halfShot110_sAi
REHABILI夜這いネコちゃんのベニソウ夜這いするベニソウ「……っおい、お前……っ!」
ずぼりと掛けていた布団の中に手を突っ込んで目当てのものを掴むと上へと引きずり出す。
猫の子よろしく首根っこを掴まれた相手は濡れた口元を手の甲で拭いながら澄まし顔をしていた。
「夜中にいきなりちんこを咥えにくるなって行ったろ」
「仕方ないだろう。仕事終わりで昂ぶったんだから」
反省の色もなくプイと反らされた横顔に中途半端に咥えられて放置された自身がピクリと反応する。やめろ。正直な奴め。
「だからだなぁ。寝てるところを咥えないで起こせって言ってるんだ」
「……お前だって疲れてるだろう」
急にしおらしいこと言いやがって。そんな気遣いが出来るのに夜這いはやめられないのか。
でも他に行かず俺のところにしかこないこいつが愛らしい。
404ずぼりと掛けていた布団の中に手を突っ込んで目当てのものを掴むと上へと引きずり出す。
猫の子よろしく首根っこを掴まれた相手は濡れた口元を手の甲で拭いながら澄まし顔をしていた。
「夜中にいきなりちんこを咥えにくるなって行ったろ」
「仕方ないだろう。仕事終わりで昂ぶったんだから」
反省の色もなくプイと反らされた横顔に中途半端に咥えられて放置された自身がピクリと反応する。やめろ。正直な奴め。
「だからだなぁ。寝てるところを咥えないで起こせって言ってるんだ」
「……お前だって疲れてるだろう」
急にしおらしいこと言いやがって。そんな気遣いが出来るのに夜這いはやめられないのか。
でも他に行かず俺のところにしかこないこいつが愛らしい。
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ArtSummary2022おこたでちょめちょめベニソウ「あら?お兄様。ソウエイは寝てしまったのですか?」
「いや、ちょっと疲れてるだけだ。蕎麦が出来たら起きると言っていたぞ」
「ならよかったです。もう少しで出来ますから起こしておいてくださいね」
「ああ」
そう答えると妹はいそいそと台所へと戻っていく。教えて頂いた年越し蕎麦なるものを、リムル様の為に満足のいく出来にする為奮闘している姿は兄として微笑ましいものだ。その後ろ姿を見送ってから同じくリムル様によって作られた炬燵という温かい机の向かいに座った相手に声をかけた。
「だ、そうだぞ。ソウエイ」
「………っ……この、馬鹿……っ♡」
俯いていた顔を上げたソウエイは涙目でこちらを睨む。その頬は炬燵の熱のせいだけではなく赤く、目は潤んでいた。
553「いや、ちょっと疲れてるだけだ。蕎麦が出来たら起きると言っていたぞ」
「ならよかったです。もう少しで出来ますから起こしておいてくださいね」
「ああ」
そう答えると妹はいそいそと台所へと戻っていく。教えて頂いた年越し蕎麦なるものを、リムル様の為に満足のいく出来にする為奮闘している姿は兄として微笑ましいものだ。その後ろ姿を見送ってから同じくリムル様によって作られた炬燵という温かい机の向かいに座った相手に声をかけた。
「だ、そうだぞ。ソウエイ」
「………っ……この、馬鹿……っ♡」
俯いていた顔を上げたソウエイは涙目でこちらを睨む。その頬は炬燵の熱のせいだけではなく赤く、目は潤んでいた。
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DONEお題リクエストありがとうございます!消防士ベと警察官ソでなにか良いシチュ……と唸って
「ベの職場にお弁当を届けにきたソ」という感じになりました。
ただ背景があんまりにもあんまりだったので、落書きですがオマケを1枚おつけしました。
よかったらこちらもお持ちください……!
