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    izayoi601

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    izayoi601

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    一度はにょたほせもと理想のまま書いてみた学パロ超法♀です。あまり普段と変わらない両片思いですが、外見よりも純粋な女子であってほしいと妄想したらこうなりました…庶岱♀も少しだけ。もしご興味ありましたら。

    #超法
    superLaw
    #庶岱
    shuDai
    #女体化
    feminization

    はじめての騒めき。「おはよう、法正殿!」
    朝から大声で呼ばれ見上げれば、眩む程の金髪と力強い眼差しを向けられ溜息が漏れる。
    「おはようございます、馬超殿」
    「うむ、今日も会えて嬉しいぞ」
    同じ教室、席が近いとなれば嫌でも顔合わすだろうが。
    「ん……法正殿、また装飾が増えていないか」
    「ああ、これ……ふ……ちょっとした、報恩ですよ」
    ブレスレットの光る手首を翳し、口角を上げる。自らを飾るのは嫌いでは無く、派手な容姿のせいか報いにと増えてはいた。返事をするまで煩いので適当に挨拶はしてやったが、何処までもしつこく暑苦しい。
    「……馬超殿は本当に、誰に対しても物怖じ無いですね」
    「ん?それはそうだろう、俺は熱き魂を以て皆と絆を深めたいからだ」
    報復に人を貶め着飾る女にも、とは。
    報いを重んじる性格と悪党面が災いするのか周りから避けられ、寄って来るのは裏があるか貶めたい奴か、或いは。
    「……へぇ、では……」
    苛立ちを募らせ、わざと机から身を乗り出し顔を近付けた。少しずつ、深緑の制服を肩から脱ぐのを見せ付ける。下着の前ホックが見えない程度まで白のシャツを開けた胸元を揺らし、触れかかる距離で。案外身体には魅力があるらしく、目当てに近付く男は意外と居るんですよ。
    「この身体……好きにして良いと言ったら、どうします……?」
    まぁ大した恩も無く気に食わないので、蹴散らしていますがね。綺麗事ばかりのこの男も、本能には勝てない筈。その証拠に一瞬、躊躇いを見せる。黄金の眼差しが欲に染まるのを眺め、期待を潰すのも悪くない。
    「……法正殿」
    胸元へ伸びて来る手で、掛かったと口元が歪む。単純な男は仕留めやすい、どの様に絶望させてやろうかだけ考えていた瞬間。
    「……え」
    何故か思いきり襟首を引っ張られ、身動きを忘れる。眉を顰めたまま、何故かシャツのボタンを胸元まで丁寧に留められてしまう。
    「ずっと言おうと思っていたのだが……やはり胸元を開けていては風邪を引く、お身体が心配だ」
    予測しなかった言葉が耳に飛び込み、身体中を電流が走る。此方が誘惑したというのに、何を言っているんだ。
    「な……別に、自ら勝手にしているだけで貴方には関係無いでしょう」
    「いや、息災であって貰わなければ困る」
    睨み付けた途端真っ直ぐ見つめ返され、思わず唇を噛み締める。力強く、再び明確に。
    「此処でまた、法正殿に会いたいからだ」
    言葉が何時までも、脳裏に響く。一度貶めようとしたのに気付いてもおらず、正気だろうか。恨みも恩も、肉欲すら無く。全身を震わせながら巡った熱は胸に遣え、灯す如く広がる。これは、何だ。
    「っ……お人好しが、過ぎます……」
    「ん?特にその様なことは無いが……そうだ、聞いてくれ……家で飼育した馬が、調教で更に速く駆けられる様に……」
    爪先まで震えてくるのに耐えきれず胸元を押さえ、目線を逸し抵抗する。眩しい程の笑みで会話の猛攻は止まず、聞き流す程度の余力しか残って居なかった。
    「……何故、何時も嬉しそうなんですか」
    「法正殿と話せるのは、楽しい」
    何がそれ程、面白いのか。言われたことも無かった、縁の無いものだとしか考えなかった。打算も無く『自身』を、求められるなど。初めての感覚に戸惑いを隠せず、側面の黒髪を耳元へ掛けるのを繰り返す。止まない高鳴りを悟られない様、窓の外を眺めるので精一杯だった。

