〔29〕スパンダム受けメモまとめ【2022年9月10日〜9月19日】  スパンダム受けメモまとめ【2022年9月10日〜9月19日】

ルチスパ・クザスパ・カクスパ・モブスパ
表記無しはほぼルチスパ、多分
表記無くてもルチスパが混ざっている事があります
スパンダム♀もある
裏雰囲気要素有り
死ネタあり



2022年9月10日15日

モブスパ・ルチスパ・クザスパ
裏雰囲気要素有り



父親の不正をバラされたくなかったら奉仕しろと言われたスパンダム
録音式のダイヤル、音貝をセットして従順なフリをして上官に好きにされた。
「これを適任者に提出しておいてくれ」
スパンダムはそれをロブ・ルッチに手渡した。
ロブ・ルッチはスパンダムの父親の部下で、スパンダムにはまだ手の届かない地位にいる人物だったが、元より顔見知りで、上官の息子という事を考慮して呼び出しに応じてくれた。
ロブ・ルッチはスパンダムに手渡されたダイヤルの中の音声を確認し、適材適所に提出して来た。

エニエス・ロビーに勤め始めたばかりの若い新人たちを、親切なフリをして近付き取って食おうとする下衆な考えを持つ大人もいた。
スパンダムも勤め始めたばかりでまだ若くそんな毒牙にかかっていた。
映像電伝虫で撮影しながら事に及ぶ相手に拒絶の言葉と態度を示しながら無理矢理に犯されている映像が撮影された。
事後にスパンダムはその映像電伝虫の映像を見せられた。
映像電伝虫をくすね取るとまたロブ・ルッチを呼び出して手渡した。
ロブ・ルッチは映像を確認し、然るべき場所に提出した。

ロブ・ルッチの頭からスパンダムの喘ぐ声や男に挿入されて抱かれる姿が離れなくなった。

スパンダムは望まぬご指導ご鞭撻で男に抱かれる事に身体が対応出来るようになった。損得勘定、利益の為に自ら上官を誘い房事に持ち込むようになった。

スパンダムはロブ・ルッチから誘いを受けた時、利益を考えてそれに応じた。ロブ・ルッチは気持ちに応えて貰えたのだとスパンダムと関係を持った。スパンダムはCP最強のロブ・ルッチに媚を売れたと考えた。

「ルッチを唆すのはやめてくれ」とCP9諜報部員から忠告をされた。
「唆す？話を持ち掛けて来たのはあちらからですよ。わたしは一切誘ったり、思わせ振りのあるような事はしていません」と弁解した。
スパンダイン長官の息子という事もあり「今後はもう会わないようにしてくれ」と厳重注意で終わった。
ロブ・ルッチとの関係も終わりかとスパンダムは思った。
抱かせてやっただけでまだ見返りは貰ってないと思いながらもロブ・ルッチから手を引く事にした。

会いに来たロブ・ルッチには上からの命令で会わないように言われていると伝え縁を切った。

海軍中将にも媚を売った。
「まさかこんなとこでいいコト出来るなんてねぇ」
「わたしで良ければいつでも」
海軍と合同の任務先で父親の知り合いだった青キジことクザンと一緒になり、野営地から少し離れた場所で屋外での行為に勤しんでいた。
スパンダムは海軍中将に媚を売れてこの任務に参加出来た事を幸運に思った。



CP9の長官に就任すると部下になったロブ・ルッチがそばに寄って来て「これからは一緒にいられますね」と言って来た。ロブ・ルッチより立場が上になったのだから、ロブ・ルッチへの媚売りなどもう必要無い
命令して言う事を聞かせれば良い
ふたりだけになるとロブ・ルッチがすぐそばまで寄って来た。抱き締めて来ようとする腕を鬱陶し気に払った。
「なんだ？」
「折角ふたりきりなので」
「おい、ロブ・ルッチ、おれは利益の無い媚は売りたくねぇーんだ。お前はもうおれの部下になった。命令すりゃあ良いだけの上下関係になった。お前より立場が下じゃねぇーんだからお前から得られる利益はねぇ」

