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    sayutaba18

    @sayutaba18
    ライハを愛してる女。

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    いずレオ短文。ワンドロで書いたもの。

    #いずレオ
    izuLeo

     俺の家は日が傾けば傾くほど、部屋の中にオレンジ色の光が差し込んでくる。西向きにバルコニーがあるこのアパートメントを、俺は案外気に入っていた。
    「にゃあ」
    「あ、あんた、また来たのぉ?」
     洗濯物を取り込んでいると、いつもバルコニーにやってくる、少しばかりふくよかな灰色の猫がいる。首輪はついていないので、飼い猫なのか自由猫なのかは判別できないけれど、日当たりを求めてこの場所へやってくるのが日課になっているようだ。ご飯はもらっているのか、ちゃんとした家はあるのか……気にはなっているけれど、変なものを与えるわけにもいかないので今のところは声を掛ける程度に留まっている。
     お邪魔しますよ。とでも言うように俺に向かって声を掛けてくる。そして、陽だまりの中に入って丸まって眠るのだ。フィレンツェでの生活は、毎日が慌ただしくて一日のうちのんびりしている時間もそう多くはない。その中で、ただ丸くなっている猫を見ている時間というのは、アニマルセラピーというべきか、自分の中で案外癒やしになっていたので、ペットを飼うのも悪くないと思う。
    「俺もあんたみたいに一日寝てみたいもんだよねぇ」
     人生の中で一日を布団の上で過ごしたことなんてない。何時如何なる時も、自分を磨くことを忘れずに走ってきた。そしてこれからもしばらく走り続ける予定だ。口には出してみたものの、一日を棒に振るなんてこと、自分には出来ないと思った。
    「セナ! ただいま! お腹空いた~!」
     玄関の方で騒がしい声が聞こえた。そうそう、俺にはもうペットがいるんだった。癒やされるかはどうかはわからないけれど、一緒にいると安心できて、俺のことが大好きで、俺の家に帰ってきてくれる唯一の存在。それがれおくんだ。
    「あのねぇ。俺はお母さんじゃないんだから、あんたの帰りに合わせてご飯なんて出来てるわけないでしょ~?」
     バルコニーから室内に向かって声を掛けると、パタパタとれおくんが走ってきて、ひょこっと外に顔を出した。
    「お。猫だ。気持ちよさそうに寝てて羨ましいな~。いつも来るのか?」
    「そうそう。だいたいね」
    「ふぅ~ん?」
     再び猫の方に視線を映すと、れおくんがじっと俺の方を見ているのが視界の端に映った。
    「なぁに? なんか俺の顔についてる?」
    「ン~? セナ、猫飼いたいのか?」
    「なんでそう思うの?」
    「ものすごくお世話したそうな顔してるから」
     エメラルドグリーンの瞳を真ん丸にして、パチパチと瞬きをしたあと、れおくんはにぱっと無邪気に笑った。
    「そんなことあるわけないじゃない。毎日忙しいし、日本とフィレンツェを往復しなきゃいけないし、時間的にも金銭的にもペットなんて飼う余裕ないでしょ」
     それは事実である。猫を連れて毎回飛行機に乗るわけにもいかない。せいぜい今は、通り過ぎていく猫を愛でるのが手一杯だ。
    「それに、今のペットはれおくんで充分だしねぇ?」
    「どういう意味だよ~!?」
    「そのままの意味でしょ」
     クスクスと笑って、ボサボサのオレンジ色の髪を撫でた。指で梳かして引っかかってる部分を解いてあげる。
    「にゃあ」
     夕日もそろそろ沈んでいく時分だ。さっきまで丸まっていた猫は、ゆっくりと立ち上がり、のんびりと伸びをしてバルコニーから去っていく。
    「またねだってさ、セナ」
    「れおくん猫の言ってることわかるの?」
    「ん? なんとなくな~? ばいば~い」
     大袈裟なくらいに手を振ったれおくんが、取り込んだ洗濯物を抱えて室内へと入って行った。
    「セナもお腹空いた? 外に食べにでも行く~?」
    「あぁ、途中まで作ってたから、続き作るねぇ。れおくんは洗濯物しまっておいてくれる?」
    「はぁ~い、お母さん」
    「誰がお母さんだってぇ?」
     わはは☆ とれおくんが笑いながら洗濯物をせっせと畳んでいってくれる。それを横目に俺は晩御飯作りに取り掛かっていく。合間にれおくんの姿を確認していると、途中まで畳まれた洗濯物の横で作曲を始めるのが見えたけれどこれもいつものことだ。やれやれ、その続きは誰がすると思ってんのぉ? ご飯が出来ても、曲ができるまで食べることはないのだろう。ほんと手がかかる。
     ……まったく。俺はペットを飼う余裕がないっていうか、あんたの世話で俺は充分すぎるほど手一杯なんだからねぇ?
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    梅酒美味しい

