eats_an_apple
DOODLE笑いかけてほしいディルフィン例によって例の如くイチャつく主従
かなり難産だったけどとりあえずまとまったので放流
表情というものは例えば別の土地に生きる者同士といった言葉の通じない者の間にも意思疎通を可能にしうるものだという。生きた時代を異にする者同士でも同じものを、そして魔貌とも呼ばれるほどの絶世の美を誇る顔であろうと、もちろん等しくそれを有している。
「だからなぁ、もうちょっとこう…にこっ、と。難しければやや爽やかめに…フッ…、こんな感じでどうだろう?」
故にこそフィン・マックールはどうにも躍起になっていた。
手本として目の前の男に次々に変化に富んだ笑顔を見せては期待の眼差しをきらめかせる。
「そうは言われましても…、……っ、…どうです…?」
「〜〜ッ不合格!かたい、かたすぎる!何故だ、どうして…!?」
せがまれていた彼の部下であるディルムッドは困ったようなぎこちない笑顔を返して何度目になるかもわからない駄目出しを受けた。
10894「だからなぁ、もうちょっとこう…にこっ、と。難しければやや爽やかめに…フッ…、こんな感じでどうだろう?」
故にこそフィン・マックールはどうにも躍起になっていた。
手本として目の前の男に次々に変化に富んだ笑顔を見せては期待の眼差しをきらめかせる。
「そうは言われましても…、……っ、…どうです…?」
「〜〜ッ不合格!かたい、かたすぎる!何故だ、どうして…!?」
せがまれていた彼の部下であるディルムッドは困ったようなぎこちない笑顔を返して何度目になるかもわからない駄目出しを受けた。
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DONEMMMディルフィンかなり前にベッターでお漏らししてたやつになります
固く尖ったページの端を捲る指が静かに空を切る。
飲んだり騒いだりが実体のイベサー、ケルティックサークルが勝手に部室という名の溜まり場にしている小規模の廃講義室。フィンは再び指に摘んだ紙をそろりと離してから次の見開きをそっと手で押さえた。手に触れたそのページの中では制服姿の少年と少女が光の差し込む二人きりの教室で向かい合っている。
「ね、そこなんか特に良いでしょう!?憧れるわよねこういうの!」
本の中に吸い込まれそうになっていた意識は、明るく華やかな声によって途端に現実に引き戻された。
メイヴはフィンが読んでいた漫画のページを覗き込む。
「私とクーちゃんの出会いだって運命的だったからこっちのが良かったってわけじゃないけど…でもこれはこれで捨てがたいわけ!わかる!?」
27605飲んだり騒いだりが実体のイベサー、ケルティックサークルが勝手に部室という名の溜まり場にしている小規模の廃講義室。フィンは再び指に摘んだ紙をそろりと離してから次の見開きをそっと手で押さえた。手に触れたそのページの中では制服姿の少年と少女が光の差し込む二人きりの教室で向かい合っている。
「ね、そこなんか特に良いでしょう!?憧れるわよねこういうの!」
本の中に吸い込まれそうになっていた意識は、明るく華やかな声によって途端に現実に引き戻された。
メイヴはフィンが読んでいた漫画のページを覗き込む。
「私とクーちゃんの出会いだって運命的だったからこっちのが良かったってわけじゃないけど…でもこれはこれで捨てがたいわけ!わかる!?」
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TRAININGとてもライトなディルフィン。ディルムッドのトラウマの話。
槍を持つ英霊が二騎、後方で焦りを滲ませた目を険しく歪めながらも真っ直ぐに前を見据えながら立つ人間が一人。つい一瞬前までまだその場に立っていたサーヴァントが強制帰還した感覚に、全員に緊張が走る。
「あれが厄介だな、どう思うディルムッド」
「まだ余力があるように思います。攻撃は効いてはいますが、ただ突きを繰り返すだけではこちらが消耗する一方かと」
目の前にはまだ力を持て余したエネミーが行く手を塞いでいる。兵士のような姿形をしたものが数体、進もうにも引こうにも切りかかってくるそれらに対処しなければならなかった。
そして二人が視線をやる先には一際異様な目玉のような形をした敵性体が浮かんでいる。数いる兵士と異なり、それは少しばかりダメージを加えた程度では動きを鈍らせさえしなかった。
8675「あれが厄介だな、どう思うディルムッド」
「まだ余力があるように思います。攻撃は効いてはいますが、ただ突きを繰り返すだけではこちらが消耗する一方かと」
目の前にはまだ力を持て余したエネミーが行く手を塞いでいる。兵士のような姿形をしたものが数体、進もうにも引こうにも切りかかってくるそれらに対処しなければならなかった。
そして二人が視線をやる先には一際異様な目玉のような形をした敵性体が浮かんでいる。数いる兵士と異なり、それは少しばかりダメージを加えた程度では動きを鈍らせさえしなかった。
