月菅(社会人)同棲妄想メモ:Xより修正再掲お付き合い即同棲した月菅
月島くん:菅原さんの説得と攻略頑張った。独占欲と好きの賜物。
菅原さん:年上の見栄や月島くんへの配慮(月島はこういうの好きかも等の思い込み)で丁寧な暮らし的なのを目指す。しかし多忙と気質から即挫折。
お互い交際も仕事も新生活も探り探り。次第にすれ違うふたり。
すれ違いから疲弊し少しずつ上手くいかなくなる。一緒の時間がない。あってもなんかしんどい。好きなのに、こんなはずじゃなかったのに、どうしたらいいかわからない苦しい。
ある日現状への不安や焦燥や菅原さんへの心配やらで言葉がキツくなった月島くんと重圧やら疲労やらで矜持もなにも吹っ飛んだ菅原さんが衝突。
→初めての喧嘩
「ごめんな。こんな……カッコ悪い、ダメな彼氏で」
痛みと疲労を飲み込んだような掻き消えちゃいそうな笑顔で言う菅原さん。彼の表情からは、月島くんに嫌われたくないという怯えと折れた矜持に戸惑う様がありあり見てとれる。
月島くんが初めて見る顔。こんな顔させたかったんじゃない。なのに自分がそうさせた罪悪感と菅原さんからの好意の手触りを実感して胸がいっぱいになる月島くん。
強引にこの関係を勝ち取ったと思っていたから、今まで見て見ぬふりしていた自分の中の後ろめたさとか、自身の中の菅原さんからの気持ちを信じていない怯えとかに向き合うことになる。
好き、悲しい、辛い、嬉しい、怖い、様々な感情の嵐が胸の内に去来して最後には凪いで月島くん思い知る。自分のそれら全てが菅原さんに起因しているし、同じように菅原さんのそれらも全て自分のせいであって欲しい。お互い取り繕いなんてやめて生身で向き合って分かち合って生きていきたい。覚悟なんてとっくに決まっていた。このひとが欲しい、と柄にもなく必死にこの手を伸ばした時から。
「格好悪くても、いいんじゃないですか。僕とあなた、ふたりのことなんだから」
自分でも信じられないくらい穏やかで温かいありのままの気持ちで微笑み言う月島くん。
だって僕はあなたが好きで、あなたも僕が好き。だからお互いを慮りすぎて空回って、霧の森の、深海の迷子みたいにふたり息苦しくなって互いしか見えず視野が狭くなってしまった。そんなのってもう愛でしかないじゃないですか。それならもうそれだけで僕ら大丈夫です、全部。そうに決まってる。
などと天啓を受けたが如く実感し宣う月島くん。
そもそも月島くんは端から世間がいう丁寧な暮らし(?)なんて望んでない。望んでるのは菅原さんと自分の“ふたりの暮らし“だから。
「そっか。なんだ……ぜんぶ、大丈夫なんだ……俺たち」ふにゃりと笑う菅原さん。
「そうですよ。決まってるデショ」菅原さんの体だけじゃなく全てをひっくるめて抱きしめる月島くん。
それに応える菅原さんの腕もおずおずと月島くんの背に回されて、そのまま初めて同じベッドで朝を迎えるふたり。
そもそもお互いが同棲に浮かれすぎて地に足ついてなかったふたり。
菅原さんは月島くんを幸せにしたくて見合った人でありたくて頑張りすぎたし、月島くんは菅原さんを手に入れた安堵で油断。ふたりの世界=幸せだからって(無自覚な年下の、末っ子の甘え的自信)。
そもそも月島くんは菅原さんていう人間が好きなので、謎生物の顔付Tシャツだろうが履きにくい怪獣スリッパだろうが、妙ちきりん部屋着(ペアルック)や家具や装飾も慣れない味のご飯もくだらない駄洒落だって、互いの違いもなんもかんも上等な心算。それどころか、ちょっと期待していた、まである。ふたりの色に染めていく生活っていいな、てな具合で考えてた。
お互い裸の感情で衝突して初めてはじまる本当のふたりの生活。
他者との距離感覚と察しに優れてるふたりだから、自分の内側に入れてしまった恋人という究極の他者にどう向き合っていくのか。
自分の中では月菅について考える時そこがテーマになりがちです。
月菅には、時間と生活を共有しながらふたりの関係、幸せを重ねていって欲しい。
とりあえずこの月菅は次の休みに久しぶりにふたりで出掛けて揃いのマグカップ購入から始めると思う。ハピエン