ロブ・ルッチはスパンダムと真面目に恋愛をしているつもりだったが、スパンダムはそうではなかったのだと知った。
そして立場が逆転した。

「媚を売れよ。おれは今、お前より立場が上だぞ？」
「⋯⋯おれの使い古されたこの身体でも良ければいつでも奉仕させていただきますよ、ダンナ」

スパンダムはロブ・ルッチに媚を売った。内心気に入らないと思いながらも

天上金の徴集に行った先でも個人的に媚を売り、言葉巧みに相手を床に誘いカラダを繋げ各国の要人にコネを作った。



備考
ダイヤルは空島だけの物で地上では流通していない感じですかね？⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎知らん



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月10日

大人からベビーにされて育児し直しているスパンダイン

年齢操作・年齢逆転
14ぐらいと5歳未満
ルチスパ



ロブ・ルッチには初恋の人が居る
それが誰なのかはわからない
ただふわふわくねくねとした薄紫色の髪をしていたのは覚えている
グアンハオで訓練を受けていた時に政府の役人として視察に来た人物だった。
何度か会って話した事があった。
期待していると言われた事もあった。
しかしロブ・ルッチはその人物の名前を知らなかった。
本人にも教官たちにも教えて貰えなかったので⋯⋯
年の差は10以上
ロブ・ルッチの初恋の人だった。


ロブ・ルッチはCP9諜報部員に成り上がった。
役職的に天職であった。
CP9長官のスパンダインには歳のわりには小さな子供がいた。
ひとりっ子、目に入れても痛くないような可愛がりぶりを見せている

遠出の長期任務という事で愛息子を独りにしておれず連れて行く事になったそうだ
これから戦場に向かう船だが、自分とラスキーとロブ・ルッチと一緒に居た方が安全だと見做したらしい

スパンダインの息子はふわふわくねくねとした薄紫色の髪をしていた。
ロブ・ルッチの初恋の人を彷彿とさせた。
スパンダインの息子はスパンダムという名前だった。
まだ５歳にも満たず、ロブ・ルッチとは10以上歳の差があった。

「このスパンダムはいずれおれの跡を継いでCP9長官の座につくんだ」
「そりゃ流石に歳が無理だろ。スパンダムが成人するまでも長官の座でいられるかわからないってのに」
「その時は周りを蹴落とし続ければ良いだけだ」

ロブ・ルッチは少し考えておかしい事に気が付いた。
スパンダイン長官はもう何年も前に妻に先立たれたと聞いている、５年や十年そこらではない、もっと前にだ
再婚したとも聞いていない、そうなるとこの子供は他所の女に産ませた子供になってしまう


「長官、この子供の母親は」
「おれの妻だ」
「年齢があわないのではないですか？」
「ん？おまえには言っていなかったか？おれのせがれは能力者によって赤子にされてしまったんで育て直しをしているところだ。せがれがそのまま育っていたら今頃は25歳ぐらいだ。本来なら、おまえと11歳違いの歳上だ」

ロブ・ルッチは初恋の人を思い浮かべた。
歳で言えばきっとそのぐらいの年齢になるだろう

「元に戻せるのですか？」
「分からん。相手の能力者次第だ。まだ赤子にされただけで済んで良かった。歳を取らされ老人にされていたらおれは耐えられなかった。またどんな姿にされるか分からねぇーから迂闊に元に戻させようとする訳にもいかねぇ」
「長官、彼の事はおれに任せてください。CP9長官の座につけるようおれがサポートします」

ロブ・ルッチはスパンダムをあの初恋の人だと断定した。
スパンダイン長官が長官の地位を退かなくてはならなくなり、加護の手が回らなくなった時には自分の手で守って育てて行こうとも決めた。


「おれがあなたを守ってあげますよ」



備考
年齢よく分からなくなって来た⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月15日

年齢逆転

ルッチ28歳・カク23歳・スパンダム17歳
ルチスパ



「十以上も離れた長官の息子に手を出すのは流石にいかんじゃろう」
「向こうから誘って来た」
「いやいや『父は居ますか？』と尋ねられただけじゃろう」
「上目遣いで誘って来た」
「そりゃあ、思い違いじゃ。身長差で見上げていただけじゃ」
「自分の愛らしさを熟知したハニートラップだったんだ」
「違うと思うがのぉ」


