トップフィギュアスケーターシャイン×リーマンシンちゃん。 普通()につきあってるシャシ。
そしてこれはご都合主義これは現パロ。トップフィギュアスケーターシャイン×リーマンシンちゃん。
ある日、行き倒れていたイケメンを拾ったシンちゃん。新人社畜だし雑誌なんて読まないのでシャインの顔もしらず、生来の人の良さで親切に介抱してあげるところから始まる王道BのLでよろしくお願いします。
「はぁ?僕のこと知らない?嘘でしょ?!」
「いや、知らないものは知らないんです…誰なんですか、あなた」
バッシングとか成績の伸び悩みで荒れまくってたシャインには、シンちゃんの作ってくれた大学生が作るような、でもあったかいご飯が心に染みるんですね。多分、ほっぺにご飯つぶつけながらシンちゃんに文句言ってる。
自分を普通の人間として扱ってくれたことでシンちゃんの前では割と素でいられるし、力を入れなくていいのもポイント高い。
まあ紆余曲折あって、付き合えたので二人はイチャイチャするしシャインもシンちゃんのこと大切にするんですが、シンちゃんの献身的な愛に段々慣れてあぐらをかくようになっていくシャイン(王道ですから)
社畜で新入社員のシンちゃんとアスリートのシャインは時間も合わず。シャインは会えなくてフラストレーションが溜まっていってるのに、たまーに会うシンちゃんは全然平気そう(会えるだけでしあわせだと思ってるので)なのが余計に腹立つ。と言うわけで(え?)、シンちゃんと付き合ってからはやめてた女遊びを(シンちゃんに嫉妬してほしくて)再開させます。
シャインはシンちゃんが自分から離れられる訳がないとたかを括って、女遊びし放題、雑な扱いし放題なわけです(お約束)。
最初は我慢してたシンちゃん。当然、そのうち耐えきれなくなって何回もやめてほしいと泣いたり縋ったり頑張った(それが嬉しくて悪行を繰り返すシャイン)けど、一向に治らないシャの態度(君も好きなんだろう、僕のことが)に愛想が尽きたシンちゃん。もう自分は愛されてないんだな、必要なくなったんだなと虚しくなっちゃう。
「…もう、終わりにしたいんです。別れてください」
「別れる?君が僕から離れられるの?無理でしょ…そんなことよりさ」
「……」
とうとう本気で別れ話をした後(真面目には受け取ってもらえなかいけど)、携帯解約引越しで行方をくらまします(セプトリさん達に手伝ってもらって)。
しばらくすれば帰ってくるだろう、ちょっとやりすぎちゃったかな?とか思って放っておいたシャイン…一ヶ月経った頃、あれ?シン戻ってこないじゃん、これはまずいのでは?とやっと気づくんですね。
それから慌てて八方手を尽くして一年位かけてやっと見つけるんですけど、間が悪いことにシンちゃんはお友達とお出かけ中のところで鉢合わせ。
まさか新しい恋人!?と、焦って思わず二人の前に飛び出すシャイン。
「……!し、シン…」
「シャインさん…?どうして」
しかしプライドは高いわ、謝ったことないわ、やっと見つかって嬉しいわ、そいつ誰!?僕をフってそんな男と!?etc…頭の中はぐちゃぐちゃに。
そもそもなんて言えばいいかわからずぐぬぬ、ってなってるうちに
「一条、知り合い?」
と友達に聞かれたシンちゃんは、聞いたことない冷たい声で(でも、大層悲しそうだったことにシャインはパニクってて気づけない)
「さあ、知らない人です」
って言ってさっさとシャの前から去っていくんですね。
そりゃ、シンちゃんもシャインの行いを許せてないし、けど会えて嬉しいと思ってしまってる自分にも落胆してる。結局忘れられてないんだな、もう好きじゃないなら放っておいて欲しい、とか。
だから、早くこの場を去りたくて冷たいこと言っちゃったけど、多分後で後悔するんですよね。シンちゃん優しいから。まだシャインのこと好きだし。
その背中を呆然と見送るしかないシャイン…。
こんな必死になって、やっとみつけて、冷たくされて…でも諦めきれないくらい、いつの間にこんなシンのこと好きになってたんだろうってやっと気付くんですよね。
後悔しろ!!!(これはシャシなので最終的にはくっつきます)
ハァハァ…
王道はみんなが好きだから王道なんだよなぁ