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    つつ(しょしょ垢)

    @strokeMN0417
    げんしんしょしょ垢。凡人は左仙人は右。旅人はせこむ。せんせいの6000年の色気は描けない。鉛筆は清書だ。
    しょしょ以外の組み合わせはすべてお友達。悪友。からみ酒。
    ツイに上げまくったrkgkの倉庫。
    思春期が赤面するレベルの話は描くのでお気をつけて。

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    POIPOI 33

    とある絵師様が筍にまつわるイラストを描かれていたのに触発されて、筍でなにか書けないかなぁとひねり出したショショ話。
    作者はたけのこ派。

    ##小話

    東雲筍を取ってきてほしい。

    かつての主君であり、全ての契約を終わらせて神の座を降りた岩王帝君…鍾離はそれでもなお魈にとっては主君であった。
    そう敬われるのをどこか厭がるような素振りを見せられても、しかしそれ以外何があるというのか。
    それ以外…敬慕以上のなにかは決して悟られてはならないと、鍾離との会話は口を真一文字に結び、感情に蓋をして余計な言葉が零れ落ちないように努めているのだが、時に予想外の言葉をかけられて間抜けな反応を返してしまうことがある。
    今もまたそうあった。

    日の傾きだした望舒旅館の露台、鍾離以外の気配がなく、なおかつ名を呼ばれてしまえば無視などできようはずもなく、疾く彼の後ろに降り立ち傅けば、苦笑する息が頭上に振る。
    近くの席に誘導され腰を下ろすよう勧められ、言われるままに座る。
    一息つくとにこやかに頼みがあると言われ、魈は緊張で身を固くした。
    かつては璃月平定のためあらゆる困難を払拭すべく、時に過酷な命をも下した帝君の言葉を待つ。どのような命であれ誠心誠意、そしてこの身が砕けようとも果たすつもりで握った拳に力が入る。
    しかしそうした決意とは裏腹に事も無げに告げられた内容は魈の思考を止めるには十分で、はらはらと銀杏の葉が一枚、二枚と落ちるのを見送ってしまった。
    「え…あ、た、筍…し、承知しました。今すぐ軽策荘に向かいます」
    どんな命であれ主君の命だ。
    立ち上がり飛び立とうとする鳳の腕は、風よりも早く捕まえられた。
    手袋越しでも感じる岩元素の籠った温もりにぎくりと心臓が跳ねる。
    「いまそこらに生えている筍ではないのだ。そうであれば今すぐお前と一緒に散歩がてら取りに行く。ああ、それもまた楽しいかもしれないな」
    くすくすと屈託なく笑う鍾離の顔に一瞬見とれ、ぶんぶんと緩みそうになった顔を隠すように首を振ると早とちりを短く詫びる。
    どのような筍を所望で、と尋ねる魈にそう急く必要はないと折よくオーナーが運んできた茶道具一式を受け取り、自分で淹れると彼女に告げ、気配が遠くなるのを見送ると改めてゆるりと優美な所作で茶を二つ淹れる。
    仙人に会いたいと切望する凡人も多い中、ふらりとやってきてはほぼ毎回降魔大聖に会っている往生堂の客卿殿に対し、オーナーも何やら思うところはあるようだが、不必要に立ち入らないところはやはりこの旅館を七星に任されるだけの人物たるゆえんだろう。
    鍾離もまた適度な距離感で応対してくれる好ましい人物であると評価している。ここに入り浸るとなれば差しさわりのない良好な関係を築いておくべきだろうと心に留め置く程度には。
    閑話休題。
    「さて、魈上仙にお気に召していただけるならば身に余る光栄」
