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    Hakuaisan(GWT)

    @Hakuaisan

    二次創作てんこ盛り野郎

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    Hakuaisan(GWT)

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    やっと終わったよ~もう

    前回→https://poipiku.com/2688419/7844555.html

    「お兄ちゃん、起きて」
    「やだぁ~」
    あれから1ヶ月後、暁人の心は完全に元に戻った。今では以前と同じように生活をしている。のだが
    「KKさん困っているでしょ!!」
    「しゅ~ん」
    なぜか俺も一緒に暮らす羽目になって今は暁人の抱き枕代わりにされている。
    「ほら、お兄ちゃん起きて!」
    「あぅ~」
    「もう!お兄ちゃんのバカ!!私先に学校行くからね!」
    「うにゃ~」
    そう言って麻里は学校へ行ってしまった。
    「むぅ~」
    暁人は戻ったと言うよりかは幼児退行した感じになっている。俺にベッタリと引っ付き、無理に離そうとすると泣くことがしばしばあるのだ。まぁ可愛いんだけどな。
    「さてと、今日は何しようかな?」
    とりあえず俺は暁人の腕を退かすと着替えを済ませてキッチンに行くことにした。
    「あー暁人のうまい飯が食いたいなー」
    棒読みでそう言うと暁人が布団から飛び起きてキッチンに突撃し、調理を始める。
    「今日のご飯はオムライスだよKK!」
    「おおーありがとうな」
    頭を撫でると嬉しそうな顔をする。この笑顔を見ると頑張れる気がする。
    「今日はアジトに行くか?」
    「行くよ~」
    「じゃあ準備していこうぜ」
    俺たちはいつも通りの準備をして家を出て、アジトへ向かう。
    「花に水やったか?」
    「まだやってないやってない」
    ボウルに水を入れ、ベランダに置いてある植木鉢に水をやる。植木鉢にはあの時の青い花が咲いている。部屋の中で生い茂っていたもの一部を植えて、残りは処分した。
    「よしっと、そろそろ行こうぜ」
    「うん」
    俺達はアジトに向かって歩き始める。暁人はまだ眠たそうだ。
    「おい、寝るんじゃねぇぞ?」
    「大丈夫だよぉ~」
    と言いながら暁人は目を擦っている。本当にこいつは子供みたいな奴だ。でもそんな所も含めて好きなんだよな。ただし身長は242cmだがな。デカイ図体で寄りかかろうもんなら押し潰されちまいそうだ。で、今俺は脇腹に抱えられている。
    「僕とKKが初めて会った日って覚えてる?」
    「お前が怪異扱いされたあの時か」
    「あの噂流したの誰なの?」
    「少なくとも俺が流したものじゃない。まあ、心当たりならいるが」
    「そう?なら落とし前つけてもらわないとねぇ」
    「暁人、怖いぞ・・・」
    「ふぇっ!?ごめんなさい!!」
    急に素に戻るのやめてくれませんかね?心臓に悪いんですけど。
    「でも僕は許せないんだよね」
    「何がだ?」
    「僕のこと何も知らないくせに噂だけ流して馬鹿にしてさ」
    「そりゃ仕方ねえよ。だってお前のこと知らなかったんだから」
    「それは分かってるけどさぁ」
    一方で
    「ハックション!なんか噂されてる?」
    どこかの少年が盛大なくしゃみをしていたとかいなかったとか。
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    りんご

    DONEK暁デー、初デート。K←暁のようでK→〈超えられない壁〉←暁です。
    理想のデート像を黙って実行するおじと、訳も分からず振り回されるあっきーの話。
    過去それなりに色んな話を書いてきましたが、ぶっちぎりで砂糖吐きそうな話になったと思います。けけは所々横暴だしあっきーはちょっと暴走気味です。そんな二人の初めてなんて、絶対事件になるに決まってるじゃないですか(笑)
    閻魔帳のきれはしには(1)


    待ち合わせは、やっぱり駅前かなあ
    ベタなのは分かってるよ! でも後に来る僕が気になって、その後ろ姿がどこかそわそわしてるの、きっとかわいいなって思うんだろうな


    ◆◆◆◆◆


    『KK

    今日午前11時。渋谷駅北側に集合。』


    凝り固まった肩を回しながら、ネオンが薄まりゆく都会の路地を暁人はゆったりと歩いていた。長期の仕事が終わって漸くまともな寝食にありつけると思えば、心も穏やかになる。
    こんな職業なので、どうしても一日の行動が普通のそれとは大きくずれ込む時がある。今日はそういった日で、数日掛かりの依頼を何とか終わらせたときには、すっかり空が白み始めていたのだ。

    自分の名前をした空を背にしながら、暁人は連絡のためにスリープモードにしていたスマホを起動させた。そこに表示される、送り主と簡素な一文。暁人が首をひねるのも無理はない。めったに文字でのやり取りを行わない人物から突然こんなものが来たら、誰だって困惑するだろう。自分がいない間に向こうで何かあったのかもしれない。それにしても……メッセージ? 凪いでいた心情の波が僅かに揺れて―――まあいいか、と持ち直した。暁人が暁人たるゆえんは、この微妙な状況に対しての構えがやたら大きいことである。波乱万丈な生い立ちのせいで大概のことは受け流せるようになった結果だった。
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