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    chiroroya_dda

    成人済、腐です。
    支部で載せられない、とても短い文や文章になってないネタを乗せます。ネタなので、ほぼ文章になってません。ツイッターでは入りきらないネタを此処に乗せる予定です。

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    POIPOI 23

    chiroroya_dda

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    冬コミ中に書きました。ヒュンダイです。
    前にツイッターで呟いた、三日月の下で額をくっつけて挨拶するヒュンダイというのを、形にしてみました。が、疲労から頭が動かず、また無茶苦茶になりました。
    さらっと読んでください。

    ##ヒュダ

    挨拶ロン・ベルクの厳しい修行から解放された二人は、近くの井戸で顔を洗っていた。冷たい水が気持ちよく、疲れた身体をリフレッシュさせた。
    そして、ふと上を見上げると、三日月が夜空に現れていた。
    「うわあ、綺麗な三日月!」
    「そうだな。」
    歓声を上げるダイが指差す方角へ、ヒュンケルは視線を向ける。
    満月より明るくはないが、淡く夜空を照らす。その光は、昔の事を思い起こさせる。
    「ねえ、ヒュンケル。ちょっとこっち来て!」
    不意に腕を引っ張られ、我に返る。
    「なんだ?」
    「えっとね。ちょっと屈んで、じっとしてて欲しいんだ。」
    お願いと上目遣いに頼み込むダイに、強く言える筈もなく。
    ダイの視線に合わせるように屈む。すると、ダイは「ねえ、知ってる?」と囁き、ヒュンケルの広い額に自信の額をくっ付ける。
    「これ、モンスター同士でやる信愛の証。ヒュンケルは、知ってる?」

    ーこれは、信愛という意味だ。

    ダイの言葉に、かつて教えてくれた父の言葉が今甦る。

    「……ああ、よく知っている。」
    「知ってて良かった。ヒュンケルなら、もしかしてって思ったんだ。」
    ダイは、ほっと胸を撫で下ろす。
    「ダイもやってたのか?」
    「うん!じいちゃんとか、島の皆とやってたよ。ヒュンケルは、お父さんと?」
    「ああ。懐かしいな。」
    「本当だね。懐かしいや。」
    二人は寂しさを埋めるように、額を擦り合わせる。目と鼻の先ほどの距離で、お互いの目が合う。
    柔らかく絡んだ視線に、どちらからともなく笑った。
    「……三日月の日に結構やってたから、思い出しちゃった。」
    「寂しいか?」
    「寂しいけど、でも、今はヒュンケルが、皆が居るから、寂しくないや。ヒュンケルは?」
    「オレも同じだ。」
    「そっか。」
    えへへと甘えるように笑うダイに、ヒュンケルは目元を緩めた。
    甘い空気が流れる。そのまま、続くかに思われた。だが、唐突に終わりを迎える。
    それは、ダイは我に返ったかのように、急に慌てて離れたからだ。そして、その顔は心なしか、赤く染まっていた。
    「どうした?」
    「あ、いや、あー、その……。」
    ダイは視線を彷徨わせ、言い淀む。
    ダイ、名前を呼ぶと、ダイはヒュンケルに視線を合わせ照れ笑いをした。
    「至近距離でヒュンケルを見るのは初めてなんだけど、やっぱり格好いいな。」
    頬を赤らめ呟いたダイの言葉を聞いた瞬間、自分達があり得ない距離で接触していたことを今更ながら認識し、ヒュンケルは口元を押さえた。

    彼の耳は、赤くなっていた。


    ***

    中途半端に終わります。
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