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    bintatyan

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    できてない滝安
    ゴムの話

    #滝安

    恋人できたの?「……彼女できたの?」
    指で摘んで見せたのは、未開封のコンドームであった。



    滝川が勝手知ったる渋谷サイキックリサーチのオフィスに訪れたところ、そこにいたのは事務のバイトを務める安原修だけだった。
    所長のナルや調査員のリンの姿が見えないことは特に珍しくもないが、麻衣は学校が終わっている時間ならば大抵はいる。もちろん、バイト代のために。
    「こんにちは、滝川さん」
    「よう少年。1人か」
    「所長とリンさんはいつも通りです」
    言って、安原は所長室と資料室に視線を向ける。あの二人が閉じこもっているのはなるほど通常営業だ。
    「谷山さんは今日はお休みだと連絡がありました。どうやら風邪を引いたそうで」
    「あれま」
    「先ほど松崎さんがいらして、そういうことならと谷山さんに差し入れを持っていく算段をしていましたよ。必要ならキッチリ病院連れていくから任せなさい、だそうです」
    「あいつ意外と面倒見いいよなあ。しかしタイミング悪い」
    せっかくもらいもんの林檎お裾分けにきたのに、と紙袋を安原に渡す。過去に懇意にしていた知人から送られてきたものの、量が多い。到底一人では食べ切れないので周囲に配ることになるわけで、ものが食べ物となれば滝川にとって譲り先は麻衣が筆頭候補だった。麻衣個人に、というよりはこのオフィスへの差し入れという形をとって、余った分は麻衣のものということになる。境遇もあるが、それでなくとも彼女はなんとなく世話を焼きたくなる様子をしている。
    「もう少し早ければ松崎さんに一緒に持っていっていただいたんですけどね。まあ、こじらせたりしなければ数日で復帰するでしょうから」
    「そーね。あ、アイスコーヒーちょうだい」
    「はいはい、ただいま。せっかくだし林檎も剥きましょうか」
    「うん、よろしくー」
    笑顔でキッチンに引っ込む安原を見送って、ガランとした静かなオフィスを見るともなく見回す。
    こうしたことは、たまにあった。ナルとリンが不在で麻衣も出勤前、他の誰も訪ねてきていない安原と二人きりになる時間。
    知識が豊富で才気煥発な、強い茶目っ気を持つ秀才と話すのは、素直に楽しかった。打てば響くどころか未だ学生の安原に滝川のほうがやり込められることも多々ある。だからだろうか、かわいい弟分、とはどうにも思えなかった。
    好き、だとか。恋だと思う、だとか。そんな冗談に影響されるほど滝川は単純でも純朴でもない。少なくとも、そのつもりだ。
    けれど、それならば彼に友人とは違う情を向け始めているのは、単に滝川が安原という人間に惹かれているということになるのではないか。
    そんなことを考えながら、2人の時間を過ごしている。毎回だ。自分がこの少年に向けているものは恋愛感情なのだろうか、と自問自答しながら滝川はこのオフィスで過ごす。そうして、いつものように安原が滝川に笑顔であからさまな好意を告げるたび、逃げ出したいような気持ちになった。
    誰にでも言う冗談であるのなら、彼のような魅力的な人間に言い寄られればグラつく人間は多いだろうから己の身を思ってやめなさい、と言ってやりたい。滝川を大人として信頼して言っているのなら見込み違いかもしれないぞ、とも。冗談じゃないなら、……冗談じゃないなら。
    トン、トン、と林檎を切っているのだろう音と共に果実の爽やかな甘い香りが漂ってきて、それに意識が向かったところで、突如無機質な電子音がオフィスに響いた。
    「おーい、スマホの着信かなんかか?俺のじゃねーけど」
    「あ、僕かも。僕です多分。着信じゃなくてアラームだな、すみません、今手がベタベタなので切ってもらえますか?鞄に入れっぱなしだと思うので」
    「へーい。鞄適当に開けちゃうぞ」
    「お願いします」
    音の発生源を辿って、安原が日頃受付として座る机に歩み寄る。キッチンでは安原が「昨日眼科に検診の予約を入れてて、忘れないようにアラームかけてたんですよね。1回きりじゃなくて毎日の設定になってたのかも」等と喋り続けている。検診というものをサボりがちな滝川にとって、安原のそういうマメさは見習うべきところだろう。
    あった、と安原の鞄を手に取り、開く。画面が光っているので目的の物はすぐに見つかった。けれど、そのすぐ横に。
    「滝川さーん?スマホ、見つかりません?多分机のところに鞄が……」
