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    みるく

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    flask_gk

    DONEメタル吉さんの可愛いイラストを見て、SSを書かせていただきました。
    あの素晴らしいイラストの世界がとても好きです。
    許可頂きありがとうございます!
    アイドルのぐんそーとぐんそー強火担のおがたアイドルのぐんそーとぐんそー強火担のおがた

    ぐんそー!こっち見て~
    ぐんそー!投げキッスして~
    ぐんそー!ムンキック見せて~

    そう、ここは熱狂と狂気が入り交じる通称少女団のコンサート会場。「樺太少女団」は非常に熱いファンが多いことで有名な二人組アイドルユニットである。
    「マタギ」ことゲンジロちゃんと「ぐんそー」ことツキシマからなるユニットで、ムキムキな肉体美をもつ二人が可愛いフリフリなスカート姿で踊るギャップが受けている。
    最初は「こんなムキムキなオッサンたちの女装とか誰得?」「冷やかしに行ってみるか」と、アイドルというよりは見世物小屋という感じで始まったユニットだった。しかし、マタギがワンテンポ遅れたダンスを必死に踊る姿が、観客たちの母性本能などをくすぐり、「なんかマタギ可愛く見えてきたんだが」「俺はゲンジロちゃんの同担拒否」などの声が大きくなっていった。それに連れて、チケットが取りにくくなり、次第に大きな会場でコンサートをするようになっていく。
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    suzumi_cuke

    DONE20221001身体の関係始まった頃くらいの鯉月。純粋であることと計算高いことは両立する。少尉はぴゅあぴゅあだけどハッタリかませるクレバーな男であることを忘れずにいたいという…伸び代もありますしね。
    https://twitter.com/suzumi_cuke/status/1576180147639549952
    可愛い犬にも牙はある「初恋が実らないというのは迷信だったな」
     それは、鯉登からの何十回という交際の申込みを月島が断りに断り続け、どう断っても諦めようとしない鯉登の態度に音を上げた末、仕方なく形の上では受け入れることになってから数日経った日のことだった。兵の訓練を指導して戻る途中である。
     何故か得意げに発された、その聞き捨てならぬ言葉は月島の軍帽の下の眉間に深い皺を形成した。
    「まるで私が初恋の相手のように聞こえるのですが……」
    「そうだが?」
     何を当然のことを、と言いたげに鯉登の目が軽く見開かれる。
     ――いや、なにが「そうだが?」なのだ。
     大体、既に何度も玉砕しておいて、今更これを「実った」と言ってよいのか。月島としては、どうにか鯉登には目を覚ましてもらって、当人にふさわしい、本当に好いた人を見つけてもらうまでの繋ぎの相手のつもりでしかないのであるが。さも当たり前のような顔が妙に苛立たしく、月島は胸の当たりがもやもやした。
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