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TRAININGイチャつく主従キャッキャウフフするつもりがなかなか着陸できませんでしたとりあえず不時着したので置いときます
愛してるゲームするディルフィン「ディルムッド」
朗らかな声が呼ぶ。
名を呼ばれた騎士はすぐに短く返事をし、自らが主と仰ぐ美しい男を見つめた。
とある普段通りの午後のこと。
管制室でその日の解散を言い渡された英霊たちは各々の目的の方向に散り、フィンとディルムッドの主従もそれに少し遅れて管制室とつながる一番大きな通路へと足を進めていた。
その途中、フィンは急に立ち止まって振り返るとすぐ斜め後ろについていた部下の名を呼んだ。特に何を思うでもなく、ごく当たり前のようにディルムッドはその呼びかけに応える。
旺盛な好奇心を抑えるつもりもないらしいフィンが、こうして側にいる者を呼びとめる理由など思いつく限りでも幾つもあった。胸の底が湧き立つ心地のするその豊かな表情や声を今日もまたささやかに、かつ呑気に期待していたディルムッドは、しっかり目線を絡ませてきたフィンが妙に勿体ぶって放った言葉にぴしりと動きを止めることになった。
11258朗らかな声が呼ぶ。
名を呼ばれた騎士はすぐに短く返事をし、自らが主と仰ぐ美しい男を見つめた。
とある普段通りの午後のこと。
管制室でその日の解散を言い渡された英霊たちは各々の目的の方向に散り、フィンとディルムッドの主従もそれに少し遅れて管制室とつながる一番大きな通路へと足を進めていた。
その途中、フィンは急に立ち止まって振り返るとすぐ斜め後ろについていた部下の名を呼んだ。特に何を思うでもなく、ごく当たり前のようにディルムッドはその呼びかけに応える。
旺盛な好奇心を抑えるつもりもないらしいフィンが、こうして側にいる者を呼びとめる理由など思いつく限りでも幾つもあった。胸の底が湧き立つ心地のするその豊かな表情や声を今日もまたささやかに、かつ呑気に期待していたディルムッドは、しっかり目線を絡ませてきたフィンが妙に勿体ぶって放った言葉にぴしりと動きを止めることになった。
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TRAININGこう…無意識のうちに性感帯が開発されてるのってえっちですよね…って話。バリバリ体の関係の匂わせとなんとなく背後注意な部分があるので苦手な方はお戻りください。めちゃくちゃかたいウンコでした。 9845
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TRAININGMMMディルフィンの体格差の話。思ったより5倍イチャつきました…許せ……
※ふわっと感じることを推奨
「単刀直入に言おう、ディルムッド!この部屋に隠しているものを見せなさい!」
すこぶる真面目な表情で、当然自分は確固たる真実を見抜いたのだとでも言いたげに、まるで事件の真相にたどり着いた探偵よろしくフィンが突き付けた言葉に、ディルムッドは口を間抜けに開いたまま短く息を漏らした。
ちなみにディルムッドはちょうどシャワーを浴び終えて浴室から出てきたところで、数十分前に同じことをしたフィンは今はディルムッドが貸した服を身に纏っている。
その姿になんとも嬉しいような恥ずかしいような、控えめに言ってもいくつかの感情が混ざり合いよくわからないものになって湧き上がってくるのを押さえつけながら、ディルムッドはフィンがハーフパンツのウエストあたりを不自然に摘んでいることに気がついた。
7564すこぶる真面目な表情で、当然自分は確固たる真実を見抜いたのだとでも言いたげに、まるで事件の真相にたどり着いた探偵よろしくフィンが突き付けた言葉に、ディルムッドは口を間抜けに開いたまま短く息を漏らした。
ちなみにディルムッドはちょうどシャワーを浴び終えて浴室から出てきたところで、数十分前に同じことをしたフィンは今はディルムッドが貸した服を身に纏っている。
その姿になんとも嬉しいような恥ずかしいような、控えめに言ってもいくつかの感情が混ざり合いよくわからないものになって湧き上がってくるのを押さえつけながら、ディルムッドはフィンがハーフパンツのウエストあたりを不自然に摘んでいることに気がついた。
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TRAININGいつも通りの恋人未満のナチュラルにイチャつく感じのディルフィン。お寝坊フィオナ「おや、おはようマスター。随分と早いではないか。」
そう声をかけたのはブリーフィングルームの先客だった。
のんびりとマグを啜るその寛ぎ具合から察するに随分早くからそこにいたらしい英霊に、呼びかけられた青年はそっちこそ、と会話を続ける。
「清々しい目覚めだったものだからね、少し早かったが朝食も済ませてしまったんだ。賑やかなのもいいが、静かな朝食というのもたまには悪くない。」
この日は朝から素材収集が予定されていた。そしてブリーフィングルームを独占して食後のコーヒーブレイクに勤しんでいた英霊は、そのメンバーのうちの一人だった。
