金柑🍛
DONE24年の3月発行の2冊目の譲テツ本再録。鏡像回の話なので3冊目のティガワール本より後の話ですがなんかこっちが先に出た。
1冊目の11と12の話の間にあったかもしれない話です。
ティガワールの話ここにあったわ。発行は後ですが話の内容的にこちらが時間軸的に前のお話です。
https://poipiku.com/647864/11437635.html 42
金柑🍛
DONE23年の11月発行の1冊目の譲テツ本再録その1。4分割くらいでちまちまとアップするわね。見開きページが単ページになってるんで花火見てるとこ台詞の順番おかしくなってるけどフィーリングでなんとかしてくだち。 29
ジロー☕
DONE譲テツ バレンタイン漫画 2ページ去年投稿したバレンタイン話の一年後設定、今年はテツからチョコをもらえてハイテンションな和久井をご賞味あれ。
おまけは気に入ってるコマの吹き出しなしバージョン
2025.2.15 5
金柑🍛
DONE1/26に出るキャラいろいろ再録本です。A6/68P/本文フルカラー/イベント価格700円/全年齢向
とらのあな
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031216524/
K富K、一人と氷室、也宮譲、アメリカ組、譲テツ、カズ徹その他…とはいえ全てほぼカプ色少なめ健全なわちゃわちゃほのぼの漫画多めでいろいろ。
小さいラクガキ詰めたのと漫画が3:7くらいかな??
あまりちゃんと分類してませんのでなんでも読める方向け。小口がパステルレインボーでかわいいです。 9
金柑🍛
MEMO2024年まとめと納品したデジタルスケブ。(12/1のイベントのやつ)アナログスケブは頼んでくれた皆様の心の中に…。小さい絵は2人、おっきい絵は1人までっていうオーダーだったけど段々忘れた&楽しくなってきたで全然守っていない。K富、9人いる… 5kidd_bbb_g
DOODLE冬至の柚子湯の話です。ほかほか。冬至の晩に柚子が三つ、湯に浮かんでいる。
TETSUは湯の中で黄色い柚子が揺れるのを眺めていた。
冬至だからと柚子を用意したのは譲介だ。TETSUが入る前に慌ててやってきて、元気よく湯船に投げ込んでいった。
「マメなやつだ……」
譲介が季節の行事に積極的なのは意外なことだとTETSUは思った。TETSUの知らないところで、暦を調べて準備をしている。楽しそうで良いことだ。
TETSUはこういうことに関して無頓着なほうだった。TETSU自身の年中行事といえば年に一度、クリスマスプレゼントを施設へ届けるぐらいである。
そんなわけで、TETSUが冬至の晩に柚子湯へ入るのは相当に久しぶりのことだった。
三つの柚子がTETSUの目の前で、それぞれ別の方向へ漂っていく。湯気にほのかな香りが混ざる。TETSUは湯の中で軽く伸びをして、息をつく。こんなにゆったりした冬の晩はいつ以来だろうか。
1339TETSUは湯の中で黄色い柚子が揺れるのを眺めていた。
冬至だからと柚子を用意したのは譲介だ。TETSUが入る前に慌ててやってきて、元気よく湯船に投げ込んでいった。
「マメなやつだ……」
譲介が季節の行事に積極的なのは意外なことだとTETSUは思った。TETSUの知らないところで、暦を調べて準備をしている。楽しそうで良いことだ。
TETSUはこういうことに関して無頓着なほうだった。TETSU自身の年中行事といえば年に一度、クリスマスプレゼントを施設へ届けるぐらいである。
そんなわけで、TETSUが冬至の晩に柚子湯へ入るのは相当に久しぶりのことだった。
三つの柚子がTETSUの目の前で、それぞれ別の方向へ漂っていく。湯気にほのかな香りが混ざる。TETSUは湯の中で軽く伸びをして、息をつく。こんなにゆったりした冬の晩はいつ以来だろうか。
金柑🍛
MENU12月1日のイベントの新刊です。(終わってる)ここにアップすんの忘れてた。BOOTHで通販受付中です。https://notte.booth.pm/
