人は付き合ってなかった。(両片想い)
そのほかの設定は最後にあります。 3303
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SPUR ME結婚五年目の伏五が正月休みに合わせてポリセする話(1日目)⚠️糖度が高い⚠️
本当は去年末に書きたかったんだけど1日目だけで力尽きた。
プロットは組んであるので、続きは12月の私が元気だったら書くと思います。
尻叩きに1日目だけここに保管! 3853
kikhimeqmoq
DONE五条お誕生日の続きです!恵お誕生日2023電話のボタンをずっと眺めていた。さっきまで小言ばかり言っていた津美紀はさすがにもう寝たらしい。
それはそうだ。あと10分で今日が終わる。小学生は寝る時間だし、正直なところ自分も眠い。誕生日なんて諦めて寝てしまえばいいい。
何回も自分に言い聞かせているのに体は一向に動かない。先月、呪霊から金縛りを受けた時よりも酷い。あの時は頭だけが動いたから、初めての金縛りに焦ってキョロキョロ顔を振る自分を見て彼が大笑いしていたっけ。しょぼい金縛りにかかる御三家術師なんて初めて見たとデカい声で笑っていたけど、俺だって漫画みたいに腹を抱えて笑う大人なんて初めて見た。
ほら。電話なんかしたって多分笑われるだけだ。誕生日を祝うタイプじゃないだろ絶対。間違いない。
1919それはそうだ。あと10分で今日が終わる。小学生は寝る時間だし、正直なところ自分も眠い。誕生日なんて諦めて寝てしまえばいいい。
何回も自分に言い聞かせているのに体は一向に動かない。先月、呪霊から金縛りを受けた時よりも酷い。あの時は頭だけが動いたから、初めての金縛りに焦ってキョロキョロ顔を振る自分を見て彼が大笑いしていたっけ。しょぼい金縛りにかかる御三家術師なんて初めて見たとデカい声で笑っていたけど、俺だって漫画みたいに腹を抱えて笑う大人なんて初めて見た。
ほら。電話なんかしたって多分笑われるだけだ。誕生日を祝うタイプじゃないだろ絶対。間違いない。
ただの倉庫
DOODLE転生パロ伏五の冒頭。大泣きするちび恵二度目ましての爆音「やっ!」
つんつんと元気いっぱいに空に伸びた頭に向かって悟が話し掛けると、びくっとしたチビはおそるおそるとように首だけ回してこちらを見た。まだ五歳にもなってないだろう。前世で初めましてをした時よりも低い目線に向かってする今世の2度目ましては、チビな恵には衝撃の強いものだったらしい。
悟の陽気な声を聞いて何を思ったのか、「びぇぇぇぁぁ」とすごい勢いで泣き出した。それはもうわんわんと。いやむしろ、エコーがかかってぐわんぐわんいってるかもしれない。「ちょっとなに?」「どうしたんだ」近隣住民がその声につられてわらわらと出てくる。そんな周りの声が聞こえていないのか、恵は顔を真っ赤にさせて力いっぱい悟の前で泣き散らす有様だ。
1305つんつんと元気いっぱいに空に伸びた頭に向かって悟が話し掛けると、びくっとしたチビはおそるおそるとように首だけ回してこちらを見た。まだ五歳にもなってないだろう。前世で初めましてをした時よりも低い目線に向かってする今世の2度目ましては、チビな恵には衝撃の強いものだったらしい。
悟の陽気な声を聞いて何を思ったのか、「びぇぇぇぁぁ」とすごい勢いで泣き出した。それはもうわんわんと。いやむしろ、エコーがかかってぐわんぐわんいってるかもしれない。「ちょっとなに?」「どうしたんだ」近隣住民がその声につられてわらわらと出てくる。そんな周りの声が聞こえていないのか、恵は顔を真っ赤にさせて力いっぱい悟の前で泣き散らす有様だ。
kikhimeqmoq
