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    ちはや

    @chi_ig15

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    ちはや

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    ソファでイチャイチャK暁。別ジャンルの過去作、キャラの名前置き換えただけの手抜き作品()

    邪魔しないで ソファに座り、テーブルの上に広げたノートに向かいペンを走らせていた。大学生。宿題は尽きない。
     突然、「なにやってるんだ。」と現れたKKが、ソファと暁人の間に無理矢理入り込んできた。腰に腕を回され、後ろから抱きしめられる。
    「KK?」
     背中の温もりに向けて首を巡らせるが、その表情を見ることは叶わない。「気にすんな」というKKの短い返事に、暁人はまたテーブルに視線を向けた。邪魔をしなければよいか、と。周りから見たらおかしな状況も、暁人にとってもはや日常であった。
     そうして暫く暁人はKKの存在を気にせずノートに集中していると、すり、と首筋にKKの鼻先が擦り付けられた。KKが呼吸をする度に吐息がうなじをくすぐり、くすぐったさに暁人は身を捩る。
    「っ、けぇけ、くすぐったい。」
     勉強できない、と言い掛けて暁人は言葉を飲み込んだ。飲み込まざるを得なかった。べろり。
    「ひっ!?」
     KKの生暖かい舌が、暁人のうなじに押し付けられる。下から上へと柔らかな舌が小麦色の肌を滑っていく。首を前に倒し逃げようとするが、KKも上半身を倒してそれを追いかける。しかもKKの腕がガッチリと暁人の腰を押さえつけているため、身体を離すことも叶わず。暁人は腰に回された手を何度も叩いたが、KKには抵抗とすら取られなかったようで。構わず首筋を舐められ、吸われ、歯を立てられ、耐えようと暁人のペンを握る手に力が入る。満足したKKは顔を上げると「勉強が全然進んでねぇようだが?」などとのたまった。
    「っ、こんなことされて、勉強なんか出来るわけないだろ……!」
     絞り出された声には色が混じり、潤んだ瞳にはもうノートは映っておらず、触ってもいないそこは布を押し上げ膨れ上がった熱を主張している。今度はKKの手がそこをゆっくりと布の上からなぞり始める。力の入らなくなった手からペンがぽろりと零れ落ちた。
    「もうこんなにして、一体なんの勉強をしてたんだか。なぁ?」
     面白そうに問いかける声が、耳に直接吹き込まれる。心臓の音がうるさいくらい頭の中で響き渡る。背を逸らしながら首だけ振り返り、KKに口付けを求めれば、すぐに厚い舌が口内へともぐりこんできた。身体を横にし、KKの背中に腕を回しながら、暁人は瞼を閉じた。ペンを握るより、この温もりに包まれたい。早く、苦しいくらいの、焼けるような熱に貫かれたい。思考を埋めるのは数式ではなく、生々しい欲望。うっとりとキスを楽しむ暁人を見ながら、KKはほくそ笑むのだった。
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    recommended works

    na2me84

    DOODLE #毎月25日はK暁デー 
    お題【初デート】
    参加させて頂きました。宜しくお願いします。お題が可愛すぎて悩みました…
     渋谷駅前、かの有名な交差点は深夜になっても人も車も途切れることはない。煌々と輝くモニター画面には雑多な情報が流され続け、色鮮やかなLEDに彩られた看板は星の光をかき消すように輝いている。夜の闇さえ寄せ付けない光の奔流は、月の存在までも薄く儚いものに変えてしまったようだ。
     信号が青に変わると一斉に人の流れが動き始め、それぞれの進行方向へと、人々が双方向に入り交じりながら滔々と流れていく。その人混みから少し離れて道路を眺めていた青年が、隣に立つ男に話しかけた。
    「ここだったよね、KK」
    「ああ、そうだったな」
    あの夜、二人が『運命的』に出会った場所がここだった。

     
    「ねぇ、夜の散歩に行かない?」
    暁人がそう声をかけてきた。正直なところ面倒だな、とKKは思った。もう飯も食って風呂もはいって、後は寝るだけ、という状態だ。出来ることならこのまま暁人を寝室まで引っ張って行って、さっさと押し倒したいところだが。まるで飼い主に散歩をねだる犬のような目で見つめられては、異を唱えることなど出来ようはずがない。甘いな、俺も。そう思いながら答える。
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    りんご

    DONEK暁デー 『いたずら』 そして表題に戻る系。
    そんなつもりなかった二人がその気になる話です。
    せめて飴くらいは手元に置いとけばよかった!「ご飯? お風呂? それとも僕?」
    「オマエ」

    というわけでこの話は終わった。
    「そんな訳ないでしょ! 何考えてんだよKK!!」
    「いや何なんだよオマエ」
    「こっちが何なんだよ だよ!」
    「なんなんなんだよだよだよ」
    「あああ呪文にするなよ…」
    状況を整理するにしても、普通の生活を詳細に描写する程度のことしかできない。今回の依頼はKK単独の小さなものだったので、資料をまとめることで一日を過ごした暁人は、せめて疲れて帰ってくる相棒のためにと彼の自宅にてご飯や風呂の準備をしていた。合鍵を使って堂々と入り、勝手知ったる様子で冷蔵庫を確認し、風呂の栓を抜いておく。暁人があれこれ始めたことで多少は解消されたが、KKのズボラさは相変わらずだ。買うものの算段を付けて、流しに残っていた食器を洗い、一度外へ出る。必要なものを買い足して再び家へ戻り、手早く下ごしらえを始める。疲れている時はとにかく手軽さ手早さを重視したほうがいいだろう。あの面倒くさがりは手の込んだものを食べるくらいなら、そのまま寝かねない。炊飯器のスイッチを押して、玉ねぎと牛肉を切って皿に移しておく。冷蔵庫へいったん入れて、掃除するべく浴室へ向かった。そこからは家主の帰宅まで散らかったものを拾っておく作業だった。
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