紫乃(しの)
MAIKING当たって砕けりゃいいんだぜ(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24196325)の続き。未完。面食い副隊長保→→→→→一般人鳴保が鳴に対してだいぶポンコツ具合を発揮していますがそういうのでいいぜっていうひとの暇つぶしになれば幸いです。 10851
紫乃(しの)
DOODLEニルヴァーナへはまだ遠く(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23280247)シリーズを全部読んでいるという前提の話ですんで。最終話公開した後に各方面(?)から気付くのに3年もかかる!?(意訳)と言われたので一年に短縮してみました。突発お年賀がわり 4341
こたつ
DONE【保鳴webオンリー展示小説】恋人同士/甘
鳴の誕生日にプロポーズをしたい保。デートの待ち合わせ場所に到着すると、遅刻常習犯の鳴がすでに来ていて――付き合っている保鳴が、他愛ない会話を通して互いへの想いを深めていく話
【保鳴】ラブマチュアリング紙袋はホテルのフロントに預けた。待ち合わせ前にやっとくことはもうないな。
焼肉屋も、写真より雰囲気がええ感じやったな。個室やし、肉のメニューも豊富。『たらふく肉を食わせろ』いうのがリクエストやったからな。あの店なら弦も満足するやろ。
満面の笑みで大喜び――そんなリアクションこそ取らんやろし。そう言うても「まぁまぁだな」とか上から目線の食レポを口にしながらも、目元は満更でもないと緩めとる姿とか簡単に目に浮かぶ。
店選びも準備も万全。ここまでエラーはない。
強いていうなら、今日、万が一怪獣が発生したもんなら、秒速で滅多切りにする自信がある――というたところか。
幸い、今のところは穏やかな午後が続いてる。
時間は……15時か。合流するまで1時間近くあるな。
8973焼肉屋も、写真より雰囲気がええ感じやったな。個室やし、肉のメニューも豊富。『たらふく肉を食わせろ』いうのがリクエストやったからな。あの店なら弦も満足するやろ。
満面の笑みで大喜び――そんなリアクションこそ取らんやろし。そう言うても「まぁまぁだな」とか上から目線の食レポを口にしながらも、目元は満更でもないと緩めとる姿とか簡単に目に浮かぶ。
店選びも準備も万全。ここまでエラーはない。
強いていうなら、今日、万が一怪獣が発生したもんなら、秒速で滅多切りにする自信がある――というたところか。
幸い、今のところは穏やかな午後が続いてる。
時間は……15時か。合流するまで1時間近くあるな。
こたつ
DONE【保鳴webオンリー展示小説】恋人同士/甘
誕生日くらい普段よりもちょっとだけ素直になれる鳴がいるかもしれない……!みたいな糖度高めの保鳴話
ある討伐作戦でオーバーヒートを起こし療養中の鳴。ゲームも没収されヒマを持て余していると、詳細を知らせていないはずの保がやって来て――。
【保鳴】37.6℃のバースデーつまらん約束をした。そう思っていたのも本当だ。だというのに、なぜだかあの日見たアイツの顔が離れない。
「次は鳴海さんの番やな」
やけに嬉しそうな声で、ゆったりと笑った保科の顔が――。
目を覚ませば、療養室は薄暗くなっていた。
飾りのない壁は影に覆われ、出入口を照らすライトだけが淡々と点灯している。
暗いな。夕方、それか一周まわって早朝か……。いや、夜も朝もどうでもいいか。どうせ終わった話だ。不条理なんてガキの頃からの腐れ縁だからな。
別に今さら。なんてことはない。
まぁ、不可抗力とはいえアイツに借りを作っちまったのだけは面白くないが。
体温をたっぷりと吸収した布団を引き寄せ、隙間なく身体と密着させる。身体から排出される二酸化炭素が熱い。
6117「次は鳴海さんの番やな」
やけに嬉しそうな声で、ゆったりと笑った保科の顔が――。
目を覚ませば、療養室は薄暗くなっていた。
飾りのない壁は影に覆われ、出入口を照らすライトだけが淡々と点灯している。
暗いな。夕方、それか一周まわって早朝か……。いや、夜も朝もどうでもいいか。どうせ終わった話だ。不条理なんてガキの頃からの腐れ縁だからな。
別に今さら。なんてことはない。
まぁ、不可抗力とはいえアイツに借りを作っちまったのだけは面白くないが。
体温をたっぷりと吸収した布団を引き寄せ、隙間なく身体と密着させる。身体から排出される二酸化炭素が熱い。
こたつ
PAST【保鳴】付き合って1年オーバーの保鳴が、休みを合わせて某テーマパークでデートする話
犬猿の仲だった頃と変わらないテンションで言葉を交わしているけど、なんだかんだ仲良しな副隊長×隊長がいます。
【保鳴】スプラッシュアワー止めどなく噴き出していた汗もやっと落ち着いてきた。
日陰になっていた縁石へ腰を降ろした保科は、隣に並ぶ鳴海の横顔へチラリと視線を流した。
黒と白の前髪が快適そうに揺れている。
どうやら杞憂だったみたいやな。
恋人にバレないよう、保科は密かに胸を撫で下ろした。
デートも後半戦。真っ青な空に貼りついている白い太陽は、まだ高い。
炎天下の遊歩道では、晴れやかな笑顔が行き交っている。
保科はたっぷりの氷に浸ったレモンウォーターで再び喉を潤し、鳴海へ声を掛けた。
「時短パス使わんで終わるかと思うてたんやけど、持ち直したみたいで安心したわ。いつ、『やってられん。ボクは帰る』て言い出すかてヒヤヒヤしとったんやで」
「ふん、よくそんな見え透いた嘘をつけるもんだな。さっきも土産だとか言って何か買っていただろ」
11108日陰になっていた縁石へ腰を降ろした保科は、隣に並ぶ鳴海の横顔へチラリと視線を流した。
黒と白の前髪が快適そうに揺れている。
どうやら杞憂だったみたいやな。
恋人にバレないよう、保科は密かに胸を撫で下ろした。
デートも後半戦。真っ青な空に貼りついている白い太陽は、まだ高い。
炎天下の遊歩道では、晴れやかな笑顔が行き交っている。
保科はたっぷりの氷に浸ったレモンウォーターで再び喉を潤し、鳴海へ声を掛けた。
「時短パス使わんで終わるかと思うてたんやけど、持ち直したみたいで安心したわ。いつ、『やってられん。ボクは帰る』て言い出すかてヒヤヒヤしとったんやで」
「ふん、よくそんな見え透いた嘘をつけるもんだな。さっきも土産だとか言って何か買っていただろ」
tales_miyu
PROGRESS18↑?(yes/no) ⚠︎︎保鳴 ∣ hsnrもう一コマくらい!🔞になったらどえらく幼くなりましたが!笑 ごめん鳴…全部見たいって方続きは本でお会いしましょ〜来週末サンプル公開予定!