    すっと差し出されたお茶と言葉に礼を言わねばという気持ちと戯れはお止めくださいという諫言とがないまぜになってうめき声のようなものしか口に昇ってこない。
    ははっと短い笑い声に続き揶揄いすぎたなと自嘲気味な呟きが漏れる。
    「筍の件だが、ちょっと試したいことがあってな。満月の夜の明け方に地面が湿る程度の雨が降った頃合いの軽策荘の筍を一つ取ってきてほしい。ほかの月夜では駄目だし、掘り出す時間、場所、雨の降り方も重要だ」
    「…え、あ…その、随分と、その、特に時間と天候が限定された筍ですね…」
    こと戦に関わることであれば瞬時にそれが何を意味するのか理解し命を果たすべく駆けることができるが、ごくごく普通の日常の事となると理解が及ばず、疑問がするりと口に昇ってしまう。
    軽策荘以外でも筍は取れなくもない。だが単純に璃月で美味い筍となれば軽策荘のもので間違いない。
    しかし満月の晩の夜明けだとか湿気る程度の雨だとかは限定的で運任せだ。
    材料一つ調理法一つに拘る鍾離であれば珍しくはないとは思うが、並の凡人であれば「面倒な」と苦言を呈するだろうし現に魈の頭の中には友人が連れている白いふわふわが大声で文句をいう姿が浮かんでしまった。
    「ああ。だから降魔終えた後、折よくそのような状況であったなら取ってきてほしい。くれぐれも無理はするな。俺の願いに気を取られて怪我でもされてはそれこそ困る。それでも運よく状況にあった筍が採れたならすぐに俺のところに持ってきてほしい。時間が重要なんだ。叩き起こしてくれて構わない」
    「そんなっ」
    長らく降魔を続けていればいつかはそのような状況にあうこともあろうなどと算段している最中に「叩き起こせ」などと言われて弾かれたように叫ぶ。
    「ん やはり無理か」
    失望した…というよりそれこそ雨に打たれた子犬のような消沈ぶりに即座に否定する。
    「た、叩き起こせとは無理な話です その、ご所望の筍を手に入れた暁にはその、不敬とは重々承知しておりますがご邸宅にお届けには上がり、厨に置きますゆえなにとぞご容赦を…」
    「駄目だ」
    がたりと椅子が動く音がして次の瞬間には視界の目前に石珀の目が迫っていた。
    頬に手套の皮越しの岩元素の温もりがある。うっすらと撫でられていると気付いたのはその時だった。
    「時間が大切なのだ。もし俺を起こすことなく置いていくなどという所業をしたら…」
    つうっと指が喉の横を撫でていく。急所を通っていく感覚に背筋が凍る。目の前には凄絶なまでに美しい笑顔を浮かべた青年がいる。
    「容赦はしない」
    はっきりと低く、しかしどこか甘やかな声が耳朶を打つ。
    言葉とは裏腹に楽し気なそれに対し、何をとも、どうとも応えることができず、ただそれが血なまぐさいものではないということだけは何故か本能で察知していた。
    現にまるで繊細な骨董品を扱うがごとく頬を撫で、指先で癖のある魈の髪をくるくる撒いて遊んでいる。
    かつて己の身を弄んだ魔神とは全く違う「遊び」を目の前の魔神モラクスはやってのける。それの一つ一つに意味などない。ないはずだと何百年と言い聞かせている。
    「わ、分かりました。叩き起こすまではいきませぬが、必ず起こします」
    ですからもう猫を愛でるように撫でるのはやめていただけませぬかと震える声で懇願すれば、呵々と笑って席に座り直す。
    こうやって撫でられるのも戯れの一つ。金鵬と周りから呼ばれていた頃にも時折されていた遊びの一つだ。容赦してほしいと頼んでも止まることない手に首をすくめてただ満足いくまで撫でさせるしかなかった。

