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    干し②

    ※NSFR 成人向け内容を含みます。
    ※RPS

    SG/サンギフ
    客ザゲ/ユンピョン
    D.P./ジュノヨルジュノ
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    POIPOI 39

    干し②

    DONEジュノヨルジュノSS
    除隊後、ジュノの家で一緒に食事しながら、ジュノの父親の通夜に参加した時のことを回想するホヨル。左右表現なし。暗いです。
    ウェブアンソロ参加のために用意しているSSの途中に書き入れていた場面ですが、雰囲気が違いすぎるので分けました。タップで全文表示されます。
    ニューゲーム 鍋の底にある伸び切った麺をよけながら、赤く染まったトックやネギをつまみにソジュを煽る。ハン・ホヨルがアン・ジュノの家で食事をご馳走になるのはこれが初めてではなかった。最初はサムギョプサル、次はカルグクス。ジュノの母親が痩せ身のホヨルを心配して、二人の除隊後は頻繁に食事に誘ってくれた。断った後の悲しそうな反応が耐え難く、ホヨルは都合がつく時には簡単な手土産を持ってジュノの家の食卓に混ざるようになっていた。

     ジュノの家の居間には黒い額縁がかけられている。額にはジュノの父親の写真が収められていて、不満げにこちらを睨んでいた。彼は一年ほど前、飲み屋から帰る途中で川に落ちて、翌朝まで見つからずに川底で息を引き取った。ホヨルは自分以外の弔問客が帰った後も、通夜振る舞いのユッケジャンを匙でつつきながら残っていた。隣に腰掛けてきた喪服のジュノは、ホヨルにだけ聞こえるような小さな声でぽつりぽつりと言葉を溢した。
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    干し②

    PROGRESSDIVE(ユンピョンSS)
    最終話後の設定。ユン視点。ファピョンの家の近くの海に服を着たまま落ちて、無事陸に戻った(?)あとの場面から始まります。まだ特に何も起きてないです。途中です。
    DIVE 春の海はまだ冷たかった。水を吸った衣服に体温を奪われて、2人して歯をガチガチと鳴らしながらファピョンが暮らす古びた一軒家に向かった。
    「ユン、風呂入ってけよ」
    「はい。そうします。ありがとうございます」
     ファピョンが浴室から持ってきたタオルを受け取り、顔を埋める。少しだけ生きた心地が戻ってくる。
    「一緒に入る?」
    「えっ、え、い、一緒にって」
     まだ耳に水が入ったままだったかもしれない。ファピョンは何でもないような表情をしている。
    「嫌か。じゃあ先入れよ」
    「嫌じゃないれす」
     恥ずかしい、と思う間も無くファピョンはすでに白い背中を見せている。
     べちゃり。海水を吸った布の塊が古びた床板に落ちる。急いで首元のボタンに手をやるが指がもつれてうまくいかない。くく、とファピョンが喉奥で笑う。優しい手つきが伸びてきてボタンを外していった。母親に脱ぎ着を手伝ってもらっていた幼い頃を思い出す。ファピョンの首元から下腹に伝う雫を目で追う。白い肌に逆さまに刻まれた文字が痛ましくて思わず手をのばしてしまった。
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