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    #安赤

    AmeHitori_

    MOURNING深夜の悪ふざけ。付き合ってる安赤。
    地味に再開した百人一首のお題用だったはずが文字数を間違えて書きすぎてしまったやつ(900字…)
    次は500字未満を目指します…
    赤井のトレードマークといえば黒いニット帽だろう。人のファッションにケチをつける気はないが、TPOぐらい弁えてほしい。ただでさえ色々と目立つ容姿をしているのだ。背も高いし、手足も長い。顔立ちは凶悪犯じみているが、一定層ではこういう顔も世間には定評がある。ただ、一人モノクロのスリラー映画から飛び出してきたような近寄りがたい雰囲気が難点であった。
    「せめてもう少しカジュアルになりませんかね」
    「? まじ卍?」
    「カジュアルが急ハンドル過ぎる」
     微妙に古いし。どこで仕入れた知識かと思えば、以前蘭さんがJK用語を練習していた時に教わったという。いくら現役女子高生といえど人には向き不向きがある。赤井も同様、沖矢昴の服装では首から下がクソコラ状態だった。この傾向ではないのは間違いないのだが、じゃあどこへ向かえば正解なのか分かっていない。私服が迷走する赤井に降谷は大きなショップバッグを差し出した。
    「僕が選んできましたので、とりあえずこれ着てください」
    「ほぉ。ドン降谷の辛口ファッションチェックというわけだな」
    「さては沖矢昴の頃から情報のアップグレードがされてないだろ」
    「最近はキナリノ派だ」
    902

    woヲモmo

    DONEデート終わったら~のテンプレに書いたやつです。♡言われた時♡
    久しぶりに2人で出かけている。所謂、デートだと先日宣言された。
    車で迎えに来てくれた降谷のくんはいつものお喋りがなりを潜め、真っ直ぐ前を向き運転している。
    なんだが空気が重い。
    「(楽しみにしていたのは俺だけだったか…)」
    遠足の前の日のように昨夜はなかなか眠れなかったがいつもは眠ることに不安を感じない。
    やっと訪れた眠気に身を任せるのは気持ちが良かった。
    はふっと欠伸をすると、降谷くんの肩がピクリと動いたのが分かった。
    しまった。
    「あー…昨夜はなかなか眠れなくてな。君とのデートが楽しみでね」
    弁明するようにそういうと、赤信号で停まった瞬間に降谷くんが何かを決意したようにこちらに顔を向け口を開いた。
    「今夜も寝かせてあげられないかも…デートが終わったら赤井を抱かせて」

    ここの信号は短い。直ぐに前を向きアクセルを踏み込む。
    「(君、そんな顔で…)」
    どれだけ色々考えて伝えてくれたんだろう。俺への執着に燃えていた時と同じ色を纏った瞳にまだ始まったばかりのデートが早く終わることを望んでしまった。

    ♡デート中♡
    郊外のモールでショッピングをし(降谷くん 1563

    AmeHitori_

    CAN’T MAKEシクトリ年賀2021ゆく年くる年

     全然面白くない。クリスマスが過ぎてしまえば改まって新年を祝う気にはならなかった。
     一年で最も日本人が羽目を外すイベントでこそ警察関係者の彼は仕事が立て込む。こういうのも年末進行というのだろうか。例年どおりならば、そう簡単に納まるような仕事ではない。だが今年は上司が気を利かせて三が日を非番にしてくれたらしい。
     毎年家族持ちの同僚に休みを譲っていた独り身にだって春はやってくる。二人が「そういうこと」になって初めての年越しに、赤井は多少なりとも浮かれていたのだ。新年を迎えることに何の感慨も湧かなくとも、とにかく二人きりで過ごす時間は貴重だ。まず一緒に買い物へ出掛けて、酒やら食料やらを買いに行こう。一日中ベッドから離れず済むようにゴムの補充も怠ってはいけない。しかし彼にその気があるのなら今日ぐらいはナマでも……まぁ、吝かではなかった。
     それが降谷からメアリー、秀吉、真純が滞在するホテルへ赴くと聞いた途端、気分が急降下したのを感じた。この落下速度から算出するに、相当高みにまで浮上していたのだろう。地面に叩きつけられた期待は四肢粉砕してグロテスクなアート作品に昇華されている 2682

    woヲモmo

    DONEシクトリ2021年賀の続き
    安赤パート
    「なんっっで聞こえるように言うんだよ!!僕、あの人からスキン買ってんですよ!?完全にバレたじゃないですか!!!」
    初詣を終えて帰宅し、コートを脱ぎながらプリプリ怒っているのは先程コンビニでしてやられた降谷だ。初めて赤井と身体を繋げた日、成り行きと勢いだったため準備不足から慌ててあのコンビニでコンドームを購入した。その後、ついでに買ったタバコの返品交換でも顔を合わせている。
    店員の態度からあっちも多分覚えているはずだ。その上でさっきの赤井の態度はもう二人の関係をさらけ出しているようなもの。
    「もうあのコンビニ行けない…」
    「繊細だな。彼も気にしていないよ」
    「僕が!気にするんだよ!」
    赤井は今後も気にせず通うだろう。これが育った国の違いか…と降谷は溜息をついた。そんな降谷の背にのしりの体重をかけ、その耳元で赤井が囁く。
    「そんなことより、まだ寒いよ降谷くん…はやく風呂に入ろう?そしてヒメハジメとやらをしようじゃないか」
    スリスリと触れる頬は本当に冷たい。鼻も手も唇も。ただ口の中は温かかった。
    「ふふ…僕たちは『殿初め』らしいですよ…」
    「ナニハジメでもいいから、はやく、」 612