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    #伏五

    volt5
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    すぬぴ

    MOURNINGキスの日なので拍手お礼に上げてた伏五のキス上げ直し
    #伏五
    珍しくR指定もないので逆に恥ずかしくてそのうち消すと思う
    「…ねぇ恵、…ディープキスのやり方知らないの?」



    「…ああ?」



    唇が触れ合ったのは二度目だった。

    一度目は、悟の方からほんの一瞬。

    悪戯にしたって性質が悪い。

    反射的に拳を振り上げたトコロで、悟の身体がふっと後ろに下がってそれを避けた。

    術式を使うまでもない、というトコロに余計腹が立つ。



    「…いただきました。」



    そう言ってクルリと背中を向けて去っていく後姿をどうして黙って見送る気になったのか、

    今でもわからない。


    そのまましばらく、普通に時間が過ぎて、

    そして、今またこうして、不意に唇が触れ合った。




    「舌、入れるようなキス、したことないの?」

    赤い舌をつい、と突き出して、悟が悪戯っぽく身体に触れてくる。



    「…くだらない…なんのつもりだよ…」



    悟の真意が全く読めずに恵は絡みついてくる悟の腕を無理やり引きはがした。


    「ただ舌入れたらいいって思ってるでしょ?」


    下から覗き込むように顔をのぞかせながら、からかう様に悟が言う。


    「この間から…アンタほんと何がしたいんだ?!」


    いい加減頭に来て、恵が声を荒げる。


    「何 1431

    nnn

    DOODLEとーじにやられた時の傷が残ってたら、な伏五ちゃん
    どんなに痕残したり傷つけたりしても結局反転で消えちゃうのに、ただ一つ痕残せたのがめぐの父親であるとーじってめちゃめちゃエモくないですか
    額に落ちる前髪を鬱陶しげにかき上げたときに見えたのは、陶器のように艶やかな肌に似つかわしくない瘢痕だった。
    彫刻か何かのように、一つの狂いすら許さないものと思っていた彼の身体に残る歪な傷跡は伏黒に鮮烈な印象を与えた。

    穏やかでない色を潜めた深緑の瞳に気付かない訳もなく、刺すような視線を一身に浴びる五条は仕方ないと言った様子で真っ白な髪を上にやり、視線の求める先を露わにする。

    自ら求めたはずなのに、いざまじまじと見せつけられてつい目を逸らしてしまう。
    向かい合って座る伏黒のそんな様子を気にすることもなく、血の気のない指先で額を撫でながら言葉を転がし始めた。
    「もっとザクザクって刺されて、ズバーッてぶった斬られたんだけど、他は綺麗さっぱり。ここだけ残っちゃったんだよねえ。ま、初めて反転使ったのがこの時だからいきなり100パー完璧になんて無理だったのかな」
    けらけらと笑いながら口にされる、捉えようのない抽象的な擬音と不穏な言葉の羅列に、伏黒は隠すこともなく顔を顰めた。

    「どしたの恵難しい顔して。もう痛くないしただのケロイドだよ?」
    「五条先生に傷つけるなんて、よっぽどの奴ですよね」
    1140

    saigj3106

    MOURNINGたぶん、子ども扱いを嫌がるふりをして利用する恵と、
    それに流される悟を妄想したかったっぽい。
    恵が悟を欲しているとはじめて伝えたとき、悟は心底不思議そうな顔をして、えぇ?と色事の会話とは思えない高さのトーンで声を発した。
    「マジ?」
    「…マジです。こんな冗談言うほど、あんたみたいに性格悪くないです」
    「恵。全然違うこと言ってない?」
    確かに、あんたが好きで欲情してる、と伝えた数秒後に悪く言うのは普通ではないだろう。しかし相手はこの五条悟なのだからそうなっても仕方がない。
    「自分でも、なんでアンタなんかって思います」
    「なんか…」
    辛辣~と呟きながらも五条はきっと、恵を引かせるためにどう言うのかを考えているだろうと思う。子供の戯言、勘違い、言い様はいくらでもある。
    恵が悟と出会ってから、年月では十年という数字が積まれた。
    その間に、当初はただぼんやりと自覚していた自分の呪力、術式、普通の人間には見えていないものたちとの向き合い方を知った。
    高専に入るまでは、所属呪術師ではない恵に直接任務が下りてくることはなかったが、連れて行かれて呪霊を祓うことも、式神たちの調伏も、五条の導きで(と言うには乱暴なことが多々あったが)重ねてきた。
    刻まれた自分の術式が五条の無下限呪術と六眼に対抗し得 1349

