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    AKaSe

    @AKaSe485

    色々と書いたの載せてます。
    見るのは全部自己責任でお願いします😇
    誤字脱字常習犯なので教えてくれたら直します…

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    AKaSe

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    猫の日のベンイトだよって言いたいけど猫が出てるだけのお話。
    相変わらずいちゃついてます推しは一生いちゃつかせますよろしくお願いします。

    #ベンイト

    にゃん。ライトとのデートの日、少し約束の時間に合わせるには早い時間だがまぁ待てばいいかとベンは家を後にした。

    「ライトさんはいないのか…?」

    待ち合わせ場所に近づくにつれ嗅ぎなれたライトの匂いに気づき歩く速度を速めて目的地に到着してみればライトの姿はなかった。
    まだ待ち合わせ時間より30分ほど早いため居ないこと自体はおかしくない。ただ確かにライトの匂いがするのだ。
    この付近にいるのは間違いない。
    そう判断し、ベンは周囲を探索する。

    と街中の隅、小さな公園のベンチに座っているライトが居た。

    近づくと数匹の猫に囲まれ猫じゃらしを振っている。

    その猫じゃらしに向かって1匹の猫が飛びかかるがすい、と器用に動かし猫じゃらしが逃げる。それを幾度と繰り返し頃合いを見て猫に捕まってやる。
    ご機嫌な猫にライトがふ、と笑った。

    「君は猫の扱いにも長けているんだな」

    近寄りつつ声をかけるとそに反応したライトが顔を上げる。

    「ベンさん、悪いもう約束の時間になってたか?」

    ベンを見て立とうとするライトに首を振って否定しベンもライトの横に座る。

    ライトが動いたことで足元で転がっていた猫がまたもたれかかり直した。

    「いや、まだ30分はある。早く来たらライトさんの匂いがしたもんで気になって来たんだ。」

    ベンがちょいちょいと猫に手を寄越すと1匹の猫がスンスンと鼻を近ずけた後すり、と顔を寄せる。
    ベンがよしよしと頭を撫でた。

    「アンタも随分と猫に好かれているようだな」

    そんな猫とベンの様子を眺めつつライトが笑えばベンもへによ、と笑う。
    その様子を眺めていた他の猫もベンの元へ寄ってくる。

    「ここの子達は人懐っこいな」

    猫を順番に撫でつつ嬉しそうにベンが呟く。

    「猫が好きなのか?」

    「そうだな…そういう訳でもないがこう甘えてくれると癒されるな」

    ライトの問にベンが猫を眺めつつ答える。
    その答えにライトが癒されるね、と独りごちる。

    「ベンさん」

    「どうしたライトさ、」

    ライトの呼び掛けに前のめりになっていた体を起こした隙をついてごろんとベンの膝の上に寝転がる。
    さ、の口のままベンが固まる。

    固まったままのベンを余所に腹にすりすりと顔を擦り寄せライトが甘えるような素振りを見せる。
    ちら、と上目遣いで見上げた目がパチリと合った瞬間ベンがはっと動く。

    「らららライトさん!?どうしたんだ急に、」

    今までも家ではベンの膝によく乗ってくるライトだったが外での触れ合いは殆どなかった。
    だと言うのに唐突に膝の上に寝転がり甘えてこられてベンの心臓が心配になるほどドッドッドッと忙しなく動いていた。

    「……にゃー」

    そんな様子のベンに目を細めてにこりと笑うと一言。

    「グッ」

    クリーンヒットとはまさにこの事。ベンは顔を己の手で抑え天を仰ぐ。

    「そんな…可愛いことをしないでくれ……」

    致命傷を負ったベンが力なくそう言うと心外だとばかりにライトが肩をすくめる。

    「俺じゃ癒しにならないか?」

    「君は刺激が強過ぎる…それにこんなに魅力的な猫が居たら手離したく無くなる…」

    「ほう?」

    ライトが嬉しそうにベンの首に腕を回す。

    すり、と猫がするようにライトがベンの胸元に甘える。

    「なら連れて帰るか?…ご主人様?」

    誘うように囁けばベンの喉が地響きのように鳴る。

    「君は、そうやって…!」

    耐えるように力み歯をむき出しにするベンに尚もライトは楽しそうに身体を擦り付ける。

    「俺を飼ってくれないのか?」

    追い打ちをかけるようにライトが鼻先にキスを落とすとベンがばっと立ち上がる。
    もちろんライトを抱えて。

    「ライトさん、すまないが今日の予定を変更してもいいだろうか…」

    ライトから誘惑したのに律儀にそんな伺いを立ててくるベンに思わずふは、とライトが笑う。

    「もちろん、たーんと可愛がってくれよご主人様?」


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    AKaSe

    DONE🐻‍🔦なんか気づいたらプロポーズしてた話です。いやほんと、ただ周りに🐻‍さんの恋人だ!って騒いで欲しかったのとマーキングされてたんだって🔦に意図せず気づかれちゃうのを書きたかった気がするんだけどもなんかこうなってました。書きたかった部分が薄い気もするまとめる力がないので仕方ない。

