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    chiroroya_dda

    成人済、腐です。
    支部で載せられない、とても短い文や文章になってないネタを乗せます。ネタなので、ほぼ文章になってません。ツイッターでは入りきらないネタを此処に乗せる予定です。

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    chiroroya_dda

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    2022年3月26日(土)開催 ダイダイジャンルオンリーWEBイベント「ロモそく」
    こちらの展示作品です。
    現パロ・バラダイです。

    以前Twitterで呟いた「ココアを飲む」ネタを書きました。
    序でに「飲んで火傷をする」を追加してみました。
    エロっぽく書いたので、R18とはいきませんが、R15ぐらいの描写は含まれています(当社比)。
    苦手な方は自衛してください。

    甘いビヤク(バラダイ編)*ダイ君はおうちではディーノと呼ばれている設定です。

    ________


    カップに粉を表記通りに入れる。そのカップに今し方沸いたお湯を入れ、スプーンで掻き混ぜて出来上がり。
    簡単に出来上がったココアは、美味しそうな香りが、鼻腔を擽る。思わず今飲みたくなったがここはグッと我慢し、出したものを片付け、使ったものを洗い食洗機の中に入れる。最後に液体の入ったマグカップ二つを手に取ると木製のトレーに乗せて、目的の書斎へ向かった。
    扉の前に着くと、一つ深呼吸。
    ノックを三回鳴らした。
    「父さん、入るよ。」
    声を掛けると、相手の返事を待たずに部屋に入る。すると、目的の人物は集中しているのか背中を向けたままだった。しかし、大きな背中は拒んではいないのを知っている。なので、軽い足取りで近付いた。
    そして、ダイが隣に立つ瞬間、相手は顔を上げ此方を見た。
    「どうした?」
    「休憩にこれ、飲まない?」
    こちらに視線が向いた事に上機嫌になりながら、トレーを見せる。相手はカップから立ち上がる香を微かに嗅ぎ、ああと納得した。
    「ココアか。」
    「うん。偶には、甘い物も良いって、ポップが言ってたよ。」
    「単に、今お前が飲みたいだけであろう。」
    「あ、バレた?」
    「バレバレだ。」
    ペロリと舌を出すと、相手はやれやれと肩を竦めた。そして、ダイからトレーごと引き取り、空いているスペースに置くとカップを一つ差し出された。
    「ありがとう。」
    ダイは素直にそれを受け取ると、早く飲みたい意識が勝ってしまい、冷まさないまま一口飲んでしまった。
    「アツっ、」
    「ディーノ!」
    「大丈夫、舌と顎火傷して、ヒリヒリしてるだけだから。」
    深刻な顔で心配する相手に、ひらひらと掌を振って大丈夫だとアピールする。
    「見せなさい。」
    「良いって。」
    「ディーノ、いや、ダイ」
    相手の迫力に圧倒され、ダイは渋々舌を出した。すると、相手は真剣な顔で観察する。
    う、恥ずかしいよ。早く終わって!
    相手の視線に、ダイは羞恥心から目を閉じた。
    「ふむ、赤くなってるな。」
    「ほうひひ(もういい)?」
    「顎も確かめんとな。」
    「ふえ!」
    もう見なくていい、そう言おうとしたが、その言葉は呑み込まえることになる。
    相手に唇を塞がれていたからだ。

    驚き目を丸くするダイの出されたままの舌を、難なく捕まえる。
    びくり、小さな肩が震える。
    バランは火傷をしたところを中心に撫でていく。
    沁みて痛いのか、ダイの身体は小刻みに震え、見る見るうちに大きな瞳に生理的な涙が溜まる。
    助けてほしいと、眼の前の相手に縋りつくと、ふと視線が合わさる。
    激情を孕んだ金色が、此方を見る。
    ダイの心臓が跳ね上がる。
    同時にこれ以上見ていられず、ダイは瞳を閉じる。涙が目尻から零れ落ちる。
    その涙を、バランの大きく節くれ立った指が拭い取り、細腰に腕を回される。
    そして、愛撫は顎へと移る。
    ヒリヒリする感覚と共に駆け上がる甘美に脳が麻痺し、酔い痴れる。
    否定と欲求が複雑に絡み合い、相手の胸元を握り締めるダイの手に力が加わる。
    絶えず漏れ出た喘ぐ息が喉を揺らす。
    煽情的な色香に誘われるように、相手の太い指が発達途中の太腿を擦り上げる。
    ゾワゾワと背中に甘い電流が押し寄せる。

    タスケテ。

    耐えきれず、目を開く。
    涙で濡れた瞳が、部屋の照明に照らされ、官能的に輝いた。

    此処で漸く、唇が離された。
    力が入らず、そのまま相手の頑丈な胸にしなだれ掛かる。途端に自由になる呼吸に、大きく息を吸い込んだ。
    「これで、少しは早く治るだろう。」
    今までの雰囲気が嘘のように、普段通りの態度に戻るバランに、ダイはバカと拳で叩いた。
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