あとでとらさんにも入荷すると思います。 15
hanijuku
DONE寒くなってきたのでほっこりしよ!と言うわけで、子狐也くんと親切な眼鏡のおねえさんの物語ですわ。
童話「手袋を買いに」を元にしつつ、也宮&その行く末を見守る麻純ママのお話でーす。
表紙はキツネ村に行ったときの写真ですぞ。抱っこ体験サイコーだったなあ…。 10
kidd_bbb_g
TRAINING黒猫の相棒ちゃんの話です。あのほら…サイン会行ってらしたかたの話で…ドクターの相棒 ソファの上、黒猫がドクターTETSUの膝に飛び乗る。
「どうした相棒?」
この黒猫を、ドクターTETSUは相棒とよぶ。あるいは単に『おい』と。譲介は黒猫が名前で呼ばれているのを聞いたことがない。
「そいつ、名前何です?」
「名前?」
譲介がドクターTETSUに訊ねると、ドクターTETSUは話が飲み込めないようだった。
「……つけて無ェなあ、そういえば」
「無いんですか」
「今から考えるか」
「でも、こいつ、もう自分の名前のこと『相棒』だと思ってますよ。たぶん」
黒猫はドクターTETSUの膝の上で機嫌よく目を閉じている。譲介は艶やかな黒い背に呼びかける。
「あいぼう」
黒猫は知らんぷり。
「おい、あいぼう」
やっぱり、知らんぷり。
544「どうした相棒?」
この黒猫を、ドクターTETSUは相棒とよぶ。あるいは単に『おい』と。譲介は黒猫が名前で呼ばれているのを聞いたことがない。
「そいつ、名前何です?」
「名前?」
譲介がドクターTETSUに訊ねると、ドクターTETSUは話が飲み込めないようだった。
「……つけて無ェなあ、そういえば」
「無いんですか」
「今から考えるか」
「でも、こいつ、もう自分の名前のこと『相棒』だと思ってますよ。たぶん」
黒猫はドクターTETSUの膝の上で機嫌よく目を閉じている。譲介は艶やかな黒い背に呼びかける。
「あいぼう」
黒猫は知らんぷり。
「おい、あいぼう」
やっぱり、知らんぷり。
kidd_bbb_g
DOODLE部活動タグを見たので書きました。もっといろんな部活動が乱立するといいと思います。ラムちゃんネタはどこまで許されるんでしょうかね。
#ドクターTETSU虎ビキニ部
ドクターTETSU虎ビキニ部 80年代オタクのファム・ファタール。そこに込められていた物語は失われ、虎ビキニというミームだけが残った。還暦過ぎた男のボディの上に。
「ラムちゃんはブーメランパンツ履かねえんだよ」
「そこは僕の趣味です」
ソファに座るテツの困惑と羞恥の抗議をよそに、譲介は腕を組んで満足げに頷いている。
胸と腰をわずかに覆った虎柄の生地が心もとない。オリジナルより布面積の乏しい虎ビキニの間で、テツの割れた腹筋が少しひくついた。ポートを埋め込んだ古傷が疼く。
「そもそもお前ェ世代じゃねえだろ、どういうチョイスなんだよ」
元ネタは軟派な男とやきもち焼きの女のコメディだ。男を一途に追いかける女の姿はむしろ目の前の青年に似ているとテツは思う。
677「ラムちゃんはブーメランパンツ履かねえんだよ」
「そこは僕の趣味です」
ソファに座るテツの困惑と羞恥の抗議をよそに、譲介は腕を組んで満足げに頷いている。
胸と腰をわずかに覆った虎柄の生地が心もとない。オリジナルより布面積の乏しい虎ビキニの間で、テツの割れた腹筋が少しひくついた。ポートを埋め込んだ古傷が疼く。
「そもそもお前ェ世代じゃねえだろ、どういうチョイスなんだよ」
元ネタは軟派な男とやきもち焼きの女のコメディだ。男を一途に追いかける女の姿はむしろ目の前の青年に似ているとテツは思う。
金柑🍛
DONE闇医者が来たーーー!!!フォーマル全身闇医者が来たよ?!KAZUYAさん以外ないやろと思ってまあ闇医者はK一族の薫陶を受けてるわけじゃないからね…??と半ば諦めていたら超弩級にかっこよすぎしばらく動けなくなるくらいの大重鎮マフィアのボスの椅子に座らせたい闇医者様がいらっしゃったのであと1時間半で出かけないといけない私なのにビシャっと描きました。ハァハァ…このあとどうしたらいいかわからず途方に暮れています。(なにもしなくていいよ) 2
