陽炎@ポイピク ジョジョ5部プロペシメインです。パソコンもペンタブもないので携帯撮り&アナログ絵しかうpしません。🍞🚄🍊🍋の沼にも浸り中時々®️®️®️🔥🌊 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 490
陽炎@ポイピク☆quiet followBLANK編集者兄貴×漫画家ペッシそららさんからネタだけお借りしましたこの場でお礼を申し上げます オレはペッシ。最近デビューしたばかりの新人漫画家だ(ペッシというのはペンネームだけど)。オレは今白紙のままの原稿用紙を前に頭を抱えて唸っていた。そういう時に限ってインターホンが鳴る。ピンポーン。……ほら、やっぱり。渋々四畳半の部屋から玄関へと向かって扉を開けると見目麗しい男が立っていた。「よう、進捗具合を見に来たぜ」このモデルのような出で立ちの人はオレの担当編集者だ。「タイミング悪過ぎやしませんか?兄貴」兄貴と呼べと言われてるからそう呼んでるけど本名は聞いた事がない。兄貴は悪びれもせずずかずかと机へ近付くと原稿用紙を覗き込んだ。「ハン、まだ下書きすらしてねぇのか?」一瞬眉を寄せながらも次の瞬間には吹き出した兄貴にオレはぽかんとした。編集者ってもっと怖い存在だと思っていた。幼い頃から漫画を読むのが好きでいつしか漫画を描きたいと漫画家を目指してきたオレ。でも漫画家のエピソードは大抵編集者との確執とかそういうのばっかりで、漫画家デビューしたら編集者にドヤされながらネームを進めたりするんだろうなと考えていた。だから初めて兄貴と会った時もオレはビビってオドオドした態度で挨拶しちまった。なのに兄貴はオレのデビュー作の漫画を読んで『気に入った!オレがおめぇに栄光を掴ませてやる!』と豪快に宣言してきた。「だ、だって」デビュー作のビーチ・ボーイは、ぱっと浮かんだネタをそのまま勢いだけで描いたようなもんだ。普通の人には見えない釣竿で人々を救うヒーローの話で、正直構図とか吹き出しの位置とか人物の動きとかはまだまだの代物だった。「ペッシペッシペッシよぉ~。オメーは才能あるんだから自信を持て。連載が決まるかどうかはおめぇ次第だ。ネタが何にも浮かばねぇってんならそうだな……次は恋愛漫画にでも挑戦すりゃあいいんじゃねぇか?」兄貴は口が悪いけどアドバイスが的確だ。漫画家は読者を満足させる前に編集者を満足させる事が重要だってオレの尊敬する岸辺露伴先生もインタビューで語っていたっけ。「れ、恋愛漫画ぁ?そんな事言ったってオレ、経験ねぇし――」オレがビーチ・ボーイを描くようになったのも現実逃避の為だった。容姿のせいで虐められてた学生時代。漫画だけが唯一の楽しみでオレの救いだったんだ。漫画を描き始めた事を馬鹿にされたりもしたけれどデビューしてからはオレを見下す奴は居なくなった。「経験がねぇのなら」原稿用紙から顔を上げて兄貴がオレの頬へ手を伸ばしてきた。「経験させてやろうか?ペッシ」揶揄うような表情にオレは撫でられる頬が一気に熱くなるのを感じる。「結構です!!大体勝手に恋愛漫画にするなんて決めねぇで下さい!」ぐいぐいと兄貴の手を押し返すと彼は豪快に笑った。「あっはっは!その意気だぜペッシ!なら次は老化能力を持った男が裏社会で暗殺業をする話でも描けばいいさ」オレは息を飲むと早速机に向かった。先程までアイディアが浮かばなかった自分が嘘みてぇだ。「オレ、その話描いてみてぇ!タイトルはそう、『ザ・グレイトフル・デッド』!ありがとう兄貴!いいネタを提供してくれて」兄貴はやっとやる気になったな、と言わんばかりに肩を竦めると、また来るぜと踵を返して部屋を出て行った。兄貴のお陰でいい漫画が描けそうだ。完成したら、真っ先に兄貴に読んで貰おうっと!Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 陽炎@ポイピクMOURNING教皇選挙ネタバレベニロレキスしてるのでワンクッション 2056 陽炎@ポイピクDOODLE現代の日本で生活するどすてぃちゃん達がご飯作って食べるだけのシリーズ筍と春雨スープドスティ花冷えの雨が朝から降っている。 肌寒さの中私は軽くストレッチをし朝食作りを始めた。 「うえぇ雨かぁ……」 ビームのぼやく声に私は顔を上げる。曇った表情のビームが恨めしそうに窓の外を見やっていた。 