⋯⋯少し前⋯⋯


「父は居ますか？」
「⋯⋯」
「⋯⋯息子のスパンダムと言います」
「⋯⋯」
「あの、父は、あ、スパンダイン長官は居ますか？」
「歳は？」
「え？⋯⋯17です⋯⋯あの⋯⋯あの⋯⋯」


「ルッチ、せがれに何をしている！！？」
「既成事実の代わりにキスをしていました」
「パパぁぁぁぁ！！！」



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月15日

女子トーク

ステューシーとスパンダムとカクしか喋っていない
ルチスパ
スパンダム♀
裏雰囲気要素有り



「スパンダムちゃんはルッチくんと付き合っているのよね」
「はい、まぁ、そうなります」
「エッチはしてるの？」
「まぁ、人並みには」
「どんなプレイ？」
「どんなプレイとは？人型と人獣型と獣型のどれでしているかという意味ですか？」
「違うけど、人獣型や獣型の姿のルッチくんともしちゃってるの？」
「はい」



「ルッチ、ルッチのスパンダム元上官ちゃん、注意しとかんとルッチの性癖全て知られる事になるぞ？流石にワシも獣の姿は引くのぉ、人獣でも引くがのぉ」



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月17日

カクスパ未満



カク「のぉ、このふわふわした可愛い子は誰じゃ？」

カリファ「言ったわね」
ルッチ「言ったな」
ブルーノ「言ってしまったな」
ジャブラ「ギャハハハハ」
フクロウ「チャパパパパ」
クマドリ「あ、言ってしまったなぁ」

スパンダイン長官が机に飾っている写真
ふわふわした髪の幼子で、父親に満面の笑みを向けている

スパンダイン「おれのせがれ（の幼い頃の写真）だ」

CP9全員が通る道だった。



備考
長官の息子の顔は知っている、写真のふわふわした子とは結び付かず可愛いと言ってしまい、本人たちにその発言を黒歴史扱いされる⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



 2022年9月17日

双子のスパンダム

ルチスパ
※ モブ妹が出ます。ポジションがモブではないです。



ふわふわした髪の少女
それがロブ・ルッチの初恋だった。
世界政府直下暗躍諜報機関サイファーポールの諜報部員になり、CP9の諜報部員に登り詰め、長官の娘と婚約まで勧められた。

「おまえ、妹と婚約したんだってな」
「はい」
「おれに感謝しろよ？」
「何故？あなたはただの親の七光りでCP5の主管に就けているだけではないですか」
「おまえなぁ、おれがおまえを見付けて来てグアンハオで訓練させてやったからCP最強にもなれたんだぞ？おれが居たから妹とも婚約出来たんだろ？昔はもっと可愛げがあったのによぉ」
「は？何を言っているんですか？」
「昔はおまえ、おれの後着いて来たりしてただろ。小さくて可愛い弟が出来たみたいな気分だった。なぁ、ハットリ」
「ポッポ」
「ハットリは覚えてるってよ」
「⋯⋯ちょっと待って、いや、待って下さい。おれをグアンハオに入れたのはあなたというのは本当ですか？」
「嘘ついてどうするんだよ？」
「⋯⋯あなたの妹が、それは自分だと⋯⋯」
「おまえと親しくなりたくて嘘ついたんだろ？おれがおまえと仲良くしてるの羨ましがっていたからな。ガキの頃から好かれてたんだな」
「巫山戯ていやがる」
「そんなに怒るほどか？」
「⋯⋯グアンハオの特徴は？」
「あ？⋯⋯取り敢えず周りは海で囲まれていて、態々海王類が近くに生息するように海に餌を投げ込んでいたよな。ガキが海に飛び込んで逃げ出さない為の対策だ。世間には極秘の施設だからな、諜報部員になれないガキには生きてて貰っちゃあ都合が悪いんだ。他は」
「もう結構です。そう言えば、あの女、昔の話をしようとするといつも話をはぐらかして来た」
「あの女って言い方は無いだろう？」
「おれには初恋の人が居ました」
「おう⋯⋯何だよ急に、おれに恋バナなんてする気か？」
「おれを見付けて生きる道を指し示してくれた人でした。おれはその人の為に強くなろうと思ったんです。その人を守る為に⋯⋯。それがあの女だと思っていたからおれは婚約したんです。だが、違った。おれの初恋の人はあなたでした」
「⋯⋯そうかぁ、それは困ったな？で、どうするんだ？脈も無いおれなんかにそんな事告白して？妹を捨てるのか？」
「捨てるも何も、おれは騙されていたんです。おれは、身持ちが固いんで、初恋の人に全てを捧げたかった」
「それを妹で捨てたと？」
「いえ、婚前交渉は何もしていません」
「そうか」
「あなたも綺麗な身体でしょう？」
「おまえ、それはおれに対する侮辱か？⋯⋯まぁ、おれも身持ちが固いからまだ経験は無いが」
「おれの初恋はあなたです。婚約相手をあなたにして貰いたいのですが」
「いやいやいや、同性婚は無理だろう？そもそもおれにその気は無い」
「おれと一緒になれば将来安泰ですよ？あなたがドジをして政府の人間では無くなっても、おれが養ってあげますよ」