    「ちょ、ほ……法正殿……も、もう止めてくれ……一体どうしたんだい?!」
    昼休み。同級生では比較的話す男子の代表として、徐庶の腕に胸元を押し付けてみたが予想通り頬を染めての反応が返ってきた。
    「やはり、普通の男ならそうだろうな……」
    「あはは……また若と何かあったの?珍しく胸閉じちゃって」
    苺牛乳のストローを勢い良く吸い込み、馬超殿の従姉妹は苛つく程満面の笑みを向ける。同級生間でも圧倒的に膨らむ胸を机へ乗せられれば、溜息も出てしまう。
    「……成程、貴方が家族に居ては見慣れてますね……」
    「ふーん……何となく、察しがついちゃった……法正殿も充分だよー」
    胡桃の渦巻く髪を揺らしながらシャツ越しに胸の谷間を人差し指で弾かれ、睨み付ける気力も無く言葉が零れる。
    「……何を考えているのか解らないんです、あの人」
    女の武器には興味が無い、なのに距離は縮めてくる。只のお人好しか、恐ろしい物見たさか。幾ら巡らせても、理解し難いことがあるとは。此方の何が欲しくて、何が本当に目的なんだ。
    「ふふ……そっか……若が……」
    「何ですか」
    「あはは……全然解ってないのが、法正殿の方で可愛かったから」
    妙に核心を付いて来られ、シャツのボタンが止まらず溢れそうな胸を挟み込んでやったが綻ばせた口元は変わらず制される。
    「わっぷ、ごめんごめん……素直に若のものになっちゃえば、もっと可愛い女子で居られるのに……」
    「はぁ?!」
    「ね、徐庶殿?」
    「ええと……そうだね、確かに……ってこら、君まで止めてくれ……!ちょ……っ!?」
    「あはは、可愛いー」
    こいつら、楽しんでいるだけだな。豊かな谷間に頬を埋めさせ耳まで茹だる何時もの件に呆れながら、不意に振り返した心音の昂りで思い起こす。
    気付いて無いのが此方とは、どういう了見だ。幾ら飾り付け、満たそうとしても。誰に対しても変わり無い奴が今更、女として見ている訳ないだろう。その筈だが、ボタンを外せなくなったシャツを掴み呟くしかなかった。
    「……何故、痛むんだ……?」
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    izayoi601

    MOURNING二年前に書いた艾淮本の番外編。
    現パロで定軍山の関係性を書いてみたくて、棋士淮殿の好敵手ならほせかなと試し書きしたものです。いざ書いたら艾淮が少なく、はまったばかりの超法を入れ込み過ぎ誰得なのか解らない話になってしまった…と仕舞っていましたが折角書いていたので此処にあげておきます。書いた私だけが楽しかった話(大体そう)ですがもしご興味ありましたらお暇な時にでも。
    忘れ難い好敵手「…おや、大分上手になりましたね…鄧艾殿」
    「いえ、当然ですが…やはり、郭淮殿はお強い」
    共に過ごせる時、リビングに将棋盤を置いて愉しむのも一興。貴方と向き合うのは、人生を将棋に捧げてきた私にとり大切なものだった。勝敗はどうより、貴方のことが手に取る様に解るから。
    「ふふ、けっほ…貴方の盤石に固めた差し方をするところ…とても、好きですよ」
    「はは…どうも、無作為に飛び出す勇気は無く…見事に隙を突かれてしまいます」
    「将棋は、性格が現れますからね」
    盤の上を眺め、相手がどの様な考えかを読み解き降すのが棋士。重厚な守備と揺るぎない実直さを感じ、何時までも差して居たかった。
    「今更ですが、郭淮殿は棋士として様々な方と差しておられますよね…何方か、印象深い方はいらっしゃいますか?」
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