なんだかんだと備えの良いフィンの話に相槌を打ちながら、マスターは普段彼の隣にあるはずの影がないことに気がついた。
9880そう声をかけたのはブリーフィングルームの先客だった。
のんびりとマグを啜るその寛ぎ具合から察するに随分早くからそこにいたらしい英霊に、呼びかけられた青年はそっちこそ、と会話を続ける。
「清々しい目覚めだったものだからね、少し早かったが朝食も済ませてしまったんだ。賑やかなのもいいが、静かな朝食というのもたまには悪くない。」
この日は朝から素材収集が予定されていた。そしてブリーフィングルームを独占して食後のコーヒーブレイクに勤しんでいた英霊は、そのメンバーのうちの一人だった。
なんだかんだと備えの良いフィンの話に相槌を打ちながら、マスターは普段彼の隣にあるはずの影がないことに気がついた。
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TRAININGほんのちょっとだけ背後注意(??)なシーンがあります。なんでもいい人向け。「王よ…その、装備の…ええと、胸当ては…着けないのですか…?」
部下からの奇妙で唐突な質問にフィンは首を傾げる。
質問者のディルムッドはというと、非常に言いにくそうにあからさまにフィンから視線を逸らしているので見つめ返しても目は合わない。彼が何を考えているのかフィンには図り兼ねた。
「…?もちろん戦闘時の霊衣を変更するにはマスターに申し入れるのが作法だと知らないこともなかろう、今すぐには着けられないな。なぜそんなことを聞く?」
素材集めと戦闘訓練のための招集命令に応じていた2人はちょうど管制室に向かう途中だった。ディルムッドはその正論に一瞬言葉を詰まらせたが、ぐっと息を飲み込んでから食い下がった。
「今すぐに、ということではありません。普段からその装備でいるのはなぜかと…」
「む…私の言葉を聞いていたか?質問に質問で返すんじゃない。」
おちょくっているのか、とフィンが顔を顰めるとディルムッドは途端に表情をぱっと困ったようなそれに変え、とんでもありませんと弁明する。普段通りのやりとりを一通り済ませた後、フィンは目を伏せて部下の妙な観点にため息をついた。
「なぜもなにも。マスタ 9915
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TRAININGお題は「記憶」です軽率にご都合記憶喪失ネタ。薄味。「……すみません、とんと記憶がなくて」
そう言われた二人の表情は各々だった。
まるであり得ないとでも言いたげに、しかし言葉を忘れたようにぱかんと口を開いたフィン。太い眉を顰めて精悍な顔立ちに疑念の表情を滲ませるディルムッド。
そしてそんな二人を見て申し訳なさそうに眉を下げるディルムッドがもう一人。一見混乱を余儀無くされるこの絵はカルデアでは至って日常のものだったが、一つだけ常と違うものがこの片方のディルムッドの言葉だった。
「…………記憶が、ない……?私の?」
次に独り言のように口を開いたのは意外にも、他のすべての感情が抜け落ちたように驚愕の表情を浮かべていたフィンだった。
「俺のこともわからないというのか?」
続いて双剣の戦士の方のディルムッドが尋ねる。
「その姿を見るに、何らかの形で現界している別の俺であろうことはわかる…しかしその経緯もおまえとの今までのやりとりも……すまない……」
「そうか……」
納得したかのように頷いたセイバーのディルムッドは眉間に寄せていたしわを伸ばし、隣に立ち尽くしたままふるふると震える男を見た。その視線をランサーのディルムッドも追って恐る恐 9754
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TRAINING「飽きる」からの連想ディルフィン未満のフィオナ主従愛の多い人だと思った。
それ故に、多くに飽くのではないかと思っていた。
「これはこれは、北斎殿。今日はお父君と一緒ではないのですか?」
「おう旦那。とと様は留守番だよ、締め切りが近いんでな。本当はおれもこんな場所にいる場合じゃねぇんだが腹が減ってはなんとやら、えみやの兄さんに片手間に食べられるものをいただこうと思ってんだ」
そう言うと画工の英霊は片手の指を窄めて何かを描くように手で空をかく。その手振りを見てフィンは頷いた。
「そういうことでしたか。貴女のことは前々からお茶にお誘いしたいと思っていたのだが、それではまたの機会にぜひ。」
「へえ、あんたほどの別嬪に誘われちゃあ、そりゃ断るわけにはいかねえよ。こんなときでなければあんたをもでるにこのまま一筆描かせてほしいところなんだけどなァ…」
悔しそうに唇を噛む彼女にフィンはからからと笑う。それはそれは楽しそうなその様子は側から見ている分には微笑ましい。応為はそのままひらひらと手を振りながら遠ざかり、フィンはランチの注文を待つ列に舞い戻る。
「我が王、彼女はついこの間召喚された日本の方ですよね?いつの間に親しく?」
「あぁ、大し 6655