「ロブ・ルッチ、婚約を解消したいとは何事だ！！？」
「言葉の通りです。おれはあなたの娘に騙されていました。おれが好きなのはあなたの息子でした。長官、息子さんをおれに下さい」
「何だと！！？娘を捨てて、息子を寄越せだと！！？」
「おれに長官の息子、スパンダムさんをくだされば、おれの手で次期長官の席まで連れて来て差し上げます。生涯護って差し上げます？断ったら、おれを騙した娘を懲らしめてやろうとも思います。懲らしめるというのは、そうですね、グアンハオ付近の海にでも沈めて差し上げましょうか？おれを騙した罪を償わせる為に」
「待て待てルッチ、おれは息子も娘も大切だ。息子が良いと言うなら好きにしなさい。娘を手にかけるのだけはやめてくれ」
「息子はどうなっても良いという事ですか？」
「息子も大切だ。息子の事はおまえが大切にしてくれるんだろう？」
「しますよ。子供を作れないのが残念ですが」
「おぉぅ⋯⋯」



備考
ふわふわ髪の人を女の人と思っていたし、恋したルッチ
それがスパンダムだとは思わずに、その初恋相手だと思って妹の方と婚約した。
結婚前に気付けたので婚約破棄したし、本当の初恋の人と強制で一緒になった⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月18日

気紛れお嬢様

パパの事が大好きなスパンダム
スパンダムの事がずっと好きなロブ・ルッチ
ルチ→→→スパ・他キャラ←スパ
スパンダム♀



「髪切っちゃったのか？」
「はい」
「パパみたいで好きだったのに」
「⋯⋯貴女が望むなら伸ばしますが？」
「別に、ルッチの好きにすれば？」
パパみたいじゃなくなったからロブ・ルッチに対してちょっと興味が失せたスパンダム


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


「クザンさん」
「よぉ、スパンダムじゃない。そっちのは例の子？」
「はい、海賊をひとりで制圧したロブ・ルッチです」
「スパンダムは怖くないんだね」
「ルッチは政府側ですから、わたしは政府の意思に背く事は絶対にしないので怖くないです」


「クザンさん、性格は全くパパとは違うけど、黒髪だし髪を伸ばしたらパパみたいな髪になりそうでちょっと好き。背もパパみたいに高いし」
人の気も知らずスパンダムがそんな事を言うのでロブ・ルッチは少なからず嫉妬した。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