    「え、あ、うん。あったあった。停止な」
    スマホを手にとって、アラームを止める。そのままパスワードの入力画面が表示されたので、画面表示を消した。
    ザァ、と水の流れる音がする。包丁や手を洗っているのだろうから、きっともう戻ってくる。すぐだ。どうする、どうしようーー考えているうちに、安原は林檎の盛られたガラスの皿とフォークを持って、キッチンから出てきた。
    「滝川さん?どうしました?」
    「えっと、……彼女できたの?」
    「へ?」
    滝川が安原の鞄を覗いて見つけたのは、ごくありふれた避妊具、コンドームだった。
    箱はない。小分けの袋で、一つきり。男の嗜みだ、といえばそうかもしれないが、しかし、一つだけを入れることがあるだろうか。2つとか3つ入れておいて、使って、その残りがこれと考えたほうが自然なのでは。
    つまり、安原にはそういう相手がいる、ということだ。
    「なんです突然、藪から棒に。……あ、それ」
    テーブルに皿とグラスを置いて近づいてきた安原は、滝川の指先につままれたそれに気付いて目をぱちくり、見開いてみせた。
    「……いやあ、スマホ探して鞄開けたらみっけちゃったもんで。見ないふりしよっかなーとも思ったんだけど、今日は麻衣もいないし?まったく、少年も隅に置けないな」
    いつも通りに笑えているだろうか、己でも怪しみながら、安原の肩に腕を回す。軽薄なからかいは得意だ。何度もこんなふうにして安原に絡んできた。
    「うーん、滝川さん、時代遅れだなあ。やっぱりオジサマの感覚ですね」
    そして、絡むたびにやり返されて負けてきたのだ。
    「へ?」
    「今どきはですね、彼女できたの?じゃなくて、恋人できたの?って聞くのがベターですよ。お相手が同性なのか異性なのかわかんないでしょ。コレ、例え僕に出来たのが彼氏だとしても、お互いの安全のためには当然使ったほうがいいものなんだし」
    にっこり、笑って安原は滝川の手からコンドームを奪って顔の横でひらひら振ってみせる。
    「え、……えーーと、うん、そうだな。それはそう。……恋人できたの?」
    「よくできました。で、答えはノーです」
    あはは、と楽しげに笑って、安原はコンドームを滝川のジーンズの尻ポケットに突っ込んできた。なにすんだよと言っても柳に風、なんら気にするふうではない。
    「とりあえず座って、林檎食べましょ。雑談ついでにそれの出どころの話しましょうか。くだらない笑い話なんですけど、それこそ谷山さんいたら話題にできないし」
    「あー、うん」
    恋人はいない。それを聞いた瞬間の、滝川の安堵感は凄まじいものだった。
    彼女ではなく彼氏かもしれないと言うあたり、彼は今の大学生なのだというのが強く感じられたし、彼自身も恋人として想定しているのが女性だけではなさそうな雰囲気に思えたが、これは希望的観測かもしれない。そうだったらいいと滝川が考えているから。
    ソファに座って、いただきます、と言った安原はまず林檎を口に運んだ。目を細めて、美味しいと喜ぶ。それを見てようやく、滝川もアイスコーヒーに口をつけた。ようやく段々、衝撃が去って落ち着いてくる。
    「んで?」
    「ああ、出どころ。それ先週、大学で配ってたんですよ。キャンペーン…とは違うか、啓発活動っていうんですかね。配布してるところに通りがかって、差し出されたのをなんだかわからず反射で受け取ったんです。薄い紙袋に入ってたので、まあいいかと鞄に入れて」
    なるほど、配布場所が大学だというのであれば、おそらく商品の宣伝などではなくエイズの感染予防だとかそういった啓蒙グループの運動だったのだろう。
    「袋?まんまで入ってたけど」
    「昨日、友達にガムもらって、運悪くティッシュ持ってなかったのでなにかないかと鞄探ってたらソレが出てきたんです。僕、ガム飲み込むの苦手で。そういえばもらったなぁ、結局なんなんだろうこれって……ガム捨てるのにこの袋が丁度いいかなと思ってとりあえず中身を出してみたら」
    「ゴムだったと」
    「いやあ、焦りましたよ。バスの一番うしろの座席で、端に座ってた上に反対側の端にしか人がいなかったので助かりました。それが昨日眼科に行く時の出来事で」
    「そんで結局、今日俺に見つかったわけだ」
    安原は苦笑いで頷いた。
    「しかしびっくりしましたよ。彼女できたの、なんて突然」
    「こんなん見つけたら思うじゃんそりゃ。モテるだろ?」
    「滝川さんほどでは。それに、好きな人にモテなきゃ仕方ないわけでして」
    「好きな人」
    「そりゃ、もちろん滝川さんのことですよ?なのに僕の浮気を疑うだなんて、本当にひどいんだからっ」
    「なーに言ってんだか、まったく」