    ふむと短く居住まいを正した後でぽつりと「それもまた一興か」と鍾離の声が聞こえた気もした。

    それから幾夜が過ぎただろうか。満月は定期的に訪れるが、雨は必ずしも降るとは限らない。
    約束に気を取られて怪我をするなと念を押されたからというわけではないが、このところの降魔は約束を果たさねばならないと余計に慎重に槍を振るうようになった。
    それでも何かに気を取られているというのは見え見えのようで、先日旅人の頼まれて討伐の手伝いをした折、たまたま満月の夜であったために浮ついているのを見抜かれた。
    好奇心が浮遊の力に変換されているのではなかろうかという白いふわふわはさておき、話せると判断したら話してほしいと決定権をゆだねてきた旅人の柔和な笑顔にはつい凡人で言うところの「世間話」とやらをしてしまう。
    「相変わらず先生は食材一つ一つに拘りがあるねぇ…」
    「でもでも、それでおいしーーーもん作ってくれるんだろっ 旅人、オイラたちもタイミングが合えば取りに行こうぜ」
    うーーんと腕を組んで悩んだ旅人はゆるりと首を振った。
    「俺たちじゃ先生を叩き起こすなんて信頼関係がないから無理だよ。魈にしかできないと思うよ」
    「叩き起こしなどせぬ」
    「もののたとえだよ。日も昇らないような早朝に来てもいいなんて、よっぽとの間柄じゃないと無理だって。信頼の証なんじゃないかな」
    「…用が済んだなら我はもういく」
    やけに上機嫌に礼を述べる旅人と、おいしいものだったら今度教えろーと食に関する感服するまでの執着を見せるパイモンに別れを告げて飛び立つ。

    よっぽとの間柄とはなんだ
    過去に敵襲を告げるために深夜早朝に尋ねることだって少なくなかった。
    しかし平時にあっては早朝に尋ねるという行為には何か特別な意味があるのか
    凡人の風習か鍾離独自の意味なのか。
    「分からぬ…」
    降り立った軽策荘で数体の妖魔どもを祓うと、手近な岩に腰かけて独り言ちる。

    意味などない。
    ただ早朝の筍を所望されているだけだ。
    しかし凡人の早朝の家には不躾に行くものではないらしい。起こしてもよいという許可があったとして旅人と鍾離のような間柄でも躊躇われる行為のようだ。
    そもそも「起こしてでも」という依頼をする時点で信頼関係が必要なのではないか。
    だとすればそれを引き受けたくないと今の旅人は考えたということになる。単純に早朝が嫌だというだけではなさそうだ。あの食の魔神のような相棒が食べたいと願えば鍾離に頼むはずだ。
    鍾離が自分に依頼したのは少なくとも早朝作業を厭わないという絶対の信頼があるからだろう。
    それだけだ。
    それだけ。
    それだけなら、旅人でもよかったのでは
    「何故我なのだ…」
    降魔に支障が出る可能性を指摘しておきながら、それでも依頼してきた。
    璃月で夜に行動していることを考えれば他国に行くことも多い旅人に依頼するより効率がいい。
    それだけだ。
    それだけ。

    いくつもの己に都合のいい解釈を潰していけば、やはり最効率を求めた結果なのだと得心がいった。
    見上げる空に月はなく、そろそろ夜明けだなとぼんやり考える魈の額にポツリと水滴が落ちる。
    見ればいつの間にか空全体にうっすらと雲がかかっており、小さな雨がさーっと音を立てて降り始めた。
    はっとなって竹やぶに降り立ち目星をつけていた筍のもとに駆け寄る。
    そして今一度、今度は睨みつけるように空を見上げる。
    地面が湿る程度の雨というのであればそろそろ止んでもらわなければ。泥濘むほどとなってしまえばおそらく鍾離の言うところの適切な土の状態ではなくなるはずだ。
    仙人が天候変化を願うなど‥と普段なら鼻で笑っただろうが、いまは何か天候を一時的にでも操作できる仙術がなかっただろうかと真剣に記憶を辿るほどそわそわしてしまう。
    ほどなくして願いが通じたかのように雨が止み、あたりに朝霧が立ち込め始めた。
    急いで手の装具を外すと以前鍾離に教わった手順で筍を掘り返す。道具があれば簡単ではあるが、彼の力をもってすれば掘り返すのはさほど苦にはならない。苦労するのは力加減を誤って折ってしまわないようにすることぐらいだ。

