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    陽炎@ポイピク

    ジョジョ5部プロペシメインです。パソコンもペンタブもないので携帯撮り&アナログ絵しかうpしません。
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    陽炎@ポイピク

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    ランガスタラム感想

    チッティは世界の音を聴く事を自ら拒んだのかランガスタラム観ました。
    辛い内容とかしんどくなるとか噂には聞いてましたが成程確かにこれは心が重くなる後味の悪い映画ですわ
    舞台は1980年のインド。
    ランガスタラムという牧歌的な農村に生きる青年、チッティは自称エンジニア。畑に水を送る仕事で生計を立てている、短気で難聴の若者。
    水浴をしていたラーマラクシュミと出会い恋に浮かれていた。
    だがランガスタラム村を覆う不穏な空気があった。
    村を牛耳るプレジデントの存在。
    村長のプレジデントは重い税金で村を苦しめる役人と裏で繋がっており、プレジデントの悪政に村人達は搾取されるがままだった。
    プレジデントを誰もが恐れて誰も抑圧に声を上げないのだ。
    そんな中チッティの兄クマールが村へ帰って来る。
    心優しく思慮深くて聡明なクマールは重税を払われそうになったラーマラクシュミを見かねて庇ったのを切っ掛けに村長として立候補する事となる。
    30年間対立勢力の居なかったプレジデントにクマールは苦戦を強いられるが、州議員の支援を受け地道な選挙活動で支持を集めていた。だが、チッティはプレジデントに反目した者が殺されてきた事を知ってしまう。兄を守ろうと躍起になるチッティだが、却って兄に恥をかかせてしまい、更にはプレジデントからチッティが(恐らく買収として)金を受け取った事が明るみになりクマールは自殺未遂をし、ラーマラクシュミの両親からも娘を諦めろとチッティは通達を受けてしまう。
    チッティはプレジデントへ金を返し兄の味方である事を宣言。自分なりにクマールとラーマラクシュミとの恋路を守ろうと決意する。
    だが、その決心も虚しくクマールは理不尽に殺されてしまう。
    チッティは復讐を誓い逃亡したプレジデントを追って奔走するが……。というストーリー。
    だがこの映画、プレジデントを殺してクマールの跡継ぎとしてランガンマ(チッティが故意にしている姐さん)が候補者として名乗り上げてめでたしめでたしでは終わらなかった。
    この後盛大なネタバレ注意⚠️
    いや~最初クマールの支援をしていた議員の先生が乗った車がトラックに追突された時、彼も命狙われたのかな?って思いましたよね。
    チッティは家にも帰らず昏睡状態になった彼の世話を献身的にする。二年間付きっきりで。イイハナシダナーとか考えてた。
    昏睡状態から先生が目を覚ますまでは。
    「君のお陰だ」と微笑む先生にチッティは語る。
    兄のクマールを殺した犯人は貴方の付き人だった。
    兄を殺したのは、貴方だと。
    先生はクマールの恋人の女性の父親だったのだ。
    娘をカースト下位の男の嫁にさせまいとした結果、先生は付き人へ殺害を支持したのだ。
    チッティは二年間ずっと憎しみを抱きつつ先生の回復に尽力し続けたのだ。
    何故殺さなかった?どこか怯えた様子で先生がチッティに尋ねる。
    チッティは語った。
    「死刑囚は微熱があると処刑が延長される」
    「貴方が最も幸運の絶頂にいる時に殺すのが相応しいと」
    チッティは草刈り用の鎌を振り翳す。
    兄の仇を取ったチッティは新たな村長誕生に沸き立つ村人達から背を向けて歩き出した。

    もうね、二年間チッティは恨みを晴らすチャンス幾らでもあったのに、最高の機会を伺ってたのよ。
    兄への愛の為に。
    ランガスタラムも別の意味で究極の兄弟愛の話だと思う。殺伐としてるけどな!
    チッティは殺しに殺しまくってしまったので罪にこそ問われはしないだろうけど本編後幸せになれる未来がまるで見えないのが辛い。
    後半は些細な音も聞き逃さない為にずっとクマールから貰った補聴器付けてるチッティが、先生を殺す瞬間は外すの。
    難聴だからこそままならない出来事、難聴だからこそ都合の悪い事は聴かずにいられる事。
    チッティの難聴設定は意義のあるものでした。
    確かにしんどい映画でした。でも刺さる人には刺さるんだろうなとは思う。前半のニッコニコなチッティと後半の怒りを内に秘めたチッティの差がね。いやぁチャランの演技力すげぇわ。俳優人生の転機になった作品なのも納得。スターオーラ一切消してチッティという役でしかないのよね。
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    陽炎@ポイピク

    DONE #プロペシ版ワンドロ・ワンライ
    『大丈夫』
    敵対組織への潜入任務。情報を入手するだけの仕事で、ペッシのビーチ・ボーイの本領発揮の場所になる筈だった。
    「追え!スタンド使いだ!」
    ところが連中の中にスタンド使いがいやがった。パッショーネから金で引き抜かれたクズ野郎なんだろう。向こうの雇われスタンド使いなんざ想定外で、能力を把握しねぇまままともに戦うのはまずい。
    「逃げんぞペッシ!!」
    パニックになりそうな程気が動転してるペッシを先導させる。背後から聞こえる銃弾にオレは肩口を撃たれた。
    「兄貴ッ!?」
    「いいから行くぞ!もしもの時のために保険掛けといただろうがッ!」
    痛みに耐えてペッシに激を飛ばす。
    ペッシはオレの言葉に落ち着きを取り戻し記憶を頼りにある場所へ向かった。
    「イルーゾォ!」
    鏡の前でペッシが叫ぶ。鏡の中からぬっと腕が伸びてそのまま中へ引きずり込まれた。
    「ざまぁねぇな、プロシュート。ペッシに銃弾が当たらないようにしたのはいいが、おめぇそんなんじゃ命が幾つあっても足りねぇぜ」
    オレの肩口に開けられた風穴にイルーゾォは呆れた声を上げてペッシがはっと我に返った。
    「兄貴ッ!大丈夫ですか!」
    鮮血でスーツは台無しだ。けどオレは 840