DONE伏黒恵誕生日2017。伏五。五条誕の話の続きです。恵誕2017おにぎりの前を横切るのが何回目なのか、恵は分からなくなっていた。コンビニの店内を周回するのは止めにして、そろそろ目当ての品を購入しなくてはいけない。
誕生日にケーキを買うことぐらい、誰でもできるはず。でも、明るく冷たいケースの前で苺のケーキを眺めると、途端にいやらしい気持ちになり、いてもたってもいられなくてその場を離れた。
ケーキなんて諦めればいい、と思う反面、どうせ彼は今日こちらには来ないのだから、一人で気ままにケーキくらい食べればいいとも思う。
明後日の一二月二四日。大規模な襲撃を行うと、特級呪詛師がわざわざ日付を指定して宣戦布告したらしい。その呪詛師のせいで高専に所属の準一級以上の呪術師は総動員され、防衛準備に追われている。もちろん、五条悟は作戦の中心だ。忙しくて寝る暇もないかもしれない。が、恵はその場にいないので、分からない。
1821誕生日にケーキを買うことぐらい、誰でもできるはず。でも、明るく冷たいケースの前で苺のケーキを眺めると、途端にいやらしい気持ちになり、いてもたってもいられなくてその場を離れた。
ケーキなんて諦めればいい、と思う反面、どうせ彼は今日こちらには来ないのだから、一人で気ままにケーキくらい食べればいいとも思う。
明後日の一二月二四日。大規模な襲撃を行うと、特級呪詛師がわざわざ日付を指定して宣戦布告したらしい。その呪詛師のせいで高専に所属の準一級以上の呪術師は総動員され、防衛準備に追われている。もちろん、五条悟は作戦の中心だ。忙しくて寝る暇もないかもしれない。が、恵はその場にいないので、分からない。
kikhimeqmoq
DONE五条悟誕生日。伏五。付き合ってないけど仲良しな伏五の2017年12月7日。五条誕2017 ガチャガチャガチャン。金属が激しくぶつかり合う音がする。ドアノブを乱暴に回しているのは来客だ。足音は聞こえなかったが、気配で誰が来たのか、恵はすぐに分かった。くるまっていた毛布を乱暴に押しのけ、扉に向かう。毛布に包まれていた裸足の指先に冷えた廊下がこたえる。足裏に冷たさがピリピリ電流のように伝わった。
つま先立ちで跳び上がるように進んだ。数秒のことだったが戸外の客は待ちきれないらしく、ますます強く取手を動かした。急がないとドアが壊れてしまう。そのくらいは朝飯前のはずだ。
「夜中に騒ぐのはやめてください」
「いいじゃん、ケーキ食べようよ」
「だから、声、デカいんで」
静かにしてください。顰めた小声で注意しながら恵はドアに手を伸ばす。小言なんて聞いていない五条が恵の脇をすり抜け、勝手に部屋の中に入っていった。同時に冷たい風も侵入し、恵の部屋着を冷やす。寒い。急いでドアを閉め、五条が脱ぎ散らかした靴を揃えて自分も台所へ向かった。
3379つま先立ちで跳び上がるように進んだ。数秒のことだったが戸外の客は待ちきれないらしく、ますます強く取手を動かした。急がないとドアが壊れてしまう。そのくらいは朝飯前のはずだ。
「夜中に騒ぐのはやめてください」
「いいじゃん、ケーキ食べようよ」
「だから、声、デカいんで」
静かにしてください。顰めた小声で注意しながら恵はドアに手を伸ばす。小言なんて聞いていない五条が恵の脇をすり抜け、勝手に部屋の中に入っていった。同時に冷たい風も侵入し、恵の部屋着を冷やす。寒い。急いでドアを閉め、五条が脱ぎ散らかした靴を揃えて自分も台所へ向かった。
uncimorimori12
PAST夏五の匂わせしかねえ伏五無名のファイル「恵ってサッパリした食べ物好きって言ってたよね」
