3日後に死ねる話ポイントカードを貯めてきた依頼
「苦しまずに殺してほしい、ですか……」
「元の世界に帰れないと学園長からハッキリ言われました」
彼女は無表情だった感情を押し殺そうとしているのだろう。情がない声で淡々とアズールに言われた。
「なんでも叶えてくれるのでしょう?」
「……えぇ、安楽死の方法はいくつか存じております」
「なら、お願いします」
「では、依頼は『苦しまずに殺してほしい』この一点で構いませんね?」
「はい」
「では、契約書にサインを」
差し出されたのは黄金の契約書。破棄ができないこと。準備の為に日数を要すること。
数日後に渡されたのは怪し気に光る魔法薬。
「それを飲めば深い眠りにつくことができます。寝ている間に何があっても起きることができません」
「その間に殺してくれるんですね?
「えぇ、なのでどうぞご安心して夢の世界に旅立ってください」
夢の世界に旅立った監督生にでてきたのは……