もふこ
MOURNINGXでのはっかさん(https://x.com/nnnn08hk)の企画「保鳴版性癖お題企画」にてお題お借りしました!保は付き合ってるつもりだけど鳴は付き合ってるつもりのない両片想い状態の保鳴です。。
意味のない約束「僕の美徳の一つは、約束を守ることです」
仰々しいその口ぶりに、反吐が出そうだった。簡単に言ってくれるな。約束なんて、気軽にするものではない。
鳴海は舌を打ち、保科の薄笑いを浮かべた顔から目を逸らした。ついさっきまで嘘くさい愛の言葉を囁いていたその口は、今はただ鳴海に請願するように「信じて」と宣う。まだ互いの体温が身体に残ったままではあったが、鳴海の心は冷め切っていた。
何の根拠もなしに信じるなんてあり得ないだろう。況してや、他部隊の副隊長でありながら、気安く鳴海にまとわりついて来るようなこんな男のことなんて。
「ほな僕、そろそろ帰ろかな。家着いたらメールしますね」
「知るか。黙って帰れ」
「そう言わんと。今日もありがとうございました」
4294仰々しいその口ぶりに、反吐が出そうだった。簡単に言ってくれるな。約束なんて、気軽にするものではない。
鳴海は舌を打ち、保科の薄笑いを浮かべた顔から目を逸らした。ついさっきまで嘘くさい愛の言葉を囁いていたその口は、今はただ鳴海に請願するように「信じて」と宣う。まだ互いの体温が身体に残ったままではあったが、鳴海の心は冷め切っていた。
何の根拠もなしに信じるなんてあり得ないだろう。況してや、他部隊の副隊長でありながら、気安く鳴海にまとわりついて来るようなこんな男のことなんて。
「ほな僕、そろそろ帰ろかな。家着いたらメールしますね」
「知るか。黙って帰れ」
「そう言わんと。今日もありがとうございました」
もふこ
DONEほぼ兄貴と鳴がしゃべってるだけだけど後半保鳴です
兄貴ってこんな感じだっけ…?となるので
なんでも許せる方向けです
保鳴をくっつけてくれる兄貴の話「例えば、明日世界が終わると考えてみてや。それでも告白せえへんの?」
保科宗一郎は、そう言って鳴海のグラスを取り上げた。返せよ、という間もなく、口にクラッカーを押し込まれた。乾いた感触に、問答無用で口を塞がれる。それを辛うじて咀嚼しながら、鳴海は力の抜けたため息をついた。
「するわけないだろ」
「ええ~! なかなか手ごわいな。そりゃ、宗四郎も手を焼くわけやわ」
「てめーに関係ねぇだろ」
鳴海は宗一郎の手からグラスを取り返すと、ビールに口をつけた。ペースが速すぎる自覚はある。それでも、今この場を立ち回るには、アルコールが欠かせなかった。
「なんでそんなに頑ななん? 宗四郎のこと嫌いじゃないやろ?」
「はっ、嫌いだ、嫌い。大体ボクは細目とオカッパが気に入らない。あいつ、近づくなと言っているのにいつもうるさいんだ」
7049保科宗一郎は、そう言って鳴海のグラスを取り上げた。返せよ、という間もなく、口にクラッカーを押し込まれた。乾いた感触に、問答無用で口を塞がれる。それを辛うじて咀嚼しながら、鳴海は力の抜けたため息をついた。
「するわけないだろ」
「ええ~! なかなか手ごわいな。そりゃ、宗四郎も手を焼くわけやわ」
「てめーに関係ねぇだろ」
鳴海は宗一郎の手からグラスを取り返すと、ビールに口をつけた。ペースが速すぎる自覚はある。それでも、今この場を立ち回るには、アルコールが欠かせなかった。
「なんでそんなに頑ななん? 宗四郎のこと嫌いじゃないやろ?」
「はっ、嫌いだ、嫌い。大体ボクは細目とオカッパが気に入らない。あいつ、近づくなと言っているのにいつもうるさいんだ」