※ご依頼者様のみお持ち帰り可です。 2
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DOODLEマフィアの推しを公式がくださったので。そしてへちまさんの呟きが素晴らしすぎて……
取り立てしましょそうしましょカツン、と革靴が音をたてるその床は薄暗がりの中では分かりにくいが赤黒いもので濡れている。そこを眉一つ動かさず男は首元のネクタイを緩めてながら歩いた。
「またこんなに汚したのか」
「悪い」
「そういう事は本当に悪いと思ってる奴が言うんだぞ」
「でも手伝ってくれるだろ?」
「ふん」
鉄臭いその空間でまるで世間話の様に話す男たちにか、隣で椅子に縛られたまま事切れている仲間に対してか。震える体を抑えられない。
「それで?手伝ってやる代わりの礼がこいつか?」
深い深い水底のような蒼い瞳が自分を写す。なんの温度も感じられないその目がさらに恐怖を掻き立てた。
「ああ。お前も鬱憤ぐらいはらしたいかと思ってな」
先程まで無表紙で仲間を殴り殺した時とは打って変わって少年のような顔で返り血を浴びたまま笑う男も恐ろしい。
566「またこんなに汚したのか」
「悪い」
「そういう事は本当に悪いと思ってる奴が言うんだぞ」
「でも手伝ってくれるだろ?」
「ふん」
鉄臭いその空間でまるで世間話の様に話す男たちにか、隣で椅子に縛られたまま事切れている仲間に対してか。震える体を抑えられない。
「それで?手伝ってやる代わりの礼がこいつか?」
深い深い水底のような蒼い瞳が自分を写す。なんの温度も感じられないその目がさらに恐怖を掻き立てた。
「ああ。お前も鬱憤ぐらいはらしたいかと思ってな」
先程まで無表紙で仲間を殴り殺した時とは打って変わって少年のような顔で返り血を浴びたまま笑う男も恐ろしい。
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MEMO兄者のことがわかる前がチャンスのベニソウ←ヒイロ「ずっとこの蒼を手に入れたいと思ってた」
腕の中でぐったりと意識を飛ばしたソウエイの髪をヒイロの指が掬う。
「俺の手に入るはずだったのに」
「やめろ、兄者っ!」
掬い上げた髪にうやうやしく唇を寄せる彼の目に燃えるのは怒りで、妬みで、仄暗いそれだ。
「お前が奪った」
「……っ!」
足元に広がる赤の真ん中でヒイロは歪な笑みを浮かべる。
「今度はお前が奪われる番だ」
183腕の中でぐったりと意識を飛ばしたソウエイの髪をヒイロの指が掬う。
「俺の手に入るはずだったのに」
「やめろ、兄者っ!」
掬い上げた髪にうやうやしく唇を寄せる彼の目に燃えるのは怒りで、妬みで、仄暗いそれだ。
「お前が奪った」
「……っ!」
足元に広がる赤の真ん中でヒイロは歪な笑みを浮かべる。
「今度はお前が奪われる番だ」
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SPUR ME攻めも受けも悶々とするガチャ様より『ベニマルに手首を掴まれるとアザが残ることがあるソウエイ。自分じゃどれだけ強く掴んでみても痕なんて残らないので、これはベニマルの想いの強さの表れかもしれないと思うとそら恐ろしくも嬉しくて胸が甘く疼く。』
だるい身体を何とか動かし身支度をしている時にそれに気付いた。
「…………」
手首をぐるりと囲むようについていたのは赤黒い痣だ。一瞬浮かんだ疑問は蘇った昨夜の記憶でかき消される。
『ソウエイ』
名前を呼びながら。
体の奥深くまで暴きながら。
あの男が寝台へと押さえ込んだ時についたそれだ。
自分とて貧弱な体格をしている訳ではない。それなのに男の手は同じ男である自分の手首をいともやすやすと掴むのだ。
(いつの間にこんなに差がついた)
486だるい身体を何とか動かし身支度をしている時にそれに気付いた。
「…………」
手首をぐるりと囲むようについていたのは赤黒い痣だ。一瞬浮かんだ疑問は蘇った昨夜の記憶でかき消される。
『ソウエイ』
名前を呼びながら。
体の奥深くまで暴きながら。
あの男が寝台へと押さえ込んだ時についたそれだ。
自分とて貧弱な体格をしている訳ではない。それなのに男の手は同じ男である自分の手首をいともやすやすと掴むのだ。
(いつの間にこんなに差がついた)
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MEMOオーガベニマル似の大太刀付喪神くんはソウエイくんの双刀くんたちが大好き「ベニマル」
その声はいつも以上に温度を感じさせない。
それどころかそれだけで身が凍りつくような絶対零度の温度を湛えていた。
「刀の咎は持ち主が負うべきだと俺は思うのだが」
キリリ。
硬質な音をたてて締め上げられる糸に息が詰まる。
それよりもこちらを見下す蒼の方が恐ろしい。
「お前はどう思う?」
視界の端では既に仕置きを受けた己の刀が地を這うような土下座でソウエイの刀達に謝っていた。
「覚悟はいいな?」
「お前は一体また何しやがったんだーー!!」
231その声はいつも以上に温度を感じさせない。
それどころかそれだけで身が凍りつくような絶対零度の温度を湛えていた。
「刀の咎は持ち主が負うべきだと俺は思うのだが」
キリリ。
硬質な音をたてて締め上げられる糸に息が詰まる。
それよりもこちらを見下す蒼の方が恐ろしい。
「お前はどう思う?」
視界の端では既に仕置きを受けた己の刀が地を這うような土下座でソウエイの刀達に謝っていた。
「覚悟はいいな?」
「お前は一体また何しやがったんだーー!!」