「パパの好きなところ？絶対にわたしを見捨てないところと、わたしの事を本当に可愛いと思ってくれて可愛がってくれるところと、わたしのお願いは何でも聞いてくれるところ。でも、そうじゃなくても、わたしのパパだから好き。パパみたいな人と結婚したいな。性格が無理なら外見だけでも良いの。黒髪で、ウェーブがかってて、長髪で、背が高い人。それでパパと同じくらい偉い人が良い。わたしの事を絶対守ってくれる人」
パパの何処が好きなのかと尋ねられてベラベラと喋るスパンダム
それを隣で聞いていたロブ・ルッチ


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


スパンダムが見合いをした。全くもってスパンダインとは似ても似つかない外見をしていた。高学歴で高収入、高官というところだけは同じだった。
「リップサービスが上手い人でわたしの事を沢山褒めてくれて気分が良かった。パパの事も沢山褒めてくれたの。また会う事になった。もしかしたら結婚するかもしれない」
髪を伸ばしていたロブ・ルッチは気に入らないといった反応をした。


「髪伸ばしてるんだ」
スパンダムがロブ・ルッチの髪に触れた。
ロブ・ルッチは嬉しいと思った。
このひと撫での愛撫だけで無く、スパンダムの全てを手に入れたいと思った。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



CP-0総監になったロブ・ルッチ
スパンダムの条件の「絶対にわたしを見捨てない・わたしの事を本当に可愛いと思ってくれて可愛がってくれる・わたしのお願いは何でも聞いてくれる・黒髪・ウェーブがかった長髪・背が高い人・偉い人・わたしの事を絶対守ってくれる人」をクリア出来ると自負している

「早く結婚しておけば良かった。パパの権力も弱まって条件の良い人との見合い話は無くなったし、パパに似てなくても良いから早く結婚相手を見つけて後ろ盾になって貰わないと⋯⋯」
その言葉にロブ・ルッチは怒りを覚えた。
「⋯⋯おれが居るだろう。おまえの好みの条件は満たした筈だ」
「あなただけは嫌！！他の人ならもう誰でも良いけど、あなたとだけは本当に嫌！！！」
スパンダムはロブ・ルッチの元から走って逃げた。
ロブ・ルッチのそばに居ると恐くて心がちっとも休まらない
パパの具合が突然悪くなったのもきっとロブ・ルッチがパパに何かしたのだとスパンダムは決め付けていた。



ルッチはお前の事を本当に大切に想っとる
ルッチなら貴女を護ってくれるわ
あいつが居るから今も無事で居られるんだぞ
ルッチの気持ちもわかってやってくれ
ルッチは昔から元長官一筋だった

口々にそんな事を言われてスパンダムは益々ロブ・ルッチの事が嫌になった。
自分は司令長官で、安全な場所から指令を下していた。戦闘員では無く専ら作戦を練り机上で指揮を取る司令官で、報告内容・情報を纏める事務職を得意とする文官だったのに武官の様に戦場に連れ出されて嫌だった。せめて、そこで、ロブ・ルッチの目を盗み中堅の男性と知り合いお近付きになり結婚に漕ぎ着けようと肩書きの分かりやすい海軍の中将の制服を目で追った。黒髪、ウェーブがかった長髪、長身、外見だけでも好みに当てはまる男性は意外にも多く居た。しかし、自分を受け入れて貰えるかと言うとそれは分からない。一段下げて少将にＴボーンが居た。髪型的な外見はスパンダムの好みに該当しているが、顔が不気味という意味で怖かったりし、何より誠実な人物で好意があるなどと告げれば自分に真面目に向き合ってくれそうだが、自分がＴボーンに同じように誠実に向き合えるかと問われると自信が全く持てなかった。