    芝居がかった嘆きをスルーして、林檎をかじる。男二人だというのにいくつかウサギに切ってあるものが混ざっているのに呆れた。さほど上手い出来ではないが、思い立って今の今、子供の頃の記憶を掘り起こしながら切ったのではないかと勝手に想像する。彼の母親とは挨拶程度の面識しかないが、いかにも子供にそういう温かな工夫をしてくれそうな女性だったように思う。たしか、妹もいると言っていたはずだ。
    「滝川さんも恋人、いないですよね?」
    安原はさもわかっていると言いたげな調子で言った。それにあわせて、笑う。
    「いなさそうに見える?」
    「いたら今みたいな頻度でここに来てないでしょう」
    「うるせーやい。どうせ独り身の暇人ですよ」
    「やっぱり。もし恋人ができたら、教えてくださいね。突然来なくなったらそれこそ寝込んでるんじゃないかと心配になりますから」
    「今んとこそんな予定はないけどな」
    「へえ。……このオフィスの関係者だったりしたら、なおさら早めに教えてほしいな。知らないと気まずいでしょう」
    知り合い同士で付き合い始めた場合、それを知っておきたいか知りたくないかは、人によるとは思うが。
    「このオフィスの関係者、って。一体誰と付き合うっての」
    「谷山さんとか、高橋さんとか。原さんはまあ、ないとして。年齢の近さなら松崎さん」
    「真砂子ちゃん以外もねーよ、麻衣もタカも妹みたいな……あ、麻衣は俺のことパパとか言ってるけどさすがに娘って年齢差じゃないし妹ってことにしとくぞ。そんでエセ巫女もなし、断固として絶対、それだけはなし」
    「そうですか?あれはあれで仲良しだと思いますけど」
    「別に、嫌ってはねーけどさ……つーかお前こそ、俺の相手を異性に限定してるぢゃん。例えば俺がめちゃくちゃ面食いで顔最優先だったら、まずはナル坊、それか真砂子だよな」
    どう考えても、顔面の美しさで言えば関係者のツートップだ。とはいえ、たとえの話であって滝川は特に顔をものすごく重視するたちということはない。
    「その場合片思いで終わりですから恋人にはなれないでしょう?」
    「言うじゃねーか少年」
    ナルはおよそ世間一般的な恋愛というものからはかけ離れた男だし、今はだいぶ落ち着いたように見えるが、かつて真砂子は明らかにそんなナルを追いかけていた。確かに、仮に恋したとしても両思いにはなれそうもない二人だ。
    「事実ですもん。僕ってば、人がいいので嘘つくのって苦手で……っていうのは冗談ですけど。単純に、滝川さんがヘテロだから僕に対しても恋人イコール『彼女』って発想なんだろうと思っただけです。それとも、男性も対象ですか?」
    「……わかんないな。とりあえず今んとこ、男と付き合ったことはないんだけどさ」
    「ふむ」
    「知り合いにゲイもバイもいるし、同性は絶対に無理だってやつもいるわけよ。かと思えば、スゲェ女好きを公言してて実際女誑しだった男が急に彼氏できたっつって今までにないくらいのめり込んでたり。そーいうの聞いてると、案外思い込みで生きていただけで自分のことも自分で知らないもんなのかもなー、とか考えるわけだ」
    滝川は、基本的に女性にモテる。片思いの経験がないとはいわないし、恋をしたことがないとも思っていないが、大抵は『私のこと本当に好き?』と疑いを持たれてそこから破局に発展した。でなければ、過干渉に疲れた滝川の方から別れを申し出る形だ。
    自分なりに楽しくやってきたつもりなのだが、どうも、さほど恋人に夢中になるタイプではないらしいという自覚は持たざるを得なかった。
    「だから、断言はしない?」
    「んー……まあ、そう」
    もし滝川が自分なりに安原に本気になったとして。そして仮に上手いこと交際まで漕ぎ着けることができたとして。それでこれまでと似たような形で破局するようなことがあれば、今の居心地のいいSPRを己の手でぶち壊すことになるかもしれない。
    ならば、気付かないほうが楽だったのに。それは逃げだと頭の何処かで警鐘が鳴る。
    「……なら、リンさんやジョンさんは?」
    「ええ?」
    「谷山さん、松崎さん、高橋さん、原さん、渋谷さんは俎上に上げましたから。オフィス関係者で残ってるのはリンさんとジョンさん、あとはそうですね、笠井さんに森さん、一応、広田さんも関係者にカウントしましょうか」
    なんと返事したものか、一瞬悩む。その間にも、脳裏で鐘が打ち鳴らされる。やめてくれ、と思うともなく思いながら、目を逸らした。それでも口は勝手に動く。
    「……誰かさんが一人足りないと思いまーす」
    「え、……平井さん?」
    「それ誰だっけ」
