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    Cxcy75jjuu

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    Cxcy75jjuu

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    七♀五♀の百合

    ほんとは、さとる♀の顔を肴にのむのは、ビールじゃなくてウィスキーとかちびちびするのがいいって聞いたけど、ななみ♀ちゃん、ビールは水なので、と言って聞かないかったから……

    お風呂で寝落ちはあぶないよピンポーン。
    チャイムが鳴った。なんでよ、日付変わってんだぞと思う。しかし、誰かは予想がついていた。そもそも五条のマンションはオートロックで、エントランスにはコンシェルジュまでいるのだ。玄関まで来れる人間、その上、最上階はワンフロアしかない、間違えましたは通用しない。一応玄関の覗き窓を見ると、思った通りの人物が立っている。
    「あのさ、鍵もってるじゃん?ぼくが寝てたらどうするの」
    玄関を開けて迎え入れる。
    「外から、電気がついてたのは見えてましたから。寝落ちしているなら、尚更起こして差し上げようかと」
    「あいにくと映画見てました」
    「そうですか」
    と興味なさそうに返す。
    リビングのローテーブルに買い物袋を置いた。なかなか重そうな音がして、覗くと缶ビールが入っていた。
    「お酒、飲んできたんじゃないの?」
    今日は元々呪術師の面子で、女子会だっな。五条も誘われていたけれど、直前まで任務が入っていて時間が読めなかった。早目に終わったが、お酒が飲めないこともあり、わざわざ終了間際に行ってもなぁと家に直帰。そこから映画を見ていた。
    「ええ、口直しです」
    「理解できなぁい。今から飲むの?太るよ」
    「消費するので平気ですよ」
    薄く微笑んだ。
    「………」
    その消費って。と思って口を閉じた。
    七海はそんな五条を見ながら、ジャケットを脱いだ。五条はスレンダーな体型だが、七海はグラマラスな体型だ。出るところは出て、引き締まっている。引き締まっているから、出ているのが強調されるのか。ブラウス、サスペンダー。後ろにナタを下げている七海専用。ずっと思ってるけど、サスペンダーってえっちすぎない?おっぱい更に強調されるし。炭酸水を注ぎながら、飲みながら七海を見る。ズボンはパンツスタイル。お尻のラインが凄い良いんだよなぁ。
    前髪を上げていたのを手櫛でほぐす。後髪は刈り上げていて、スタイリッシュな髪型だ。
    「お風呂、入りました?」
    「入ったよ。入ったからこの格好」
    五条は手をひろげて見せた。もこもこのパジャマ、ショートパンツ。七海チョイス。
    「ええ、ええ。かわいいです」
    結構な割合で顔を突き合わせていて、この格好もかなりの頻度で見ている筈なのに、躊躇いなく褒めるなこいつ。
    「もう一度お風呂入ってくださいますか?」
    「……えっちなことするつもりでしょ」
    「………」
    「そこは否定してよ」
    「………あなたが嫌がるならしません」
    「ぼくに責任転嫁するのやめろって。触って、もっとって言わせて、最後までしようとするだろ!いつも!」
    「……」
    バレてる、みたいな顔するなよ。結構前からバレてるから。
    「だってあなたのそういう顔がとてもかわいいので」
    七海は整えられた指先で、五条の顎を掬い、キスをした。くちゅりくちゅりと音を立てて、舌でなぞられて、かき混ぜられた。
    「はぁ」
    息とともに唾液がてろりと落ちる。
    「さいあく、おまえ、酒、飲んでる、のに」
    五条は自他共認めるほどアルコールに弱い。七海の呼気のアルコールで既にくらくらしている。
    「もう、好きにして」
    「おや、いいんですか」
    「………ダメ。えっちなのダメだから。そのかわり、お風呂はいったげる」
    七海は口角をあげた。五条の肩につくかつかないかの髪を優しくすいて撫でて、くったりしかけた五条をソファに座り直させる。
    「メイク落として、お風呂の準備をしてきますね」
    仕事よりもなによりも楽しそうだ。誰だよ、表情筋死んでるって言ったやつ。元気だよ、ピンピンしるよ……。





