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    ゆらこ

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    ゆらこ

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    少し泣けそうよ(後)

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    ゆらこ

    MEMO拙いですが
    バレンタインの話「ハッピーバレンタイン」という声とともに、僕のデスクに謎の箱が置かれた。驚くことにその箱を置いたのはバレンタインには全く関係のない宮野志保だった。

    「貴方に渡すよう頼まれたの」と彼女は言い「工藤君からよ」と面白そうに付け加えた。彼女の真意を計りかねていると「子供達に頼まれたんですって」アナタ急にポアロやめたでしょ?と。そして
    「今年だけでいいから渡してくれって。少年探偵団からの依頼よ」説明しながら彼女は謎の箱を優しく撫でた。

    その箱は1辺20cmほどの正方形で上の面には丸い穴があいていた。くじ引きの箱に似ている。
    「これはね」
    と彼女が言うには、アメリカのバレンタインデーに小学校でよく見る箱だそうで、箱に自分の名前を書いて教室の机に置いておくと、クラスメイトや友人達がチョコレートを入れていってくれる。チョコには日頃の感謝を書いたメッセージカードも付けるのが一般的で、自身もクラス全員の各箱にチョコとカードを入れていく。つまりアメリカのバレンタインは日本のとは違い、恋人のみならず友人や家族に感謝の気持ちを伝える日でもあるそうだ。雰囲気としてはお祝いのイベントなのよ、と彼女は付け加えた。
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    dc_eureka

    MOURNING灰原さんの日オンリー「口づけ」のワンライお題で書かせて頂いたけれど、
    コレジャナイ感がすごすぎて没にして、加筆修正して、持て余していたものを今更、供養致します。
    降谷さんのふの字も出てきませんが、降谷さん目線の降志です。
    n は、ここでは実験参加者数のことです。  Ω\ζ°)チーン
    n=2のささやかな実験計画 この歳になると、いや、何より職業上、他人のキスシーンを見ても、そうそう動揺することはない。実際、張り込み中に、濃厚な口付けを交わす対象者であったり、路地裏でキスどころでない行為をやらかしている対象者であったりを、幾らでも見てきた。最初こそどぎまぎしたりもしたけれど、最近では最早、日常茶飯事。どうということもない。――はず、だった。

     偶然目にしたカップルのキス。首に腕を回して、彼らは随分と夢中になっていた。思わずドキリとしてしまい、そんな自分に、驚いた。そうか、付き合い始めの彼女が隣にいる状況では、さすがの自分でも、気恥ずかしさを感じるのか。新しい自分を発見して、一人、心のうちで感心する。

     隣を歩くのは、赤毛頭の天才科学者。職場での彼女の評判は、クール、博識、毒舌、ヤバい…。畏敬を込めた、そんな言葉。案外かわいかったり、動物好きで優しかったりする一面もあるのだが、それは、自分が〔灰原哀〕だった頃を知っているからこそ思えること。確かに、科学者・宮野志保は、はっきり言って、時々怖い。
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    vi_mikiko

    DOODLE第4回目降志ワンドロワンライ参加作品です。
    お題:「桃の節句」「寿司」「顔だけはいいのよね」
    (気持ち、↓の続きですが単話で読めます)
    https://poipiku.com/3237265/8260579.html
    「桃の節句」「寿司」「顔だけはいいのよね」 春の訪れを感じる季節。ポアロのバイトを終えた降谷が米花町を歩いていると、目の前に小さな背中が見えた。
     背中の正体は、大きなビニール袋を手に提げた茶髪の少女、一人だ。
     今日は桃の節句。雛祭りという呼び名の方が一般的だろう。幼い女子のいる家庭では、健やかな成長を祈り雛人形を飾る日。

    「哀ちゃん」
     背後から声を掛ける。夕飯の買い物だろうか、大きな荷物のせいでいつも以上に彼女の身体が小さく見える気がした。
    「今日は、博士の家でパーティはしないのかな」
    「しないわ。うち、雛人形ないし」
    「……そっか」

     彼女の買い物袋を引き、奪い取るように持った。彼女は「いいのに」と言いつつ、降谷の横を大人しく歩く。
     先月の節分では博士の家で探偵団らと豆まきを楽しんでいたが、今日は一人なのだろうか。幼少期からアメリカに留学していた彼女は、雛人形を見たことがあるのだろうか。遠く離れた国で一人過ごす彼女に思いを馳せ、勝手に寂しい気持ちになる。
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