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    名無しのナイ

    ※ジャンル問わず投げる落書き庫。
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    名無しのナイ

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    BE12捏造。
    三枚目は無様の極み状態(流血等注意)

    ##BMB
    #BMB
    #チェズレイ
    chesley.

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    高間晴

    DOODLEチェズモク800字。モさんからチェズへのプレゼント。こんなんでもチェズモクと言い張る。■プレゼント


     夜。リビングのソファで二人飲んでいると、隣でモクマが思い出したようにポケットを探った。なんだろう、と思っているとチェズレイになにかの小瓶が渡される。
    「これ、プレゼント」
     それはマニキュアだった。淡く透き通ったラベンダーカラー。傾ければ中でゆらりゆらり水面が揺れる。瓶には見知った高級化粧品ブランドの名が金色で書かれている。いわゆるデパコスというやつだ。彼がどんな気持ちでこれを買いに行ったのだろう、と思うだけで小さな笑いがもれる。
    「あ、気に入らんかったら捨ててくれちゃっていいから」
    「そんなことしませんよ。
     ――ねえ、これ私に似合うと思って選んできてくれたんでしょう? 私の顔を思い浮かべながら」
     モクマはぐい呑みから酒を飲みながら、「そうだよ」と答えた。
    「化粧品売り場のお姉さんに、『彼女さんへのプレゼントですか?』って訊かれちゃって、方便で『はい』って答えちゃったのがなんか自分でも納得いかんけど」
    「まあそこで彼氏へのプレゼントですなんて言ったら色々面倒ですしね」
     まだこの世界では、異性同士での交際が当たり前で、化粧をするのも女性だけだと思われていることが 818

    高間晴

    DONEチェズモクワンライ「ダンス」。
    酔っ払ってジターバグを踊る二人。
    ■ジターバグ


    「モクマさん、私と踊っていただけますか?」
     リビングのソファで晩酌をしていたモクマの横顔を見ながら、隣でチェズレイは言った。突然のお誘いに、モクマはぐい呑みを手にしたままぽかんと口を開ける。
    「踊る、って……」
    「社交ダンスです。アルコールが回ったせいか、いささか興が乗りましたので――少々お付き合いいただけないかと」
     そう言いながらチェズレイは左目の花をたゆませて微笑んだ。モクマは、その顔でお願いされると弱いんだよな、ともう何度目かになる心の声に正直に従うことにする。
    「いいけど、おじさんそういうのやったことないよ?」
    「大丈夫ですよ。仮にもショーマン。少し手ほどきして差し上げれば、すぐに踊れるようになるかと」
     そうチェズレイが言って立ち上がるとモクマの手を引く。飲みかけのままでぐい呑みをテーブルに置くと、引っ張られるままにモクマは立ち上がった。
     少しスペースの空いたリビングの片隅に連れて行かれる。
    「何、踊るの?」
     社交ダンスと一口に言ったって、タンゴやワルツ、その他色々あるのだということくらいはモクマも知っている。
    「そうですね、初心者でも比較的踊りやす 1612

    YaguchiSumi

    MAIKINGジョン・スミスはだれ?

    イアシキ(ミステリ)小説になる予定。序盤。書けたところから足していきたい。
    ※真エンドクリア済み閲覧推奨
     ディスプレイを眺める男の目はひどく濁っていた。
     今日も一人、人間が死んだ。正しくは男が死に追い込んだのだが。死んだ人間の名前は「ジョン・スミス」名無しとして警察の名簿に載ったことを確認すると、鼻から笑いが漏れた。人間の存在など所詮その程度のものだ。データ、書類、人の記憶、媒体が何であれ記録されたものはいとも容易く更新できてしまう。男はそれをおかしいと思わなかった。自分にはそれができたからだ。そんな男自身もしばらく本当の名前というものを呼ばれたことがない。
     名無しのジョン・スミス。
     自分もそうなのかもしれない。



    「いい加減に休みを取れ」
    「取ってるよ。そこで」
     常人なら平伏してしまいそうな高圧さでイアンに見下されたシキが、何の感慨もなく指差した先は部屋の隅にぽつんと置かれた二人掛けのソファだ。ディスプレイを見続けながら返事をするシキに「こっちを向け」と言っても効果がないのはもはや分かりきっている。この会話をするのも実は初めてではなく、お互いがお互いの言い分にうんざりという顔を隠さなくなってきた程度には回数を重ねているのだった。
     ここ二週間ほど、シキは家に帰っておらず、満 2126