大胆な告白/射撃訓練「ボスの苦手なところ? なんでそんなことを聞くんだ?」
昼休憩の時間になり、ブラッドリーが署内にある食堂に赴くと何やら愉快そうな話をしている連中がいた。
ブラッドリーはにやりと口角を持ち上げ、気配を殺して彼らに近付く。
(こんな公共の場で暴露大会とは、舐めてくれたもんだよなァ?)
自分に対して不平不満があるなら直接言えばいいものを。
こんなところで愚痴をこぼしてくだを巻くなど女々しいにもほどがある。男の風上にも置けない奴らだ。
真正面からかかってくる度胸もねえなら、今すぐお家に帰ってママのおっぱいでも吸わせてもらえ。
そう言おうとしたブラッドリーだったが、今喋っているのがカインであることに気付き、口を閉じた。
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