kidd_bbb_g
DOODLE譲介くんの盛装のお花が元ネタです。#僕のスイートピーちゃん部僕のスイートピーちゃん部 ベッドサイドのテーブルに、花を生けた。
薄紫の花弁がフリルのように柔らかくカールして、すっと延びた茎の左右についているさまは、ふわふわと蝶が舞うかのよう。
徹郎さんはベッドの中から花を見ている。
「スイートピーか」
「大通りの花屋さんで売ってたので」
「好きなのか?」
「ええ」
僕はベッドのふちに座って答えた。
花言葉を知ってから、僕はこの花が好きになった。もうずいぶん遠くなった、N県での二人暮らしと突然の『別れ』。そのあとのT村での暮らし。クエイドへの『門出』。スイートピーの花言葉は、僕にいろんなことを思い起こさせる。『やさしい思い出』として。
「可愛い花でしょ?」
徹郎さんは、フムン、と曖昧な返事をする。『やさしい思い出』のいちばん最初にいるひと、長きにわたり『私を忘れないで』いてくれたひとは、わかってなさそうな顔で花を見ている。
753薄紫の花弁がフリルのように柔らかくカールして、すっと延びた茎の左右についているさまは、ふわふわと蝶が舞うかのよう。
徹郎さんはベッドの中から花を見ている。
「スイートピーか」
「大通りの花屋さんで売ってたので」
「好きなのか?」
「ええ」
僕はベッドのふちに座って答えた。
花言葉を知ってから、僕はこの花が好きになった。もうずいぶん遠くなった、N県での二人暮らしと突然の『別れ』。そのあとのT村での暮らし。クエイドへの『門出』。スイートピーの花言葉は、僕にいろんなことを思い起こさせる。『やさしい思い出』として。
「可愛い花でしょ?」
徹郎さんは、フムン、と曖昧な返事をする。『やさしい思い出』のいちばん最初にいるひと、長きにわたり『私を忘れないで』いてくれたひとは、わかってなさそうな顔で花を見ている。
金柑🍛
DOODLE弟子勢揃い!ってことで宮坂さんでしたね!闇医者は…K一族の薫陶を受けていないから除外ってことか?トリはKAZUYAさんがいいーーー!!宮坂さんだ!のラクガキとなんかいろいろ放り込んでる。サイン会ポストカード介のネタバレ絵がある。 12
kidd_bbb_g
REHABILIひさびさの更新。相棒ちゃんで遊ぶ譲テツ。黒猫を宅配「お届け物でーす」
ソファでくつろぐTETSUの膝に、ずしりと箱が乗せられた。箱の中を満たす黒い物体が小さく動き、二つの金色の目がTETSUを見る。TETSUの相棒である黒猫が、箱にみっしりと詰まっていた。
「へえ、こいつぁ良いもんだ。どこからだ?」
TETSUは箱を持ってきた譲介を見上げる。
「差出人は不明ですねえ」
譲介は機嫌よく答えてTETSUの隣に座る。
これは譲介とTETSUの間で最近流行っているちょっとした遊びである。箱に入った相棒を譲介が箱ごと持ち上げて、TETSUのところに持ってくる、それだけ。
譲介はニコニコしながら、TETSUが相棒の狭い額や下顎の毛を指先で掻くのを眺めている。
「なんだよ」
649ソファでくつろぐTETSUの膝に、ずしりと箱が乗せられた。箱の中を満たす黒い物体が小さく動き、二つの金色の目がTETSUを見る。TETSUの相棒である黒猫が、箱にみっしりと詰まっていた。
「へえ、こいつぁ良いもんだ。どこからだ?」
TETSUは箱を持ってきた譲介を見上げる。
「差出人は不明ですねえ」
譲介は機嫌よく答えてTETSUの隣に座る。
これは譲介とTETSUの間で最近流行っているちょっとした遊びである。箱に入った相棒を譲介が箱ごと持ち上げて、TETSUのところに持ってくる、それだけ。
譲介はニコニコしながら、TETSUが相棒の狭い額や下顎の毛を指先で掻くのを眺めている。
「なんだよ」
金柑🍛
DONEクロッキー帳に使うA5の下敷きが欲しかったので作った。めちゃくちゃ自分用!!もうちょい元気なカラーリングにしよかなと思ったけど明度彩度低めグリーンが好きという己の趣味に素直に作りました。 2
