ranmao_cos
DONE※誤字雑字多め転生してしたら小さな魔王の執事でした 俺は、あまりにも眩しさに目が覚めると、そこは真っ白な世界だった。
『どこだ、ここ?』
自分の声が反響する。辺りには何も無い。ただただ、白い空間が広がっているだけだ。
『ここは、"存在しない世界だ"』
そんな声が、後ろから聞こえた。声的に男だろ。
振り返ると、人型をした真っ白な物がいた。俺は、不思議と驚きはしなかった。例え悪魔特有の角と羽があるとしても。
『存在しない世界?』
『どこだ、ここ?』
自分の声が反響する。辺りには何も無い。ただただ、白い空間が広がっているだけだ。
『ここは、"存在しない世界だ"』
そんな声が、後ろから聞こえた。声的に男だろ。
振り返ると、人型をした真っ白な物がいた。俺は、不思議と驚きはしなかった。例え悪魔特有の角と羽があるとしても。
『存在しない世界?』
『ああ。そして、君は死んだんだ』
その男は、静かにそう言った。
『死んだ………?俺が?』
俺は、自分が死んだ事さえ覚えていなかった。そして男は続ける。
『まもなく消えるこの世界へ、お前を呼んのだ。頼みたい事があるのでな』
29730その男は、静かにそう言った。
『死んだ………?俺が?』
俺は、自分が死んだ事さえ覚えていなかった。そして男は続ける。
『まもなく消えるこの世界へ、お前を呼んのだ。頼みたい事があるのでな』
直弥@
REHABILIちょこちょこ浮かぶ長編 弐 本来であれば容疑がかけられている時点で留置場へ入れられるのだろう。しかし、中原が連れてこられたのは、そんな優しいものではなかった。
「簡易的ではありますが、対異能障壁を使用した部屋になります」
真っ白の正方形の部屋は異能特務化が所有している特殊な施設の一画である。簡易ベッドとシャワーブースにトイレ。一応のプライバシーが保たれているのは、ここの目的が拘留だけではなく保護という一面も持っているからだろうか。
「で、どの程度、俺はここで過ごせば良いんだ?」
異能が効かないことを確認しながら壁を叩いてみせた。成程、強度も十分である。
「貴方の疑いが晴れるまで。とは言え、そこまで時間はかからないと思いますが」
807「簡易的ではありますが、対異能障壁を使用した部屋になります」
真っ白の正方形の部屋は異能特務化が所有している特殊な施設の一画である。簡易ベッドとシャワーブースにトイレ。一応のプライバシーが保たれているのは、ここの目的が拘留だけではなく保護という一面も持っているからだろうか。
「で、どの程度、俺はここで過ごせば良いんだ?」
異能が効かないことを確認しながら壁を叩いてみせた。成程、強度も十分である。
「貴方の疑いが晴れるまで。とは言え、そこまで時間はかからないと思いますが」
直弥@
REHABILIふと浮かんだもので長編 壱 それは一つの予兆であったのかもしれない。
「異能者連続殺人事件、ですか」
その報告を受けて坂口は眉間を揉んだ。あれこれと次から次と舞い降りてくる案件に唯でさえ追われているというのにまたぞろ面倒な問題が舞い込んできたものだとため息を吐きたくなる。そうは言っても内容を確認してみれば後回しにするには、些かどころではないもので頭を抱えるしかない。
ここ一月程、異能者が殺される事件が頻発しており、それが表立って問題になっていないのはその殺された異能者達が所謂犯罪者であるからだ。それも、異能を使用した質の悪い犯罪者ばかりで、市警が手を拱いて居たような者たち。逆に言えば、殺されているのはそんな凶悪犯一歩手前の人間達のみなのだ。一層のこと放置したほうが世間の平和は守られるのではと、思わず思ってしまうような顔ぶれだからと言ってそれを本当に放置して良いはずがない。ここは法治国家であり、まかり間違っても犯罪者であるからと言っても私刑で殺人を犯して良いはずがないのだ。
2606「異能者連続殺人事件、ですか」
その報告を受けて坂口は眉間を揉んだ。あれこれと次から次と舞い降りてくる案件に唯でさえ追われているというのにまたぞろ面倒な問題が舞い込んできたものだとため息を吐きたくなる。そうは言っても内容を確認してみれば後回しにするには、些かどころではないもので頭を抱えるしかない。
ここ一月程、異能者が殺される事件が頻発しており、それが表立って問題になっていないのはその殺された異能者達が所謂犯罪者であるからだ。それも、異能を使用した質の悪い犯罪者ばかりで、市警が手を拱いて居たような者たち。逆に言えば、殺されているのはそんな凶悪犯一歩手前の人間達のみなのだ。一層のこと放置したほうが世間の平和は守られるのではと、思わず思ってしまうような顔ぶれだからと言ってそれを本当に放置して良いはずがない。ここは法治国家であり、まかり間違っても犯罪者であるからと言っても私刑で殺人を犯して良いはずがないのだ。
直弥@
REHABILI気持ちリハビリが難しそうなので前に書こうとしていた長編の冒頭を続きを書いて行けたら良いなあ
長編 モダンなビル群とノスタルジックな建物の混在する湾岸都市、横濱。
先の大戦の集結により連合軍系列の各国軍閥が入手し、治外法権を振りかざして自治区を築き上げた結果、そこは戦時中とは比較にならない程の無法地帯となった魔都である。様々な闇組織や海外非合法資本が存在し、そんな暗部の更に闇の底でポートマフィアが政治経済において根を張っている。
そんな街は賑やかな平穏な観光名所を囲いながらも同時に擂鉢街や貧民街などの闇が深い部分も多く抱えており、一つ道を間違えればそこは無法者が蔓延る危険な一面を併せ持っていた。
それ故に、表には出ずとも街を愛するという志を持ち三刻構想を元に政府機関である軍と内務省異能特務課が昼を、ポートマフィアが夜を、そして武装探偵社がその狭間に当たる薄墓をそれぞれの領分として時には抗争対立し、また時には同盟協力関係を築き一定の治安を保っている。
968先の大戦の集結により連合軍系列の各国軍閥が入手し、治外法権を振りかざして自治区を築き上げた結果、そこは戦時中とは比較にならない程の無法地帯となった魔都である。様々な闇組織や海外非合法資本が存在し、そんな暗部の更に闇の底でポートマフィアが政治経済において根を張っている。
そんな街は賑やかな平穏な観光名所を囲いながらも同時に擂鉢街や貧民街などの闇が深い部分も多く抱えており、一つ道を間違えればそこは無法者が蔓延る危険な一面を併せ持っていた。
それ故に、表には出ずとも街を愛するという志を持ち三刻構想を元に政府機関である軍と内務省異能特務課が昼を、ポートマフィアが夜を、そして武装探偵社がその狭間に当たる薄墓をそれぞれの領分として時には抗争対立し、また時には同盟協力関係を築き一定の治安を保っている。