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    #葛葉ライドウ

    kuzuhaRaido

    ☆ ☆ゆうしゃ

    ความคืบหน้า3月中に完成は無理そうなので、出来た所まで先行公開。
    この話を思い付いた時点でライ←伽耶要素入れたいと思っていたので書いてて楽しかったです。
    あと、ライドウの口調が変わるシーンは以前書いた『黒霧ノ迷イ子』を見て頂けると分かります。

    前編も支部にありますので、よろしければご覧ください。
    濡れ羽の花嫁─後編─終の巫女として、幾多の人を看取ってまいりました。

    旅人、知人、友人、同胞。
    何人も、何人も。

    それが、私の使命だと思ったから。
    家族を失い、孤独となった私を暖かく迎え入れてくれた人達への、恩返しになると信じて。

    いよいよ明日、私も皆の元へ参ります。

    嗚呼、けれど……

    私の事は、一体誰が看取ってくれるのでしょう──?

    ─────

    「これより、───の冥婚の─を──う」
     嗄れていながらも威厳に満ちた老人の声が、儀式の始まりを静かに告げる。
     何処からか聞こえてくる雅楽を背景音楽に、ぼんやりと眺める先には何かの祭壇が。
     側に控えていた誰かに背中を押され、着慣れぬ袴の重たい足取りで其処へと向かう。
     一歩、一歩。
     両側に黙座する参列者たちの、顔を覆う狐面に足が竦まぬよう唇を引き結んで。
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