「おれと結婚しろ。上官命令だ」
ロブ・ルッチにそう言われてスパンダムは口をあんぐりとさせた。世界政府全軍総帥宛に『上官が無理矢理交際を強要して来ます。私にその意思はないと告げても諦めず、今は結婚を迫られています。困っています』と無記名の手紙を出した。世界政府の諜報部員の悩み相談箱にも投函した。誰も投函しないが設置だけはされているお悩み相談箱だ。一応決まりとして毎日中身の確認はされている
諜報部員の中の異性など、女性側だけ数えれば数が知れている。直ぐに頭に浮かぶのは給仕一名とCP-0諜報員三名の四人だけだった。給仕相手となると上官は誰だか絞れないが、CP-0諜報員となると上官は自ずとCP-0総監か世界政府全軍総帥のどちらかに縛られる。世界政府全軍総帥という線は無いのでCP-0総監一択だが
スパンダムは悩み相談箱と世界政府全軍総帥の元に手紙を出した後、ロブ・ルッチに知られたらと思うと恐くて仕事以外の時は鍵をかけて部屋に閉じこもっていた。話を聞いてあげようとCP-0諜報員のカリファが訪ねて来ても、年の功で相談に乗ってあげようとステューシーが訪ねて来てもスパンダムは部屋の戸を開けなかった。ロブ・ルッチが扉の隙間にブライダルのチラシやパンフレットを挟んで来た時には心底恐いと震えていた。

一応調査は行われ、給仕の元に『上官から交際を迫られたりしているか？』と身内ではあるが政府の役人が訪ねて来て、毎日男性からの誘いが絶えない紅一点の給仕はその質問に肯定の返事をしたので、政府の役人は手紙の送り主をこの給仕だという事にしてしまい、エニエス・ロビーの諜報部員と上官たちに交際を強要しないよう通達して終わり、スパンダムは救済されなかった。


スパンダムが大好きなパパの容態が益々悪くなり、スパンダムは最期の時間をパパと一緒に過ごして看取った。
「パパ死んじゃった⋯⋯どうしようファンク⋯⋯ひとりぼっちになっちゃった⋯⋯」
生前のように髪と髭を綺麗に切り、洗髪し、身体を洗い、拭かれ、服を着せ、整髪し、薄く化粧をされていくスパンダインの姿、納棺師の仕事を眺めていた。
「本当にパパ死んじゃったんだ⋯⋯中身が無くなっちゃったんだ⋯⋯」

パパは世界政府直下暗躍諜報機関サイファーポールの高官を務めていた過去もあるので世界政府という顔が知られても問題の無い面子だけの縛りで葬儀を行えば最後の見送りに政府の人間が集まってくれた。海軍からも上層部だけ来てくれた。スパンダインの家族はスパンダムしか残っていなかったのでスパンダムが喪主を務めた。パパが入った棺桶が深く掘った土の中に降ろされ、花が投げ込まれ、土がかけられていく。R.I.P.の文字が墓石に刻まれている。スパンダムに声を掛けて皆が帰って行った。スパンダムはファンクを象に変えて墓石の前でずっと座り込んでいた。「ファンク、ファンクはわたしが死んだらどうする？一緒に棺桶に入ってくれるか？それとも、死ぬ前に何処か草原地帯に解き放ってあげようか？」ファンクはスパンダムの髪をモスモスして鼻でスパンダムの顔を抱き締めた。「ずっと一緒に居てくれるの？」ファンクがパオンと鳴いたのでそういう意味だと受け取った。
「パパも居なくなっちゃった。もう、柵も無い。ファンク、一緒に逃げよう」
スパンダムは服も着替えず、荷物も持たず、家にも与えられた部屋にも戻らず失踪した。スパンダムの持ち物はもう象剣一本で充分だったから

「パパを殺したロブ・ルッチなんかとは絶対一緒になりたくない。ロブ・ルッチの部下でいるのも、そばに居るのももう嫌。ロブ・ルッチの追ってこれない所まで逃げようと思うけど、ファンクも一緒に行ってくれる？早くしないとロブ・ルッチが勝手に作ったビブルカードで追い付いて来ちゃう」
ファンクはスパンダムを鼻で抱き寄せた。スパンダムはファンクの鼻と額を撫でて顔をファンクにくっ付けた。
「もうこんな物要らないよね」
顔に付けた矯正器具を外し目の前に広がる海の中に投げ捨てた。
「海に入ったらファンクは象の姿から剣の姿に戻るけど、ずっと一緒だよ」
ファンクはスパンダムの身体に鼻を巻き付け、スパンダムはファンクの鼻を腕に抱いて、ファンクが一歩一歩と前へ進み、スパンダムと一緒に崖の上から海の中に落ちた。
ファンクは元の剣の姿に戻り、スパンダムは波に揉まれながら象剣だけは離さなかった。