    「ほら、広田さんの同僚の女性。平井…咲紀さんだったかな。滝川さん会ったことありませんでしたっけ?」
    「あー、ナルにやりこめられた人か。それは関係者と言うにはさすがに遠いだろ」
    「……もし関係者とお付き合いをするなら知らないままだと困るから教えて、って話だったでしょう。僕が当事者だったら気まずいもなにもないので当然、除外してます」
    ニッコリ笑う安原に、知らず入っていた肩の力が抜ける。
    「ははあ、なるほど。滝川さんは僕狙い、と」
    「俺はガキンチョに手を出したりしません」
    「まったくおじさんは。今の成人は18ですよ?つまり僕は大人です」
    たしかに、早生まれの彼も先日ついに19になった。
    「俺の感覚だとね、やっぱハタチが区切りなの。おじさんだから。タバコも酒も駄目でしょーが。なにより、自分を大人だって言うやつはまだまだガキなんですー」
    「そういう滝川さんは?」
    「永遠の少年」
    「なるほど、それを言うのは確かにおじさんだけですね」
    いつも通り涼しい顔で失礼なことを言いながら、安原は「でも」少し首を傾げる。
    「あなたが永遠の『少年』、なんて言うと、まるで僕が永遠みたい」
    「ああ……まあ、確かに」
    変わらないものがあるとは思っていないが、安原は百年後でも今と変わらず笑っていそうに思えるのおかしかった。そういえば、以前、エセ霊能者に向かって自分は二百歳を超えているとかなんとか、すらすらと見事にホラを吹いていたことがあったか。
    「不老不死って普遍的な夢ですよね。でも、それじゃいつまで経っても滝川さんに少年って呼ばれそうだからちょっと困るかな。早く大人になりたいし」
    「へー、大人になってどうすんの?」
    出会った頃から大人顔負けの安原が社会に出て経験を積んだ先の姿を想像すると、空恐ろしい。ナルとは違った意味で御しがたく、手が付けられなくなるだろう。
    「そしたら、まずは滝川さんに今みたいに子供扱いされなくなりますね」
    「それで?」
    「このオフィス、年齢層若すぎてちょっと怪しいから僕が成人したら多少はマシになるかな、と」
    「ふうん、それで他には?」
    安原は、珍しく口ごもって、視線を一瞬床に落とした後になんでもないふうに笑顔に戻った。
    「美味しいお酒を教えてほしいな。滝川さんも松崎さんも、美味しそうに飲むでしょう。いいなあ、って思ってたんです」
    「ふむ。よしよし、おじさんが酔い潰してやろう」
    「うわあ、僕をしたたかに酔わせてなにする気ですか?ノリオのエッチ!」
    軽口なのはわかっていても、その言葉に先ほど安原が尻ポケットに突っ込んできたものを意識してしまった。滝川は人を酔わせて襲うようなケダモノじゃないし、もちろん安原だって本気で言っているわけがない。けれど、下心の存在自体はもう、否定できないところまで来てしまったのだ、と思う。だからこそ、その発言には触れられない。
    「まあ、外で飲むときは気をつけろよ大学生」
    「はあい、パパ」
    「パパじゃないやい」
    全く、とアイスコーヒーを飲んでいると、所長室のドアが開いた。
    「安原さん、先月の調査の詳細なデータが出たので――」
    ナルは、相変わらず作り物みたいに綺麗な顔を上げて滝川に一瞬視線を向ける。いたのか、と言いたげにほんの少し眉間に力が入ったように見えたがそれだけで、特に何も言わなかった。ひらひらと手を振ってみせても無視。いつものことだ。
    はい、と歩み寄る安原に、本国から郵送されてくる何かしらの荷物を受け取ったらその時点で声をかけてくれるようにだとか、最新のデータを来週末にはファイルにまとめてほしいということを言ってまた所長室に戻ろうとするナルに、安原が明るい調子で紅茶とリンゴを勧めている。少し悩んだものの「ではお願いします」とわりあい素直に受け入れて所長室に戻るナルを見届けて、安原はキッチンに入っていった。
    ぽつんと取り残されて、リンゴを齧りながらため息をつく。
    情報収集しようとしたら、情報収集された気がする。
    好奇心が強いという自己評価の安原だから、単に聞いてみたくなっただけなのかもしれない。なんでもない雑談の一つで、意味などありはしない、ということは当然あり得る。
    けれど、お互いに恋人がいないことがわかったのは、悪くないだろう。それを悪くないと思うところがもう、どうにも後戻りのできなさを物語っているけれども。
    「……でも俺は、お前に恋人ができたなんてニュースは聞きたくないよ」
    ぼそりとこぼしたひとりごとは、キッチンで立つ音に紛れて誰にも届かず消えていった。



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