kidd_bbb_g
TRAININGジャンケンで決める譲テツ。あとで直すかも。ちょっと待て、とドクターは言った ちょっと待て、とオレは言った。
「どうしました?」
譲介はいまソファでオレの隣に座ってにじり寄り、オレのベルトに手を掛けるところだ。オレはその手を掴んで制止した。
「まあ……お前ェ若いからな、カラダも込みの関係がいいんだろうな、ってのは、わかるぜ?」
「嫌ですか?」
譲介はしゅん、と眉を下げる。こういう顔されると、弱いな……。
「ああいや、オレだってお前ェが嫌なわけじゃねえ。だがな、こんな年寄りひん剥いて楽しいわけねえだろ」
「恥ずかしいんですか」
「そういうわけじゃ……」
若い譲介と比べれば確実に見劣りするだろうこの身体。譲介の前に晒すのは確かに気後れするものだ。そこは否定できない。だが肯定もしたくない。
1910「どうしました?」
譲介はいまソファでオレの隣に座ってにじり寄り、オレのベルトに手を掛けるところだ。オレはその手を掴んで制止した。
「まあ……お前ェ若いからな、カラダも込みの関係がいいんだろうな、ってのは、わかるぜ?」
「嫌ですか?」
譲介はしゅん、と眉を下げる。こういう顔されると、弱いな……。
「ああいや、オレだってお前ェが嫌なわけじゃねえ。だがな、こんな年寄りひん剥いて楽しいわけねえだろ」
「恥ずかしいんですか」
「そういうわけじゃ……」
若い譲介と比べれば確実に見劣りするだろうこの身体。譲介の前に晒すのは確かに気後れするものだ。そこは否定できない。だが肯定もしたくない。
めんだこ
DONE富K バカ系ギャグ小話 【第7回 ケンタとカズトのきらきらラジオ】本放送。パーソナリティ富永研太、パートナー神代一人、準レギュラーハガキ職人黒須一也でお送りするラジオ番組。 ラジオなので地の文はありません。メタ空間で展開しております。基本1話完結。全員おバカです!苦手な方は申し訳ありません。
第6.5回の直後となっております。
第7回 ケンタとカズトのきらきらラジオ 【せだいのおはなし】〈2024/07/04〉 「ケンタと〜?」
「カズトの」
「きらきらラジオ」
「きらきらラジオ」
「ハイどうも皆さんこんにちは!随分長らくご無沙汰でした。 医者2人の日常を当院所有のラジオカーからざっくばらんにお届けする地域限定不定期放送ラジオ番組。ケンタとカズトのきらきらラジオ、パーソナリティを勤めますのは私、院長やってます富永研太。そしてパートナーはいつものこの方!」
「医師をやっております神代一人です」
「この番組は『明るさで元気をサポートみんなの病院』の富永総合病院の提供でお送りいたします。
つい先程までのオフレコは超ハイテンションだったんですけどね。お仕事は落ち着いて話したいと思います。チャッチャとコレを終わらせてオレ達ご飯行かなきゃなんで」
6380「カズトの」
「きらきらラジオ」
「きらきらラジオ」
「ハイどうも皆さんこんにちは!随分長らくご無沙汰でした。 医者2人の日常を当院所有のラジオカーからざっくばらんにお届けする地域限定不定期放送ラジオ番組。ケンタとカズトのきらきらラジオ、パーソナリティを勤めますのは私、院長やってます富永研太。そしてパートナーはいつものこの方!」
「医師をやっております神代一人です」
「この番組は『明るさで元気をサポートみんなの病院』の富永総合病院の提供でお送りいたします。
つい先程までのオフレコは超ハイテンションだったんですけどね。お仕事は落ち着いて話したいと思います。チャッチャとコレを終わらせてオレ達ご飯行かなきゃなんで」
めんだこ
MENUK2 富K 第6.5回不思議空間ラブコメギャグラジオ小噺。ラジオなので地の文はありません。本収録前の雑談。曖昧時代でふんわり原作進行にリンクしたメタ空間で放送されている富永総合病院提供の広報ラジオ番組。パーソナリティ富永研太、パートナー神代一人で馬鹿話をお送りしております。仲良しですが会話がズレてる残念バカップル。
