肝試し 戦いの中で消えた勇者を探して東奔西走、とある山奥の村でヒュンケルとラーハルトは奇妙な噂を聞いた。
夜に山頂に向かう途中、オバケに遭遇するとかしないとか。
現れたのは最近で、謎の白い浮遊物体はこちらに攻撃的な為、大人達も正体がわからず困っている状況らしい。
ヒュンケルは困り事を助けたそうな雰囲気を出しているが、あまり人間に関わりたくないラーハルトはどうしたものかと思案しながら聞き込みを続ける。
そして広場に辿り着くと、数人の子供達が集まっていた。
不穏な雰囲気にそっと二人が近づけば、一人の小さな少年が寄って集って詰められているようだった。
「お前みたいな弱虫が行ったってオバケに食べられちゃうだけだぞ!」
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