サトリちゃん ひざにのる 琴子視点椅子に座っていた楠石くんの膝の上にサトリちゃんが乗ったのがいかにもふだんからしてましたみたいな自然なかんじで反応できなくて、サトリちゃんっと主語もでなくて慌てたわたしをみて反応したのはサトリちゃんじゃなく楠石くんだった
それまでいかにもふだんからしてたみたいな自然に受け入れて鋭いツッコミもなく護国寺くんと話して、というかからかってた楠石くんがわたしの慌てようになにかに気づいておいっとサトリちゃんの首根っこを掴んだものだから、なんだか見ちゃいけないものみたような焦りで、なにを言おうとしたか忘れてしまっているわたしをよそに楠石くんはサトリちゃんをおろして、いつもみたいにサトリちゃんにツッコミをいれていた
でもなんだかそれがいつもみたいなひょうひょうとしてなくて、サトリちゃんもなんで首根っこつかまれておろされたかわかってないみたいで、護国寺くんはメガネがずり落ちてみていたけどなんでか笑顔になってみていて、三人の反応がちょっとおかしかったからわたしも肩の力がぬけて、ついつい吹き出した