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    firesday522

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    firesday522

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    ミッションパロのようなコパスパロのような短文。少しずつ続きを書いて行きたいです。

    タイトル未定「おはよう、一織!」
    「おはようございます、七瀬さん」
     入室するなり明るい挨拶の言葉を投げかけたのは、公安に入って二年目になる監視官の七瀬陸。それに応えたのは、七瀬の後輩にあたる和泉一織。こちらも同じく監視官だ。
    「ねえねえ、今日新しい監視官が来るんだろ。どんな人かなあ?」
    「監視官だけでなく、執行官もです」 
     わくわくした気持ちを隠しきれない顔の七瀬とは反対に、和泉の表情は暗い。
    「バディなんだっけ? 確かコードネームは……」
    「Mad Dog。経歴は元爆弾魔。折笠監視官の言うことしか聞かない狂犬と言われています」
     ふぅ、と深い溜息を吐き出した後、和泉は目の前の男に聞かせるでもなくぽつりと呟いた。
    「よりによってうちの課に配属しなくてもいいものを。ただでさえ問題児揃いだというのに」
    「何か言った、一織?」
    「いえ、別に。それよりあなた狂犬……春原執行官に迂闊に絡まないで下さいよ」
    「何で?」
    「あなた、私の話聞いてました?」
    「聞いてたけど?」
     和泉が先刻より一際深い溜息を吐いて、顬を押さえた。
    「怖い人だと言ったでしょう。元刑事だという折笠監視官はともかく、春原執行官には不用意に近づかないで下さい」
     そういう和泉も新人二人の詳しい素性は知らない。元刑事と犯罪者の間柄である事は聞いていた。連続爆破事件を担当していた折笠は、春原を追い詰めるまでに到った。だが土壇場でどうしても春原を撃つ事ができず、その後は二人して逃亡生活を続けていた。噂で聞いたのはそのくらいだ。
     そんな二人が何故自分の課に配属される事となったのか。接して行くうちに分かる事もあるのだろうか。
     (とにかく一番の問題は……)
     チラリと七瀬へと視線を向ける。
     (あの人を危険な目に遭わせる訳にはいかない)
     
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