こめミサこめ/すきをことばで伝えたい両者の攻防(台詞のみ)「たかあきさんのこと、僕っ、ホント大好きです~っっ!!」
「おや、私も、愛してますよ? ミサオさん」
「むっ、僕だって、当然ながら愛しちゃってますからねっ!!」
「あなたのうつくしさには、天女も仙女も、嫉妬の情を覚えることでしょうね」
「うつくしい…?、ですかねぇ、僕…? たかあきさんはいつもそう言ってくれますケド、僕、あんまピンと来なくて…そのコトバはどっちかっていうとたかあきさんにふさわしいかんじして…たかあきさんって、ホント鷹とか鷲とか豹とかみたいなきれいさと風格がありますよねぇ。お顔も超超カッコイイし、スタイルもバツグンだし、筋肉もしなやかだし…」
「…ふふ。隠した爪をそう知っているのは、あなただけかもしれませんよ?」
「えっ… …あっ!、えっと、はい! その…あーーー…ウン、はい… たっ、たかあきさんのそーゆーちょび~っっとだけイジワルなトコロも、ぼく、言っときますケド愛しちゃってますからねっ!」
「ふふ、ミサオさんは、イジワルなわたしもお好きなんですね。愛らしい人だ」
「っっ、…もォ~~~っ!!!! …なんか、いつもたかあきさんのてのひらの上、ってカンジしますケド…それがイヤじゃないから、困っちゃうんですよね…」
「あなたを困らせる、わるいわたしでも?」
「またそうやってイジワル言うし… なんか、ぼく、たかあきさんだったらなんでもゆるせちゃう気がしちゃって、自分でもこわいくらいなんですよね…」
「……なんでも、とは、…たとえば?」
「……うぅ…ソレ、ききます…?」
「ええ、見当も付かないものですから」
「…もォ…そーゆーすっとぼけしちゃうと、このミサオさんだって、たまには雄っぽいトコロ見せたくなっちゃうんですよ? たかあきさんに、無防備に挑発するのはキケンだって思い知らせてあげちゃいたくなるってゆーか……返り討ちにしてやる~!!みたいな気持ちになるっていうか」
「……ほぅ。是非とも、その返り討ちとやらにお遭いしてみたいものだ」
「あっ、ちょっとまってくださいなんかヘンなスイッチはいってませんか?」
「いいえ? あなたの、お望み通りだと思いますよ?」
「わ~~~~ぼくやっちゃったかんじですねコレぇ!??!」