    ことりと扉の向こうで音がして、鍾離はうっすらと目を開けた。
    辺りはまだ暗い。月明かりも朝日もなく、灯なしでは周りのものがよく見えないぐらいの明け方だ。
    邸宅にはすべて仙術による施錠がしてあり、宝盗団ごときでは開けることはままならない。それを容易にやってのけるのは開錠方法を教えてあげた愛しい子ぐらいのもの。
    叩き起こしてもよいなど冗談任せに伝えたものの額面通りに受け取って慌てふためくさまは嗜虐心を刺激するのには十分だった。
    少し考えれば、故意に隠さない限り魈の気配に自分が気づかないということがあるか そうしてでも本気を出せば隠せないということにも思い至っただろうに、起こし方一つに悩むのだから本当に愛しい。
    しばらくして扉の開く音と人が入ってくる気配がした。辿るまでもなく魈の気配だ。さてどのように起こしてくれるのだろうかと寝たふりを続ける。
    気配が次第に近づく。鼻孔を清心と土の香りが擽った。
    ふと寝具の上に出たままの手が持ち上がる。指先に僅かな湿り気と柔らかな感触、そして風元素が伝わる。
    (これは…)
    遥か昔に約した起こし方にさすがに寝たふりを続けるわけにもいかず、ゆっくりと目を開けた。
    ゆるりと首を巡らせれば、間違いなくすぐそばにいたはずの少年は早くも寝台から一歩身を引いた場所に傅いていた。
    望んだ景色とは少し当てが外れたがおくびにも出さずおはようと声をかける。
    「おはようございます。約定通り、ご所望の筍を持参いたしました」
    さっとまるで宝具でもあるかのように筍を捧げ持たれてはさすがに鍾離も軽く吹き出さずにはいられなかった。
    「し、鍾離様 我は何か失態でも…」
    「いや、違う。あまりに大仰に筍を見せられて少し驚いただけだ。いや、ご苦労だったな、魈」
    筍を受け取るとすぐさま調理場に向かう。その背中に魈が慌てて辞去しようとすると、
    「手を洗ったら、灯を持ってきてくれ」
    制するような絶妙なタイミングで言葉をかけられ、浮きかけた腰が中途半端になり行き場を失う。
    完全に立ち上がると無視するわけにもいかず言われた通りに手を洗い灯を持って調理場に向かった。寝衣のままで作業をしている姿に魈は目を見張るがあれほど時間を気にしていたのだから何か急がねばならない理由があるのだろうと灯を鍾離の手元を照らすように持ってくる。
    その鍾離は筍の皮を剥き終わると先端をさっと水洗いし、切り落として短冊切りにしていく。
    一枚を手に取ると口に運んで満足そうに微笑む。わずかな灯の中であってもしっかりと浮かぶ端正な笑顔に魈は心のどこかがきゅっと鳴った気がして灯を持つ手に妙な力が加わった。
    ふと目の前に筍の切れ端が差し出され、更に体が強張った。
    「ほら」
    食べろということか。理解して空いた手で筍を受け取ろうとするとついっと躱されてしまう。
    「鍾離様…」
    不可解な行動に名を呼べば、にこにこともう一度差し出される。同じことをしてもまた躱されるのが容易に想像できる。
    ということは。
    観念してそのまま噛り付く。
    筍の甘みと生の触感が口に広がる。驚くほど瑞々しく、植物独特のえぐみや土臭さもない。食に関心がないとはいえ、自然のままを好む魈としてはこの上なく美味に感じる。しかし比較的濃い味付けを好む鍾離の口には合うのだろうかと疑問が過る。
    「あの…」
    「口に合わなかったか」
    「いえ とても美味でした。その、我は味の良しあしはよくわかりませんが、美味であると…思います」
