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    kototo7777

    @kototo7777
    二次創作、小説、クロイン中心。短め、供養、没案、なんとなくこっそり置いておきたいという作品をアップしています。

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    kototo7777

    MAIKINGクロイン。翠風ルートED後、この先自分がどうすればいいか分からなくなっているイングリットの話。支援A+までは進んでいるけど、まだ仲間としての関係の2人。イングリットには恋愛感情なし。クロードは少し気になっている感じかも。ここから仲を深めていく2人というのを書きたいな~と妄想しているけど、続きが書けるかは分からない。
    手を取り合って(仮) 5年半にわたったフォドラの戦乱は同盟軍の勝利により終結した。アドラステア帝国の皇帝エーデルガルトは討たれ、王子や多くの有力諸侯を喪ったファーガス神聖王国は滅亡。古より暗躍してきた、闇に蠢くもの――アガルタの本拠地シャンバラの崩壊、蘇ったネメシスの打倒を経て、フォドラは新たな時代の幕開けを迎えつつあった。

     全ての戦いが終わり、ガルグ=マクでは同盟軍の最後になるであろう勝利の宴が行われていた。士官学校が開校されていた頃には舞踏会としても使用された大広間、食堂、庭園、あらゆる場所で惜しみなく酒や料理が振舞われ、皆、勝利の余韻に酔いしれていた。戦争が終結したからといって、これからの明るい未来が保障されているわけではない。家族や家や故郷を喪った者、貧困に苦しむ民達は大勢いるし、此度の同盟軍の勝利を良く思わない反乱分子も各地に燻っているだろう。「闇に蠢く者」の残党だって、いないとも限らない。この期に乗じ、成り上がろうとする諸侯達の様々な駆け引きも始まる事だろう。これらの問題を一つ一つ解決し、フォドラをまとめていくことは、相当な困難を極めるに違いない。
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    kototo7777

    DONEクロイン。支援Aプラスの後、互いの気持ちが通じ合うまでの話。
    とっくに両想いの状態なのに、互いにはっきり言えない、もじもじしている(?)感じ。
    クロードは本気の相手にいざ告白ってなった時は、意外と臆病になりがちなんじゃないかなあ。この続きも書くかも。
    通じ合う想い(クロイン支援Aプラスの後の2人) まだ戦争は終わっていないし、こちらが優勢になってきているとはいえ、まだまだ予断は許さない状況ではある。しかし、そんな状況にあっても……いや、そんな状況だからこそしっかりとした休息は必要だ。そして僅かばかりでも楽しむことも……許されるのではないだろうか。

     連れられてきたガルグ=マクからそう遠くない町の市場。戦時中ではあるが、そこはそれなりに人出もあり、まあまあの賑わいを見せていた。

    「おっ、珍しい薬草があるな」

     自分を連れ出したその男は興味深々といった表情で、露店に並べられている品々を見て回っている。

    「目当ての物は見つけられたのですか?クロード」

     イングリットの問いかけに、彼……クロードは「ああ」と彼女に顔を向ける。今、同盟軍は次の戦に備え、束の間の休息期間中だ。その貴重な時間をイングリットは彼と共にいる。
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    kototo7777

    MOURNINGクロイン。グロンダーズ会戦後、祝勝会の時の2人。関係としては両片思いの状態。もっと手直ししたり、もう少し色々書き加えたいと思っていたのですが長らく放置していたため供養。
    仲間だから 同盟、帝国、王国……三つ巴の戦いとなったグロンダーズ会戦。深い霧が立ち込める中、敵味方がはっきりと認識できない中でのその凄惨な戦いは同盟軍の勝利に終わった。ファーガスの王子ディミトリは帝国兵に討たれた。アドラステア皇帝エーデルガルトは退却し、帝国はメリセウス要塞の守りを固めつつある状態だった。

     会戦から数日後、ガルグ=マク大修道院の大広間では此度の戦の祝勝会が行われていた。討つことは叶わなかったものの皇帝自らが出陣してきた戦いで勝利を収めたことは大きい。まだ戦いは終わっていないという緊張感は持ちつつも、同盟の兵達はこの勝利の宴で、束の間の休息ともいえる時を過ごしていた。

    「盟主殿!ベレト殿!」

     祝勝会では当然、同盟軍の中心的立場である盟主のクロード、そして的確な指揮で同盟軍を勝利に導いたベレトの2人が兵士達から引っ張りだこの状態だった。2人も勿論兵士達を労うために忙しく大広間内を駆け回っていた。そして、ようやく乾杯の音頭からしばらく続いていた盛り上がりが落ち着いた頃、クロードは大広間を見渡して、ある人物の姿がないことに気付く。
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    kototo7777

    DONEクロイン。ED後パルミラ宮中で。捏造名前ありオリジナルキャラ視点(ナデルの姪で名前はナディア。イングリットの新米侍女兼護衛)のお話なのでご注意ください。クロードは本名表記。
    思い出(※捏造キャラ視点その2) 早朝……ようやく日が昇るかといった頃合いの時間、パルミラ王城内の訓練場では掛け声と共に槍を交わす音が響き渡っていた。

    「させません!」

     相手の攻撃をかわしたナディアは、体勢を立て直し反撃に出た。相手は渾身の一撃を放ってきたが、なんとか、かわすことが出来た。大きく隙が生まれているはずだった。勝てる、と確信する。

    「遅い!」
    「えっ!?」

     速さには自信があったのだが、相手の方が上手だった。あると思っていた隙が全くなく動揺したところを打ち込まれ、気づくと手にあったはずの槍が床に転がっていた。

    「このくらいにしておきましょう」

     ふーっと、息を吐き、目の前の女性は槍の構えを解いた。その女性をナディアは複雑な面持ちで見つめる。白い肌、ブロンドの髪、一見華奢にも見える、すらっとした体形。パルミラの子供向けの絵本によく出てくる異国のか弱いお姫様がまさに彼女のような外見をしていたように記憶している。だから、きっとこの女性もそうなのだろう、自分が守らねば……そう初対面の時は思ったのであるが。
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    kototo7777

    MOURNINGクロイン供養。支援CとBの間のクロードの思考。グリットちゃんは、ほぼ出ない。
    人を信用できていない頃のクロードは、どんなことでも疑ってかかっていたんじゃないかという話。(実際のところ、そこまでクロードは考えてなくて、もっと軽い気持ちでの会話かもしれませんが……)
    「もう少し柔らかくならないもんかねえ」

     ぷんすかと怒りながら去って行くイングリットの後ろ姿を見送りながらクロードは溜息をつく。彼女に説教を受けるのは何度目になるか。なんだって他学級の彼女にそこまで言われなきゃならないのか。突然現れたリーガン家の嫡子にして次期盟主。そんな自分に対し不振の目を向ける者、警戒する者は決して少なくない。しかし彼女は王国貴族だ。互いに直接的な利害はないように思えた。

    「何か目的があるってことか?調べてみるかね」

     王国貴族のガラテア家が自分を探る理由。主な貴族達の情報は頭に叩き込んでいるが、まだまだ自分が知らないことはたくさんあるだろう。きっとイングリットが自分に関わらなければならない理由があるはず……そう思った。利がないのに、わざわざ、あんな風に構ってくるなぞおかしいではないか、と。しかし、様々な伝手も使い調べたものの、特にこれといった有力情報は掴めなかった。
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