    saigj3106

    MOURNINGこれをどうする気だったのかもう忘れちゃったので、
    まさしく供養。
    「飲みますか」

    キャップの外されたそれを受け取りながら、肘を始点にした腕の動きで上半身を緩く起こした。ベッドの上にはまだまだ湿度を含んだ空気が漂っているというのに、確かに喉は渇いていたから、悟は口をつけたそれを喉が鳴りそうな勢いで水を飲む。
    まだ違和感の残る腹の中に冷たいものが落ちていく感覚は、正直あまり心地の良いものではなかったけれど、口の中から喉の入口辺りまでが潤うのは悪くなかった。飲み口を外した唇の端から微かに垂れた分を手の甲で拭い、悟は恵にボトルを返す。受け取った恵はそのままそれを自分の口へと運んだ。
    悟が飲んだ三分の一ほどの残りが、勢い良く恵の体内へと流れていく。
    「はぁ…なんかちょっとまだ、腹ん中ヘン」
    「痛いんですか?」
    「うーん、痛くはないけど、…」
    贅肉ゼロの腹筋を何気ない指先でさすって見せる悟を見下ろしている恵を見たら、いつの間にか下着を履いていた。
    「え、なにお前、もういいの?」
    「もうって…いきなり何度もとか、そんな鬼畜じゃないです」
    はじめてなのに。

    ぼそ、と呟いた恵に、悟はほぉ~ん?と目を細める。
    ついさっきまで快楽の涙で湿っていた目蓋はまだ少し重たく、 958

    jujukaraage

    MAIKING伏五で、五を喜ばせたい(意識させたい)伏

    ※書きかけのまま
    「お前らに相談がある」

    寮の自室で、伏黒はベッドに腰掛けながらいわゆるゲンドウポーズで、友人たちに話しかけた。
    友人である虎杖と釘崎は『東京のお洒落なところで山手線ゲーム』で盛り上がっていたところだったが、伏黒のただならぬ表情を見て、その手を止めた。

    呪術高専一年の生徒は、この三人のみである。
    最初は絶対に気が合わないと互いに思っていたが、三人で行動するうち、なんだかんだ馬が合うことに気付いた。

    伏黒は元来警戒心の強いタイプだったが、今では任務後にどちらともなく伏黒の部屋に集まってダラダラと三人で過ごすことも少なくない。

    「なんだよ。あらたまって」

    床の上で胡座をかいていた虎杖が、伏黒を見上げる。釘崎も椅子に足を組んで座り、「さあ話しなさい」という表情でこちらを見ている。

    もう後には引けない。急に喉が乾いて、ンンッと咳払いをした。

    「今から話すことは、友人の話なんだが」

    あ、これ知ってる。友人の話って言っておいて、本当は自分の話なやつだ。
    てか、コイツ絶対俺たち以外に友達いねぇだろ。
    虎杖と釘崎は目配せをして、心で会話する。任務で鍛えられたから連携はバッチリだ。

    「自 1386

    kikhimeqmoq

    DOODLE伏五の五条が直哉と話しているだけの落書き。たぶんなんか、あんまり良いネタじゃない。恵が高一の五月くらい。誤字脱字衍字および重複は見直してないです。「君さあ、なんでずっとムカついた顔してんの?」
    久しぶりに御三家の会合があった。うちの当主は二日酔いで欠席するとだらなことを言い出し、次期当主である自分に名代を務めるよう言いつけてた。それはいい。それはいいが、なんでこいつと控え室が一緒やねん。俺、ほんま嫌いやねんけどら
    「悟くんはなんで似合わへん東京弁を使ってるの?」
    「似合ってるでしょ。君の金髪よりはずっと似合ってるし。直哉って昔は可愛い顔してたのに、いつのまにか場末のヤンキーみたいな金髪ピアスになったのは社会人デビューなの?」
    ハハッと乾いた笑いを付け加えた男といえば白髪が光っていた。銀髪というほど透けていないが、真珠みたいに淡く柔らかく発光している。下ろした前髪から覗く青い目はこれまた美しく輝いていたが、柔らかさなんて一欠片もなく世界を圧倒する力を放っている。それは自分が呪術者だから感じる力であって、その辺の猿どもが見たってガラス玉みたいに綺麗だと褒めそやすだけなんだろうが、こいつの真価はそんな見た目で測れるものじゃない。まあ、えげつない美しさっちゅうのは事実やけど。
    「もうすぐ禪院の当主になるっていうもんが、いつまでも五条家に 3020