    実は言うと五条の家には風呂が2つある。ひとつは、セレブが入っているようなまぁるい浴槽のジャグジーつきのやつ。それからもう一つ、こちらは大人一人が入れるごくごく一般的な風呂。なんで2つなんだろ、もしかして小さい方は犬用とかなんかもと気付く。だが五条は愛玩動物を買う予定はないので、まあいいかと思った。七海が用意したのは、小さいサイズの方。五条のパジャマをすぽーんと脱がし、お風呂に入れた。そうして自分は髪やら身体やらを洗い、浴槽につかる。浸かったついでに、買ってきた缶ビールのプルタブをあけた。
    お湯はぬるく、逆上せるには時間がかかりそうだった。五条は浴槽に腕をかけ、そこに頭を乗せた。七海はなにをするでもなく、五条のその姿を見ながら、ビールを飲んでいる。
    「……よわないの?」
    「ビールくらいでは酔いませんよ」
    「ふぅん。てか、ぼくの顔をさかなにしてんの?もしかして」
    「はい」
    おっきいおっぱいを重力から開放させ、浮かせてやがって、さわりたい。柔らかいんだよなぁという思考と、ねむいという気持がせめぎあい、もはや眠気に軍配があがっている。
    「寝てもいいですよ。あとは全部やるので」
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    Cxcy75jjuu

    DONEじゅそしになったごじょうさん
    またのお越しを「うぃーういっしゅあめりくりっすまっす、うぃーういっしゅあめりくりっすまっす」
    口ずさむ、このフレーズが好きなので、僕は年がら年中歌っている。黒のカソックを着て、こんな歌を歌っていたらまるで教徒だけれど、僕は神に仕えるタイプじゃないし、そもそも一神教って好きじゃないのよね。神様って沢山居てもいいじゃない。宗教論争をしたいわけじゃないので、控えておくけれど、どっちかてと僕は崇め奉られる方なんだよね。
    僕の名前は、五条悟。呪術師にして、史上最悪の呪詛師だ。加茂家のおっさんを越えた。ま、といっても加茂憲利のおっさんは倫理観の欠如したマッドサイエンティストの毛が強くて、呪術界に名前を刻んだのだけれど。僕は違う。単純に方向性が違う。僕は人を殺した。呪力で殺した。呪術で殺した。術式で殺した。この手で殺した。頼まれて、気紛れに殺した。そう、つまり、呪詛師ってわけ。元々僕の首には賞金が掛かっていたけど、それが跳ね上がった。え〜ふっしぎ〜呪術師でも首を狙われたけど、呪詛師でも変わんないんじゃ〜〜〜ん。でも、命を狙われる回数は減った、まともな術師は、僕の首なんか狙わない。だって、圧倒的に僕のが強いし。それに僕は、僕を殺しに来たやつに容赦しない。術師だろうが、非術師だろうが、別け隔てなく殺す。逆に殺さないときは、単純に気乗りしないときだけで、それこそ別け隔てなく殺さない。気紛れだ。
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    ◆三◆ スカイブルー「それじゃ、僕と一緒に恵たちとケーキ作ろうぜ」
     故あって保護者の真似事のようなことをしている姉妹が私にはいて、毎年クリスマスには彼女たちと一緒にケーキを作ってささやかなクリスマス会をし、サンタクロースの真似事をしていた。それが今年は、
    「私たちだけで作ったケーキを夏油様に食べて貰いたいから準備ができるまで他所のお家で遊んできて」
     と言われてしまった。成長が喜ばしくもあり、寂しくもあり、ならば非常勤として働いている高専で事務仕事を片付けようと思っていた所に、悟に声を掛けられた。
     彼にも保護者と言うより後見人として面倒を見ている姉弟がいる。こちらはクリスマスに一緒にいても鋭い目つきで邪険にされるそうだが、それは表面上だけで、それなりに楽しんでくれているみたいだから、と毎年ケーキやらプレゼントやらを携えていそいそと出掛けていく。紆余曲折があった上でクリスマスは一緒に過ごしたい間柄になったにも関わらず、優先すべき相手がいることに互いに不満を言うことはない。私はそんな悟だからこそ大切だし、悟だって私のことは承知している。それでも世の浮かれたカップルを見れば羨ましくなるのは当然で、イブじゃなくてクリスマスに一緒に過ごすようになった。
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