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    秋月蓮華

    @akirenge

    物書きの何かを置きたいなと想う

    当初はR-18の練習を置いてくつもりだったが
    置いていたこともあるが今はログ置き場である
    置いてない奴があったら単に忘れているだけ

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    秋月蓮華

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    もっふんソングの話
    夢小説みたいなものというか夢主の伏線関係もある。
    オリキャラもいるよ

    #キングオージャー
    #女主人公
    heroine
    #夢小説
    dreamNovel
    #リタ・カニスカ
    #リタ
    rita.
    #ギラ
    #ラクレス
    #カグラギ
    #オリキャラ
    original characters

    歌えシュールな子守唄実際は主題歌【歌えシュールな子守唄実際は主題歌】

    カメリアは歌がうまい。
    育っていた児童養護園でも子供たちに歌っていて、ギラは子守唄とかうまいんだよと話していた。
    実際に聞いてみればカグラギも彼女の歌がうまいと感じていた。
    『もっふんもふーもふもふ』
    コーカサスカブト城でカグラギのキングズホットラインの着信メロディーが鳴り響く。
    「……なんだその音楽は」
    ラクレスが聞いてきた。
    「もっふんのうたですが」
    「以前に聞いたものと違う」
    「ああ。これはタキタテ城の客人が歌っていた歌でして」
    以前に聞いていたのかとなるがこれはイシャバーナで作られているアニメ、もっふんといっしょのテーマソングであるもっふんのうたである。
    もっふんというしろくてふわふわもこもこの生き物のアニメだ。
    タキタテ城の客人はカメリアのことだ。
    何故かラクレスは意図的にカメリアのことを視野に入れていないところがあった。
    道具であろうがシュゴッダムの国民が反逆者にさらわれて共に行動をしているのだが、
    犯罪者として指名手配することもなく、さらわれた一般人としていて救出することもなく、放置している。一般人だから放置しているのか。
    「何故着信メロディーをそれにした」
    「非常に上手い歌で頭から離れず。子守唄代わりに歌われていて」
    「歌うな」
    ラクレスは歌詞を知っているらしい。
    この歌は途中の歌詞がシュールである。



    「からだはまっしろ」
    タキタテ城に滞在しているカメリアは編み物をしていた。編み物は良い、時間を潰しやすい。
    客間にてゴッカン国王であるリタ・カニスカがクロコに用意してもらった寝具で寝ている。
    疲れているらしい。疲れますよね、となる。
    裁判長にして王だし、国の運営は大変すぎる。ギラが教えてくれたがゴッカンにいるのは犯罪者かもと犯罪者しかいなくて、
    ほとんど全員がリタを恨んでいるらしい。
    手を動かしながら歌う。
    白い毛糸はイシャバーナで手に入れた。もっふんの編みぐるみを作ってみていた。
    「カメリア」
    小声でギラが呼ぶ。歌声が止まる。
    「ギラ」
    「良かった。止まった」
    「下手だった?」
    「上手すぎるから、ラクラも、クロダさんやクロコさんたちも困惑していたよ」
    カメリアも声を小さくした。リタが寝ているからだ。カメリアは編み物をする手を止めた。かぎ針編みなのでこのまま止められる。
    ギラが困ったように笑っていた。ラクラはタキタテ城でギラやカメリアの面倒を見てくれている者だ。
    クロダの補佐らしい。十代の少女だ。
    「リタ様、子守唄でも歌います? って冗談で言ったら頼む、って」
    「……リタさん。大変だもんね」
    ギラはカメリアの隣に座る。
    「もっふんのうた、面白い歌」
    「イシャバーナのセンスは……イシャバーナだ。他の歌で」
    「リクエストは」
    「そうだな……」
    眠り続けるリタの側でカメリアはギラにリクエストされた歌を歌っていた。



    「フルで歌うな!! うますぎるし!!」
    「カグラギ様、あの歌を着信メロディーにしてくれって何だろうな」
    「さあな。ラクレスについてはどうあれ、アイツに任せておくしかねえ」
    タキタテ城の外にて、ラクラは叫んでいた。ギラとカメリアは客人であり丁重におもてなししろとは言われている。
    外ではゴッドクワガタとゴッドトンボが遊んでいた。
    ンコソパの国王であるヤンマ・ガストとその補佐、国での立場はナンバー三ぐらい……外での判断だが……という二コラが
    二体を見上げながら話している。
    カグラギはシュゴッダムによく出かけている。理由はいくつかあるが、シュゴッダムとしてもカグラギが使えるため良く呼び出す。
    残り三国は中立、今までの扱いが悪く怒って敵対、ほぼほぼ命令は聞かない国しかない。
    カグラギがカメリアの歌をキングズホットラインの着信メロディーにしろと言ってきたのはここを出る前だ。
    「そもそもうちじゃ話を聞いてもらえねーしな」
    あははは、と二コラは笑う。聞いてもらうようなこともないだろうが、その通りではある。
    「野菜貰ったな」
    「煮込んでポトフにすることは覚えたぞ」
    「……それは誰でもでき……駄目ね。私、強火でやっちゃえでやったりして止められた」
    「メシマズかよ」
    代金は野菜だった。金ではないが。ンコソパの二人は煮込んで食べるらしい。ラクラは誰でもできると言おうとしたが
    自身はメシマズだった。強火でやっておけばいいんじゃないと言ってカグラギが困った顔をしたのは、覚えている。



    キングズホットラインは国王通しで連絡が取れる多機能情報端末だ。いわば最終的な国の窓口である。
    機能としては操作をすれば電話がかかっていないのに着信メロディーを鳴らす機能も入っていた。ラクレスが非常に不快そうにしていたので
    カグラギは心の中で笑ってしまった。



    昔のこと。
    カメリア・ウィルザークはラクレス・ハスティーの婚約者候補ともなっていた。ハスティー家の補佐を務めてきたウィルザーク家、
    彼女は最後の生きているウィルザーク家の者だ。幼少期の記憶は喪失していて、ただのカメリアとして今も彼女はかつてのようにギラと共にいる。
    歌がうまい者だった。ギラ様が誉めてくれました、ととても嬉しそうに笑っていたことをラクレスは覚えているが、
    「……もっふんは駆逐するべきか」
    「何故」
    妹分が、もっふんに毒されていくのを止めるべきか? とラクレスは真剣に考え、ドゥーガに引かれた。


    【Fin】
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