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    AKaSe

    @AKaSe485

    色々と書いたの載せてます。
    見るのは全部自己責任でお願いします😇
    誤字脱字常習犯なので教えてくれたら直します…

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    AKaSe

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    🐻‍🔦リベンジ

    ルミナスクエアで偶然会った二人の話、ベンイトのつもりで書いてるけどほぼベン+イト付き合ってない。

    #ベンイト

    ワン(僕が恋のキューピットって訳)治安局に用事がありルミナスクエアに出てきたベンは偶然見覚えのある人物を見かけた。
    視線に気づいたのか相手もこちらを見るとぱちりと視線が合う。

    「あ、白祇重工の…」

    「ベンだ。ベン・ビガー」

    「ベンさん、こんな場所で奇遇だな。俺はカリュドーンの子、ライトだ。」

    かちゃりとサングラスを直しつつベンに向き合うと自己紹介をしてくれる。
    お互いに顔は知っていても名前までは知らなかった。

    「ライトさんか、よろしく」

    「ああ、所でベンさん今時間は空いてるか?」

    「今か?空いているが…」

    何かあるのかと首を傾げるとライトはチラリと目線を移す。

    「なら助けちゃくれないか」

    ワン!と元気よく吠える犬を指さしベンにジェスチャーで来いと呼ぶ。

    「こいつがずっと着いてきて困ってるんだ。前にも似たようなことがあったがプロキシ…店長に助けて貰ってな。
    助言も授かったから実行してみたんだがオヤツをあげても一向に離れる気配がない。そろそろ本気で連れて帰ろうか悩んでててな。」

    ライトの足元で楽しそうにじゃれつく犬に考え込むポーズをとる。

    「なるほどな、これはまた随分と懐かれてるなぁ」

    「懐いてくれるのは有難いが生憎俺にはコイツの望みが全くわからんくてな」

    クルクルと舌を出しながらライトの周りをうろつく犬を眺めつつ周りを見渡すと少し離れたところにボールが転がっていた。

    「合ってるか分からないが…この子と遊んでやったらどうだ?」

    そう提案すればライトがなるほど、と呟く。

    「有難い提案だな、アンタにそう言われなきゃ俺はこいつが離れるまでここで突っ立ってただろう」

    そうと決まればとライトが近くの公園へ向かって歩き出す。
    その後ろを上機嫌で追いかける犬にベンも落ちていたボールを拾って着いて行った。



    公園に着いてからボールを投げたり一緒に走ったりと2人と1匹で存分に遊び尽くし満足した犬はどこかへ帰って行った。

    「…やっと満足してくれたみたいだな」

    公園にあるベンチに座りつつベンがそう言う。30分…いや、1時間は遊んだ気がする。
    想像以上に時間を取られていた。
    それでも久しぶりに公園で遊んでなんだか心は満足していた。

    「悪いなベンさん、こんなに時間を取られるとは…何か礼をしたいんだが…」

    「礼なんていい。俺も楽しかったしな…この歳になるとこうして遊ぶ機会もない。」

    そよそよと吹く風に辺りながらによりとベンが笑う。独特な笑顔にライトは内心可愛いなと思う。

    しかし礼に関しては殆ど初対面の自分に付き合って貰ったのだからこのまま流すわけにはいかない。

    「そういう訳にはいかん、アンタが嫌じゃなければ今度飯でも奢らせてくれないか?」

    「うーんでもなぁ、大したことはしてないからな…」

    そう問えばベンが考えるような素振りを見せる。ピクピク動く耳がなんだか気になる。
    何故だかこのクマのシリオンの一挙一動が見ていて癒されるというか可愛いな…とライトは思っていた。
    単純にこの縁をここで終わるのが惜しいと思っていた。

    「また会って話したいって下心もある」

    素直に心の内を伝えればベンの動きが止まる。

    「…それなら、実は俺も君とまだ話したいと思っていたんだ。」

    おずおず、といった感じで嬉しそうにそういう巨体にライトの胸の当たりがきゅん、となる。

    「なら決まりだな」

    お互いにスマホを取り出すと連絡先を交換した。

    追加された連絡先を眺めつつ新しい友人が出来たことにベンはによりと笑う。

    「次、楽しみにしといてくれ」

    そんなベンにニヤリと笑うとライトはポーチか、飴を1本取り出す。

    「今日はありがと、助かった。またなベンさん」

    ライトはぽい、とベンに飴を投げると踵を返し駐車場の方へ去っていった。

    「ああまた、ライトさん」

    『またな』の言葉にふわりと心が浮き立つような感覚を感じつつ残されたイチゴ味の飴を片手にライトの後ろ姿をみやった。
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    AKaSe

    DONEバレンタイン🐻‍🔦去年の流れがあって〜みたいなのを最初考えてたらその部分が長くなったので1文として上げたんですけどやっぱ書きたくなって書いちゃいました今日に間に合って良かった。(自己満足)
    前回から1年経ってる設定、変わらずいちゃラブベンイトです。
    ちょっと🔦さんがアホそう。
    一度あることは二度あるノックノックを開きメッセージ履歴を確認する。
    明日の夜、新エリー都に用があるから泊めてくれないか?と送ったメッセージに了承の返事を再度確認しライトはフ…と1人笑う。
    あえて日付を書き送らなかったが明日は2月13日、つまりバレンタインデーの前日だ。
    去年は自分の衝動を抑えられず後先考えず突撃した結果情けない姿を見せただけでなくベンに心配をかけてしまった。
    去年の二の舞を起こす訳には行かない。

    今年も当日は平日、ベンの性格上お願いすれば休んでくれるかもしれないがそんなわがままを言うのも気が引ける。
    しかし仕事が終わるのを待てば去年の再来が起こる可能性もある。
    ならば答えは簡単だ。朝に会ってしまえばいいのだ。

    つまりは明日ベンの家に泊まり朝にバレンタインのプレゼントを渡せば当日に会えるし渡せるしベンの仕事も休むことなく普段通りにできるというわけだ。
    2968

    AKaSe

    DONE🐻‍🔦なんか気づいたらプロポーズしてた話です。いやほんと、ただ周りに🐻‍さんの恋人だ!って騒いで欲しかったのとマーキングされてたんだって🔦に意図せず気づかれちゃうのを書きたかった気がするんだけどもなんかこうなってました。書きたかった部分が薄い気もするまとめる力がないので仕方ない。

    本当は🐻‍さん恋人出来てから残業が減ったんだ!とか有給を取るようになったとか入れt(文字数)
    君のこといっとう好きガタ、と音がしてライトの意識がゆっくりと浮上する。
    重たい瞼を上げて辺りを見渡すと出かける支度をしていたらしいベンが目に入る。

    「ライトさん?起こしてしまったか?」

    もそりと上半身を起こしたライトに気づいたベンが慌てた様子でこちらに向かってくる。

    「うるさくしてしまって申し訳ない、実はさっき連絡があって至急会社に行かなくちゃ行けなくなってしまったんだ」

    今日は休みだから二人で一緒にゆっくりしようと昨日言っていたからか申し訳なさそうにそう言う。
    ぺしょ、と垂れてる耳に手を伸ばす。

    「仕事なんだろ?構わんさ、気をつけてな」

    ぽふぽふと撫でてから離すとベンが名残惜しそうに目で追っていく。

    「本当にすまない…この埋め合わせは必ずする」
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