扉を開けると、そこには日常生活ではそうそう拝まない白金に光り輝く頭髪を靡かせた男がいた。睫毛の奥まで純白をたもつ男は、ビニール袋を伏黒に差し出すと我もの顔で靴を脱ぎ捨て家へと上がる。押しつけられた袋の中身を確認すれば、小分けにされた生蕎麦がいくつか入っていた。つゆやネギなども同封されたその袋は、どうやら茹でて皿に盛れば完成という代物のようだ。
「おそばですか」
「うん、三人で一緒に食べようー。って、津美紀は?」
「ちょうど買い物に出ています。さっき出たばかりです」
「そっか、入れ違っちゃったなあ」
五条はそういうと座布団を枕にし畳の上にゴロリと寝転がる。以前はなかったえんじ色の座布団は、津美紀が「五条さんが来るから」と言って買い揃えたものである。それまでは来客はおろか姉弟ふたりのみしか存在することの無かった六畳一間は、五条が訪ねるようになってから少々物が増えた。食器類は三人分揃えるようになったし、客用の布団なんてものも用意されている。べつに五条はそんな頻繁に来るわけでもなく、よくて月に二回顔をみせる程度なのだが、窮屈になったアパートは以前より風通しがよくなったように感じる。
2035扉を開けると、そこには日常生活ではそうそう拝まない白金に光り輝く頭髪を靡かせた男がいた。睫毛の奥まで純白をたもつ男は、ビニール袋を伏黒に差し出すと我もの顔で靴を脱ぎ捨て家へと上がる。押しつけられた袋の中身を確認すれば、小分けにされた生蕎麦がいくつか入っていた。つゆやネギなども同封されたその袋は、どうやら茹でて皿に盛れば完成という代物のようだ。
「おそばですか」
「うん、三人で一緒に食べようー。って、津美紀は?」
「ちょうど買い物に出ています。さっき出たばかりです」
「そっか、入れ違っちゃったなあ」
五条はそういうと座布団を枕にし畳の上にゴロリと寝転がる。以前はなかったえんじ色の座布団は、津美紀が「五条さんが来るから」と言って買い揃えたものである。それまでは来客はおろか姉弟ふたりのみしか存在することの無かった六畳一間は、五条が訪ねるようになってから少々物が増えた。食器類は三人分揃えるようになったし、客用の布団なんてものも用意されている。べつに五条はそんな頻繁に来るわけでもなく、よくて月に二回顔をみせる程度なのだが、窮屈になったアパートは以前より風通しがよくなったように感じる。
uncimorimori12
PAST虎伏前提伏五前書いたの。溜まったらまとめてpixivに投稿するつもりだったけど一向にたまんないから供養。
銀貨三十枚「ねえ、三十枚の銀貨って現在の価値だとだいたい百万円くらいらしいよ」
すっかり住み慣れた寮の自室に伏黒が帰宅すると、そこには散々見飽きはしたが風景には馴染まない男が伏黒のベットの上で太々しく胡座をかいていた。伏黒がベットが汚れるのを嫌い入浴前に布団に入ることを避けるタイプであることを知っているくせして、男は遠慮なく持参したのであろうビスケットを貪っている。伏黒は痛む頭を抱えながら、ひとまず脇に抱えていた花束を備え付けの勉強机へと置いた。
「五条さん、どいてください。誰が掃除すると思ってるんですか」
「恵でしょ。んー、どこうにも僕ほかに座るところないし」
「座布団あるでしょ。緑が客人用なのでそれ使ってください」
2226すっかり住み慣れた寮の自室に伏黒が帰宅すると、そこには散々見飽きはしたが風景には馴染まない男が伏黒のベットの上で太々しく胡座をかいていた。伏黒がベットが汚れるのを嫌い入浴前に布団に入ることを避けるタイプであることを知っているくせして、男は遠慮なく持参したのであろうビスケットを貪っている。伏黒は痛む頭を抱えながら、ひとまず脇に抱えていた花束を備え付けの勉強机へと置いた。
「五条さん、どいてください。誰が掃除すると思ってるんですか」
「恵でしょ。んー、どこうにも僕ほかに座るところないし」
「座布団あるでしょ。緑が客人用なのでそれ使ってください」