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    せんべい

    チラシの裏に描くようならくがきを置いてます。
    せんべい(@senbei_gomai)

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    せんべい

    DONE翼を広げてる(人の姿のまま)お話。というお題をいただき書いた話です。鍾魈の二次創作小説です。沢山の捏造設定を含みます。矛盾点などあるかと思います。申し訳ありません。雰囲気で読んでいただけると助かります。お題、ありがとうございました!!
    はねる.






    「このような事態になり申し訳ございません。暫くこちらでお世話になります」
     そう言って魈は腰を折り曲げて深々と頭を下げた。それは対面する鍾離から背中が見えるほどの深さで、鍾離の視線は自然とその背中へ向かった。魈の装束は背中の、肩甲骨の間が菱形に布がなく、そこから露出した肌が見える。けれど今は魈の髪と同じ色の羽のようなものがその肌を隠す。鍾離はその根元を束の間観察した。
    「そのように頭を下げるな。そう畏まられては円滑に行くものも行かなくなる。このような事態ではあるが、要はただの共同生活だ、普段通りにしていれば良い」
    「は、はい」
     魈は緊張の面持ちで顔を上げた。まるでその魈の機微に呼応するかのように背中のハネもまた小さく折り畳まれ、じっと身を潜めていた。魈が上半身を起こしたことで見るものを失った鍾離はほんの一瞬視線を彷徨わせるが、すぐに気を取り直して魈の目に視線を定める。
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