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    firesday522

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    firesday522

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    環壮がモモユキにえちの仕方を教えて貰う話

    教えて! りばーれ先輩「ちょっと飲むもの買って来る! あんたはちょっとでも寝とけよ」
    オーバーワーク気味で目の下にクマを作っている相方を楽屋に残し、環はそっと楽屋を抜け出した。目指したのはロビーに設置されている自動販売機。確か栄養ドリンクが入っていた筈だ。
     分かち合える悩み事なら喜んで半分背負うところだが、それが作曲のこととなると環には手が出せない。何かに没頭すると全てのエネルギーをそれに注ぎ込み寝食すら忘れてしまう壮五に、してやれることなどほとんどない。できるのはせいぜい倒れてしまわないように、無理やり食事を食べさせて寝かしつけることくらいだ。だが他のメンバーは遠ざけている彼が、環だけは傍にいることを許してくれている。それが少しだけ誇らしく、環の救いになっていた。
    「おっはよー、環。どうしたの? 栄養ドリンクなんか買って。寝不足?」 
     背後から聞こえた良く見知った先輩アイドルの晴れやかな声に、反射的に振り向いていた。
    「ももりんおはよ。これはオレのじゃなくて、そーちゃんの」
    「あー……もしかして今作曲中? 煮詰まってたりする?」
    「そう! めちゃくちゃ煮詰まってんの! なのに大丈夫とか言うし。目の下真っ黒でメイクで誤魔化すのにも苦労してんのに」
    溜め込んでいた鬱憤を一気に吐き出そうとするように捲し立てる環の頭を、童顔に似合わず大きな百の手が優しく撫でる。
    「早く曲完成するといいね」
    「おー、あんがと」
    大人しく撫でられている環が、人懐こい大型犬のように思えて、百は目を細めた。
    「ところでももりんに相談があんだけど」
    「相談? どんなこと? 可愛い後輩の為ならモモちゃん一肌脱いじゃうよ!」
    環は落ち着かない様子で辺りを見回してから、少し屈んで百の耳元に口を寄せた。
    「あのさ、ももりんとゆきりんてお付き合いってやつ、してんの?」
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