第6.5回 ケンタとカズトのきらきらラジオ 【番組本番前雑談】<2024/07/02>「何だかラジオ収録久しぶりになっちゃいましたねぇ。 随分暑くなってきたし。ハイこれ今回の飲料水。今回はサッパリ系です」
「ああ、すまない。もうすぐ夏が来るな。7月はお前の誕生日か…」
「ですね。アンタもオレも正確な日はいつか分かんないですけどwww 」
「そうだな。俺も2月としか確定していない。…お互いが生まれた日について、その、非常にメタ発言なんだが言ってもいいだろうか」
「このラジオじゃ今更でしょwww良いんじゃないですか?www 何?」
「どう考えても『今ここでラジオの収録している俺たち』の誕生日はカニとサカナ期間のどこかだと思う。星座の持つ特質的に」
「wwwwwwwそwれwはw 金色のアーマー着てるヒトの特質的な⁈ wwwwwww」
2357「ああ、すまない。もうすぐ夏が来るな。7月はお前の誕生日か…」
「ですね。アンタもオレも正確な日はいつか分かんないですけどwww 」
「そうだな。俺も2月としか確定していない。…お互いが生まれた日について、その、非常にメタ発言なんだが言ってもいいだろうか」
「このラジオじゃ今更でしょwww良いんじゃないですか?www 何?」
「どう考えても『今ここでラジオの収録している俺たち』の誕生日はカニとサカナ期間のどこかだと思う。星座の持つ特質的に」
「wwwwwwwそwれwはw 金色のアーマー着てるヒトの特質的な⁈ wwwwwww」
めんだこ
DONE富Kのエッチなしアホ可愛い系。【夢でもし逢えたら 四夜目 すれ違いの夜】
しばらく振りに新しいのを書いてみました。
小さなとみながけんたとちっちゃいかみしろかずとのお話です。
えー、ここの富永は富Kレベル5です(笑)
【夢でもし逢えたら 四夜目 すれ違いの夜】「「あれ?寝てる?」」
神代一人と富永研太は共に幽体離脱ができる特異体質持ちである。双方共にやっと自覚を持った。明晰夢ではなく、実際に現地へ何度も行っていたらしい。
神代は人智の及ばぬ所もあるだろうと現象自体は自然体で受け入れた。むしろ己の言動に動揺し、ふと思い出しては固まっている。
富永は何とかこの現象を自在にコントロールできないものかと、日々研究と実験にいそしんでいる。
いつこの夢で会えるのか、本人たちにも分からない。
なので、お互いのタイミングが重なってしまう夜もある。
「もう休んでいたのか。……長く眠れるようで良かった」
パジャマ姿で横たわる富永がいるベッドの縁に、ちっちゃな神代一人がふわりと現れた。
2582神代一人と富永研太は共に幽体離脱ができる特異体質持ちである。双方共にやっと自覚を持った。明晰夢ではなく、実際に現地へ何度も行っていたらしい。
神代は人智の及ばぬ所もあるだろうと現象自体は自然体で受け入れた。むしろ己の言動に動揺し、ふと思い出しては固まっている。
富永は何とかこの現象を自在にコントロールできないものかと、日々研究と実験にいそしんでいる。
いつこの夢で会えるのか、本人たちにも分からない。
なので、お互いのタイミングが重なってしまう夜もある。
「もう休んでいたのか。……長く眠れるようで良かった」
パジャマ姿で横たわる富永がいるベッドの縁に、ちっちゃな神代一人がふわりと現れた。
めんだこ
PAST富K エッチ無しアホ可愛い系の過去作品再UPです。【夢でもし逢えたら 三夜目 2人の夜】
幽体離脱できる富永研太と神代一人の第三夜でひとまずの最終夜です。一話完結ですので単品でもどうぞ。幽体離脱後のイメージは動く『ぬい』です。
【夢でもし逢えたら 三夜目 2人の夜】神代一人は都心での出張予定が入っていた。日時のうち開始時間は決まっているが終了予定時刻は分からない。大概そんな時は予想を超える時刻となり、その日のうちに村へは帰れない。しかしその翌日には昼に診療所で手術の予定が入っている。こちらも日時は動かせない。これは都内一泊、手術当日早朝移動しかないな、とカレンダーに書き込む。