    本当は🐻‍さん恋人出来てから残業が減ったんだ!とか有給を取るようになったとか入れt(文字数)
    君のこといっとう好きガタ、と音がしてライトの意識がゆっくりと浮上する。
    重たい瞼を上げて辺りを見渡すと出かける支度をしていたらしいベンが目に入る。

    「ライトさん?起こしてしまったか?」

    もそりと上半身を起こしたライトに気づいたベンが慌てた様子でこちらに向かってくる。

    「うるさくしてしまって申し訳ない、実はさっき連絡があって至急会社に行かなくちゃ行けなくなってしまったんだ」

    今日は休みだから二人で一緒にゆっくりしようと昨日言っていたからか申し訳なさそうにそう言う。
    ぺしょ、と垂れてる耳に手を伸ばす。

    「仕事なんだろ?構わんさ、気をつけてな」

    ぽふぽふと撫でてから離すとベンが名残惜しそうに目で追っていく。

    「本当にすまない…この埋め合わせは必ずする」
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    AKaSe

    DONEバレンタイン🐻‍🔦去年の流れがあって〜みたいなのを最初考えてたらその部分が長くなったので1文として上げたんですけどやっぱ書きたくなって書いちゃいました今日に間に合って良かった。(自己満足)
    前回から1年経ってる設定、変わらずいちゃラブベンイトです。
    ちょっと🔦さんがアホそう。
    一度あることは二度あるノックノックを開きメッセージ履歴を確認する。
    明日の夜、新エリー都に用があるから泊めてくれないか?と送ったメッセージに了承の返事を再度確認しライトはフ…と1人笑う。
    あえて日付を書き送らなかったが明日は2月13日、つまりバレンタインデーの前日だ。
    去年は自分の衝動を抑えられず後先考えず突撃した結果情けない姿を見せただけでなくベンに心配をかけてしまった。
    去年の二の舞を起こす訳には行かない。

    今年も当日は平日、ベンの性格上お願いすれば休んでくれるかもしれないがそんなわがままを言うのも気が引ける。
    しかし仕事が終わるのを待てば去年の再来が起こる可能性もある。
    ならば答えは簡単だ。朝に会ってしまえばいいのだ。

    つまりは明日ベンの家に泊まり朝にバレンタインのプレゼントを渡せば当日に会えるし渡せるしベンの仕事も休むことなく普段通りにできるというわけだ。
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    Umemiya

    MEMO🔪❤️ サドtop×🔪に心酔してる恭しい鬼bottomの妄想。解釈グダグダ注意
    🔪❤️ekiはただの人間だけどドtop energyと飴鞭でvoxを振り回す。voxは惚れた弱みの擬人化。すっごいプレイを要求されても全然答えられるつよつよ受け。どちらも経験豊富。身長も年齢も身体能力でもvoxには敵わないけどekiのほうが精神的に強いと良いな。いきいき生きるタイプってよりかは「しぶとい」の方。ちっとやそっとじゃくたばらないekiにどこか救われてるvox

    ここまで書いたけどekiが人並みに脆くても良い。プレイで散々ekiに虐められるくせに、普段の生活では甲斐甲斐しく尽くすvox(心酔からってのもあるけどekiが儚く見える&恋人云々以前に大切な人間として守りたい) ekiとしては俺も成人男性だしそんなヤワじゃねえよ…と思いつつもvoxを侍らせるのはそんなに悪い気はしないとかだったら良い。でもvoxの過保護を徹底的に振り払うeki様も見たい。可能性無限大cp。その場合、奉仕を断られて子犬みたいにしゅん…ってするvoxにこっそり愉悦を覚えるeki様でも良い。voxはそれに気付いてない。voxは、無下にされても自分がekiに尽くす行動自体に意味があると考えそうだけど、稀に寂しくなって激し目に求めちゃったり、寝てる(とvoxが思ってるだけで本当は起きている) ekiの手を借りて自分の頭に擦り付けたりする。
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