「送ってやりたいのはやまやまだが、これからリモートワークなんだ」 私はトースターに食パンを入れる。 駅近故に私は通勤は電車移動だ。それでも最近は通勤ラッシュの満員の列車に辟易して、パソコンさえあればどこでも仕事が出来る強みを活かしてリモートワークへ切り替えた。 勿論、ビームのバイク通勤の大変さは知っているから、車の免許だけは取った。ただビームは私に気を遣ってなのかレンタカーで送り迎えしてくれと頼んできた事はない。 分かっている、それはシェアハウスに駐車場がない事を理由に私が車を買う事を先延ばしにしているせいだ。 3032 陽炎@ポイピクDOODLE日本でご飯作って食べるだけのどすてぃちゃん達(カップリング要素なし)春の山菜ドスティ春がやって来た。 春告鳥の鳴き声で目が覚める。本当はまだ眠いが、今日は折角の休日だ。隣で寝るビームのまろい頬を少しでも堪能したい。掌で触れるともっちりとした弾力が返ってくる。 その温かさにラーマは心の中に春の陽気が差し込む気分だった。ビームを起こさないようにそっとベッドを抜け出す。 そして着替えると毎朝の習慣であるランニングの為シェアハウスを出た。 朝はまだ肌寒いが、周りの景色が季節を感じさせてくれる。 風に揺れる花、微かな梅の香り。 住宅街を抜ければ小さな公園があって、そこには桜の木が植えられており、花の開き具合を観測するのが最近のラーマの密かな日課だ。桜の花を初めて見た時はそこまで感動しなかったものだが、ある日定食屋からの帰り道ビームが桜の花に目を輝かせて以来は、綺麗な花だと思えるようになった。 3083 陽炎@ポイピクMOURNING龍捲風と陳洛軍。カップリング要素なし豆腐花この青年は本当に飯を奢り甲斐がある、と目の前の男の食べっぷりを眺める。龍捲風はいつものように叉焼飯を食べ終えた後、豆腐花と自分を交互に見遣る陳洛軍に餌を目の前に待てと言われてる犬のようだと内心呟いて苦笑を浮かべた。 「食べないのか?甘くて美味いぞ」 甘味のついた滑らかな豆腐を掬い取る。 シロップに浸された豆腐を洛軍は相変わらず不思議そうに見遣っていた。 「甘いものなのか、これは?」 「……苦手だったか?」 龍捲風は豆腐花を口に運んだ。豆腐花は龍捲風の好物で、阿七は叉焼飯の後の食後のデザートとしていつも出してくれる。 「苦手とかじゃない。――毒でなければ、何でも食べていたから」 そういえば、密航者だったか。食べ物の取り合いもあっただろうし、飢えと空腹を凌いだ日々もあっただろう。 1324 陽炎@ポイピクDOODLE二人がご飯作って食べるだけの現代AU左右なし全年齢ラーマとビーム炊き込みご飯ドスティ秋は様々な食材が旬を迎える。 ラーマは日本の秋が好きだった。暑過ぎず寒すぎず、湿度も丁度良く、近所の公園の紅葉が色付き、スーパーに行けばビームの好きな茸が並んでいるからだ。 ビームは日本に来て初めて食べたのが野菜と茸の炒め物らしい。最初はその見た目に食べられるかと危惧したそうだが、一口食べて大層気に入って、秋の間は定食屋でずっとそればかり頼んでいたようだ。 ラーマは籠の中に様々な茸を入れていく。エリンギはなるべく大きさが同じものを手に取って、私とビームみたいだなと微笑んだ。すっかり顔馴染みになった店員がにこやかに会計を済ませていく。ラーマは漸く使い方に慣れてきたエコバックに食材を詰め込んでから携帯でビームへメッセージを送った。 3265 陽炎@ポイピクDOODLEオレ自慢の針と糸ネタバレ有りオレ自慢の針と糸でプロシュートがサルーテの元からペッシを救出した後のエピソード(妄想)雛鳥「いってぇ!」 アジト内に目を覚ましたペッシの悲鳴が響く。 「口開けるんじゃねぇ。傷口開くぞ」 アルコールを染み込ませた綿をピンセットで持ってプロシュートはペッシの唇の端へ宛がった。 「こ、こんなんほっといても治りますし!」 口でこそ強がっているが、目の端には涙が溜まっていて、漸くペッシが恐怖から解放された事を物語る。 ペッシが自ら口をビーチ・ボーイの能力で接合した事に動揺したサルーテを直で枯らして留めに頭を銃で撃ち抜いた時、ペッシは半ば気を失ったようにぐったりとしていた。 鏡を持っておいて正解だった。イルーゾォのマン・イン・ザ・ミラーで安全を確保し、ワイナリーからアジトへと連れ帰ったのだ。 ペッシは無意識にスタンドを発動させたままだった。 2461