ロブ・ルッチは一枚のビブルカードを元CP9諜報部員に千切って持たせた。父親の死を嘆き悲しんでいるのだと、墓石の前にペットと、ひとりと一頭で項垂れているスパンダムを数刻ひとりにさせておいた。様子を見に行けば姿が消えていた。葬儀に参加していた元CP9諜報部員の面子を呼び寄せて、スパンダムの爪で本人に無許可で作ったビブルカードを配布し、捜索に取り掛かった。嗅覚もある、ロブ・ルッチとジャブラが本気で探せば直ぐに見付けられるだろうと考えていたが、ビブルカードがチリチリと燃えるように端から小さくなり始めたので全員に緊張が走り焦り始めた。襲われているのか、はたまた、最愛の父親を失くして後を追おうとしているのか

苦しいな、水死なんて選ぶんじゃなかった。でもこれじゃないと追ってこられる
スパンダムは海の中で苦しみもがきながら命を削っていた。早く逝きたいと苦しんだ


大好きだったパパの隣に新しい墓石が造られた。棺は埋まっていない形だけの墓石だった。




再調査で給仕が手紙などは出していない事が分かり、手紙の主がCP-0諜報員のカリファでもなくステューシーでもない事が調査され、筆跡からスパンダムである事が判明した。スパンダムが父親の死を嘆き後追いしただけではなく、結婚を迫る上官から逃げる為に自死したのだと知る事になった。



備考
パパ好きスパンダムお嬢様話だったのに、⋯⋯死ネタになってしまった⋯⋯？(⑉･̆⌓･̆⑉)？



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2022年9月19日

CP-0時代
子守りルッチ

赤子にされたスパンダム
戻らない
ルチスパ？



スパンダムが赤子にされてしまいスパンダインの容態も著しくないのでCP-0内部で子守りをする事になってしまった。
ロブ・ルッチは問題無く任務を熟す。
おんぶ紐で身体を固定して赤子を背負う総監
白地のスーツは指銃の返り血を浴びる事も無く赤子を背負っていてもいつも通り殺戮を遂行した。
任務を終えると居住スペースに戻る
赤子を置いておく為に作ったサークルの中に下ろし自身は豹の姿になってサークルの中で寛ぐ
赤子は直ぐに豹の元に這い寄って来て、毛を握り、毛の生えてこない禿げた箇所を突っつき、尻尾を掴んで振り回し、尻をバチバチと叩いて来る
その姿を見たCP-0諜報員は、いつ総監の逆鱗に触れるかとハラハラしていた。
赤子が尻尾を口に入れようとすると尻尾は赤子の手の中から離れていく
赤子は豹の隣に寝転がって眠り始める

ファンクフリードも主人である赤子を愛でたがっていたが、赤子が這ってファンクフリードの足元に近寄り、ファンクフリードが足を下ろそうとした真下に行ったり、腰を下ろして座り込もうとした真下に行ったりした事があるのでファンクフリードは赤子と触れ合う事を禁止された。
ファンクフリードはサークルの外から主人を眺める事になった。
サークルの外から鼻を伸ばして頭をモスモスすると主人が喜ぶのでファンクフリードも嬉しかった。
ファンクフリードの鼻を掴んで口に持って行こうとするので豹の尻尾で身体を持ち上げられサークルの中央まで運ばれてファンクフリードから引き離された。
ファンクフリードは悲しそうにパオンと鳴いた。
赤子の興味は豹に移り、また尻尾を握り尻をバチバチ叩いた。
豹は気にせず子守りした。



「あれはひょっとして嬉しいのかのぉ？」



備考
あ⋯⋯
尻トントンのつもりは無かったです(º﹃º｀)
ただの子守りで相手出来て嬉しいだけで、猫的な尻トントンされてるから嬉しいとかではないです𓃠⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎𓃰



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