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    海老(小説)白玉(絵)

    スタゼノ好きの海老(小説)とゲン千好きな白玉(絵)の二人です。管理は海老がしてます。

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    原作レベルでも原作以上でも。

    例のマフラーについての捏造話。
    『……これ、お前にやるよ』
     遡ること数週間前、あたしはリビングで突然、獠に紙袋を押し付けられた。中を覗くと、黄色いマフラーが入っていた。これってまさか、獠からのプレゼント……? でも、その日はあたしの誕生日でもなければ、クリスマスでもなかった。
    『どうしたの、これ……』
    『キャバレーの福引で当たったんだ。どうせ俺は使わねぇしな。気に入らないなら捨ててくれ』
     獠はそう言い残して、リビングを出ていった。

     あたしのために選んでくれたわけでもなく、邪魔なものを押し付けられただけ。ほんの数十秒前までは、喜びで満ちていたあたしの心が、急激に冷えていった。それでも、獠がくれたものだし、捨てるのも忍びなく……。なんだかんだ言って、獠があたしへ初めてくれたプレゼントでもあったし、あたしはそのマフラーを大切に使うことにした。

     しばらくして、あたしはそのマフラーを身に着け、キャバレーへツケを払いに行った。ママへ直接マフラーのお礼を伝えたら、怪訝な顔をされた。
    『そんな福引、うちの店ではやってないわよ。よその店の間違いじゃない……?』
     いや、聞き間違いは無いはずで、獠は確かにここの店だと言ってい 1560

    femarap88

    DOODLEZ=198のスタとゼノ幼馴染が趣味として吸引していた毒ガスの原料はナス科の植物であったが、その原産地がここ南米であることに気づいた時、なんとも奇妙な因果の帰結だなと、ゼノは思わざるを得なかった。

    熱帯に広く分布する多年草たるそれを採取し加工するという行為が、石化解除後のゼノの自由時間のほとんどを占めていた。千空たち科学王国に協力して、宇宙船完成までのロードマップを作り議論を重ねる傍らで、せっせと採取に勤しむ日々。
    茎は石油ほどではないがそれでも効率の良い燃料となるから別途保管、適宜使うということで科学王国とも合意済み。ゼノにとって必要なのは葉だけだった。嵩張るそれを乾燥させて熟成させる工程を経て、やっと幼なじみの愛した毒ガスに至ることができるのだから。

    「本来であれば乾燥にも熟成にも数ヶ月は必要なのだがね。毒ガスの切れた君はエレガントではないから、取り急ぎで用意させてもらったよ」
    “今日の一本”を仕上げたゼノは立ち尽くす幼馴染に苦笑まじりに語りかけるが返事はない。当然だった。もとよりギリシア彫刻も斯くやの要望をしていた彼は今となっては文字通りの石像だ。実にエレガント、ここがルーブルだと言っても文句は出な 2431