明るいタイプのせんねんせきとりパロまず付き合ってるシャインとシンちゃん()。放課後、いつもの四人組。
シャインのせいでケンカ、というか一方的にシンちゃんが怒る。多分、シャインが自分のこと(女生徒とデートしたり、やめろと言われてるのに校内でスキンシップ過多だったり)を棚に上げて、嫉妬からシンちゃんをぐちぐちなじったり(最近ちょっと周りに愛想ふりまきすぎじゃない?それ八方美人ていうんだよetc)したので。そりゃいつもは苦笑いで流せるシンちゃんもストレス溜まれば爆発するし、キレる。
「もうシャインさんなんて知りませんっっ!!!!いこっ、ルヰくん!!!!」
「ぇ、シン、いいの?」
「いいよ、もう顔も見たくない!」
シンちゃんがルヰくんの手を引いて大股で教室を出ていく。ルヰくんはちょっと嬉しそう。そりゃね。ルヰくんだからね。シンちゃんに頼られたら嬉しいよね。
二人から目を背けて、ツンとして一向に動かないシャイン。それを「ガキね」という目で見るりんねちゃん(多分精神は一番大人)。
「追いかけなくていいの?」
一応聞いてくれる優しさ。
「はぁ?なんで僕が?シンが頭を下げるべきだろ」
しかし、理解できない子供。
もしくは、理解してても認めたくない子供。
「どう考えてもアンタが悪いでしょ」
「りんねまでシンの味方するんだ、ふーん」
そっぽを向くシャインにため息しか出ないりんねちゃん。
けど、一方で「こんなに余裕なくてイライラしてるシャインは久しぶりだわ、そんなにシンのこと……へぇ」とも思っている。
その頃シンちゃんは屋上(定番)でルヰくんに慰めてもらってます、多分。
ルヰくんも面倒見いいし、りんねちゃんも面倒見がいい。
「アンタ、このままにしておいていいの」
「どうせ泣いて戻ってくるよ」
「今までの相手がみんなそうだったから?シンは違うって一番わかってるのはアンタじゃないの」
「……」
まぁ、なんやかんやあってりんねちゃんが「このままだと取られるわよ」とかなんとか、あり得ないと分かってる嘘で発破かけてくれたり。聞いた途端、シャインが椅子蹴倒しながら「用事ができたから帰る、バイバイ」とか言いながら教室出ていく。やっぱりりんねちゃんはため息しか出ない。
校内を探し回って(シンちゃんの行きそうなところとか想像できない)(それに気づいて焦るなど)やっと屋上で二人の背中を見つけたシャイン。
「シャインさんとケンカしちゃった」とかぐすぐす落ち込んでるシンちゃんをルヰくんが頭撫でたりして慰めてるところに出くわすわけ。
息を切らしてるシャインを見て驚くシンちゃん。まさか、僕のこと探してくれた?そんな似合わないことを?あのシャインさんが?とか失礼なこと考えてる。同じようなことをルヰくんも考えてる。失礼。
まー、シャインなので。無言で二人の間に無理矢理割り入って、シンちゃんの手首を掴むと「これ、僕のだから」とか宣言して屋上から引っ張っていく王道展開。
仕方ないなぁ、となるルヰくん。母性の塊か?でも個人的にはシンちゃんのためなら、シャインから引き離すのも厭わないくらい強くあってほしい(プリララルヰくんならきっとそうする)。
屋上から階段を降りてる最中、シンちゃんが何話しかけても無言を貫くシャイン。ただ痕残るくらい強くシンちゃんの手首を握り締めててくれ。
なお、ここまでシャインはきちんと女生徒用の制服着てます。最高。
いや、めっちゃ読みたい!なにその青春!この後仲直りという名の、シンちゃんとシャインが二人して折れるところまでうっかり妄想してしまった。せっかくだから、いつか何かの形にしたいな。
もう、世界には全然シャイシンが足りてない!!!