    DONE何番煎じのギャグです←
    ずっとミュージックの待機時間にアイドル達がわちゃわちゃしてる姿があるだろうなぁと思っていたので書いてみました。
    まずは自分の推しであるSwitch編にしましたが、まだネタがあるので気ままに書いていこうと思います。
    また、ゆくゆくはユニット関係無く絡んでいこうと思います。
    あんさんぶるスターズMusicの読み込みまでの時間
    それは所属するアイドル達にとってはカオス過ぎる時間だった・・・

    カオスな待機時間(Switch編)


    『ーこれからライブを開始します。今から呼ばれるメンバーは、至急用意された衣装を着てステージまで来て下さい。ライブ曲はエメラルドプラネット。サポートメンバーは深海奏汰と守沢千秋。ライブメンバーは・・・』

    夏目「おヤ、僕たちの曲だネ。ライブの構成も僕たちSwitchかナ?」

    『・・・右ポジション、春川宙。』

    夏目「ほらネ。やっぱり僕たちが選ばれる運命ダ。子猫ちゃんも分かっているじゃないカ。」

    『左ポジション、青葉つむぎ。』

    夏目「フフ、久しぶりの3人揃ってのライブだネ。それに免じてセンパイがいる事も多大目に見ようじゃないカ。」

    『最後に、センターポジション・・・』

    夏目「さぁ、その可愛らしい声デ僕の名前を呼んデ。子猫ちゃん。」

    『・・・月永レオ。』

    夏目「・・・ハァ!???ちょっとコレどういう事!??おかしいデショ、このメンバーで僕がセンターじゃないなんテ!!!」

    レオ「わははは!!!!オバちゃんにはるじゃないか! 996

    sayutaba18

    DONE冬の朝その2 付き合ってないいずレオ(でもベッドは一緒)「ん……、……ん?」
     お腹あたりが重い。と手を伸ばすと、誰かの手に触れた。誰かっていうかセナしかいないはずだ。これで振り返ったら違う人だった……なんてことがあればそれはそれで面白いかもしれないけど。その場合セナがものすご~く怒りそうなのでそういう事態はご遠慮したい。
     おれは抱き枕のように、セナにがっちりと両腕で抱き締められていた。いつからこうされていたのだろう。全然気づかなかった。そもそも珍しい。セナはいつも上を向いて寝るか、反対側を向いて寝ることが多いのに。
     できることなら反対側を向きたい。どんな顔をしてこいつはおれを抱きとめているのだろう。あ、冬だからセナも人恋しくなったりするのか? よしよし、それならおれがあっためてあげるからな~!
     小さく身動ぎをして寝返りを打つ。ちょうどおれの頭のちょっと上にセナの顔が見えた。寝ている時はさすがに眉間に皺も寄っていない、気持ち良さそうに眠るセナ。寝息も静か。さすがだな。綺麗だな、と見つめていたら、たちまち頭の中に音楽が溢れだしてくる。これだからセナはほんと、勘弁して欲しい。
     お返しとばかりにセナのお腹に手を回して隙間なくくっついてみた 1713