富永研太は連続出張予定が入っていた。まずは都内。終了時間目処全く立たず。翌日は遥か北の大地で行われる大学時代の恩師の講演会。どう考えても都内で一泊から飛行機で翌日早朝出発。
大した要件でもない電話での雑談で、お互いの弾丸出張日時と場所が一部合致している事が判明し、ならば一緒の宿に泊まるかと言う流れになった。
5049富永研太は連続出張予定が入っていた。まずは都内。終了時間目処全く立たず。翌日は遥か北の大地で行われる大学時代の恩師の講演会。どう考えても都内で一泊から飛行機で翌日早朝出発。
大した要件でもない電話での雑談で、お互いの弾丸出張日時と場所が一部合致している事が判明し、ならば一緒の宿に泊まるかと言う流れになった。
めんだこ
PAST富K エッチ無しアホ可愛い系過去作品の再UPです。【夢でもし逢えたら 二夜目】 富永研太
幽体離脱できる特殊体質持ちのとみながけんたと神代一人のお話です。
『カワイイ』に全力で挑戦しました。イメージは『ぬいのような姿の魂』で書いてます。
続き物の第二夜目ですが全て単品でも分かるようにしたつもり…です。
【夢でもし逢えたら 二夜目】 富永研太富永研太は幽体離脱できる。しかし本人は知らない。目覚めた時、余りの多幸感に覚醒まで時間を要する自覚があるだけである。そして隙間時間を見つけては覚えている限りの内容を手近なメモに残し宝箱BOX(物理)に入れる。
勿論誰にも見せず、話さない。
話してしまったらもう二度と、この夢が見れなくなってしまうような気がするから。
目の前の金属光沢を放つ壁がパタリと倒れ、開けた視界に巨大な美人が現れた。
「やっぱりいたか…」
「こんばんはー!また遊びに来ました‼︎」
比較的早い時間に一日の業務がほぼ終わり譲介が彼の部屋へ戻った後、最後の仕上げとして日中届いたメールチェックしていた神代はモニタの裏側に気配を感じ、ノートパソコンをそのまま閉じた。
3740勿論誰にも見せず、話さない。
話してしまったらもう二度と、この夢が見れなくなってしまうような気がするから。
目の前の金属光沢を放つ壁がパタリと倒れ、開けた視界に巨大な美人が現れた。
「やっぱりいたか…」
「こんばんはー!また遊びに来ました‼︎」
比較的早い時間に一日の業務がほぼ終わり譲介が彼の部屋へ戻った後、最後の仕上げとして日中届いたメールチェックしていた神代はモニタの裏側に気配を感じ、ノートパソコンをそのまま閉じた。
めんだこ
PAST以前書いたものの再UPです。ポイピク版です。富永研太と幽体離脱できる特殊体質持ちのかみしろかずとのお話。
『カワイイ』に総力を挙げて全フリしてみました!ちゃんと可愛くなってたらいいなぁ。
続き物の第1夜目ですが全て単品でも読めるようにしたつもり…です!
【夢でもし逢えたら 一夜目】 神代一人神代一人は幽体離脱できる。しかし本人は気付いていない。目覚めた時随分楽しい夢を見たとひとり笑い、心の奥底メモにそっと書き残す。誰かに話した事もなく、きっとこれから先も話さない。自分だけの宝物だから。
目の前にシルバーグレーの金属光沢がある壁が現れた。
夢の中でまたこの夢を見ているな、と感じる。所謂明晰夢と言う現象だ。
その遮蔽物は二歩も歩けば途切れ、向こう側からは柔らかな光が差し込んでいる。
薄暗い場所から明るい向こう側を除き込んでみた。
「やあまた来てくれたんですねいらっしゃい」
壁の向こう側にはネクタイを緩めた巨大な富永がいた。
目が合うなり弾けるような明るい声で言葉を掛けてくれる。いつもそうだったなと昔を思う。
3502目の前にシルバーグレーの金属光沢がある壁が現れた。
夢の中でまたこの夢を見ているな、と感じる。所謂明晰夢と言う現象だ。
その遮蔽物は二歩も歩けば途切れ、向こう側からは柔らかな光が差し込んでいる。
薄暗い場所から明るい向こう側を除き込んでみた。
「やあまた来てくれたんですねいらっしゃい」
壁の向こう側にはネクタイを緩めた巨大な富永がいた。
目が合うなり弾けるような明るい声で言葉を掛けてくれる。いつもそうだったなと昔を思う。