    そうかと嬉しそうに聞いていた鍾離が、魈のかじった残りの筍を口にしたので思わず非難の声を上げる。
    「ん 食べたかったのか」
    「そうではありません 我の食べ掛けを食すなど…」
    「そうか、もっと食べたかったのだな。すまない」
    違うとこれ以上否定したくとも最初の非難をいなされては続く言葉がない。
    しかし残りを食べさせるのかと思いきや、もう一切れを味見した時点で秀麗な眉が曇る。
    「ふむ。もう頃合いか。やはり難しいものだな」
    「鍾離様」
    てきぱきと残りの筍を水桶に入れると、なにやら茶色の粉を入れ調理場を粗方片付ける。
    外は次第に明るくなり始め、灯がなくとも目が慣れてきたこともあって家具が視界に浮かび上がるぐらいになってきた。
    「筍は本来下処理をしなくては食用に適さない植物だ。しかし採れたての筍だけは別で今のように剥いてすぐに食べることができる」
    濡れた手を手巾で拭くと魈の手にあった灯を受け取り火を消す。近くの机に灯を置くと、その手で魈の手をとり寝室へと向かう。
    突然に行動に抵抗を忘れていたが、いざ寝台に着いてはっとなった。
    「ご用件が終わりましたゆえ、我はこれで…」
    立ち去ろうにも手は掴まれたまま。
    「鍾離様」
    「筍一本」
    「はい」
    「どう調理しても一人で食すには多すぎる。せっかく盈月朝露の筍という貴重な筍を手に入れたのだからお前と一緒に堪能したい」
    「えいげ…」
    聞きなれない言葉に戸惑っているうちにぐいっと寝台に乗せられてしまった。
    そのまま有無を言わさず抱きすくめられ、肺一杯にくらくらするほどの鍾離が日常好んで使う霓裳花の香料の香りと彼自身が放つ色香が充満して気が遠くなりそうになる。
    「伊達や酔狂であのような条件を課したわけではない。あの条件で採った筍は格別な旨味を持つ。何より筍は採って半時も経てばえぐみが出て、生では食すのは困難になる。だがそのわずかな間にこそ食べられる贅沢な食し方を試したかった」
    説明しながらもごそごそと「抱き方」を整えていく。
    「残りは目覚めてから朝食にしよう。残ったら昼食…夕食…」
    くあっと大きな欠伸とともにちらりとかつての岩王帝君の名残が見えて、一瞬己が喰われるような錯覚を覚える。
    「帝君…」
    ついかつての呼び方が出る。
    呼びかけられた側は、おどおどと見上げてくる黄金色の瞳が殊の外愛らしく、また腕の中にあるほのかな温もりの心地よさに油断して本性が出そうになるのを堪えてぽんぽんと頭を撫でた。
    「降魔を終えたその足で来たのだろう 疲れが見える。それでなくとも俺の約束を果たすために満月の日には気を張っていたはずだ。せめてゆっくりと休むといい」
    仙人に休養など、まして鍾離のせいなどではと反論したいのは山々だったが、身動きも取れず、また事実降魔で疲弊していたし筍に振り回されて余計な気を使ったのも不敬ながら事実。
    耳元近くに響く心地よい声と体を包む絶大な信頼を寄せる主君の温もりには抗えず、やがて深い眠りへと落ちていった。

    朝どれの筍を食してみたいというのは確かにあった。
    しかし切望するほどでもないしその気になれば自分で採ればいいこと。
    本当に望んだのは目覚めとともにこの比類なき美しい顔が小さな寝息を立てている姿を見たかったのだと言ったらこの少年仙人はなんというだろうか。
    もう一度くあっと欠伸をすると、鍾離もまたゆっくりと目を閉じた。

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